マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

ヨウ素って?

2011年03月13日 23時59分19秒 | 松見歯科診療所にようこそ
茨城県薬剤師会の薬事情報からの転載です。

元ページ

薬事情報

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この度の、原子力施設事故では、ヨウ素剤について多数のご質問が寄せられました。ヨウ素剤については、すでに、動燃アスファルト固化処理施設事故の時に、会報48号(97年4月)薬事情報だより(P7)に掲載いたしましたが、一部改編し再度お知らせいたします。            
薬事情報室

Q:原子力施設での臨界事故があった場合、どうしてヨウ素剤を服用するのか
A:先月、東海村の原子力施設において臨界事故が発生し問題となったが、臨界事故が発生した場合、ヨウ素、キセノン、クリプトン等、種々の放射性物質が放出されると言われている。この中で、放射性ヨウ素(131I)は、放出される割合の最も高い放射性物質であり、施設を破壊してしまうほどの事故の場合、気化して大気中に広範囲に拡散しやすい上、呼吸や飲食により体内に吸収されやすいため、内部被曝を起こす物質として特に注目されている。しかし、今回の事故では施設が破壊されなかったことや、ウランの量が少なかったことなどから、放射性ヨウ素は発生したが大気中に放出されたのは極僅かであった。10月5日にJCO周辺の雑草から131Iが最大0.037Bq/g検出されたが、これを食べると仮定しても実効線量当量は0.00036mSv(0.036ミリレム)となり、人の年間線量限度1mSvの約3000分の1ほどであった。

 本来、ヨウ素は、甲状腺ホルモンの構成成分として生体に必須の微量元素であり、体内には約25mgが存在する。また、海草に多く含まれ、1日の摂取量は成人で約1.5mgとされている。一方、甲状腺は、ヨウ素を取り込み蓄積するという機能があるため、原子力施設の事故で環境中に放出された131Iが体内に吸収されると、甲状腺で即座に甲状腺ホルモンに合成され、甲状腺組織の中で放射能を放出し続ける。その結果、放射能による甲状腺障害が起こり、晩発性の障害として甲状腺腫や甲状腺機能低下症を引き起こすとされている。

 これらの障害を防ぐためには、被曝する前に放射能をもたないヨウ素を服用し、甲状腺をヨウ素で飽和しておく必要がある。こうすることにより、131Iにより内部被爆しても甲状腺には取り込まれず予防的効果が期待できる。その際、ヨウ素剤の効果は投与する時期に大きく依存するとされており、表に示すとおり被曝直前に摂取した時に効果が最大で、時間が経過するとその効果は薄くなる。

100mgのKIを投与したときの131I摂取防止率
投与時期 131I摂取防止率
被曝24時間前投与 約70%
被曝12時間前投与 約90%
被曝直前投与 約97%
被曝3時間後 約50%
被曝6時間後 防止できない

 また、ヨウ素の吸収は、食後で30分後、空腹時で5分後から始まるとされ、一旦甲状腺ホルモンに取り込まれ有機化されると、体内に長期間貯留するため、放射性ヨウ素に被爆する前に、ヨウ素剤を服用することが重要である。
 予防投与量としては、1日1回服用し成人でヨウ化カリウム130mg(ヨウ素として100mg)、1歳以下の乳幼児でヨウ化カリウム65mg(ヨウ素として50mg)とされ、服用期間としては、事故の影響度にもよるが、3~7日程度と考えられる。なお、ヨウ化カリウムの入手が困難である場合は、市販のルゴール液(ヨウ化カリウムとヨードを2対1の割合で水に溶かしたもの)や、ヨウ素レシチン、または、試薬のヨウ化カリウム等を使うことも可能である。
 ヨウ素の副作用としては、甲状腺障害(腺腫、機能失調)、ヨウ素アレルギー(発熱、関節痛、蕁麻疹等)、耳下腺炎等の報告があるが、一般には1回130mgのヨウ化カリウムの経口投与では、たいした副作用は発生しないとされている。しかし、食物からの摂取量が通常1日1.5mgであることからすると、被曝線量が5レム以下の場合は使用しないほうが良いとされ、逆に50レム以上の場合は積極的に使用することが望まれている。
 現在、茨城県では、下記自治体施設や保健所に、夜間人口の1日分(244,000人×2錠)と、原子力医療センターに6日分のヨウ化カリウム錠を分散配置している。

保管場所 保管数量(50mg錠)
東海村役場 64,000
ひたちなか市生涯保健センター 120,000
ひたちなか保健所 10,000
日立市南部支所防災倉庫 60,000
日立保健所 104,000
常陸太田保健サービスセンター 24,000
那珂町役場 24,000
大洗町消防本部防災倉庫 42,000
水戸市常澄保健センター 12,000
鉾田保健所 18,000
茨城町役場(薬品室) 10,000
小 計 488,000
原子力医療センター(国立水戸病院内) 2,928,000
合 計 3,416,000

[参考]
1) 学術 放射能汚染 ヨウ素を:高橋保志、道薬誌3 (6) 11 (1986)
2) 放射能とヨウ素:ドラッグビュー(山口県 薬) (23) 6 (1986)
3) チェルノブイリ被曝のヨード剤による予防:石井淳、日本医事新報№3496 136 (1991)
4) 原子力事故緊急時医療活動マニュアル(その5):菅野商会医薬品情報 (17) 42 (1988)
5) 原子力事故緊急時医療活動マニュアル(その6):菅野商会医薬品情報 (20) 57 (1988)


(以上は、ミクシィのマイミクさんの中今呑さんの日記からの転転載です。)





マクロビオティック的には、海藻などからのヨウ素を摂ることおすすめしますが、その根拠を求める方も多いと思いますので、大いに参考になるのではと思います。

補足するならば、海藻からのヨウ素+玄米、味噌・醤油などの発酵食品がお勧めです。

特に、今回被災なさった地域(震度3以上)、福島に近隣する地域の方は、放射能の危険性が心配ですので、ご参考になさってください。

ただし、現病歴として甲状腺機能の障害等がある場合は、医師に相談してくださいね。

また、明日は雨が降るところもあるようなので、できるだけ雨に当たらないように気をつけてください。

政府の発表の信ぴょう性がどれほどか、<?>でもありますし、
だからと言って、恐怖感をあおるわけでもありませんので、
ご自身での判断でお願いしたいと思いますが、
食を整えておくことに、異論はないのではと思いますので、
特に、関東圏にいらっしゃる方にはお伝えしたいことなのです。

ココロより出ず、願わくばココロに帰らんことを。

と、思います。

そして、場所を問わず節電を。













原発 チェルノブイリ 放射能 被爆 生体実験 電気 エネルギー 汚染 
 



携帯電話の連絡について。

2011年03月13日 19時30分26秒 | 庵主の日記
今回、地震に遭ってひとつ思いました。

横浜にいたのだけれど、地震が続く中、関東圏にいる同士ではなかなか電話もメールもつながらないんだけれど、香川からの連絡は全く支障なくつながったんです。横浜からも香川にはつながりました。

だから、もしもの時に備えて、遠くの友人の携帯を利用させていただいて音信を取るのがいいなって思いました。

たとえば、四国で何か災害があった時、私と主人が四国の中で離れていて連絡を取りたい場合、
きっと携帯はパンク状態に陥るので、東京の友人の携帯番号を夫婦で登録しておいて
友人に私は大丈夫って連絡を入れて、主人が連絡を入れたら私の伝言を伝えてもらうという方法です。


また、こんなサイトもあるそうです。

消息・確認サイト
http://goo.gl/rlR07


「何かあってメールも電話もつながらなかったら携帯で上記の方法でアクセスしてほしい。登録しておいてほしい。」など家族や大切な方でルールを決めておくといいと思いませんか。














携帯 モバイル 緊急連絡 音信不通 備え 非常時 通信不能 パニック 連絡 安心 




たまさん、何処かで困ってない!?

2011年03月13日 18時59分17秒 | 庵主の日記
10日から横浜、東京、千葉と4泊5日の予定で出かけていたのですが、
11日に横浜で生まれて初めて体験する大きな地震にあいました。

揺れは、断続的に続き収まることなく不安でいっぱいだった時に
横浜の新百合ヶ丘で料理教室をしているTOMOちゃんがくれたメールです。

ご自宅がこんなことになっている最中にくださったメールです。

涙が出ました。

ありがとう。

その後、次々とメールを頂きました。
地震に遭われた関東の方からも頂きました。

たしか、たまさん東京に来てるよね?って。

本当に本当に、うれしかったです。



気にかけていただいていることを知るって、
元気や勇気がいっぱい湧いてくることなんですね。


もっと、家族や、友人や、生徒さんや、見ず知らずの人にもココロを傾けて
気にかけるようにしようって思いました。



今回激震のまっただ中でいらっしゃる皆さんに、何かできることはないか
皆で考えましょう。
そして、できることをやりましょう。
もちろん、おせっかいや押し売りにならないように考えて。


てんつくマンからの提案を紹介しますね。
みんなが動けば、何かが変わると思うんです。
















動けば変わる 命 東北地方太平洋沖地震 できること 

こども力、お母さん力、おとこ力、家族力!夫力♪

2011年03月13日 18時13分43秒 | 庵主の日記
動物たちが、本能で災害を予知する話はよく聞きますが
私たち大人が失ってしまったたくさんの本能も
ピュアな子どもはしっかり持っているようです。

今回の震災で何人かの子どもが事前に原因不明の体調不良を訴えていました。
青葉台の教室を主催してくださっているみか先生の娘さんも
前日、わけもわからず急におなかが痛くなり、学校を早退し、震災の当日、もう元気になっていたのですが、大事を取って学校を休んでいました。
そうしたら大きな揺れがきました。

いえ、そんなことがまわりに立て続けにあって、びっくりしているのは私です。
偶然にしてはあまりにも事例がおおくて。

でも、きっとピュアな感性を持っているこどもは、何らかの違和感を感じたのではないかなって思います。

11日は、関東の交通機関がマヒしてしまい
本当ならば新宿のホテルに帰ることになっていたのですが、とても無理。
前日泊った青葉台のホテルも満室とのことで、結局、みか先生のお宅に泊めていただきました。

帰れずに泊めていただいたのが私以外にお二人いらして、女4人と中学生の息子さんと小学生の娘さんで不安な夜を過ごしたのですが、娘さんは学校を休んでいたのも、きっとお母さんの傍が安全な場所とわかっていたのかな?って思うのだけれど、
その夜も遅くまでTVの地震ニュースを見ていた私たちの傍から離れずに、ダイニングに布団を敷いて寝ていました。こどももすごいけど、お母さんの存在も大きいんですね。

泊めていただいた私たちとは反対に、みか先生のご主人は都内から帰ってこれず、帰宅されたのは翌朝、7時過ぎ。
ご主人が帰ってきた途端に、その場の空気が安堵に変わりました。すごい!ご主人は決してマッチョな人ではないのですよ!!

そして、本日昼過ぎに高松に帰宅。
息子が改札まで迎えに来てくれて荷物を持ってくれ「大変やったな」ってぼそっと言葉をかけてくれて、背ばかり高くなってもまだまだ子どもって思ってましたが、頼ってる私がそこにいました。

車で待っていてくれた主人も、地震アレルギーの私の顔を覗き込んで「お疲れさん」と一言。
ホッとしてなんだかどうでもいいことまでいっぱいしゃべっている私は、
年甲斐もなく恋愛中のときと変わらぬ恋する乙女でした(笑)

人間の存在って素晴らしいですね。

大変なことがあったとき、一番力になるのは
お金でも物でもないんだなって思いました。
もちろん生きていくためには、食べるものや飲むもの、着るものなど生活必需品は欠かせないかもしれないけれど、年を重ねるごとにその能力のカタチは変わるかもしれないけれど
でも確かに存在する人の力です。

イノチの力ですね。

一人でも多くのイノチが助かりますように、ココロから祈りたいと思います。



















鶯のお出迎え。

2011年03月13日 15時01分26秒 | 庵主の日記
ただいま~。
朝8時過ぎにホテルを飛び出して、新幹線で高松に帰ってきました。

主人と息子が駅まで迎えに来てくれて、
「たいへんやったなぁ」ってねぎらってくれましたが、
私は、ただ、怖い経験をしただけで
わけのわからない力で動いた大地の揺れにたしかに恐怖しましたが、
遊園地でジェットコースターに乗ったと思えたならば、それくらいの怖さを経験したくらいのものです。
被災地の方の事を考えると、それくらいちっぽけな恐怖体験なのだと思います。

それでも、昨夜の一人のホテル、12階の揺れは、心細かったです。

友人や、母や姉が遅くまで何度も携帯を鳴らしてくれて、
声を聞かせてくれたので、なんとか夜を過ごせました。

そして朝早くから、母から、姉から、帰宅の催促電話があり「こんなに心配してくれるんだ!」って家族に感謝しながら帰ってきました。

家について庭の窓を開けてパソコンを開くと、庭に響く鶯の声。
ことし初めての声だけれど、それはそれは上手に鳴きました。
先週末、白梅の花が咲いているのを見つけて、喜んでいたのですが、
梅に鶯。
どなたもそうでしょうが、やっぱり我が家が最高ですね。

ご心配くださったみなさま、本当にありがとうございました。
被災地から離れている我が家ですが、だからよかったということではなく、
しっかり同じ日本の、日本人として、被災された皆さんの何かのお役に立てるように
できることをしっかりやっていきたいと思います。

関東の皆さんも、ご自分のお家の中が大変だったりしているのに
出張先で困ってない?とか
心細くない?とか
お声をかけてくださって、涙が出そうになりました。
感謝の言葉しか見つからないのがもどかしいくらい、感謝しました。
わたしも、そんなことができる人になりたいと思いました。

ありがとうございます。

何かあったら、我が家に来てください。
いつでもウエルカムです。