27日、「ミツバチからのメッセージ」DVD上映会&トークライブ&オーガニックマルシェを開催いたしました。
来て下さった方、本当にありがとうございました。
「ミツバチからのメッセージ」ご覧頂いていかがでしたか?
ネオニコチノイドという農薬がどういうもので、どんな影響があるのかということをご理解いただけたでしょうか?
農薬は、戦後に使われたDDTなど次から次に新しいものが開発されて使用されてきました。
ネオニコチノイドは1990年頃から使われだしたものだそうです。
使用量の増加に伴い今回のミツバチの大量死を招いていることを見れば、素人考えでも相関性があるのではないかとの嫌疑を持ってしまいますよね。
映画「未来の食卓」での冒頭に、素敵な田園風景の中で危険にさらされている農業者の姿を観たとき、畑の真ん中にいることは、決して自然豊かな環境の中にいるということではないということに気が付きびっくりしてしまったのですが、確かに日本の農薬漬けの畑の真ん中にいれば、きっと病気になってしまうよって、これは確信に近い悲しい納得をしたんです。
こどもの未来を考えるとき、本当にこれでいいの?
これが私たち大人のすべきこと?
と、立ちすくんでしまいました。
今回の「ミツバチからのメッセージ」のDVDは、そんな時に私のところに飛び込んできた
最新のニュースでした。
昨年の11月に千葉で開催された「未来の食卓」の上映会で基調講演のお役目をいただいたその日にに、オーガニックジャーナリストの吉度日央理さんから「たまさん、これを広めてほしい」と託されたのが出来上がったばかりの「ミツバチからのメッセージ」のDVDだったのです。
家で主人と観て、これは何とかしなくては!と思ったのです。
そうして、会場を決めることや、チケットの販売、上映会の内容などあちらこちら奔走して、昨日に至りました。本当はもっとたくさんの方に来ていただけるように頑張らなくてはいけなかったのですが、力及ばず、100人くらいでしょうか?
でも、スタッフ一同、がんばったんですよ~。
そして、たくさんの方に支えられました。
2月に結婚して退職した、元受付の江美ちゃん、讃岐夢COMのメンバー、四国学園ジャンべチーム
の皆さん、オーガニックマーケットに出店してくださった20ブースの皆さん。
本当に、ありがとうございました。
おかげさまで無事、開催することができました。
DVDの上映会の後は、
竹下和男先生の基調講演でした。
アンケートでもみなさんが口を揃えて「とてもよかった」と書いてくださいました。
竹下先生は、院長の同級生でもあり、患者さんでもあります。
地元滝の宮小学校、国分寺中学校と、給食に生徒の自作弁当の日を作り、家庭科や他の授業でも弁当を作るための食材の知識や買い物の仕方、調理の仕方などなどを一から教えるという、ユニークな教育を実施してこられました。著書「弁当の日がやってきた」は全国の方が読まれて、一躍有名になられました。その後次々と著書を出版なさり、定年退職後、全国からの依頼で講演活動をなさっておられます。
今回は、45分という短い時間での講演でしたが、見事に、会場の皆さんを泣かせて下さいました。
ワタシも、司会席に隠れて、ハンカチ濡らしました。
ある方が、こんな先生が香川にいるなんて知らなかったっておっしゃられたのですが、そうなんです、こんなに全国から注目されているのに、香川ではあまり知られていません。
香川らしいといえば香川らしいのですが(><)
おかげさまで、今回のイベントをぐっとグレードアップしてくださいました。
竹下先生、ありがとうございました。
当院でも先生の著書を販売いたしておりますので、お求めくださいませ。
基調講演の次はトークライブでした。
今回のイベントで一番画期的だったのは、ネオニコチノイドという農薬が危険だということのメッセージを伝えるためのDVD上映会だったのですが、なんとJA香川の宮武会長自らがパネラーとなって出演してくださったことでした。
JAでは、ネオニコチノイド系の農薬を販売しています。
それでも、未来の香川の農業の模索として新たな分野の開拓も必要と、会場の提供もいただき、感謝です。
さらに、埼玉からミツバチからのメッセージDVDを作られた御園孝さんが遠路出演してくださいました。
御園さんは土曜日の11時前に高松に到着され、私は、ラッキーなことに昨日の午後まで三日間ご一緒させていただいたのですが、本当に引き出しをたくさん持っておられて、お話が楽しくてすごくて素晴らしくて、尽きることのない内容にすっかり引き込まれてしまいました。
御園さんだけで講演会をしたいと思いました。
今回は短い時間で、皆さんには、10分に満たないお話しかお聞きいただけませんでしたが、また、何処かでご招待できればと思います。
実は、第2弾のDVDも作る予定だそうで、是非、また上映会をしたいと思いますので、みなさん、楽しみになさっていてくださいませ。
そして、流通、販売の代表として、コープ自然派事業連合理事長の大川さんにもご参加いただきました。消費者と営農者とのパイプ役としての現状や今後のあり方などをお話くださいました。
女性としての視点からも、とても共感できるお話をいただきましたし、子どもの未来をよりよいものにしなくてはいけないことをお話くださいました。
営農者からは、地元の植村農園の植村隆昭さんにもご参加いただきました。
有機無農薬のアスパラ栽培を長年してこられて、まだまだ消費者ニーズが安いものを選択する中、経営が圧迫され、有機無農薬栽培を断念。次なる挑戦に模索中の植村さんが、安全な食物のニーズと実態についてお話くださいました。
安全を求める消費者は、安全を確保するための費用も支払わなくてはいけないということを学んでいただけたなら、うれしいことです。良いものを作ってもらうための応援をしていきたいとおもいました。
竹下先生にも、教育現場での食のあり方についてお話頂きました。
ここでも、なるほどって思うお話がいっぱいで、つたない進行をかなりフォローしていただきました。
当院院長からは、子どもの成長が危ぶまれている実態をお話させていただきました。
農薬、営農 流通、販売、消費者、食事、食育、子どもの未来をつなげるのは大変でしたが、
うまくまとまったでしょうか?
45分という時間でしたので、本当にいろいろなお話を深く引き出すことはできませんでしたが、
各界の先頭にいるパネラーの方のお話は、やはり有意義なものでした。
JA香川の宮武会長には、香川を有機農業県としてのモデル事業を展開していただけるように今後も引き続きアプローチしていきたいと思います。
オーガニックKブランドができたら、素敵だと思いませんか?
3時間のイベントはあっという間に終わってしまいました。
アンケート用紙を配布しておりましたが、回収があまりうまくできませんでした。
次回への反省としたいです。
わずかですが、お答え頂いた方からは、率直な意見をたくさん頂きました。
大いに参考にさせていただきます。
また、とてもよかったと評してくださったかたが多くて、少し安心いたしました。
DVDに関しては、農薬批判となっていることに偏りを感じるとのご意見もいただきました。
賛否両論あってこそ、今回のイベントの開催意味があると思います。
皆が「子どもの未来への提言」という同じ目的に向かって、様々な意見を交わし、一歩づつ進んでいければうれしいです。
さて、「ミツバチからのメッセージ」アフターイベントとして、当院併設施設<食養塾 無何有庵>にていくつかのDVDミニ上映会を開催したいと思います。
子どもの未来を真剣に考えてくださり、動いて下さるコアとなる方と夢を語りたいと思います。
4月に開催予定です。
また、後日ご案内申し上げます。
イベントを通しましてお世話になりました多くの皆様に心より感謝申し上げます。
チケットカンパ頂きました、多くの歯医者さんにも感謝申し上げます。
また、スタッフとして準備、片づけに応援くださった皆様にもありがたくお礼申しあげます。
出店してくださった香川の元気印の皆さまにも、ジャンべの皆さまにも、本当に本当に、ありがとうございました。
これは、打ち上げで~す。
手伝っていただいた上に、会費制ですみません
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また、植村さん、大川さん、お礼をカンパくださいましてありがとうございます。
東北、関東大震災の義援金として、てんつくマンを通して寄付をさせていただきます。
ありがとうございました。
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