お菓子時々パン日記

LAで製菓学校を卒業後、オランダ、ロンドン等を経て今は名古屋在住です。
私の作るお菓子やパン、その他色々の日記です。

BK171 ~14日目~  ウエディングケーキ仕上げ

2006年05月19日 | CSCA

 今日の授業は

・Final Practical Exam-Wedding Cake

でした。

まあ、この一週間ずっとそうだった訳ですが、今日はついにPresentationです。クラスは朝6時からなのですが、今日だけは30分早く来て作業していてもいいと言われたので5時半に到着しました。Presentation も9時の予定だったのを30分ずらしてくれて9時半に。

ウエディングケーキのデザインにはクラスの課題としての決まりがあって、

・ケーキサイズは6.10.14インチの3段重ね(積み重ね方はどうでもいい)
・Cornelli Laceを使う
・Filigree LaceをCornelli Laceの周りに使う
・Swiss Dots を使う
・花や葉は出来る限り本物に近いものをフォンダンで作る
・ケーキの一番上にはPastillage で作ったTopperをのせる

などなどを満たしていないと点がもらえません。私が作りたいとイメージしていたケーキはこれらの条件を満たしていなかったのでしょうがなく変更しました。

まずはロイヤルアイシングを作り、昨日重ねておいたケーキの側面全体にSwiss Dotsを。

トリプルドッツにしてみました。それから、ロイヤルアイシングを接着剤にしてパールとPastillageのリボンを飾りました。

これに、どんどん作っておいた花や葉を刺し込んでいって、出来上がり。竹串をぐいっと差し込んで穴を作ったところに刺していきます。

作ってる途中から、みんなにゴージャス!ビューティフル!と言ってもらえて嬉しかったです。終わったあとには、もうなんていうか達成感で一杯に。あ、Cornelli Laceはどうしても好きになれなかったので、こんなとこに隠すようにつけてみました。Chef にも隠していいのか(笑)確認済みです。縁取ってる角度のついたのがFilligree Laceというものです。どちらもロイヤルアイシングです。

これだと分かりにくいかな~。アップしたのがこちらです。

Chef の採点中はカフェでお茶してたんですけど、戻ってきたら「Cornelli Laceが見つからなくて、ケーキの周り3回も回っちゃったわよ~」って言われちゃいました。

Portfolioはこんな感じに仕上げました。

みんなのケーキを見て周るのもとっても楽しかったです。たくさん撮ってきてあるんですけど、いくつかご紹介。

これ、私が一番好きだったデザインです。可愛い。Topperのバスケットもお花があふれてて素敵です。

自分の作ったケーキももちろん気に入ってるし満足してるんですけど、学校の課題にあわせて作ったので、イマイチ私の趣味とちょっと違うというか。ゴージャスなのより可愛らしいのが好きなのです。

これも、色合いやデザインとっても可愛いですよね~。

白黒のリボンが大胆なデザインです。これを作ったのは、もう60歳前後であろうおば様。感覚がお若いです。

これは海がテーマということで、貝がたくさん飾ってあります

パウダーカラーをアルコールで溶いて、フォンダンの上から色をつけたそうです。ボタンとかついてて面白い。

ちょっと暗くて見えにくいのですが、Topper は竹を斜めに切って花器にみたててあります。Chefに、モダンなデザインで素晴らしいってとても褒められてました。

これは桜ですね~。木の幹をはわしてあるのが面白いです。

結婚式にふさわしい漢字をFiligree Laceに使いたいから教えてって言われて、幸とか愛とか教えてあげた人のものです。やっぱ愛は難しいですよね。

正統派って感じです。ハート形のTopper が落下して割れちゃったんですけど、ちゃんと予備が用意してあってさすがでした(いつも準備万端な子なのです)。

こういう風にレースにするのも可愛らしいですね。アジサイの色も綺麗。

このケーキはTopperが素晴らしかったです。アップの写真を何故か撮るのを忘れてしまったのでこれだとよく分からないかも知れないのですが、かなり細く誰よりも複雑なデザインなのに綺麗に仕上がってました。

この人だけが、ケーキ全体に色づけしてありました。私も最初は全体的に淡いピンクにしようかと思ってたんですけど、フォンダンにカラーを混ぜ込むのは重労働だからかなりチャレンジングだとChef に言われて諦めたのです。これは、混ぜ込むのではなくカバーしたあとにエアブラシでカラーを吹き付けたのだとか。

みんなでケーキを鑑賞しあって、お互いの苦労をねぎらったり、今夜からはたっぷり眠れるね~と言い合ったり、なんだか今までになくクラスに一体感があっていい感じでした。Chef が総評をしてくれてる時に、こんなに真剣に頑張ったクラスは初めてだわ、とうるうるしてくれちゃったりもして。

でもとにかく終わってほっとした~。ケーキ、頑張ってこわれないように持ち帰ってきたけど、どうやって保管しようかなあ。


BK171 ~13日目~  フォンダンカバー

2006年05月18日 | CSCA

今日の授業は

・Covering Styrofoam with Rolled Fondant

でした。

入学してから今までで一番体力を使った授業でした・・・。今回作っているウエディングケーキは飾りの練習なので、中身は本物ではなくて発泡スチロールを使います。丸いケーキ型になってる6、10、14インチの3つの発砲スチロールをフォンダン(花を作っているのと同じもの)でカバーしました。カバーなんてすぐ終わるだろうから、その後はケーキのてっぺんに乗せる飾り(Pastillage で先日作ったものを組み立てて作ります。あとでまた作り直したものをずっと乾かしてました。)を作ろうと思っていたのに、そんな時間は全然なし。

フォンダンは、使う前にまず練って柔らかくしてから作業に入ります。花や葉を作っているときは一度にほんの少ししか使わないので すぐに柔らかく作業しやすくなってたんですけど、まず一番大きい14インチのケーキをカバーするのは最低でも6パウンド(約2.7キロ)は使いなさいと言われました。一度に全部こねるのは大変なのでいくつかに分けて練ったんですけど、かなり力が要ります。ゆっくりしてると、乾いてきちゃうし。背が低めの私は普通に立ってるだけだと力が入らないので、台に乗って体重をかけてぐいぐい練りました。6パウンド全部柔らかくなる頃には、汗びっしょり。それをローラーで薄く伸ばします。で、発砲スチロールをカバーするんですけど、これがまた皺ができないようにきれいに覆うのがなかなか難しい。すぐにフォンダン自体の重みで裂け目ができちゃうんですよね・・・。一番大きいケーキはChef が手伝ってくれたのでどうにかできて、中くらいの大きさのも一回やりなおして2度目にどうにか成功。何故か一番簡単そうな6インチのものがカバーできなくて。5回くらいやり直してしょうがないのでChef に泣きついた(うん、ほとんど泣きそうでした・・)ら、フォンダンが乾き気味だからショートニングをちょっと足して練り直して御覧なさいって言われたのでその通りに。でも出来ないんですよ・・・。9回目に失敗してまたChefに泣きついたんですけど、もうこれはフォンダンの状態がよくないから、ちょっとだけ残ってる新しいこのフォンダンをあげるからこれで試してみなさいと言われ、そうしたらついに成功。もう汗だくで顔も真っ赤でした。いろんな人に、顔真っ赤だからもうちょっと休憩しなさいって言われちゃった。

でも、そんなに苦労せずにちゃんと自分でカバーできてる人もいて、なんで私ったらこんなことも出来ないのかとちょっとだけ落ち込んでたんですけど。どうもあまりにも出来ない人が多かったので、不審に思ったChef がフォンダンの製造番号をチェックしたところ、ある同じロットのものを持っていた人だけ(私も)が苦労していたことが分かったそうです。ちゃんと出来てた人のフォンダンをそうじゃないものを比べたところ、明らかに伸びのよさが違ったそう。仕入先にも連絡してチェックしてくれたみたいなんですけど、翌日の話では、多分そのロットのものだけ入れ忘れた原料があったのだろう、と。ひどいわ~・・・。花や葉を作ってる時には、少量ずつしか使わないのでそれほど違いが出なかったのだろう、と。

そんなこんなで疲れ果て、フォンダンでカバーしたあとは、それぞれをロイヤルアイシングを接着剤にして3段に組み立てるところまでしか出来ませんでした。

もう写真撮る余裕とか全然なし。みんなで、いいエクササイズになったから今日はジムに行く必要は全くないわね~とか言い合ってました。家に帰ってきて体重測って見たら、朝よりも1キロ以上減ってた。一瞬かなり嬉しかったんですけど(笑)、麦茶をたくさん飲んだらすぐに戻っちゃいました。まあ、汗かいて減っただけですしね・・・。

帰ってきてからは、今日学校で作業するつもりだったPastillage の組み立てなど。Pastillage っていうのが、またすっごく乾きやすいので作業が大変で。フォンダンだったらそれほどでもないので形作るときに定規で大きさを揃えたりなどする時間もあるんですけど、Pastillage はほんとにすぐ乾いちゃうのでそんなことしてる余裕はありません。手早く伸ばしたら即効切って成型しないと、しわができちゃうのです。私はリボンを作りたかったのですが、太さや長さを目分量で揃えるのがなかなか難しかったです。Chef にリボンが作りたいって言ったときに、それはチャレンジングね~、でもきっと大丈夫だからやってごらんなさいって言われたんです。学校で先週作ったものがきちんと組み立つ自信がなかったので、家でこんなのをいくつも作って乾かしてました。

組み立ては、アイソモルトという熱しても色がつかない砂糖をカラメル状にして接着剤にします。熱々のうちに作業しないとすぐ固くなっちゃうのでこれまた大変。キッチンで汗だくになって作業してました。出来上がりはこんな。

ちょっと思ってたのと違う仕上がりなんですけど(もっと背が高く、リボンの輪っかも数多くなるはずだった)、とりあえず形になったので、ほっ。固く乾いちゃってるので、形がぴったりあわないと組み立てられないんですよねえ。奥のほうのは、ケーキに飾るパールです。これはフォンダンをひたすらまるめたもの。両方ともパールのパウダーカラーで色づけしました。

作業のあとは、金曜提出のノートの仕上げと、Portfolioを。徹夜も覚悟だったんですけど、そこまでは時間もかからずに4時間くらいは眠れたかな?


BK171 ~12日目~  シュガーペーストフラワー

2006年05月17日 | CSCA

今日の授業は

・Piping Practical
・Wire/Floral Tape together bouquet

でした。

パイピングは今日も昨日と同じです。Cornelli Lace は口金を使わずに自分でコルネを作って練習しなさいということで、かなり細く絞り出しました。もうCornelli Laceの練習には飽きました・・・。Happy Birthday などは、ケーキやプレートに書くことを考えて、小さく書く練習をしなさいとのことでたくさん書きました。Congratulations が長いので小さく書くのが難しかったです。

そして、昨日の続きで花にフラワーテープを巻いたり小さなブーケにしたりなど。

もうね~、昨日疲れて果てていたのになかなか寝付けなくて、でも3時に起きてワインの勉強していたので、授業にはなかなか身が入らず。体中に疲れが残ってる感じでした。今日の作業がひたすらフラワーテープ巻きでよかったです。あんま考えないで出来るし。

ワインのテストはマークシートじゃなくて記述式でした。フラワーテープ巻きながらぶつぶつワイン名をつぶやいたり直前までノートを見返していた甲斐あって、無事終了。その場ですぐ採点してくれて、総合成績もくれたんですけどAでした~。ふぅ。とりあえず一山越したって感じです。

家に帰ってきてからは、ケーキ用のパールを作ったり金曜提出期限のクラスノートをまとめたりなど。それから、BK171ではFinal Written Exam の代わりにWedding Cake Portfolioというものを提出しないといけないので、それに取り掛かりました。Portfolioの内容は自分でケーキショップを経営してると想定して、Wedding Cake をオーダーしたいお客さんに見せる説明書のようなものです。Wedding に相応しいNiceな装丁で、しかもProfessionalに綺麗にTypeしてあるものという指定です。項目は、Mission Statement/Philosophy, Detail Menu Descriptions, Pricing Structure, Diagrams of Cake shapes, などなどたくさん。すべて網羅してきちんと出来てれば100点です。日本語でも大変そうなのに、当たり前ですが英語で書かないといけないし、これも大きなストレスの一因でした。もっと早めに始めたかったんですけどワインの勉強があって取り掛かれなかったし。


BK171 ~11日目~  シュガーペーストフラワー

2006年05月16日 | CSCA

今週はテストや宿題やイベントお手伝いでいっぱいいっぱいなので、しばらく更新できそうもありません・・。週末にまとめてアップしますね~。

   ******************************************************************

長かった一週間がやっと終わりました・・・。私の人生で史上最高に忙しくストレスフルだった日々だった気が。でも頑張ってやっと終わって今は幸せ~。睡眠不足が続いていたので眠たいはずなんですけど、なんだかもったいなくて(?)起きてます。

では、11日目についてから。

今日の授業は

・Piping Practical
・Assemble Petals, Leaves
・Dust Flowers

でした。

パイピングは、Cornelli Laceの他に、Happy Birthday, Congratulations, Happy Anniversaryの3種類。たしかにこれって、実際に働くようになったら一番必要そうなパイピングですね~。こちらがChef の見本です。

私のはこちら。

なんか、やっぱりChef のに比べて筆の運び(?)に迷いがあるというかなんというか。さらさら~っとかっこよく書ける様になりたいです。

そのあとは、作っておいた花びらの組み合わせ方とか色づけ方など。色はパウダー状のフードカラーを使います。メイクアップ用のブラシが一番使い易いとのこと。

こんなふうにパウダーを少量だし、ブラシにつけてから花びらを軽くこするとほんのり色がつきます。色々混ぜたりして、出来る限り本物っぽくしてみなさい、と。

色づけしたものをフラワーテープ(緑色の紙テープ)でまとめれば花の出来上がり。

ほんとなら花びらに点々もつけるところだって言ってました。とにかく、花の写真を見てそれに近づけるように、とのこと。前からずっと言われていたので前日にインターネットでチェックしておきました。私は白いカサブランカが作りたかったので、パウダーカラーはうっすらとだけ。

おしべやめしべはこんな感じに。茶色い箇所は、フォンダンで作った芯にコーンミールとココアパウダーを混ぜた物をまぶしてみました。

組み合わせて出来上がり~。葉もつけました。

花びらを作っていた時には、どういうふうに組み合わせるのかも、ちゃんとできるのかも分からなくて心配だったんですけど、ちゃんと花に見えるように出来るものですね~。よかったよかった。

授業のあとは、イベントのお手伝いです。月曜の夜にChef から電話があって、大体準備できてるから2時にホテルに来てね、とのことだったのですが、一度家に帰って花を組み合わせたりパール(ケーキの飾り)にするためのフォンダンを丸めたりしていたらChef からまた電話があって、やっぱり3時に変更とのこと。1時間余裕ができたので水曜にあるワインテストの勉強してました。ものすっごくテスト範囲が広いんです・・・。ワインの産地やらぶどうの種類やら色んな国のものを覚えないといけないし、見慣れない単語ばっかりだし、もう大変。先週末から勉強を始めた(これは私にとってすごく珍しいことなのです(笑)。いつも一夜漬けばっかなんですけど、このイベントの予定が入ってしまったので仕方なく)んですけど、全然覚えられなくて気はあせるばかり。ちなみに、私が月曜にイベント関連のワークショップに参加していた頃、ワインクラスのみんなはいろんな種類のチーズとかフォアグラとかダックとか野菜のソテーとかチョコレートラズベリータルトとか、Chef が準備してくれた美味しそうな物たちとワインを楽しんでいたんだそうです・・・。いいな~。

2時半くらいにサンタモニカのホテルに到着したら、パートナーの子ももう来てました。パーティとなる宴会場でChef と会ったら、すぐにキッチンへ。当たり前なんですけど高い帽子をかぶったChefが大勢いて、すごく広いしみんな忙しそうで活気にあふれててちょっと圧倒されました。15人のChef 達がそれぞれ2品ずつ作る立食パーティのようで、私がお手伝いしたChef が作ったのはMaple-Glazed Doughnuts, Roasted Apples and Cider Ice CreamとSweet Corn Crème Caramel with Corn Ice Cream の2品です。アイスクリームやコーンプディングや飾りのクッキー生地、飾りなどはもう作ってきてあるとのことで、じゃあクッキー焼いたり盛り付けしたりのお手伝いなのかなあ、と思ったら、あなた達2人には「ドーナツ作り」と「クッキーの型抜き」をしてもらいます、どっちがいい?と聞かれました。そしたらパートナーの子がすぐさま型抜きを希望したので(料理クラスだから、お菓子はあまり得意じゃない、とのことで)私はドーナツの係りに。Chef からは、材料の計量はしてきてあるから、作り方教えるから型抜きまでして冷蔵庫にどんどん入れていってね、と言われました。今夜のパーティのチケットは700枚くらい売れてるけど全員がドーナツ食べるわけじゃないだろうから、7時半(パーティ開始時刻)までに、できたら600個位作ってね~、と。

もう、すっごく大変でした・・・。そういえば、ドーナツって何故か学校では習ってないんですけど、まあ作り方は複雑じゃないし計量もしてあるし。でも、揚げたのを食べてみたらすっごくソフトでしっとりしてて今まで食べたトーナツで一番おいしいかもっていうくらい美味しかったんですけど、生地がむちゃくちゃ扱いにくいのです。水分がかなり多いので、しっとりというかべったべたで、イーストのせいかふわふわと柔らかい生地。打ち粉を信じられないくらい大量に使ったんですけど、それでも型抜きするとくっついちゃうんですよね~。しかも、ドーナツ用の型とかじゃなく、普通に丸型で抜き(しかもちっちゃい。直径3センチくらい)、真ん中の穴は口金の絞り出さないほうで抜くのです。抜くたびに粉をたっぷり口金につけないとすぐ詰まっちゃうし、でも小さいのを指でつまんでるので、粉まぶしすぎるとすべっちゃうし。600個作るのなんて絶対無理・・・と思いながら必死で作業してました。隣で作業していたパートナーの子は、生地を伸ばして普通に型抜きしてるだけなので、結構すぐに600個終了。その時私はまだ100個くらいしか出来て無かったかなあ。Chef はほんとに優しくていい方で、600個って言ったけど出来るとこまででいいから無理しないで作業してね、と言ってくれるのですけど、やっぱり言われた数だけ作りたいし。パートナーの子が手伝うよって言ってくれたんですけど、型が一個しかないので2人では作業しにくくて、結局その子は別のシェフの作業を手伝ってました。どにかくひたすらに型抜き(生地作りも何度かしたけどそれは大変じゃない)を必死になってしてました。作業台にかがみながらしてるから腰痛くなった。そして、どうにか7時過ぎに600個完成・・・(っていっても揚げてないけど)。いや~、ほんと疲れました。たくさん写真撮ろうと思ってカメラをポケットに入れてあったのですが、そんな余裕は全然なし。

パーティ開始からは、キッチンでひたすらドーナツを揚げてました。揚げたてを食べてもらいたいからということで、少量ずつ揚げてはパーティ会場にいるChef のテーブルに運びます。これは開始直前のChef のテーブルの様子です。

キッチンが同じ階ならいいんですけど、一階下にあるんですよねえ。なので、ドーナツ持って階段を上がったり、足りないお皿を持って上がったり。昨日のワークショップで、タバコを吸う人はすぐにやめなさい、エクササイズしてない人は今日から始めなさいって話が出てたんですけど、体力の大切さを実感しました・・・。開始30分くらいでもうくたくた。しかも、綺麗な格好してワインやおいしそうな料理片手に談笑しているお客さん達を横目に見ながら汗だくでひたすらに働くのはかなり辛い。お腹減ったしのども渇いたけど、そんなヒマもちろんないし。ひたすらに会場とキッチンを往復しながらドーナツ揚げていたので、Chef の盛り付け方なども全然見るヒマがありませんでした。残念。ドーナツは600個全部揚げて、ほぼなくなりました。みんなドーナツ好きですね~。揚げたてを運んでいると、すれ違う人に何度ももらっていい?とつままれました。

パーティ終了時刻の9時半が過ぎても、お料理作るChef を手伝ってた人達はお疲れ様~って乾杯してたりするのに、デザートの私達はまだ食べる人がいるのでドーナツ揚げてました。10時頃になってようやくすべての作業が終了。まだパーティ会場には飲み物やお料理が残っていたので好きなのもらってきていいよって言われたんですけど、ほんとに疲れてるときにはお酒なんて飲みたくないものなのですねえ。美味しそうなワインもたくさんあったんですけど、とにかく冷たい水が飲みたくて。でも水は無いって言われて飲めませんでした・・・。なんでだ~。

Chef と一緒に写真を撮ってもらったり、サラダをつまんだりしてました。Jin PatisserieのChef とも少しお話する機会があったのですが、とってもいい方でした。以前ANAでフライトアテンダントしていた経験があるとのことで、日本語で話しかけてくれました。一緒の写真も撮ってもらえたし、ロス在住の日本人の間でもとっても人気なんですよ~とお伝えしておきました。近々、ケーキ食べに行ってみようっと。

そうそう、これだけ働いても無給なのですよ(笑)。学校の担当者には、まだ生徒の身で有名なChef と一緒に働けて知り合いになれる、それはお金に換えられないくらいすごいことだよって言われました。まあ、たしかにそうですけど。それに私はまだWorking Permit持ってないので無給じゃないと働けないし。

Chef は勤めていたレストランを辞めて、今年の秋に新しく自分のお店を開くんだそうです。帰る前に丁寧に労って褒めてくれて、もし興味があったら連絡してねってメールアドレスくれました。実際に働けるかどうかは別にして、そう言ってもらえて嬉しかったです。必死で作業した甲斐もあったというもの。優しいChef でほんとによかった。英語が聞き取れない私に、嫌な顔ひとつせずゆっくり説明してくれたし。

家に帰ってきたのは11時ころ。いつもならすっかり眠ってる時間です。シャワーを浴びてとりあえず倒れこむように寝たんですけど、ワインのテストのために翌朝は3時起き・・・。


BK171 ~10日目~  シュガーペーストフラワー

2006年05月15日 | CSCA

今日の授業は

・Piping Practical
・Sugar Paste Flowers

でした。

今日もCornelli Lace の練習でした。だんだん細い口金にして練習してます。どんどん難しくなるんですけど、ちゃんと出来ても(まだ出来ないんですけど)くねくねなだけだし・・・。Chef も、この模様好きじゃないって言ってました。でもケーキにはつけないといけないし。やだな~。

先週の続きで、ひたすら花をや葉を作ってました。私が作ったのは葉を2種とバラの花。

11時半からは、Star Chef イベントの一環である、How to Make It' Chef Panel というのに参加してきました。始まる前に私がお手伝いするChef に紹介されたんですけど、写真の通り優しそうな人でほっとしました。もう一人の生徒と2人1組で働くのですが、ペアの相手もいい感じな人でよかった。今日はお手伝い無しで、明日の集合時間&場所は、今夜電話をくれるんだそうです。

イベントの前にはこんな可愛らしいオードブルが振舞われました。料理クラスの生徒達が作ってくれたんだそうです。

こんなのとか、

こんなのとか。これは、ハンバーグの上にフォアグラが乗ってます。一番上のゼリーはシトラス風味でちょっと甘め。おいしかったです。

デザートも色々。

他にも色々あったんですけど、なんだか緊張しちゃってあんまり食べられませんでした。ちょうどお昼時だったんですけどね~。

イベントはこんな感じです。

前列左から二番目の髪の長い女性が私がお手伝いするChef で、その次の黒髪の女性は、Jin Patisserie のChef 。他にも、Water Grillやペニンシュラビバリーヒルズなど、有名なところのChef ばっかりでした。

たくさんのChef 達の色々な話が聞けて興味深かった・・・んですけど、でも私は半分くらいしか分からなかったかも。一番前の席に座っていたので、何もしてないのに疲れちゃいました。椅子の間隔も狭くて、両隣大きな男性だったし、2時間くらい動けなかったので。

イベントの前に、校長先生(多分)からこんな賞状もらっちゃいました。

This certifies that (私の名前) was selected to participate in the StarChefs Rising Stars Revue って書いてあります。


BK171 ~9日目~  シュガーペーストフラワー

2006年05月11日 | CSCA

今日の授業は

・Piping Practical
・Sugar Paste Flowers

でした。

今日も昨日と同じ、くねくね模様のCoenelli Lace を練習しました。昨日よりも細い口金で。あー、こんな模様好きじゃないのになんだか頑張って練習しないといけないのがちょっとイヤ。日本語だとなんていう名前なんでしょうね?

その後は、昨日の続きでフォンダンで作る花のデモ。バラや百合、カーネーション、朝顔にチューリップなどなど。昨日作っておいた芯に花びらをまきつけて、Chef が作ったバラはこちら。

完全に乾いてから、パウダーカラーで色をつけるんだそうです。

ウエディングケーキのデザイン、私は白いケーキでてっぺんにリボンをつけて、花は白いバラを中心に小さいものも色々作ることにしました。パールも作って飾る予定。なんかまだ、出来上がりがいまいちはっきり想像できないんですけど。

カサブランカも作ろうと思って、私が今日作った花びらがこちら。

乾いてから、テープでまとめて色をつけるんだそうです。

小さな白い花もいくつか作ってみました。

後ろのほうのとんがってるのは、バラの芯です。今週末に家で仕上げる予定。来週は授業を一日休んじゃうし、ワインのテストもあるので今週末中に出来ることはしておかないとと思って。

明日は学校でJob Fair があるので授業はお休みです。私はまだWorking Permit がないので行くつもりもなかったんですけど、それが無くても履歴書がなくても、とにかく顔を出すだけでいい経験になるから来てみたら?と言われたので、どうしようか迷い中。まあ近いのでちょこっと行ってみてもいいんですけど、面接の時みたいにナイスな格好(ドレスシャツとかスーツとか)で来たほうがいいって言われちゃって。そんな服、ここでは持ってないし・・・。

昨日の夕方、来週のイベントに関するミーティングがあったので参加してきました。イベント自体は火曜日なので基本的には火曜日に働くことになるらしいのですが、月曜には学校のレストランを会場として、そのイベントに参加するシェフ達が集まるワークショップがあって、それにも参加しないといけないらしいです。質問する内容を3つは考えてきなさいって言われた。しかもお手伝いする生徒達は前列に座るから、写真も撮られるだろうしテレビも来るかもしれないから綺麗な制服に着替えてきなさいって。そんなとこで英語で質問するなんて、出来る自信全くないです・・・。はぁ~。日本語でいいなら、とっても面白そうなんだけどな~。


BK171 ~8日目~  シュガーペーストフラワー

2006年05月10日 | CSCA

今日の授業は

・Piping Practical
・Sugar Flowers

でした。

まずはパイピングの練習から。今日はCornelli Lace というパターンを練習しました。
これがChef の見本です。

細いのは難しいからもうちょっと太めの口金で練習しなさいと言われて私が描いたのがこちら。

思ったより難しいです。その割りに、なんかうねうねしてるるだけだし別に好きじゃない模様なんですけど、ウエディングケーキにはこれを使わないといけないんだそう。どうしよう。今日は他にも学校の課題としてのウエディングケーキの必要条件を色々説明されました。花は出来る限り本物に近いように作らないといけないとか、Swiss Dots も必ず使いなさいとか、色々。自分で考えてたデザインがあったんですけど、考え直さなくちゃ。

そのあとは、フォンダンでどうやって花や葉を作るのかというデモがありました。みんな作りたい花の種類が違うし、必要な型やカラーパウダーも違うし、質問だらけでデモが長引いてしまったので実際に作業したのは40分くらいです。一応、私はバラの芯になるようなものを作ってみたんですけど。色は完成後につければいいって言われたし。今夜中にしっかりデザインを考え直して、明日からどんどん作らないとな~。来週の金曜日にウエディングケーキを完成させる予定です。

ワインクラス、今日はオーストラリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチン、北米のワインについて一気に勉強しました。

テイスティング一本目はニュージーランドのワインです。
Borthwick
2004
Sauvignon Blanc
12.5%

すっきりしてて飲みやすいワインでした。

2本目はカリフォルニアワイン。
Whetstone
2004
Viognier, Russian River Valley
14.2%

なんだか独特の香りでした。フローラル。Chef はトロピカルフルーツの味がするって言ってたけど、たしかにそんな感じ。ちょっとバナナっぽかったです。でも甘くない。

3本目はオレゴンのワインです。
Broadley
2004
Pinot Noir

これも軽くて飲みやすかったです(こんな感想ばっかりですみません・・)。

4本目
Starry night
2002
Zinfandel
15.6%

今日のワインの中ではこれが一番好きでした。Chef はjammyって言ってたけど、ほんとにベリーのジャムの香りがします。でも甘味はそんなに無いんですけど軽めで渋みも少なくておいしかった。クラスでテイスティングした中で一番アルコール度が高いです。

最後のワインはオーストラリアのもの。
The Gate
2002
Shiraz

これはフルーティですっかり飲みやすかったです。渋みがほとんどなくて。

来週の水曜がテストでもうワインクラスは終了なので、最後の授業になる今度の月曜にはFood & Wine Pairing ということで、料理(Chef が作ってくれるらしい。ダックやチーズ、チョコもあるそう)と一緒にテイスティングを楽しむんだそうです。でもでも、私はイベントのために働くので、ワインクラスは欠席しないといけないのです・・・。残念。このクラスで一番楽しそうなとこなのに。


BK171 ~7日目~  ココアペインティングプレート組み立て

2006年05月09日 | CSCA

今日の授業は

・Piping Practical
・Modeling Chocolate Figures
・Mounting the Plate

でした。

パイピング練習は、昨日と同じSwiss Dots と、バスケット模様。

そのあとは、チョコで人形作ったりココアで絵を描いたプレートを組み立てたりしてました。細かい作業なので、なんか肩が凝っちゃった。出来上がりはこちら。

ぜーんぶチョコで出来てます。だから近くに置いてあるとチョコの香りがしてくる。食べない物をなんで食べ物で作らないといけないのかよく分からないですけど、久しぶりに美術っていうか図工の時間みたいで楽しかったです。わんわん物語りのこのシーンが好きで。縁は葉でぐるりと囲みました。

裏はこんなふうになってます。ロイヤルアイシングで糊付けしました。

パスタは、モンブランとか作るときの口金でチョコを絞り出して作りました。上に振ってあるチーズは、ホワイトチョコを削ったものです。

教室を見て回って、好きなプレートの写真を撮らせてもらってきました。

トトロ、可愛い~。

この人がクラスで一番絵が上手でした。

スパイダーマン。紐(くもの巣?)が絵から飛び出てきてるとこが面白いです。

以前、ちょこっと書いたんですけど、有名なシェフのイベントのお手伝いをする生徒にノミネートされていたのですが、Grace というレストランのペイストリーシェフのお手伝いをすることに決定しました。イベントは来週の火曜なので、その日は学校を休んで一日(多分真夜中までって言われた・・・)お仕事です。イベントはThe StarChefs Rising Stars Revue™Los Angelesという名前。

明日、これに関するミーティングがあるらしいです。どんなことするのかな~。


BK171 ~6日目~  ココアペインティング

2006年05月08日 | CSCA

今日の授業は

・Pastillage Pieces
・Modeling Chocolate Figurines
・Cocoa Painting
・Piping Practical

でした。

まず最初に、モデリングチョコレート(チョコレートの粘土みたいなの)を作りました。チョコを溶かしてコーンシロップと混ぜるだけで粘土みたいになるんですね~。面白かったです。マジパンのように人形を作ったり、薄く延ばして型抜いたり出来ます。ダーク、ミルク、ホワイトと3色作りました。これはプレートの台に乗せる飾りを作る用です。

それから、ココアペインティングのデモ。ココアバターにココアを溶かして、色んな濃さの絵具(茶一色なんですけど)を作り、それでパスティヤージュに絵を描いてきます。ココアバターが冷めるとすぐ固まってきちゃうし、濃さが違うとはいえ一色しか使えないし、難しかった・・・。今日中に終わらなかったので、持ち帰ってきてさっき一応仕上げました。子供用のバースデープレートということで、私はわんわん物語にしてみました。モデリングチョコレートでは、ろうそくやパスタを作ってみました。明日、学校で組み立てて仕上げる予定です。

フレームをチョコレートで作る方法も教えてくれました。型があれば一番早いんですけど、型がなくもココアを敷き詰めたところに写真たてなどのフレームをぎゅっと押し付けて型をとり、そこに溶かしたチョコレートを流しいれます。

固まったら取り出して、余分なココアをはたけば出来上がり。

写真だとよくわからないかもしれないのですけど、結構複雑な模様のついてるフレームだったのに、しっかりちゃんと出来てます。ココアがついてるので、マットな仕上がりです。

授業の終わりに、パイピングの練習をしました。Swiss Dots という小さい水玉です。

これはウエディングケーキを飾るのに使うんだそうです。明日もパイピングの練習があるらしい。

ワインのクラスは今日はスペインについてでした。飲んだワインは4本。

最初のワインはスペインの赤ワイン。
Condes de Albarei
2004
Albarino, Rias Baixas
13%

いい香りで飲みやすいワインでした。Chef が、ブイヤベースやムール貝のワイン蒸しにあうって言ってた。

2本目はこちら。。
Gago
2003
Toro, Garnaecha
15%

これもフルーティでおいしい赤ワインでした。アルコール度が15%と強い。なんと、これに合うのはハンバーガーやペパロニピッツァだとのこと。

3本目も赤ワイン。
Sierra Cantabria
2003
Coleccion Privada
14.5%

これは、ココナツの香りがすると言われたんですけど、私には分かりませんでした。ちょっと酸味が強いです。

最後は貴腐ワイン。
Disznoko
1998
Tolaji Aszu
4 Puttonoyos
12%

濃いです。はちみつ色で香りもはちみつ。独特の香りでした。あっまいです。とろとろ。この種類は、貴腐ワインの中では安くて(これは$30以下)おいしくて、手軽に楽しめるタイプだそうです。

ワインクラスのすぐ外に中庭があるんですけど、今日はそこでアイスカービングの授業が行われてました。

これはサーモン。

こちらはスワンかな?これ、1時間ちょっとで仕上げてました。すごい。

この男性は、世界大会で何度もチャンピオンになってるんだそうです。


BK171 ~5日目~  パスティヤージュ

2006年05月05日 | CSCA

今日の授業は

・Pastillage

でした。

パスティヤージュは、ゼラチンと粉砂糖、コーンスターチを混ぜて練って作る粘土みたいなものです。図工の時間に使った石膏粘土を思い出しました。これで、子供のバースデー用のプレート(ケーキの上に乗ってるみたいなの)を作るんだそう。それと、このコースの最終実技テストの課題でもあるウエディングケーキのてっぺんに乗せる飾りも今日と来週の月曜の2日間で仕上げなさいと言われました。昨日のうちに言っておいてくれれば家でデザインを考える時間もあったのにな~。

今日はまず昨日のケーキの仕上げから。終わってない人が多かったので。終わってる人はパスティヤージュの計量などしていなさいと言われたので、大量(今回使ったのは3パウンド。約1.3キロ)の粉砂糖をふるったりしてました。7時からは全員図書室に集まって、プレートに描くデザイン(子供向けに、プーさんとかキティちゃんとか)を探しなさいということでみんなパソコンに向かってました。私はディズニーのわんわん物語のイラストなどプリントアウトしてみました。あと、ウエディングケーキのデザイン(とりあえずてっぺんに乗せるパスティヤージュだけでも)決めなさいということで、調べたりとか。

8時からは実習室に戻って、水曜日に焼いておいたデビルスフードケーキのテイスティングをしました。

学校のレシピでは、卵、砂糖、ココア、ベーキングソーダ、塩、小麦粉、サラダ油、バターミルク、コーヒーの9種類を使うので、それぞれ1つずつ材料を抜かした9種類が並びました。

明らかに見た目が違ったのは、小麦粉抜きのもの。

ぜんっぜん膨らんでません。なんか水分も出来てるし、食べるのにちょっと勇気が要ったんですけど意外と悪くなかったです。ちょっと口ざわりの悪いチョコレートプディングみたいな。

ベーキングソーダが入ってないのは、分かりやすく全然膨らんで無いゴムみたいな感触のものになってます。味は悪くないけど、みっしり目が詰まってました。

こちらはサラダ油無しのもの。なのに何故かツヤツヤでした。でもちょっとぽそぽそしてたかな?

やっぱり一番味が違ったのは、砂糖抜きのもの。味が無い。それに、あんまり膨らんでないし。

一番おいしかったのは、ココア無しのもの。まあ、プレーンなケーキになっただけだから当たり前かな?Chef は、バナナ入れたら合いそうって言ってました。たしかにそんな味。

卵無しの物は、ちゃんと膨らんでたし見た目も普通でした。意外。これが一番おいしいって言ってる人達もいました。

みんなで味見しながらなんだかんだ言い合ってて楽しかったです。面白いけど自分じゃ絶対試さないだろうし。材料が勿体無くてちょっと心が痛みました。卵抜きやココア抜きのケーキは希望者が持ち帰ってたけど、残りは廃棄。

そのあとは、パスティヤージュのデモを見てからみんなで作業。とりあえずプレートとウエディングケーキの上に乗せるリボンを作ってみたんですけど、終わらない人は持ち帰って家で作ってきてもいいと言われたので余ったパスティヤージュを持ち帰ってきました。もう一度しっかりデザイン考え直して作ってみなくちゃ。

今日は料理クラスで朝食バフェがあったんですけど、忙しくてなかなか行けませんでした。終了寸前にちょっと行って来てもらったのがこちら。

ロースとビーフ、しっとりしてておいしかったです。添えてあるのは多分ホースラディッシュ入りのホイップクリームだと思うんですけど、それもよかった。時計回りに、トルティーヤ入りのグラタンみたいなの、ハンバーグ風のミートボール、グアカモレ、サーモンです。他にも色々あったんですけど並んでたので諦めました。隣の実習室ではデザートバフェもしてたんですけどね~、時間もないし、以前私たちがしたのと似た様な感じだったのでこれも素通り。なんだかんだと今週も忙しい日が続きました。


BK171 ~4日目~  フォンダンケーキ

2006年05月04日 | CSCA

今日の授業は

・Poured Fondant/Marzipan Cake

でした。

まず、昨日焼いておいたスポンジの表面のクラストを切り取って平らにし、イタリアンバタークリームを塗ります。ケーキ型は側面がまっすぐなのですが、斜めにしたい(フォンダンがかけやすいから)ということで、一回り大きなボードに乗せてそれに沿ってクリームを塗りました。Chef のデモはこんな感じ。

あっという間に綺麗に塗りあがりました。

この上から、薄く延ばしたマジパンでカバーします。

マジパンの上からフォンダンでさらにカバーして、出来上がり。フォンダンの上からマジパンで作ったバラと葉で飾り、Congratulations とパイピングして仕上げるまでが今日の課題です。デモも長めだったし、途中でマジパンのバラの作り方のデモもあったので時間があまりなくて今日中に仕上げるのは無理なんだろうな~と思って作業していたんですけど、Chef が今日中に仕上げれば100点くれるとか、10時にカスタマーが取りに来るんだから短時間でもとにかく仕上げなければプロじゃないとか言うので頑張りました。

Chef の仕上がりはこちら。

私のはこんなです。

色合いが、なんか幼い感じになってしまいました。パステルで可愛くしようとは思ってたんですけど、もうちょっと大人っぽい色合いのがよかったかな~。バラももっと作りたかったんですけど、全然時間がなくて。

側面もマジパンで縁取りしてあります。

クラスの後、ワインクラスが一緒のクラスメート3人でOld Pasadena にあるワインショップにテイスティングしに行って来ました。お腹が減ってるところに飲んだらよくないよねということで、まずはShaab でランチ。私以外の人はアメリカ人なんですけど、和食は人気ありますね~。やっぱり照り焼きとか天ぷらのようなものが好まれるみたいです。海苔は黒いからヤダって言ってた。黒は食べ物の色じゃないんだそうです。スーパーでよく売ってるものすごい色のケーキのがよっぽど食べ物っぽくないような気がするんですが(笑)。色々ですね。お箸の使い方教えてあげたりして楽しかったです。ウインドーショッピングもしたんですけど、Crate&Barrel とかSur la Table とかみんな興味が同じなのでおしゃべりしながら見て回るのも面白かった。


BK171 ~3日目~  クロカンブッシュ仕上げ・イエローケーキ

2006年05月03日 | CSCA

今日の授業は

・Croquembouche
・Yellow Fluid Flex Cake
・Italian Meringue Butter Cream

でした。

まずはChef のクロカンブッシュから。

てっぺんのバラが綺麗でした。アイスモルトという色づかない砂糖を熱してから練り、粘土みたいな状態にしてから作ってあります。私たちは他に焼くケーキもあったし、バラやスパンシュガーを作るのはオプションでいい、とのこと。とにかくシューを積み上げてヌガー台をロイヤルアイシングで飾ればOKとのことでした。私たちが仕上げたのはこちら。

2人で作っていたので自分で全部作ったわけじゃないし、あんまり時間もかけられなかったので、もう一度ちゃんと時間をかけて一人でゆっくり作ってみたいです。これはクリーム入ってないから、食べてもそんな美味しいものでもなさそうだし。Chef には、初めてにしては上手にできた、みたいなコメントもらいました。明日点数が返されるそう。

ヌガーの台はこんな感じです。

組み立てる前にひっくり返してこんな風にロイヤルアイシングで飾りました。

今日はあと、スポンジを一台焼きました。これは明日フォンダンでカバーしてマジパンで飾ったりするみたいです。昨日、Chef が明日作るスポンジはモイストでとーってもおいしいからスポンジケーキがあんまり好きじゃない人もきっと気に入るわよ、と言っていたので何か作り方が難しかったりするのかなあと思ったら、全然違ってました。すっごい簡単。とにかく材料を全部ボウルに入れ、スタンドミキサーで10分ひたすら泡立ててオーブンで焼くだけです。焼き上がりはふっくらしっとりおいしそうに見えたけど、味はどうなのかな~。

このスポンジはバタークリームも使ってデコレーションするらしく、それも作りました。プレーンなバニラ風味のクリームです。

あ、あと、明日デビルスフードケーキを使って Missed Ingredient Quiz をするということで、9班に分かれてそれぞれ1班は卵無しで作る、2班は砂糖無し、というふうに材料をそれぞれ1つずつ抜かして9個のケーキを焼きました。うちの班はサラダ油なしです。みんなで全部味見してみて、それぞれの材料のレシピにおける働きをチェックするみたい。面白そうで楽しみです。Chef が、このうちのどれかは本来のレシピで作るよりもおいしいからびっくりするわよって言ってた。ほんとかなあ。

ワインのクラス、今日はドイツとオーストリアについてでした。テイスティングも甘めのが多くておいしかったです。

一本目
Dr.Loosen
2004
Urziger Wurzgarten
Riesling, Kabinett
7.5%

色がとても薄かったです。甘味があります。Chef が、これはベトナム料理にあうね~、って言ってました。色んなハーブの複雑な香りがする料理のあいまに甘めのワインが口にひろがるのがとてもよく合うのだとか。ベトナム料理食べたことない人は、ぜひテイクアウトでもなんでもして甘めのドイツワインを買って帰って試してご覧って言ってました。ベトナム料理とワインなんて考えたこともないけど、今度試してみようかな~。

に飲んだのは
Domdechant Werner
2003er
Hochheimer Domdechanry
Riesling, Spatlese
7.5%



これは一本目よりもっと甘くて味も深い感じ。Chef がガソリンの香りがするよって言うから、え~と思ったけど、ほんとにするかも。かすかだからイヤな風ではないんですけど。不思議。リースリングはガソリンの香りがするんだそうです。

3本目
Dr. Loosen
2003
Erdener Treppchen
Riesling, Auslese
8.5%

どんどん美味しくなってきてます。さらに甘味が強くて、これもガソリンぽいんですけど、香りは2本目よりはかすか。おいしかった~。

4本目からはアルコール度が高めでその分糖分は少ないタイプのワインでした。
Heymann - Lowenstein
2002
Rottgen
13%

これもおいしかった。香りは甘いんですけど、味はそれほど甘くないです。最初の3本は甘くてワインだけで飲みたい感じだったけど、これはお料理によく合うだろうな~。

最後はこれ。
Prager
2001
Riesling, Smaragd
Steinriegl
13%

これも香りは甘いけど、味はそうでもなくて食事にあいそうなタイプ。私は4本目のが好きでした。

今日のワインのクラス中もお腹が空きました・・・(笑)。Chef の昨日のご飯は、サフラン風味のパスタにパセリのペストソース、ホタテのソテーだったそうです。奥様の料理当番は月水だけ(Chef の帰りがちょっと遅い日)だけで、他の日はいつもChef が夕食担当なんだとか。いいな~。

組んで一緒に作った子と、どちらがクロカンブッシュを持って帰るか押し付けあった末(笑)、結局私がもらってきました。だって、そうじゃなかったら捨てるって言うんだもん。食べないものだとしても、すぐに捨てちゃうなんてしのびない・・・。下の方からどどーんと撮ってみました。


BK171 ~2日目~  クロカンブッシュ

2006年05月02日 | CSCA

今日の授業は

・Pate a Choux and Nougatine

でした。

クロカンブッシュは2人1組で作ります。まず最初にシュー生地を小さめに絞って焼きました。焼いてる間に、ヌガーのデモがありました。カラメル(砂糖とグルコース)にアーモンドスライスを入れて混ぜ、熱いうちに薄く延ばして型取りします。

熱いし、でも早く作業しないとどんどん冷めて固くなっちゃうし大変でした。Chef が、今日はみんな汗かくわよって言ってたけど、必死に作業して終わったら私もパートナーの子も額に汗がたまになってた。

型取りの後は、飾りのとげとげ(Tigers Teethって言ってた)をプレートにくっつけただけです。カラメルを糊代わりにしてます。

シューを積み上げるデモもありました。

何か芯になるものにシューをくっつけていくのかと思ってたら、中身は何もなくてカラメルを糊にして積み上げるだけでした。これは明日作業予定なんだけど、上手にできるかな~。きれいな円錐にするのが難しそう。

ほんとはカスタードとかクリームをシューに詰めるらしいんですけど、2日間にわたって作業するからということで、今回は中身無しです。明日はヌガーの台とシューを組み立てて、ロイヤルアイシングなどで飾る予定。


BK171 ~1日目~  ウエディングケーキ講義

2006年05月01日 | CSCA

今日からは、BK171 Centerpiece and Cake Decoration Techniques というコースです。今日の授業は

・Lecture of Wedding Cake

でした。時間が余ったらクロカンブッシュを作り始めるって聞いてたんですけど結局今日は講義だけでした。予定では明日仕上げるはずなんですけど、クロカンブッシュって1日で出来上がるのものなのかなあ。2人1組で作るんだそうです。

このコースでは、クロカンブッシュ、バタークリームとマジパンのケーキ、子供のバースデー用チョコレートケーキ、ウエディングケーキの4種類のケーキを作ります。最後に作るウエディングケーキは6日間かけて作るんだそう。でも、きっと授業中だけでは仕上がらないから、家でも作業をしなさい、寝る時間も少ないかも、と言われてしまいました。Chef が最近学校で授業中に作ったというケーキはこちら。

ゴージャスですね~。花はシュガーペーストで作ってあるそうです。これを作るのにかなり時間がかかるみたい。初めての人はこの量の花を6日で作るのは難しいだろうから、もっと花が少なめなデザインにした方がいいと言われました。ケーキを仕上げる最終日には、Wedding Cake Portfolio も一緒に提出しないといけないんだそうです。これの説明も長々とあったんですけど、考えるとくらくらしちゃうくらい色んなことを調べて書かないといけないみたい・・・。私、ウエディングケーキなんて作ったことないし、シュガーペーストとかアイシングのこととか、全然知らないし。よほど不安が顔に出ていたのか、隣に座っていた子に、大丈夫?説明分かった?と心配されてしまいました(笑)。とりあえず、図書館でウエディングケーキの本を借りてきてみました。

Chef は以前シカゴでウエディングケーキの会社を経営していた人なので、色んな話が聞けて面白かったです。何を言われても説得力があるし。一番の得意分野だそう。

ワインのクラス、今日はフランスワインに関するテストでした。睡眠時間を削って勉強した甲斐あって(まあ、それは前日まで勉強に取り掛からない自分のせいなんですけど)、満点。思ったより難しくなかったし、採点も文法ミスとかは無視してくれてたみたい。

テスト後はイタリアワインの勉強をして、今日は6種類テイスティングしました。

最初のワインはこれ
Bruno Giacosa
2004
Roero Arneis
12.5%

軽くて、ちょっとしぶいけどすっきり飲みやすかったです。

次はキャンティクラシコです。
Chianti Classico Riserva
Vignamaggio
2000
13%

これも軽いです。ちょっと渋みがあったかな~。鉄っぽい香りがしたような。

3本目はこれ
Foradori
2001
Granato
13%

これ、おいしかったんですけど、香りはあんまり好きじゃなかった。

次はこれ
Zenato
2000
Amarone
15.5%

これは、ちょっと渋めなんだけど甘味もあっておいしかったです。

これも赤。
Giuseppe Cortese
2001
Barbaresco
Rabaja
13.5%

オレンジがかかった色のワインでした。なんか金属っぽい味がしました。

最後に飲んだこれが一番好きだったな~。
Coppo
2005
Brachetto D'Acqui
5.5%

微炭酸の赤なんですけど、ロゼっぽくて甘くてフルーティ。カクテルみたいなワインでした。

ワインクラスのChef は料理クラスを教えていてソムリエの資格もある人なんですけど、テイスティングの時にこのワインにはこういう料理が合うよ~と説明してくれます。それがまた、すっごいおいしそうに描写してくれるんですよ・・・。チキンソテーにオリーブソースを添えて、とか、ジューシーなステーキにバターたっぷりのマッシュポテトを添えて、とか、これに合うのはロゼ色に焼いたラムだね、とかなんとか。そして、大抵前日の夕食にChef が作って家で食べたものを教えてくれるんですけど、これがまたいつもいつも美味しそう。夕べは確か、舌平目のソテーにアーモンドソースをかけたものを白ワインと一緒に楽しんだんだそうです。ダンナさんがプロのシェフで毎日美味しいお料理を作ってくれるなんて、奥様は幸せですよね~。


BK161 ~15日目~  大掃除

2006年04月28日 | CSCA

今日の授業は

・Cleaning

でした。

私はまな板を洗う係りになったんですけど、すぐ終了。その後はひたすら洗い物を拭いてました。思ったより早く掃除終わってよかった。

掃除後にこのコースの総合成績を渡されて終了です。昨日のテストは、2皿目が溶けるの早すぎってことであんまりいい点数じゃなかったので残念・・・。もっとしっかり冷凍させなさい、と。でもPresentation Time の3分くらい前に冷凍庫から出したんだけどなー。学校の冷凍庫、かなり強力なのに。やっぱり初めてのレシピをテストに使うのはまずかったのかも。3皿目はGorgeous Presentation とコメントが付いていたけど、やっぱりケーキが大きすぎるということで少し減点されちゃってました。1皿目は満点だった。総合成績はA。

Chef が作ってくれたクランベリースコーンを食べながら来週からのコースの説明を聞きました。BK171は、クロカンブッシュとかウエディングケーキとか作るみたいです。今までのコースとは違って、作るケーキすべてが成績に関係してくるらしい(今までは成績の評価対象はテストで作ったものだけ)。どんなのが出来るか楽しみです。

スコーン、たくさんあまってたのでもらってきました。

これ、外側はさくっとしてて内側はしっとりしてて粉くささも全然なくてとってもおいしかったです。こんなおいしいスコーンって久しぶりに食べました。クランベリーとオレンジ(皮が入ってたみたい)がいい香り。