またまたご無沙汰してしまいました。グランドサークルに行った後、夫の仕事の関係でアスペンに3週間ほど滞在し、先日一ヶ月ぶりに我が家へ戻ってきたところです。車で行ったので帰り道でもちょこっと寄り道して国立公園を周ってきました。
忘れないうちにざっとまとめちゃいますね。
この日はブライスキャニオンを後にし、モニュメントバレーの近くで泊まる予定でした。途中にあるアンテロープキャニオンという場所がなかなか良さそうなので寄ってみることに。ここはナバホ族の所有地なので個人での見学はできず、ツアーに参加しなくてはいけません。予約時間に遅れないよう早めに出発したら時間が余ってしまったので、レイクパウエルのダムを見学することにしました。無料のツアーが30分ごとに出ているようです。
Lake Pawell
それでも時間が余り、ダムの人にそれならと勧められた近くにあるホースシューベンドにも行ってみることに。駐車場からは片道15分ほどの道のりなのですが、とにかく天気が良い日だったので暑い暑い。
Horseshoe Bend
コロラド川が馬の蹄(Horseshoe)のように曲がっているところからこんな名前なんだそう。それにしても、アメリカのこういう場所ってほんとに柵が無いですよねえ。
この写真のように崖の上から見下ろす感じです。小さい子供連れの方は恐ろしいでしょうね・・。
そのあとはいよいよアンテロープキャニオンへ。トラックの荷台に簡単な屋根とベンチを付けたものに乗せられ、ものすごい揺れに耐えて20分ほどで入り口に到着しました。
Entrance of Antelope Canyon
川の激流によって刻まれた岩の隙間みたいなとこです。かなり狭いのですが、中に入って見上げてみると・・
Antelope Canyon
岩と岩の隙間から陽の光が漏れてきて、こんな幻想的な眺めが見られます。かなり混んでいて人を避けて写真を撮るのはまず無理な状態だったのですが、なんて綺麗・・。
ゆっくり歩いて端から端まで20分程でしょうか。ガイドの人が綺麗に写真を撮れるスポットを教えてくれます。三脚があればもっとちゃんと写真が撮れたと思うのですが、無いのでぶれ気味の写真ばかりでちょっと残念。
見上げてばかりで首が凝ってしまいました。私達は11時半からのツアーに参加したのですが、もっと早かったり遅かったりするツアーだと陽の光が入ってこなくて景色がまた違ってしまうみたいです。
ツアーの後は、楽しみにしていたナバホタコを食べに近くのレストランへ行って見ました。
Navajo Taco
普通のタコスの具とあまり変わらないものが乗ってましたが、このパンがもちもちしていておいしい!揚げてあるのですけど、なんでこんなにもちもちしてるのかな~。気に入りました。夫が食べたのは、マトンシチュー。
Mutton Stew and Bluecorn Mush
これにも同じ揚げパンが添えられていました。手前にあるグレーのソース、食べてみたのですがなんだか全然分からなくてお店の人に聞いたところ、ブルーコーンのマッシュ(ピューレみたいなもの?)だそうです。でもぼやけた味というかあんまり・・という感じだったのですが、砂糖を入れるとおいしわよ、と言われたので入れてみると、たしかにいいかも。パンをつけて食べるとデザートみたい。ぱくぱく食べちゃいました。
それからモニュメントバレーへ出発です。実をいうと私、ここについてはフォレストガンプで走るの辞めた場所でしょう?位な知識しかなかったのですが、ほんとに行ってよかったです。今回の旅で一番感動的な景色を前にすることができました。
ここは国立公園ではなく、ナバホ居住地内にあるのでナバホ族の人々によって運営されています。ビジターセンターも国立公園のものよりも手作りっぽい(?)感じ。そこからの眺めも充分よかったのですが、2時間半ほどのジープのツアーに申し込んで園内を周ってもらうことにしました。自家用車で周ることもできるのですけど、未舗装道路でかなり状態が悪いようだったし、ツアーなら自家用車進入禁止の場所にも入れるそうなので。ツアーといってもかなり融通がきくようで、私達が到着したのは夕方5時ごろだったのですが夕日が綺麗な時間の方がいいと言って6時半に出発してもらうことにしました。私達は2人で100ドル位だったのですが、大人数の人たちはもっと安くしてもらえるみたいです。時間まではビジターセンターの展示を見たり、お土産物屋さんを見ていたり。ナバホのガイド兼運転手さんと一緒に小さいジープに乗り込み、出発です。
映画で有名らしい、ジョンホードポイントです。
Monument Valley - John Ford's Point
いくつかのポイントではナバホの人たち手作りのアクセサリーが並べて売られていました。ターコイズなど使ってあり、可愛いし安いし欲しかったのですが、その時ちょうどキャッシュが無くて買えず。うーん、残念でした・・。知ってたらATMで下ろして行ったのに。
Eagle
上の写真のまんなかの岩がとまっている鷲のようなので、イーグルと呼ばれているそうです。
古代のアナサジと呼ばれる人々が描いた壁画もありました。柵も何もないので、間近で見ることができます。
Wall Painting
たくさんの色々不思議な景色を見せてもらいとても全部は載せきれないのですが、一番印象に残ったのはこちらの眺めでした。
Artist Point
もう夜の9時近く、しーんと静まり返ったここには3人だけ(ガイドさん含め)しかいないように感じられ、風に吹かれながらどんどん暗くなっていく空を眺めているとなんだか涙が出てきそうでした。
最初、2人で100ドルは高いと思ったのですが、その価値は充分にあったように思います。ジープ貸切なので自分達のペースで動いてもらえたし、ガイドのお兄さんは親切だったし。昼間だとかなり暑いであろう場所なのですが、夕方だったので涼しく快適でした。人もかなり少なかったです。
でも、ビジターセンターに戻った頃にはもう真っ暗。人もほとんどいませんでした。フォレストガンプごっこして映画と同じ場所で写真を撮ろうと思っていたのですけど、それはかなわずちょっと残念。
この日は車で20分ほどのメキシカンハットという町に泊まりました。なんだか疲れてしまって、夕食は抜き。