お菓子時々パン日記

LAで製菓学校を卒業後、オランダ、ロンドン等を経て今は名古屋在住です。
私の作るお菓子やパン、その他色々の日記です。

オランダのアップルタルト

2010年10月26日 | お店のお菓子

Dutch Apple Tart

以前にも書きましたが、オランダでアップルタルトを置いてないカフェは無いと言っていいほど、この国ではアップルタルトがポピュラーです。



こんな感じで、入り口にコーヒーとアップルタルトのセットでいくら、と表示されているカフェも多いです。



オランダで最初に食べたアップルタルトは、美味しいと評判のアムスの北教会近くのカフェのもの。生地がざっくりしていて、今まで食べた中で1番好きです。ボリュームたっぷり。クリームの添え方が豪快~。



これは、オランダで1番に選ばれたこともあるという、Dudok というハーグのカフェのもの。楽しみにしていたのですが、ちょっと早い時間だったせいか(多分昨日の残り)、生地が湿気ていて残念…。



北教会近くのカフェで2度目に食べたときのもの。ここはいつも混んでいるので、席を確保するのも大変。ボリュームがすごいのは1度目で分かっていたので、小さいカットにしてね?と言ったら、小さいからふたつねって、二切れ載せてくれました(笑)。



これはアムスの Patisserie KUYT のアップルタルト。ハイティーの1番最後に出てきたお皿です。ボリュームたっぷりのハイティーで、最後にまだこれが出てくるとは思わず、驚きで?写真の撮り方も適当に(笑)。お店ご自慢のタルトらしく美味しかったのですが、お腹が空いていたら、もっとずっと美味しかったと思います…。



これはアップルタルトの上にシロップをからめたナッツがたっぷり。



先週、ライデンに行く途中で寄ったカフェにDudokのアップルタルトがあったのでまた頼んでみました。



今回は生地も湿気てなかったです。よかった~。これがオランダ最後のアップルタルトになるかな?



このカフェの前には鹿がたくさんいました。



最後はちょっと変り種?ユトレヒト名物の、アップルボールです。中にまるごとのりんごが入っていて、温めて出してくれました。こちらもボリュームたっぷり。

引越しのため、しばらく更新が出来ないと思います。

ラズベリータルト

2010年10月21日 | タルト

Raspberry Tart

フォションのウィンドーで見た正方形のタルトを真似して作ってみました。
四角いセルクルにタルト生地を敷き込むのが難しい~。セルクル、もうちょっと大きいサイズのものが欲しかったのですが、見つかったのはこれだけだったのです。

見ただけで食べていないのでフォションのタルトがどういう構成かは知らないのですが、これはタルト生地にピスタチオパウダーをたっぷり混ぜたアーモンドクリームを詰めて焼き、ラズベリージャムを塗った上にラズベリーを並べました。



この2枚目は友人が撮ってくれた写真。いつも実物以上にいい感じに撮ってもらえて嬉しいです。



アムステルダム散策

2010年10月20日 | おでかけ


もうすっかり寒くなり雨の日も多いアムスですが、よく晴れた日に街中に出かけてきました。

国立美術館の前にある、アムステルダムのキャッチコピー?の「I amsterdam」の巨大文字。記念撮影中の人が絶えませんでした。



ミュージアムは3年前からずっと工事中。内部の見学は出来るのですが、工事中でない外観を見ることが出来ずに残念でした。



運河クルーズに参加しました。大きな塔は聖ニコラス教会。



クルーズ用のボートは天井もガラス張りなので眺めがいいです。



この日は太陽が眩しくて、船内は暑いほどでした。



西教会の塔。右手前の白っぽいのが運河クルーズのボートです。



クルーズの後はハウスボートミュージアムへ。



20年ほど前まで実際に住居として使われていたボートの中を見学出来るのです。



キッチン。



キッチンの横のベッドスペース。ここはさすがに狭い!と思いましたが、子供用のベッドだったようです。リビングは広いしシャワールームもついているし、意外と快適に暮らせそうでした。



オランダには、昔からある木製インテリアのブランカフェと、新しく明るい雰囲気のグランカフェがあります。いつもは入りやすいグランカフェに行くことが多いのですが、今回はヨルダンにあるブラウンカフェに入ってみました。1786年創業なのだそう。テラス席も気持よさそうでしたが、お店の雰囲気を味わうために店内へ。



2階席は誰もいなくて貸切り。落ち着ける店内でした。



カナルハウスは基本的に間口が狭く縦長で奥に長いものですが、その中でもすごーく間口が狭いカナルハウスがありました。



ほぼドア1枚分の幅しかありません。おうちの中はどうなっているのでしょうね~。見学させてもらいたいです。



もうすっかり秋の雰囲気。葉が落ちて風景が変わってしまうのもすぐですね~。

タッセンミュージアムのハイティー

2010年10月19日 | お店のお菓子


以前も行ったバッグのミュージアムのティールームでのハイティー。



今回は前回と違って運河沿いのお部屋でした。他に人もいなかったのでパチリ。

こんなに素敵なティールームなのに空いているのは、ここに来るだけでもミュージアム入場料を払わないといけないからなのでしょうね~。ここはミュージアムカードが使えないのです。今回は友人がクーポンを使って予約してくれていたので大丈夫でした。



お茶の後は、近所にある猫の博物館へ。



とにかく、猫グッズを集めてみました~という感じ。



猫の絵が所狭しとかけられている薄暗~い部屋もあり、一人だったらちょっと怖かったかも…。
ここで飼っている本物の猫が館内に数匹いるというので楽しみにしていたのですが、受付の後ろで丸くなって寝ている子がいただけだったので遊べなくてちょっと残念でした。


ウフ・ア・ラ・ネージュ

2010年10月18日 | その他

Oeuf a la neige
 
ウフ・ア・ラ・ネージュを作りました。フランス語でウフは卵、ネージュは雪。

茹でたメレンゲをアングレーズソースに浮かべたお菓子です。イル・フロッタンという別名もあり、そちらは浮島という意味なのだそう。
メレンゲは丸くまとめて茹でることが多いようですが、今回はサントノーレで絞り出してみました。

最後にかけたカラメルソースがパリパリです。卵とお砂糖と牛乳があれば作れるし、軽いので食後のデザートにぴったり。また作ってみようっと。


フラワーリースのアイシングクッキー

2010年10月14日 | アイシングクッキー


お花でリースを作り、蝶をとまらせてみました。リースといっても、ちゃんと吊るせるようにするまでの気力がなくて(笑)、今回は並べただけです。ちゃんと作ってリボンで吊るしたら可愛いかも。



こちらは、ハート形クッキーに、ハート模様のアイシングをしてみました。



バレンタインの時にいいかな。

インペリアルトルテ

2010年10月13日 | お店のお菓子

Imperial Torte

ウィーンでは行きたいカフェがたくさんあったのですが、ケーキを一日に2個も3個も食べる訳にもいかず…(笑)。
ホテルインペリアルインペリアルトルテは日持ちもするし、小さいサイズをひとつだけ買って持って帰ってきました。

ミルクチョコレートのコーティングの上には、ハプスブルク家の紋章がついています。インペリアルトルテという名前はフランツ・ヨーゼフ皇帝が付けたもので、皇帝がレシピの国外持ち出しを禁じていたこともあり、今でもレシピは門外不出なのだそう。



トップのチョコレートの下にはマジパンの層があり、その下はアーモンドの生地とチョコレートが重ねられています。お菓子にそのまま入っているマジパンはあまり好きでは無いのですが、これは美味しかった。濃いコーヒーによくあうケーキでした。



チョコレートクッキー

2010年10月11日 | クッキー

Earl gray Chocolate with Cookie

一口サイズに焼いたクッキーに、アールグレイの風味を付けたミルクチョコのガナッシュを絞りました。
デコレーションしたら可愛いし、ボンボンショコラを作るよりずっと楽だし、気に入りました。



早速、ちょっと違うバージョンも。スプーンの上に絞るのも、食べやすくていいです。

ウィーン ③

2010年10月07日 | 旅行

Royal Palace, Vienna

ホーフブルク(王宮)のミヒャエル門です。



王宮内の銀器博物館へ行きました。入り口近くには、お菓子の型がたくさん並んでいて面白い!見たことのない形の物が多くて、じっくり見入っちゃいました。実際にどんなお菓子が作られていたのか、見てみたいです~。



もちろん、銀器もたくさん。この銀のカトラリーの他に、銀に金メッキをしたカトラリーもずらりと並んでいました。食器類も壮観。



これは国賓級の方のためだけの特殊なナプキンの折り方で、折り方を知っているのは数人だけなのだそうです。



皇帝の部屋、シシィ・ミュージアムを見学したあと(ここは撮影禁止)、宝物館へ。



帝冠がいくつも展示されていました。



ナポレオンが息子のために作ったベビーベッド。



最終日はウィーンの北の森に行きました。ウィーンからトラムで30分位です。まず、グリンツィングという村のホイリゲへ。ホイリゲはワインの新酒という意味で、同時に新酒のワインが飲める居酒屋という意味なのだそう。このように、軒先に針葉樹で作った束が吊るされているので、ホイリゲの目印です。

ワインを頼むと、ジョッキで出てきます。お料理も美味しくて大満足。今度は夜に来てみたいな~。



ほろ酔いで向かったのは、ベートーベンの散歩道。ここを歩きながら、田園の構想を練ったのだそう。



ウィーンとは関係ありませんが、昨日の夕焼けがとっても綺麗だったので。



夕食の支度をしていたらベランダにいる夫に呼ばれて、出て行ったらこんなに綺麗な空が広がっていました。



東の空には虹が。

オランダへ来てこの秋でちょうど3年が過ぎましたが、今月末にオランダを離れることになりました。
今度は9年ぶりの日本です。結婚してから日本で生活するのは初めてなので、ちゃんと主婦が出来るかちょっと心配ですが(笑)、久しぶりの日本なので楽しみ♪
今は引越し準備で家の中がぐちゃぐちゃです~。

ウィーン ②

2010年10月06日 | 旅行

Schonbrunn Palace, Vienna

今回の旅行はお天気に恵まれなかったのですが、シェーンブルン宮殿に行った日だけは綺麗な青空でした。



宮殿の上には、ハプスブルク家の紋章である双頭の鷲が飾られています。



宮殿の中を見学した後は、丘の上にある、グロリエッテというギリシャ神殿風の建物まで歩いて行きました。



この場所からは宮殿やウィーンの街並みが見下ろせます。女帝が好んで朝食をとった場所だそう。



その場所が今はカフェになっています。宮殿を眺めながら一休み。



カフェ・マリア・テレジア(オレンジリキュール入りのコーヒー)と、エスターハージートルテ。ヘーゼルナッツの生地でクリームをサンドし、上にフォンダンとチョコレートで模様をつけたケーキで、とても甘いです。コーヒーはかなりアルコールが効いていて、美味しかったけれどもケーキと組み合わせるものではなかったですねぇ、やっぱり。



世界一美しい図書館と言われている、ウィーン王宮内の国立図書館。



高い天井まで本棚が続いています。



暗くて写真がイマイチですが、本当はもっとずっと美しい空間です。



ト音記号のお花を前に立っているモーツァルト像。



ウィーンで食べるもので1番楽しみだったのは、ザッハトルテ。いつか本場で本物を食べてみたいなーと思っていたのです。ホテルザッハーのカフェで食べました。
無糖のホイップクリームがよくあいます。美味しくって満足♪

ウィーン ①

2010年10月05日 | 旅行


プラハからウィーンへは電車で移動しました。朝早かったので、ホームも閑散としています。



綺麗な車内で快適でした。約4時間半でウィーンに到着。


Museum of Art History, Vienna

両親から薦められた美術史博物館に行ってみました。右手前にあるのはマリア・テレジアの像です。



この博物館は、ハプスブルク家の美術品を収蔵するために建設されたそうです。建物自体がまるで美術品。入った途端にあまりのゴージャスさにため息でした。



エントランスが吹き抜けのホールになっています。



ホールから階段を登り、振り返ったところ。



クリムトの絵がありました。



建物だけでなく、中身も見応えがありました。オランダの絵画もたくさん。



館内のカフェで一休み。ドボストルテを食べました。ハンガリー発祥のウィーン菓子です。学校で習いましたが、実際にお店にあるのは初めてみました。上にキャラメルでコーティングしたスポンジが載っていて、習ったとおりの構成だ~と、ちょっと感激(当たり前?)。



夕食にウィンナー・シュニッツェルのお店へ行きました。大きいとは聞いていたものの、お皿からはみ出るサイズのシュニッツェルにびっくり。レモンをたっぷり絞って食べました。柔らかくて美味しかったです。ビールとぴったり。



プラハ

2010年10月04日 | 旅行

Prague, Czech

先週、プラハとウィーンに行って来ました。
1枚目は、旧市庁舎の塔から眺めたプラハの街並み。この色合、プラハに来たなあと感じます。



まず行ってみたのは、プラハ城。城内に、博物館や教会など見所がいくつか並んでいます。



聖イジー教会。



教会の内部。天井にはフレスコ画。



聖ヴィート大聖堂。



たくさんのステンドグラスが美しい聖堂でした。



これはミュシャの作。



他のステンドグラスとは雰囲気が違うのですぐにわかります。



ミュシャはチェコ出身。美術館にも行きました。こじんまりした館内でしたが作品はたっぷり展示されており、美しさにうっとり。



プラハ城内のレストランでランチ。チェコビール、すっきり飲みやすいです。



この白い円柱状のものは、クネドリーキというもの。チェコ名物ということで、どんなものか食べてみたかったのです。これはふわふわ軽くて蒸しパンみたいでした。



こちらのクネドリーキは、もっちりタイプ。小麦粉が主体のものや、じゃがいもが主体のもの、甘くデザートにして食べる物など色々あるみたいです。



お城の正門前がものすごい人で溢れていたので、何かと思ったらちょうど衛兵交代の時間でみんな見物していたのでした。



お城は丘の上にあるので、眺めが良かったです。分かりにくいですが、写真中央辺りにモルダウ川が見えます。



プラハ城近くにある、ストラホフ修道院の神学の間です。図書館として使用されていて、18世紀の絵画で飾られた半円天井が綺麗。
もうひとつ見てみたかった哲学の間が、修復中だったのが残念…。



旧市庁舎の時計台の前で、鳴るの待っているところ。ちょうど正面のカフェのテーブルが空いていたのでまたビール。



10分前位からたくさんの人が集まってきてみんなで待っていたのですが、鐘が鳴ってこの窓の奥のほうでキリスト12使徒の人形が回るだけで、しかもものすごく短くて(1分位?)あっさり終わってしまいました…。なんだったんだろう。



塔の上からの眺めはとても良かったです。正面に見えるのは、ティーン教会。



塔から降りてきたら、結婚式のカップルが時計台の前で撮影中でした。



この街並みの色合いが、中欧らしい気がします。



でも、明るいパステル調の壁もよくみかけました。



暗くなってからの、火薬塔。火薬貯蔵庫として利用されていたそうです。