お菓子時々パン日記

LAで製菓学校を卒業後、オランダ、ロンドン等を経て今は名古屋在住です。
私の作るお菓子やパン、その他色々の日記です。

マロンケーキ

2008年09月30日 | マロンのお菓子

オランダでは手に入らないと諦めていたマロンペーストが、ネットで買えました~。これで安心して色々作れます。嬉しくて積み上げて写真撮っちゃいました♪

まず作ったのは、こちらのページに出ていたマロンケーキ。夫からのリクエストです。


Chestnut Cake

マロンペーストが240gも入ってます。入ってるというか、主な材料がマロンペーストで、そこにバターと卵を混ぜ込み最後に粉を少量加えるだけの生地。お砂糖は入りません。どんな仕上がりなのかなあ、もしかして羊羹みたいにぎっちりしたケーキだったりして?などと思いながら作りました。

そしたら全然ぎっちりなんてしてなくて、しっとりきめ細かくて美味しい♪カット面に見える黒い点は、マロンペーストです。生地に入れるペーストとは別にあらかじめ少し取り分けておいて、最後に生地に散らして焼いてあるのです。

材料を混ぜていって焼くだけ(泡立てもなし)なのに美味しく出来て、さすがサバトン(このマロンペーストのメーカー)のレシピ。ケーキの表面が白っぽいのは、私が練習したくてレシピには無いグラスがけをしたからです。しゃりしゃりには出来たけど、もっと全体的に透明に綺麗にかけたかった・・。ケーキに乗せてあるのは、こちらのスーパーで買える蒸し栗です。


ヒートホールン

2008年09月29日 | おでかけ


Giethoorn

週末、ヒートホールンという村へ行ってきました。アムスから車で北東へ1時間半ほど行った場所です。

オランダのヴェネツィアと呼ばれる美しい村だということで一度行ってみたいと思っていたのですが、運河沿いにかやぶき屋根の家が並んでいて本当に絵本の中みたいに可愛い村でした♪イタリアのベニスと雰囲気は全然違うけど、のんびりしていてこちらもいい所です。

ちょっとお散歩をしてから、ボートを借りました。

いいお天気だったし、のんびり眺めを楽しみながら運河を進むのはとっても気持ちよかったです。

運河は細いせいか一方通行なので、途中で湖へ出て元の場所に戻りました。

広い湖をボートで進むのも、モーター付きなので楽々です。

こういう場所に親戚や友達の家があって、遊びに行けたらいいでしょうね~。


チョコレートムース

2008年09月25日 | 冷菓


Chocolate Mousse

ドーム形のチョコレートムースです。ゼラチンを使っていないムースで、口どけなめらか。底にヘーゼルナッツ入りのチョコレートケーキを敷き、中にキャラメルムースも入れました。

モンブランも一緒にお渡しでした。秋っぽいですね♪


チョコレートクラッククッキー

2008年09月24日 | クッキー


Chocolate Crack Cookies

クラック(ひび割れ)クッキーです。生地を丸めてパウダーシュガーを全体にまぶしてから焼くと、焼いている間に生地がふくらんでこんな風に割れ目が出来ます。ちょっと面白いですよね~。

私が持っていたレシピでこれを作るにはカカオマスが必要なのですが、ここでは手に入らず・・・。今回はチョコレートとお砂糖の量を調節して作りました。クッキーのようなスコーンのような食感です。

アーモンドクリームが少し余ることがあったので、ちょっと思いついてアーモンドクロワッサンを作ってみました。使ったのは冷凍庫にあった先日のイマイチな出来のクロワッサンです。

横に半分にカットして、ラム風味のシロップをたっぷり塗り、アーモンドクリームをサンドして焼きました。焼きたてよりも冷蔵庫で冷やしてからの方がおいしかったです。でも、シロップをかなり塗ったつもりだったのに思っていたほどしっとりせず…。メゾンカイザーのオザマンド、すごくしっとりしてて美味しいんです。あれ食べたいな~。


レモンタルト

2008年09月23日 | タルト


Lemon Tart

レモンカードに少しだけゼラチンを入れたものを空焼きしたタルトに流し込んであります。

タルトリングを使うと側面になかなか焼き色がつかないことが多いのですが、空焼きした今回は本当に色が付かなくて…。底が焦げる前に取り出したのでこんな色のままになってしまいました。火は通ってるんですけど、美味しそうに見えないですよねぇ。どうしたらいいのかな~。

6cmのタルトリングは生地を敷き込むのがちょっと面倒だけど、出来上がりが小さくて可愛くて好きです♪


プディング・オ・ショコラノワール

2008年09月22日 | 冷菓


Chocolate Pudding

ルミさんの「とっておきのチョコレートのお菓子」の表紙にもなっている、チョコレートプリンです。一度味わってみる価値ありの一品、とのことで作ってみたいなあと思っていました。

泡立てた卵に、溶かしたチョコとバター、粉とココアを加えて蒸し焼きにしてあります。

本に、まるでチョコレートの羊羹のよう、と書いてありましたがそんな感じです。濃厚~。本の写真だと断面がもっととろりとしてる様に見えます。焼き過ぎだったのかなあ。


クロワッサン

2008年09月21日 | パン


Croissant

クロワッサンって苦手です~。学校で作った時は美味しく出来たんですけど、家で作って上手に出来たことがありません(といっても、挑戦したのは2,3回かな?)

パイ生地の折り込みはスムーズに出来るのに、どうしてクロワッサンはダメなんでしょう。

焼き上がりには一応層は出来ていましたが、理想の、中はふんわり外はサクッとはらり、には程遠いので、そのうちまた練習します…。

アムステルダムの東にある、KNSM島に行ってきました。ここは再開発されたエリアでデザイン建築が集まっていてインテリアショップもあるということで、どんな地区なのか一度行ってみたかったのです。

この赤い橋、きれいな曲線ですよね~。普通に歩いて渡れます。

この運河沿いの住宅、それぞれ違うデザインで面白いです。有名な場所らしく、道や橋からみんな写真を撮っていたので私たちも撮ったのですが、普通に暮らしているのにこんなに注目されちゃうのってどうなのでしょう~。オランダはカーテンのない家が多くて、見ようと思えば中までよく見えちゃいます。

この人達は、建築訪問ツアー(?)みたいな感じらしく、引率されて説明を聞きながらあちこちの建物を見学していました。この建物も住宅で、家の前にテーブルを出してワイン飲んだり読書したりしている住民の人達がいるのですが、見学者達のことは意に介さずくつろいでいる様子。いつもこうだと慣れちゃうのかな。

これはホエールという名前のビル。上にへこみがあるのは、太陽光を取りこむためなんだそうです。


紅茶のロールケーキ

2008年09月19日 | ロールケーキ


Tea Rollcake

紅茶のロールケーキです。アールグレイの茶葉を混ぜ込んだ生地で、紅茶クリームを巻き込みました。

紅茶クリームは濃く出した紅茶をクリームに混ぜて作ったのですが、紅茶味がするまでクリームに紅茶を足すとゆるくなって形が保てず、かといって少ないと紅茶の味がしないし困りました。本番では頑張って濃く濃く紅茶を出して、クリームの方もマスカルポーネの量を調節して完成。


シナモンの焼きメレンゲ

2008年09月18日 | 焼き菓子


Cinnamon Meringue

メレンゲを絞り出し、100℃位の低温で2~3時間かけて乾燥させました。これはシナモン風味にしましたが、今度はラズベリーや抹茶等、パステルカラーで何種類か作ってみたいです。

今月のフラワーレッスンは秋らしい色合いのアレンジでした。小さめの花瓶をふたつ使っています。

この小さい実はりんごの仲間だそう。ちっちゃくて可愛い。

黄色いカラー、ふちが紫になっていて、これも秋っぽいです。

全体像。フラワーアレンジって大きいので、いつもどうやって写真を撮ったらいいのか分からず困ってしまいます…。


マンゴームース

2008年09月17日 | 冷菓


Mango Mousse

前回作ったストライプムースは缶詰を使ったせいかマンゴーの味が薄かったので、今度はフレッシュな果実をピュレにして作りました。中にココナツムースを入れて底にはダクワーズと、味を比べるために構成は前回と同じで、仕上げだけ変えてあります。

しっかり熟れ頃を見極めてピュレにしたつもりなのですが、なぜか出来あがったものはちょっと青臭さがあるような…。なんでだろう。冷凍の製菓用ピュレが手に入れば問題無いんですけどね~。また作りなおすべきなのでしょうが、もうすっかり秋だしマンゴーのお菓子を作る気分にはなれなそうです…。

仕上げのマンゴーピュレ入りのグラサージュ、きれいにツヤツヤに仕上がって嬉しい♪でも味が良くなくちゃ意味ないですねぇ。

こちらは大きめバージョン。こんなに作ったのに美味しくないなんて悲しいです…。


北欧旅行 ~ストックホルム~

2008年09月16日 | 旅行

朝、スタヴァンゲルの空港を飛び立ってストックホルムへ向かいました。天気も良くて窓からフィヨルドがよく見えました。

ホテルに着いてお昼を食べて、まず向かったのはストックホルムの市庁舎。

見学ツアーに参加しました。

ここはノーベル賞授賞式後の晩餐会が行われる青の間です。ここで千人以上の人がディナーをとるので1人分のテーブル幅は40cmしかなくて、「世界で最も混み合う晩餐会」と言われているそうです。

キッチンは上にあって、この階段から給仕の人たちがいっせいに降りてくるのだそう。どんな雰囲気なのか見てみたいです。

これは晩餐会に使われる食器類。市庁舎の一角にあるレストランでは、ノーベル晩餐会と同じメニューを頂くことが出来ます。

こちらは晩餐会後に舞踏会が行われる黄金の間。1900万枚もモザイクが使われていてキラキラです~。

見学ツアーの後は、塔に登りました。この日のストックホルムは風がびゅーびゅーで寒くて、塔に入るのに並んでいた間に唇がまっ青になってしまう程。8月とは思えません・・・。でもまあ眺めがよくてストックホルムの市内を見下ろせたのでよかったです。

そのあとはガムラスタンという地区をお散歩。古い街並みに雑貨屋さんやお土産物屋さんが並んでいます。

これはガムラスタンで最も細い路地。幅1mありません。

夕食はホテルの人にお勧めを聞いて、海沿いのレストランへ行きました。旅行ももう終わりだし、やっぱりシーフード!ということでどーんと盛り合わせから。オイスターもロブスターもたっくさんあった海老も美味しくて満足♪

帰りの飛行機は夕方発だったので、朝はマーケットに行きました。

新鮮なベリー類やきのこがたくさん積み上げられていました。その場で買って食べたプラムがジューシーで甘くておいしかったです。

その後はノーベル博物館へ。

ここのカフェでは、ノーベル晩餐会のデザートで出たものと同じアイスクリームが食べられるのです。

ほおずきに隠れて右後ろの方にあるのは、ノーベルさんの顔がついたメダルチョコです。

これは博物館に展示されていた本物のメダル。表がノーベルさんで、これは裏側で、自由の女神のベールを科学の女神がはずしている所。分野によってメダルのデザインは違うのだそうです。

最後は遊覧船でぐるっとまわってストックホルム観光は終了。空港で日本に帰る両親と妹を見送ったあと、夫と私はアムスへ戻りました。


北欧旅行 ~プレーケストーレン~

2008年09月15日 | 旅行

プレーケストーレンは、リーセフィヨルドにある、フィヨルドに突き出た岩です。ここに紹介されている記事がありました。この写真の図の左端から歩きだして、到着地点の右端まで2時間半ほどかかりました。

バスを降りた時点で雨が降っていて、どうなることやら・・と思いつつ歩き出したらすぐに雨があがって、ほっ。

こんな風にお散歩気分でのんびり歩ける所もあれば、

こんな急な岩場が続いている場所も。ここは登る時はもちろん、下る時も結構大変でした。

途中の湖のほとりで一休み。

ここ、急に景色がひらけてフィヨルドが見えて、風がふわーっと吹いて来て、とっても気持ちがよかったです。まだ目的地じゃないけど、歩いて来た甲斐があったなーと思いました。それに天気もよくなってきて嬉しい~♪

目的地かな?と思ったらまだ途中だった場所。フィヨルドの色がきれいに見えました。

だんだん目的地に近くなってきました。ずっと柵のない場所を歩いて行きます。

そして、とうとうプレーケストーレンに到着です。

ここが岩の先端。下の水面までは604mあります。柵もなくて怖いので、腹ばいになって頭だけ岩の先に出してみましたが、やっぱり怖い!もちろん素晴らしい眺めでしたが、写真を撮る余裕はありませんでした。岩の淵に腰かけてヒザをぶらぶらさせている人もいましたが、さすがにそれは真似できません・・・。

ちょっと手前の岩から撮ったプレーケストーレン。左の方に立っている5人が私達です。

眺めを堪能し、写真も一杯撮ってからお昼ごはんにしました。そうしたらそれまで晴れていたのにどんどん暗くなって雨が・・・。この後は下る時もほぼずっと雨でした。ちょうど目的地にいる時に晴れていてラッキーでした♪

スタヴァンゲルの街に帰ってきてからは、お散歩しながら夕食のレストランを探し、美味しいタイ料理で満足してホテルに帰りました。翌日は飛行機でスウェーデンのストックホルムへ行きます。


北欧旅行 ~フィヨルドドライブ2日間~

2008年09月14日 | 旅行

日本から北欧旅行の写真を送ってもらったので、この前の続きです。途中でうちのカメラが壊れて撮れなくなってしまったからなのですが、でもなぜかスイス旅行の前に復活し、今は普通に使えるようになりました。しばらく休ませておいた?のがよかったのかな・・・。新しく買う前でよかったです。

オスロをレンタカーで出発し、この日はソグネフィヨルドのグドヴァンゲンという町を目指してドライブしました。

これは途中で寄った、木造の教会です。ヨーロッパの教会というと煉瓦や石造りのイメージなのですが、ノルウェーにはこのような12世紀~14世紀に建てられた木造の教会がたくさんあってスターヴ教会と呼ばれており、世界遺産に指定されているものもあるのだとか。バイキング船を作った技術が使われているそうです。同じようにタールで防水しているとのことで、かなり黒かったです。

あいにくのお天気だったのですが、フィヨルドもたくさん眺めてきました。

この日に泊まったのはフィヨルドの一番奥にあるホテルです。ホテルの目の前からフィヨルドが広がっているという最高のロケーション。

泊まった部屋は、屋根の一部がガラス張りになっていて、ベッドに寝たまま空が眺められました。晴れていたら星空がきれいだっただろうな~。

翌日は、ハダンゲンフィヨルドを通ってベルゲンという町までドライブしました。

滝を見たり、

湖の畔で遊んだりしているうちにベルゲンに到着。ベルゲンは12~13世紀にはノルウェーの首都だった街で、今はオスロに次いでノルウェー第二の都市なんだそうです。

ここは港の東側にあるブリッゲン地区。この可愛らしい建物群、今はお土産物屋さんやレストランなのですが、14世紀頃にハンザ商人達の事務所や居住地になっていたもので世界遺産に登録されているそうです。お店の間に細長い通路があって、かなり奥行きがあります。

奥には世界遺産の登録証?みたいなものが。

塔に登ったり博物館を見たりお店を眺めたりしているうちに夕方になり、港の魚市場で夕食にしました。

ロブスターやシーフードフライ、シーフードサラダなど。その場で焼いてもらったサーモンがおいしかったです。海産物以外にフルーツやお土産も売っていて賑やかな場所でした。

この後は空港でレンタカーを返し、ドライブ終了。飛行機でスタヴァンゲルという街に行って泊まりました。

次の日はこの旅行のメインイベント、プレーケストーレンへのハイキングです。みんなで、どうか晴れますように・・・と願いながら早めに寝ました。


ベーグル

2008年09月12日 | パン


Bagle

久しぶりにベーグルを焼きました。手でちぎるとむに~っとなる、もちもちベーグルです。

一時期は冷凍庫にベーグルが常備してある程作っていたのですが、ここ数年全然作っていませんでした。ベーグルは発酵が一回だけだし、水分が少ないので生地も扱いやすいし、他のパンを作るよりだいぶ楽。今回は全粒粉を1/3程混ぜて作ってみました。

もうちょっと真ん中の穴を小さくした方が、本物っぽい(NYっぽい)かな~。

ここ数日、ずっと雨です。晴れ間がのぞく時もあるのですが、基本は雨で薄暗いです。なので、明るい色のお花が欲しくて選んできたレモンイエローのダリア。丸くて可愛いです♪


プラムタルト

2008年09月11日 | タルト


Plum  Tart

送別会用に作ったプラムタルトです。主賓の方に何がお好きが伺ったところ、「すもも!」ということだったので。すぐにタルトが思い浮かびました。

いつも行っている果物屋さんで、ちょうど食べ頃なプラムを選んでもらいました。赤くてぷっくりツヤツヤで見るからに美味しそう♪フレッシュなまま食べると、酸味はほとんど感じずさわやかジューシーです。

焼くと実がぎゅっとつまって甘酸っぱくなります。残ったプラムで作ったジャムを塗って仕上げました。