今週はテストや宿題やイベントお手伝いでいっぱいいっぱいなので、しばらく更新できそうもありません・・。週末にまとめてアップしますね~。
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長かった一週間がやっと終わりました・・・。私の人生で史上最高に忙しくストレスフルだった日々だった気が。でも頑張ってやっと終わって今は幸せ~。睡眠不足が続いていたので眠たいはずなんですけど、なんだかもったいなくて(?)起きてます。
では、11日目についてから。
今日の授業は
・Piping Practical
・Assemble Petals, Leaves
・Dust Flowers
でした。
パイピングは、Cornelli Laceの他に、Happy Birthday, Congratulations, Happy Anniversaryの3種類。たしかにこれって、実際に働くようになったら一番必要そうなパイピングですね~。こちらがChef の見本です。
私のはこちら。
なんか、やっぱりChef のに比べて筆の運び(?)に迷いがあるというかなんというか。さらさら~っとかっこよく書ける様になりたいです。
そのあとは、作っておいた花びらの組み合わせ方とか色づけ方など。色はパウダー状のフードカラーを使います。メイクアップ用のブラシが一番使い易いとのこと。
こんなふうにパウダーを少量だし、ブラシにつけてから花びらを軽くこするとほんのり色がつきます。色々混ぜたりして、出来る限り本物っぽくしてみなさい、と。
色づけしたものをフラワーテープ(緑色の紙テープ)でまとめれば花の出来上がり。
ほんとなら花びらに点々もつけるところだって言ってました。とにかく、花の写真を見てそれに近づけるように、とのこと。前からずっと言われていたので前日にインターネットでチェックしておきました。私は白いカサブランカが作りたかったので、パウダーカラーはうっすらとだけ。
おしべやめしべはこんな感じに。茶色い箇所は、フォンダンで作った芯にコーンミールとココアパウダーを混ぜた物をまぶしてみました。
組み合わせて出来上がり~。葉もつけました。
花びらを作っていた時には、どういうふうに組み合わせるのかも、ちゃんとできるのかも分からなくて心配だったんですけど、ちゃんと花に見えるように出来るものですね~。よかったよかった。
授業のあとは、イベントのお手伝いです。月曜の夜にChef から電話があって、大体準備できてるから2時にホテルに来てね、とのことだったのですが、一度家に帰って花を組み合わせたりパール(ケーキの飾り)にするためのフォンダンを丸めたりしていたらChef からまた電話があって、やっぱり3時に変更とのこと。1時間余裕ができたので水曜にあるワインテストの勉強してました。ものすっごくテスト範囲が広いんです・・・。ワインの産地やらぶどうの種類やら色んな国のものを覚えないといけないし、見慣れない単語ばっかりだし、もう大変。先週末から勉強を始めた(これは私にとってすごく珍しいことなのです(笑)。いつも一夜漬けばっかなんですけど、このイベントの予定が入ってしまったので仕方なく)んですけど、全然覚えられなくて気はあせるばかり。ちなみに、私が月曜にイベント関連のワークショップに参加していた頃、ワインクラスのみんなはいろんな種類のチーズとかフォアグラとかダックとか野菜のソテーとかチョコレートラズベリータルトとか、Chef が準備してくれた美味しそうな物たちとワインを楽しんでいたんだそうです・・・。いいな~。
2時半くらいにサンタモニカのホテルに到着したら、パートナーの子ももう来てました。パーティとなる宴会場でChef と会ったら、すぐにキッチンへ。当たり前なんですけど高い帽子をかぶったChefが大勢いて、すごく広いしみんな忙しそうで活気にあふれててちょっと圧倒されました。15人のChef 達がそれぞれ2品ずつ作る立食パーティのようで、私がお手伝いしたChef が作ったのはMaple-Glazed Doughnuts, Roasted Apples and Cider Ice CreamとSweet Corn Crème Caramel with Corn Ice Cream の2品です。アイスクリームやコーンプディングや飾りのクッキー生地、飾りなどはもう作ってきてあるとのことで、じゃあクッキー焼いたり盛り付けしたりのお手伝いなのかなあ、と思ったら、あなた達2人には「ドーナツ作り」と「クッキーの型抜き」をしてもらいます、どっちがいい?と聞かれました。そしたらパートナーの子がすぐさま型抜きを希望したので(料理クラスだから、お菓子はあまり得意じゃない、とのことで)私はドーナツの係りに。Chef からは、材料の計量はしてきてあるから、作り方教えるから型抜きまでして冷蔵庫にどんどん入れていってね、と言われました。今夜のパーティのチケットは700枚くらい売れてるけど全員がドーナツ食べるわけじゃないだろうから、7時半(パーティ開始時刻)までに、できたら600個位作ってね~、と。
もう、すっごく大変でした・・・。そういえば、ドーナツって何故か学校では習ってないんですけど、まあ作り方は複雑じゃないし計量もしてあるし。でも、揚げたのを食べてみたらすっごくソフトでしっとりしてて今まで食べたトーナツで一番おいしいかもっていうくらい美味しかったんですけど、生地がむちゃくちゃ扱いにくいのです。水分がかなり多いので、しっとりというかべったべたで、イーストのせいかふわふわと柔らかい生地。打ち粉を信じられないくらい大量に使ったんですけど、それでも型抜きするとくっついちゃうんですよね~。しかも、ドーナツ用の型とかじゃなく、普通に丸型で抜き(しかもちっちゃい。直径3センチくらい)、真ん中の穴は口金の絞り出さないほうで抜くのです。抜くたびに粉をたっぷり口金につけないとすぐ詰まっちゃうし、でも小さいのを指でつまんでるので、粉まぶしすぎるとすべっちゃうし。600個作るのなんて絶対無理・・・と思いながら必死で作業してました。隣で作業していたパートナーの子は、生地を伸ばして普通に型抜きしてるだけなので、結構すぐに600個終了。その時私はまだ100個くらいしか出来て無かったかなあ。Chef はほんとに優しくていい方で、600個って言ったけど出来るとこまででいいから無理しないで作業してね、と言ってくれるのですけど、やっぱり言われた数だけ作りたいし。パートナーの子が手伝うよって言ってくれたんですけど、型が一個しかないので2人では作業しにくくて、結局その子は別のシェフの作業を手伝ってました。どにかくひたすらに型抜き(生地作りも何度かしたけどそれは大変じゃない)を必死になってしてました。作業台にかがみながらしてるから腰痛くなった。そして、どうにか7時過ぎに600個完成・・・(っていっても揚げてないけど)。いや~、ほんと疲れました。たくさん写真撮ろうと思ってカメラをポケットに入れてあったのですが、そんな余裕は全然なし。
パーティ開始からは、キッチンでひたすらドーナツを揚げてました。揚げたてを食べてもらいたいからということで、少量ずつ揚げてはパーティ会場にいるChef のテーブルに運びます。これは開始直前のChef のテーブルの様子です。
キッチンが同じ階ならいいんですけど、一階下にあるんですよねえ。なので、ドーナツ持って階段を上がったり、足りないお皿を持って上がったり。昨日のワークショップで、タバコを吸う人はすぐにやめなさい、エクササイズしてない人は今日から始めなさいって話が出てたんですけど、体力の大切さを実感しました・・・。開始30分くらいでもうくたくた。しかも、綺麗な格好してワインやおいしそうな料理片手に談笑しているお客さん達を横目に見ながら汗だくでひたすらに働くのはかなり辛い。お腹減ったしのども渇いたけど、そんなヒマもちろんないし。ひたすらに会場とキッチンを往復しながらドーナツ揚げていたので、Chef の盛り付け方なども全然見るヒマがありませんでした。残念。ドーナツは600個全部揚げて、ほぼなくなりました。みんなドーナツ好きですね~。揚げたてを運んでいると、すれ違う人に何度ももらっていい?とつままれました。
パーティ終了時刻の9時半が過ぎても、お料理作るChef を手伝ってた人達はお疲れ様~って乾杯してたりするのに、デザートの私達はまだ食べる人がいるのでドーナツ揚げてました。10時頃になってようやくすべての作業が終了。まだパーティ会場には飲み物やお料理が残っていたので好きなのもらってきていいよって言われたんですけど、ほんとに疲れてるときにはお酒なんて飲みたくないものなのですねえ。美味しそうなワインもたくさんあったんですけど、とにかく冷たい水が飲みたくて。でも水は無いって言われて飲めませんでした・・・。なんでだ~。
Chef と一緒に写真を撮ってもらったり、サラダをつまんだりしてました。Jin PatisserieのChef とも少しお話する機会があったのですが、とってもいい方でした。以前ANAでフライトアテンダントしていた経験があるとのことで、日本語で話しかけてくれました。一緒の写真も撮ってもらえたし、ロス在住の日本人の間でもとっても人気なんですよ~とお伝えしておきました。近々、ケーキ食べに行ってみようっと。
そうそう、これだけ働いても無給なのですよ(笑)。学校の担当者には、まだ生徒の身で有名なChef と一緒に働けて知り合いになれる、それはお金に換えられないくらいすごいことだよって言われました。まあ、たしかにそうですけど。それに私はまだWorking Permit持ってないので無給じゃないと働けないし。
Chef は勤めていたレストランを辞めて、今年の秋に新しく自分のお店を開くんだそうです。帰る前に丁寧に労って褒めてくれて、もし興味があったら連絡してねってメールアドレスくれました。実際に働けるかどうかは別にして、そう言ってもらえて嬉しかったです。必死で作業した甲斐もあったというもの。優しいChef でほんとによかった。英語が聞き取れない私に、嫌な顔ひとつせずゆっくり説明してくれたし。
家に帰ってきたのは11時ころ。いつもならすっかり眠ってる時間です。シャワーを浴びてとりあえず倒れこむように寝たんですけど、ワインのテストのために翌朝は3時起き・・・。