お菓子時々パン日記

LAで製菓学校を卒業後、オランダ、ロンドン等を経て今は名古屋在住です。
私の作るお菓子やパン、その他色々の日記です。

ウィンザー・ロンドン

2009年08月31日 | 旅行


最終日は、まずチッピングカムデンという村近くにある、ヒディコート・マナーガーデンに行きました。何もないような田舎道を走っていくと、いきなり現れるお庭。しかも結構混んでいてびっくりでした。



天気も良くて、色々なお花を見ながらの散歩気持ち良かったです。睡蓮も綺麗に咲いていました。



ここのカフェで食べた、フラップジャックス。イギリスの伝統的なお菓子で、オートミールをバターや砂糖、シロップで焼き固めたものです。



それからウィンザー城へ行きました。外観は堅牢そうなお城というか要塞のような雰囲気もあるのですが、内部はもうびっくりするほどゴージャスで見応えのあるものでした。写真撮影不可だったのが残念。

この後は、ヒースローで日本へ帰る両親を見送り、夫と私はロンドンに1泊。



ロンドンで食べたのはフィッシュ&チップス。コヴェントガーデン近くの専門店へ行きました。



少し待ってテラス席につけましたが、お店はずっと混んでいて、テイクアウトのお客さんもひっきりなしに訪れていました。
ポテトもフライも熱々で、ビールにぴったり♪



夕食後、パブに寄ったり、夜景を見ながら散歩したりしてロンドンの夜は終了。



翌日は、夫がロンドン初めてだったので(私も2回目だけど)、ロンドン塔、タワーブリッジ、大英博物館と周り、夜の飛行機でアムスへ戻りました。

楽しみにしていた旅行も、いざ始まってみるとあっという間に終わってしまいますね~。
アムスもだいぶ涼しくなり、夏もついに終わりだなあと寂しいです。家の周りの木々もちょっと色づいてきました。

ストーンヘンジ・コッツウォルズ

2009年08月30日 | 旅行

Stonehenge

セブンシスターズを散歩して、朝食を摂った後は世界遺産のストーンヘンジへ。
紀元前3000年頃に造られたと言われているそうです。大きな物は高さ7メートル、重さ45トンもあるとか。

日本語のオーディオガイドを聞きながら一周見て回りました。目的や作り方などは諸説あるものの謎のままだそうですが、本当にそんな昔にどうやって作ったのか想像もつきません。巨人が石を運んで造ったという伝説が一番納得いくような…(笑)。


Bibury

その後は、コッツウォルズにあるバイブリーへ。



ここは数年前にも来たのですが、やっぱり綺麗ー!
いつまででも散歩していたくなります。



透明度の高いコルン川には、マスが泳ぎ、白鳥や鴨達もたくさんいました。



詩人ウィリアム・モリスが「イギリスで一番美しい村」と称賛した場所。

この建物は14世紀に羊小屋として建てられ、17世紀に住居に改装したのだそう。



今でも実際に住居として使われています。



この村の中心にあるスワンホテルでアフタヌーンティにしました。クロテッドクリームが濃厚で、スコーンも美味しかったです♪


Castle Combe

その後は、カッスル・クームへ。「全英一古い町並みが保存されているコンテスト」に何度も入賞している村なのだそう。



本当にこの一角だけおとぎ話の世界のようです。



なんて可愛い…。



この日はこの村にあるマナーハウスに泊まりました♪



建物自体は古いのですが、部屋の中は綺麗に改装されていて居心地良かったです。



サロンには、ここに泊まったらしい著名な人たちの写真が飾られていました。



ここのレストランは、ミシュランの星付き。ディナーも素敵でしたが暗いし写真も撮れなかったので、朝食の写真です。



折角なので、朝食後、ゆっくりお庭を散歩したりパターゴルフで遊んだりしてから出発しました。

カンタベリー・ドーバー・ライ・セブンシスターズ

2009年08月28日 | 旅行

Canterbury Cathedral

ケンブリッジを発った日は、まずカンタベリーという街へ行きました。世界遺産の大聖堂を見学。ステンドグラスが綺麗な教会でした。


Dover Castle

それからドーバーにあるドーバー城へ。丘の上に建っていて見晴らしがよかったです。海の向こうのフランスの岸も見えました。



海沿いの潮風の入る気持ちのいいレストランでランチしました。これはホワイトベイトという魚のフライ。リンボウ先生のエッセイにこれの作り方が載っていたのを覚えていて、メニューにあったのでオーダーしてみました。



ドーバーで食べたかったのは、やっぱりドーバーソール。美味しかったです。大満足♪


Rye

それからライという町へ。古い街並みの続く可愛いところです。



アンティーク屋さんも多く、散策にちょうどいいところでした。



ケーキ屋さんのウインドー。メレンゲのボリュームにびっくり。



町の中心にあるセントメアリー教会。



マーメイドインというパブ兼ホテルがあるのですが、ここは昔、海賊のアジトだったそうです。この町、昔は海峡に浮かぶ島だったそう。



ライの後は、この日泊まる予定のイーストボーンにあるセブンシスターズにあるホテルへ。ちょうど日没前だったのでチェックイン前に海岸へ降りました。白い断壁が続いていて綺麗ー。



チェックイン後に部屋から庭へ出てみると、ちょうど日没でした。



折角なので、夕食は外のテーブルで日没を眺めながらにしました。気持ち良かったー。

この日は雲ひとつないいい天気で、夜は満天の星空。部屋からすぐ庭に出られるのでいつでも眺めに出られてよかったです。波の音を聞きながら天の川が見られて幸せでした。



翌日は、朝食前にホテルの周りを散歩。この壁、結構高さがあるのですが柵なんてありません。



結構怖い…。下を見下ろすのもドキドキ。



広い場所で、遠くには羊達が、近くの茂みにはウサギが走っていたりもして、気持ちのいい朝の散歩でした。



ブラックベリーもたくさん発見。美味しかったです。近くに住んでたら持って帰ってジャムに出来るのに~。

旅行記、あと1,2回で終わると思います。


ケンブリッジ

2009年08月26日 | 旅行

University of Cambridge

湖水地方からは、陶器の町、ストークオントレントに寄ってからケンブリッジへ向かいました。




いくつもあるカレッジを見学して周りました。1、2枚目はキングスカレッジ。1441年にヘンリー6世によって創設されたそうです。大学とは思えない重厚で美しい建物でした。



こちらは32人ものノーベル賞受賞者を輩出しているトリニティカレッジ。



入口には、ここの卒業生であるニュートンのりんごの木(の、子孫)が立っています。



ニュートンの彫像も。



これはワーズワースも卒業している、セント・ジョンズカレッジにかかるため息橋。ヴェニスにあるものを模して造られたそうですが、そんなに似ていないような…。



カレッジ見学の後は、パントと呼ばれる平底の舟にのってケム川を下りました。青空が広がる夕暮れ時で、とっても気持ちがよかったです。



この街の学生だという彼が、舟を漕ぎながらガイドをしてくれました。真面目そうで爽やかな好青年。いい人にあたってよかったです。
彼のバックにあるのは、ニュートンが設計したと言われている(が本当は違うらしい)数学橋です。



舟から見たキングスカレッジ。この角度から見た方がキングスカレッジという感じがします。



見学したカレッジは、どこも歴史ある建物で芝生も整えられとてもいい雰囲気でした。こういう大学で勉強出来たらいいでしょうね~。


ハドリアヌスの長城・湖水地方

2009年08月25日 | 旅行

Hadorian's Wall

エジンバラを出発して向かったのは、ハドリアヌスの長城。ローマ帝国の皇帝、ハドリアヌスが作らせた防壁です。

羊を見ながらてくてく歩いて行くと、壁が見えてきました。



西暦130年頃に完成し、当時は118キロに及ぶ長さだったそう。世界遺産に指定されています。



見に行った場所には要塞もあったとのことで、壁以外にも遺跡が残っていました。



それからは湖水地方を目指してドライブ。


Lake District

到着ー!水面がキラキラ。



水が綺麗!



テラスでランチしてたらやってきたスズメ。



詩人ワーズワースにゆかりの村、グラスミアに寄りました。



ワーズワースのお墓。多分一番右がそうです。



この村にあるジンジャーブレッドショップです。とっても小さくて見逃してしまいそうな建物。元々はワーズワースの息子も通っていた学校の建物で、ワーズワースもここで教えていたことがあるそう。



150年前から伝わる秘伝のレシピで作っているのだそう。



見た目よりも固くてむっちり。ジンジャーの香りが結構強いです。紅茶とあいそうでした。


エジンバラ

2009年08月24日 | 旅行

Edinburgh, Scotland

先週はスコットランド&イングランドへ旅行へ行っていました。エジンバラで日本から来る両親と待ち合わせ、レンタカーであちこち巡りながらロンドンへ。幸いお天気にも恵まれ、楽しい旅行になりました♪

1枚目の写真は、エジンバラ城内にいたキルトを着たバグパイプ演奏者。バグパイプの音色に、一気にスコットランド気分?が盛り上がります。
ちょうどお祭り期間だったせいか、街中でもキルトで正装した男性をみかけました。



これはスコット記念塔という塔から見たエジンバラ城。丘の上の建物がお城です。手前に見えるのは国立スコットランド美術館。

スコット記念塔は290段ある階段を登ってかなり上まで登ることが出来ます。かなり狭い階段でちょっと大変でしたがとても景色がよくて登った甲斐がありました。



これは夜中に部屋から見えた花火。左の建物がスコット記念塔です。



大きなお土産屋さんでキルトの製造風景を見学したり、



宮殿を見学したり、あちこち歩きましたが、意外と面白かったのがスコッチウイスキーの博物館。



電動カートに乗ってウイスキーの歴史などについて見学したあとは、ウイスキーのテイスティング。ウイスキーって今まで興味が無くてあまり飲んだことも無かったのですが、種類によって香りも全然違うし初めて美味しいかも、と思いました。



ずらりと並んだコレクションルームも圧巻でした。



ゴルフ発祥の地、セントアンドリュースにも行きました。エジンバラからは車で1時間半位です。



ゴルフ場のクラブハウスで食べたイングリッシュブレックファスト。ベーコン、ソーセージ、焼きトマト、マッシュルーム、ベイクドビーンズ、卵料理、ブラックプディング、と盛りだくさん。右手前の大きい黒いのがブラックディング(豚の血のソーセージ)です。もちろんこれに薄いトーストとマーマレードもつきました。
どこへ行っても、イングリッシュブレックファストのメニューはほぼこれと同じです。



スコットランド名物のハギスも食べました。羊の内臓にオートミールやスパイスを加え、羊の胃袋に入れて蒸したもの。見た目も味もかなり個性的…ということで、食べられるかなあとちょっとドキドキしながらオーダーしたのですが、スパイスが効いていて食べやすかったです。ビールのおつまみにぴったり。



明日は湖水地方です~。

アーモンドチュイル2種

2009年08月14日 | クッキー

Almond Tuile (Yuzu & Black Pepper flavor)

昨日のブラマンジェに添えたチュイルはバニラ風味にしたのですが、残った生地を柚子風味と胡椒風味にして焼いてみました。

ルミさんの「簡単だからおいしい!お菓子」のレシピです。柚子風味も美味しかったけど、粗びき胡椒を入れた方が意外ととってもよかったです。
どうかなあと思ったけど、ピリッとした胡椒がいいアクセントに。コーヒーや紅茶より、どちらも緑茶にあいそうなお菓子でした。

明日から旅行なので、次の更新は10日後位になると思います。

ブラマンジェ

2009年08月13日 | 冷菓

Blanc-manger

イル・プルーのレシピでブラマンジェを作りました。

アーモンドスライスを牛乳で煮出して風味を移し、そこにサワークリームや生クリームを加えて固め、アングレーズソースを一緒にサーブします。

アーモンドエッセンスを使うのではなく、アーモンドスライスを煮出すというのが本格っぽくて一度作ってみたかったのです、けど…。

やっぱりレシピ通りに、スペイン産のマルコナアーモンドを使わないとダメなのかなあ。
それ程特別な味には出来なかったです。普通にミルクプリン?な感じ。

このブラマンジェ、イル・プルーのサロンでは、なんと1皿1000円近くもするそうですが、やっぱり本物を食べてみたい…。きっととっても美味しいのでしょうね~。



細長く焼いたアーモンドチュイルを添えました。この写真、片手でスプーンを持って片手でカメラを持ってシャッターを押したので、手がプルプルして大変でした(笑)。

ピーチムースタルト

2009年08月11日 | タルト

Peach Mousse Tart

オランダ、まだまだ夏が続いています。暑いのはイヤだけど、やっぱり青空が広がっていると気持ちいいですね~。

ピーチのピュレを使って何か作りたくて、でもムースしか思いつかず、でも前回と同じではつまらないので、今回はタルト仕立てにしてみました。



パートサブレにアーモンドクリームを詰めて焼き、そこにピーチのコンポートのシロップをしみこませます。それからクリームチーズクリームを塗って、その上にタルトより一回り小さいピーチムースを乗せ、周りにぐるりとブルーベリーを乗せて出来あがり。



折角ピーチの季節なのでムースの上にフレッシュな物をたくさん乗せたかったのですが、ちょうどいい熟れ具合の物が無く…。コンポートにして飾りに乗せるだけにしておきました。クラッシュゼリーはコンポートのシロップを固めたものです。



どう仕上げようかな?と自分が考えていた通りのお菓子が出来上がると嬉しいです。
これはパートサブレじゃなくてブリゼにしてもパイっぽくて美味しいかも。

タルト2種

2009年08月10日 | タルト

Blueberry Tart

夫の誕生日に勤め先で配る用のタルトを2台作りました。オランダではお誕生日の人本人が周りにケーキを振る舞う習慣があるのです。冷蔵保存は難しいとのことで、クリーム等は使わない焼きタルトにしました。

1台はブルーベリーのクランブルタルト。パートサブレにアーモンドクリームを詰め、そこにブルーベリーをたっぷり埋め込んでオーブンへ。途中で取り出して、シナモン風味のクランブルとブルーベリーを乗せて更に焼きました。


Pear Tart

もう1台は洋梨のタルト。パートブリゼにアーモンドクリームと洋梨のスライスを乗せてあります。

最近、甘いものを全然食べなくなった夫なのでお誕生日もケーキは無し。でもやっぱりケーキが無いのは寂しいなあと思い、お誕生日ディナーのリクエストの中にあったきのこのテリーヌを、ケーキ風に作ってみました。



小さめのセルクル2サイズでテリーヌを作って、ゆるめに作ったマッシュポテトでナッペしました。それからトマトとバジルを飾って完成。

意外とこのナッペが難しくてガタガタの仕上がりになってしまいました…が、夫が喜んでくれたのでまあよかったです♪


生キャラメル

2009年08月09日 | その他

Cream Caramel

中途半端に残った生クリームでキャラメルを作ってみました。



クリーム入りですごく柔らかいので、冷蔵保存。一晩冷蔵庫に入れた後、それでもカット出来ないので冷凍庫に入れて固くしてから切り分けました。

口の中に入れるととろけます~♪
違うフレーバーでも作ってみたいなあ。

日本で流行っているという生キャラメル(まだ流行ってますか?)、食べてみたいです。

メロンゼリー

2009年08月07日 | 冷菓

Melon Jelly

初めてアガーを使ってみたのですが使用量がよく分かっていなくて、出来あがったのはがちがちに固いメロン色の物体でした…。

熟したメロンで美味しいふるふるデザートが出来るはずだったのに悲しいです。写真を撮っていても(撮る前にもう固いのは分かっていた)、メロンの美味しそうないい香りがしてくるのがまた一層悲しい(笑)。

今日のアムスもまだ夏でした。じっとしていても、暑くて汗が…。昨日は暑くてちょっと嬉しいなんて書きましたが、やっぱりもういいです(笑)。
明日は涼しくなるかな~。

ブルーベリータルト

2009年08月06日 | タルト

Blueberry Tart

ここ数日、いいお天気続きのオランダです。久しぶりにサンダルで外出しました。
普段は夏だってサンダルだと寒過ぎて出かけられない位なので、こんなこと滅多にないのです。

暑い夏は苦手ですがやっぱり少しは夏気分を味わいたいので、ちょっぴり嬉しいです。でも予報だと明日からはまた秋?の気配…。



ブルーベリーがたくさんあったので、何を作ろうか迷って結局シンプルなタルトにしました。

いつもはタルト生地もアーモンドクリームも前日までに準備しておくのですが、今回は朝急に思い立ったので全部今日作りました。寝かせる時間が無くちょっと心配だったのですが、結構大丈夫でした。よかった。



山盛りのブルーベリーを買ったので、タルトの上に並べ終わってもまだ余っていて、それをソースにして上からぐるぐるかけてみました。味が濃くなるかなあと思ったけど、それほど変わりなかったみたいです…。