お菓子時々パン日記

LAで製菓学校を卒業後、オランダ、ロンドン等を経て今は名古屋在住です。
私の作るお菓子やパン、その他色々の日記です。

紅茶風味のチョコレートクリームケーキ

2006年11月30日 | ショートケーキ

小嶋ルミさんの「おいしい!生地」レシピで、紅茶風味のチョコレートクリームケーキを作りました。最近この本ばかり使っていますが、まだまだ作ってみたいものがたくさん。シフォンケーキやロールケーキ、チーズケーキなど、どれも作ってみるのが楽しみです。

本では丸型でシンプルに仕上げてあるのですが、巻きチョコを作ってみたくてデコレーションを変えてみました。


Tea Flavored Chocolate Cake

この巻きチョコが、難しかったです・・・。学校でどうやって作るのかは習った気がするのですが、一度も自分で作ったことなかったのです。なかなかくるっと綺麗に巻けなくて。しかもストライプにしちゃったので、失敗した分を溶かしてもう一度、ということも出来ないし、このほんのちょっとの巻きチョコを作るのに、かなりのチョコを無駄にしてしまいました・・・。結局ケーキ全部に乗せるほどの巻きチョコが出来ず、半分は違う風に飾りました。

でも、なんかこれも意味不明なデコレーション・・・。クリームは星型じゃなくてやっぱり丸型を使えばよかった。なんか面倒になって星型のまま絞ってしまったのでキスチョコみたいになっちゃいました。

見た目はかなり不満足なものの、味はばっちり。アールグレイのシロップがたっぷりとうってあるので、口に入れるとチョコクリームのあとに紅茶の香りがほわんときます。クリームも、生クリームだけではなく牛乳も入っているせいか甘さ控えめでとても軽い。スポンジも前回と同じで軽くきめ細かく、ほんとに口溶けのいいケーキでした。トップスのケーキを思い出します。次回はくるみを入れてみようかな。それに、こんなにぱくぱく食べられちゃうなら、もうちょっと大きめサイズで。


焼き菓子色々

2006年11月28日 | 焼き菓子

サンクスギビングには、ガレット・ブルトンヌの他に、キャラメルパウンドケーキとシュプリッツというクッキーも持って行きました。

暗くなってから準備したので写真が全然上手に撮れなくて、見苦しくてすみません。でも載せちゃいます。


Caramel Pound Cake

これは、何度か作ったことのある稲田多佳子さんの「ほんとうに作りやすい焼き菓子レシピ」に載っているもの。パウンド型で作ったのは初めてです。キャラメル、本では醤油色になるまで焦がすとあるのですがなかなかそんな色までは作れず、でも今回は頑張ってなるべく濃く作ってみました。


Caramel Souce for Caramel Pound Cake

これでもまだ本の写真よりは若干薄めなような・・・。でもやっぱりこのケーキは美味しい。


Spritz

シュプリッツ、これはウィーン風の絞り出しクッキーだそうです。小嶋ルミさんの「おいしい!生地」のレシピ。アーモンドパウダーやシナモンが入ってます。低温でじっくり焼くせいか、さっくさくで香ばしくてとっても軽い。ラズベリージャムをはさんであるのですが、クッキーだけでも充分おいしいです。

ラズベリージャムは冷凍ラズベリーを使って作りました。これも同じ本のレシピです。水飴やペクチンが入っていて、しっかりめな仕上がりです。ジャムをはさむと甘酸っぱくてクッキーが一段と美味しくなりました。これは細長く平たく絞ったものなのですが、薄いのですぐクッキーが湿気てしまいます。友人宅には丸く絞り出したものにジャムをサンドして持って行きました。この写真は、家でのおやつ用に翌日ジャムを挟んだものです。

ここからはサンクスギビングとは関係なく作った物です。


Milk Chocolate Pound Cake

くるみ入りのチョコレートパウンドです。湯煎で焼いたので、しっとりとした仕上がりでした。


Green Tea Pound Cake

これは辻口シェフのレシピで抹茶パウンドです。レシピは小さめの型を使っていたのですが、パウンド型で焼いてしまいました。そのせいなのか作り方のせいなのか、全然高さが出ず。上のチョコパウンドと同じ型とは思えません。味に深みを出すためということでコンデンスミルクが入っています。抹茶は日本から送ってもらった物で、焼く前からとてもいい香りがキッチン中に漂っていました。味は割りと普通。


Orange Financier

これは小嶋ルミさんレシピのフィナンシェです。本ではアプリコットが入ってるのですが、オレンジピールでもいいと書いてあったので自家製オレンジピールを入れてみました。深さのある型がよいとのことで、ブリオッシュ型を使ってみたのですけど、どうかな~。余った生地をゼリー型に入れて焼いたのですが、そちらの方が可愛かったかも。

ゼリー型から取り出してひっくり返したところです。しっとりしていて美味しかったです。次はアプリコットで作ってみよう。


Fruits Pound Cake

これは、先日作ったフルーツケーキ。やっとお勧め食べ頃の2週間目になりました。でも我慢出来ずに1週間目でも食べちゃったんですけど。1週目と2週目、味の違いは私にはあまり分かりませんでした・・・。同時に食べたら分かるのかなあ。ほんとにきめ細かくてしっとりしてるケーキです。

なんか今日はまとまりのない記事ですみません・・・。とりあえず最近作った焼き菓子集?でした。


ガレット・ブルトンヌ

2006年11月26日 | クッキー

サンクスギビングに友人宅に持っていった焼き菓子の一つです。


Galette Bretonne

辻口シェフの「ちゃんとつくれるスイーツ」のレシピです。本来はブルターニュ地方特産の有塩バターを使って作るとのことですが、手に入らないので無塩バターに塩を加えて作ります。酸味とコクのためということで、このレシピにはサワークリームもちょっぴり入っています。

これはバターに空気を含ませないようにするのがコツとのことで、気をつけて手で混ぜていったのですが、真ん中が膨らんでしまいました。いつ入っちゃったんだろう、空気。

バターがたーっぷり入っているため(粉230gに対してバター220g)、かなりべトつく柔らかい生地で、一晩冷蔵庫で寝かせてから焼きました。丸く型抜きしてから一回り大きいセルクルの中に入れて焼きます。セルクル6個しかないので何度も焼くのがちょっと面倒・・・。最後の方に残った生地は、もういいやーと思ってセルクル無しで焼いてみたのですが、見事にべろーんと広がってしまった全然違う物が出来てしまいました(笑)。

焼いている最中から、バターのいい香りが部屋中に広がって幸せ。焼き上がりもしっかりしてるけどサクサクと美味しくできました。でも形がゆがんでるのが多いんですよねえ。なんでかなー。それに、もうちょっと厚めでもよかったかも。


サンクスギビングディナー

2006年11月25日 | その他

サンクスギビングには友人宅でたくさんご馳走になってきました♪先日一緒にクロスタータメレンゲを作ったおうちです。


Roasted Turkey


Pumpkin Tomato Soup


Mushed Potato


Apple Tart & Pumpkin Chiffon Pie

ターキーは、友人のご主人が新聞に載ってる切り分け方を見ながら頑張って切り分けてくれました。ジューシーで美味しかった。パンプキントマトスープもおいしい~。クルトンって自分ではあまりスープに加えたことがないのですが、やっぱりあるとおいしいですねえ。写真には無いのですがアペタイザーやサイドディッシュも色々用意してくれてありました。その中でもオニオンタルトタタンというのが珍しくて気に入りました。マッシュポテトはセージやオリーブオイルでいい香り、そしてとってもクリーミー。お腹がいーっぱいになって、デザートはもう無理矢理詰め込んだような・・・(笑)。

私達夫婦以外にも何人か招待されていました。皆さんアメリカ人ではないものの、カナダ人だったりイギリス人だったり、英語がネイティブスピーカーな方ばっかり。話についていけなくて、ちょっと辛かったです・・・(泣)。学校が終わってからは特に英語で話すことってあまりないので、これではダメですよね。ネイティブじゃない友達相手なら英語でも楽しくおしゃべりできるんだけどなー。はぁ・・・。


パンプキンシフォンパイ

2006年11月23日 | 冷菓

サンクスギビングの今夜は友達の家にお呼ばれです。持って行くためのパンプキンパイを作りました。


Pumpkin Chiffon Pie

今回は人数も多いし、セルクルではなく学校で作った時と同じようにパイ皿で仕上げました。ラム酒で香り付けしたホイップクリームの他は、特に飾りもつけずにシンプルに。

他にもいくつか焼き菓子を作ったので、それもこれから包んで持って行きます。焼き菓子は明日以降にアップしますね~。


The Crepe Vine

2006年11月21日 | 外食(LA)

週末、オールドパサデナにあるThe Crepe Vineでランチをとりました。前回はキッチンでボヤがあったからサンドイッチしか出来ないと言われ、サービスもイマイチでちょっと・・・という感じだったのですが、今回はばっちり満足でした♪


Le Club

これはターキーとベーコン入りのクレープです。中にはターキーハムがぎっしり入っていました。見たままの味で、普通に美味しかったです。


The Huchback

こちらはビーフ、マッシュルーム、オニオン、グリュイエールチーズのオープンサンドです。見えにくいけど、下にパンがあります。これがとっても美味しかった!もちろんビーフやきのこもいいんですけど、私は旨味がたっぷりしみこんだパンが一番好きでした。もっと食べていたかったです・・・。

いつもクレープやサンドイッチしか食べていないけど、ワインに合いそうなお料理もたくさんあります。次回こそは夜に来てみようと思います。


フルーツケーキ

2006年11月21日 | パウンドケーキ

小嶋ルミさんの「おいしい!生地」から、フルーツケーキを焼きました。


Fruits Pound Cake

本が届いてからすぐにでも作りたかったのですが、レシピ通りにフルーツを揃えるのがちょっと大変でなかなか取り掛かれず。別に全部揃えることもないと思ったのですけど、最初なので本と同じように作ってみたかったのです。

最初にハンドミキサーでバターを5分間、しっかり泡立てました。学校でパウンドケーキを習った時も、その時はスタンドミキサーでしたが最低15分はバターだけを泡立てなさいと言われました。その時はバターを泡立てる?とちょっとびっくりしたのですが、やっぱりそれって大事なことなのですね~。

焼きあがりには、ラム酒のシロップをたっぷりと塗ってあります。すぐにでも食べてみたかったのですが、冷蔵庫で保管して3日目からいただけると本にあったのでぐっと我慢して冷蔵庫の奥にしまっておきました。3日たってから冷蔵庫から出してラップを開いたら、ふわんとラム酒のいい香りが漂ってきました。

入れたフルーツは、ドライプルーン、ドライアプリコット、ドライクランベリー、ラム酒漬けのレーズン、オレンジピール、くるみ、です。オレンジピールは、これのためという訳でもないのですが自分で作ってみました。オレンジ3個使ったらかなり大量に出来たので、当分色々楽しめそうです。

冷蔵庫から出したてのケーキをスライスしたのですが、頂く時は室温で、とのことだったのでしばらく待ってからいただきました。しっとりほろほろと柔らかいケーキです。これは室温にもどしてからでは綺麗にスライスできなそう・・・。先に切っておいてよかった。たくさんのフルーツが入っていて、レーズン以外はお酒に漬けたりせずドライなものを紅茶液やぬるま湯でもどしたものを刻んで入れてあるせいかそれぞれの味がよく分かります。美味しい。

この小嶋ルミさんの本はレシピがとても詳しいだけではなく、出来上がったお菓子をどのように保存すればいいか、食べ頃はいつでどの位もつのか、ということまで全部書いてくれてあるので安心感があります。そういうことが書いてある本ってあんまりないですものね・・・。このフルーツケーキは、冷蔵保存なら一ヶ月はもち香りが日に日に深くなっていくそうです。焼いてから2週間後が特におすすめとのことなので、残りのケーキを2週間後に食べるのが楽しみです。


卒業式

2006年11月20日 | CSCA

週末にCSCAの卒業式がありました。


Graduation Ceremony at Santa Anita Race Trach

会場は、なぜかサンタアニータにある競馬場。いつもここで行われているようです。広いから?かな?

実際に卒業したのは7月なので、もうだいぶ気は抜けてしまっていたのですが、久しぶりにクラスメートのみんなやシェフ達に会えるということで楽しみにしていました。学校では半年に1度卒業式が行われ、その半年間に卒業した生徒達みんなが参加の対象なのでかなり大人数です。でも私達のクラスだけだと出席率は半分くらいでした。もっとみんなで会いたかったのになー、ちょっと残念です。

こんな風に家族や友人達が見守る中、入場です。それから一人ずつ名前を呼ばれ、校長先生と握手してから記念撮影してきました。

出席率は半分位だったけど、みんなで色々おしゃべりできて楽しかったです。就職して楽しく働いている人、自分でケータリングのビジネスを始めている人、就職したけど労働条件のあまりの悪さにもう転職してる人、まだまだ充電期間だから、ととりあえずのんびりしてる人、色々な人がいました。このブログを見てる人もいて、話が弾みました。日本語分からないのに見ててくれるなんて嬉しいです。

卒業証書はもう郵送されているので、このときはコルドンブルーのメダルをもらいました。あと、成績優秀者がもらえるBlue Cordも。それから、一番嬉しかったのはシェフハット。学校のシェフ達がいつもかぶっているのと同じものです。まあ、紙製なんですけど・・・。でも嬉しい♪


洋梨とキャラメルのムース・いちごタルト

2006年11月17日 | 冷菓

今日も友人からの注文でお菓子を作りました。ムース系の物とタルトということだったので、もう作ったことのある物の中から洋梨とキャラメルのムースといちごタルトを選びました。


Pear & Caramel Mousse

前に作った時よりは綺麗に出来たかな。洋梨は角切りにしてからバーナーで焦げ目をつけました。ビスキュイ・ジョコンドのストライプは、前よりも色を薄くしてキャラメルっぽくしてみたつもりです。キャラメルムースの中に洋梨が入っています。


Strawberry Tart

見たままのイチゴのタルトです。クリームは、バニラビーンズをたっぷり入れたカスタードクリームにホイップクリームをあわせました。ほんとはイチゴとラズベリーを乗せようと思っていたんですけど、なんだかいい感じに乗せられなくてイチゴだけにしてしまいました。最初は3粒並べて、隙間にもイチゴを。でも結局よくわかんないかも。てっぺんにはつけたのはピスタチオです。やっぱりどう飾るか決めてから作り始めないとダメですね・・・。


オールドファッションチョコレートケーキ

2006年11月15日 | ケーキ

藤野真紀子さんのレシピでオールドファッションチョコレートケーキを作りました。


Old Fashioned Chocolatecake

作り方は簡単。材料をハンドミキサーでぐるぐると混ぜていってから焼くだけです。冷めてからラム酒入りのチョコレートクリームをたっぷり塗りました。この塗るのはちょっと難しかったです・・・。ラフな感じの仕上げなので真似してみたんですけど、似てるけど、私のはラフではなくて下手で雑なだけという感じが。うーん。それに、16cmの型を使うと書いてあるところ、うちにはなかったので18cmの型で焼いたのでその分背が低くなってしまいました。

本では仕上げに赤いバラのクリスタルを飾っていたのですが、私は前回作ったデコレーション用のホワイトチョコが残っていたのでそれに色をつけて花びらを作ってみました。それでもまだ残っていたので、練習もかねてバラも作ってみました。

このケーキの作り方、デビルスフードケーキと似てるなあと重いながら作りました。学校でも習いましたが、私、デビルスフードケーキってあまり好きではないんですよね・・・。なんか、ほろほろし過ぎていてきめも粗いし。普通のガトーショコラの方がずっと好き。でも、藤野さんはNYでこのケーキに出会い、しっとりほろほろの質感を追求して試作を繰り返し、レシピを完成させるために10年もかかったとおっしゃっているので、一度作ってみたかったのです。サラダ油ではなくバターを使っているしかなり違う出来上がりになるのだろうと思って。デコレーション前に切れ端を食べてみたらいつものデビルスフードケーキとそんなに変わりなく、作り方が悪かったかな・・・とちょっとがっかりしながらクリームを塗ったのですが、出来上がりを食べてみたらおいしかった。生地に入っている塩がちょっと多めなせいか、生地はアメリカっぽい味。クリームはなめらかで濃厚でラム酒の香りがして美味しいです。このなめらかなクリームがこの生地に合うのでしょうね~。

白い花びらも乗せてみました。乗せすぎ?かな・・・。


ベリーとバラのデコレーションケーキ

2006年11月13日 | ショートケーキ

お友達からの注文で、ケーキを作りました。


Decoration Cake with White Chocolate Roses and Berries

自分で勝手に作って友達に食べてもらうことはよくあるけれど、頼まれて作るなんて初めてなのでちょっと緊張しちゃいました。お祝いのケーキということで華やかな雰囲気にしてみたつもりなのですが、どうでしょう・・・。気に入ってもらえてるといいなぁ。

メッセージを入れてね、ということだったので最初はケーキの上にチョコで直接書こうかと思ったのですが、でも失敗したらやり直しがきかないし・・・と弱気になり(笑)、クッキーを焼いてそこにメッセージを書いて、別添えにして渡すことにしました。食べる前にケーキの上に飾ってもらえればいいかな、と。

中はスポンジを3段にして、生クリームとイチゴをはさんであります。バラはホワイトチョコで作りました。そして、やっぱりナッペに苦戦・・・。ほんと、もっと練習しなくっちゃ。

この写真でケーキを乗せてある台は、以前Surfasで買ったチーズボードです。別にSurfasじゃなくても売ってると思うんですけど、ほんとはデコレーション用の回転台(こんなのです)が欲しくて見に行ったのですが、結構いいお値段で。プラスチックの物なら手頃だけど重さがないから使いにくいかもしれないしどうしよう・・・と思っていたらこれが目に入ったのです。石だからしっかり重たいし、ちゃんとくるくる回るし、しかも欲しかった回転台の1/4以下の値段だったし、即決でした。製菓とは関係ない場所(チーズコーナー)も見て周っててよかった~。今回も使いましたが問題なしです。回転台以外にも使えるし便利便利。


紅茶サブレ・ハーブのショートブレッド

2006年11月10日 | クッキー

小嶋ルミさんの「おいしい!生地」から、紅茶サブレとハーブのショートブレッドを焼いてみました。


Thyme Shortbread & Tea Sable

紅茶サブレはアイスボックスです。ハーブクッキーはローズマリーでもいいとのことだったのですが、最初なのでレシピ通りタイムを使ってみました。

紅茶サブレ、さくっとほろほろした口当たりでとても軽く焼きあがりました。発酵バターとアールグレイがいい香りです。タッパで保存したら1週間たってもさくさくのままでした。もちろん焼く前に冷凍保存しておけるので、これは常備しておくと便利ですね~。

ショートブレッドはかなり薄めなのですが、ざくっとした口当たりです。そして、バター感たっぷり。今度はローズマリーで作ってみたいです。


デコレーションケーキ

2006年11月08日 | ショートケーキ

小嶋ルミさんの「おいしい!生地」の作り方でスポンジを焼いてみました。


Sponge

あちこちで評判を見かけてずっと作ってみたかったのです。やっと本が手に入ったので、作り方をじっくり読んでから作り始めました。本当に噂通りとても細かいレシピ。そしてすっごく丁寧に混ぜ方から生地の状態まで写真付きで説明されています。泡立てた卵に粉を入れてから80回以上混ぜるとか、そこにバターを加えてからも80回以上混ぜるとか、今まで私が作ってきた方法と全然違う・・・。学校でも、粉を加えてからはなるべく卵の泡をつぶさないようにふわっと混ぜるように言われてたんですけど。混ぜていくとどんどん生地のボリュームが減っていっちゃうし、かなり不安だったのですがこのレシピを信じて回数どおり混ぜてみました。型に入れてみるとやっぱりいつもと全然違うボリューム加減。失敗だったかな・・・と思いつつ温度や時間に気をつけて焼いてみたら、ちゃんと出来ました。不思議。高さはあまり出なかったのですが、しっとりときめ細やかな生地です。

とにかくこのスポンジを焼いてみたかったのでデコレーションはあまり考えていなかったのですが、家にあったイチゴとラズベリーで飾ってみました。


Decoration Cake

やっぱりナッペが難しかったです・・・。しかも今日は11月だというのに暑かったし。クーラーを入れて作業しました。表面、筋がついちゃってるのがよく分かりますねぇ。タイムもあったので飾ってみたのですが、うーん、という感じ。

表面が平らじゃないのを隠してみようとパウダーシュガーを振ってみたのですが、あまり効果無かったです(笑)。でもやっぱりデコレーションは赤いベリーがあると映えますね。

学校ではデコレーションケーキは、バタークリームで何度か練習しただけなので、生クリームのデコレーションケーキは夫の誕生日以来2度目です。バタークリームと違って、何度も塗りなおしてるとクリームがぼそぼそになってきてしまうのが難しいところです。

中は3段でイチゴとクリームをはさんであります。切り方が下手でスポンジがぼそぼそっぽく見えるけど、そんなことないんですよ~。軽いのでぱくぱく食べられちゃうケーキです。


クロスタータ・メレンゲタルト

2006年11月06日 | タルト

週末、友達の家で一緒にタルトを作りました。彼女(イタリア人)が定期購読しているイタリアのお料理雑誌に載っていた、Crostata Merengueという名前のお菓子です。

もちろんレシピはイタリア語なので、彼女に訳してもらいながらの作業。まず、タルト生地を作って型に敷き、マーマレードを塗ります。このマーマレードは、イタリアのパルマ在住の親戚の方が毎年手作りして送ってくれるものだそう。使う前に味見させてもらいましたが、オレンジの香りたっぷりでとっても美味しかったです。でもかなり緩めなジャムだったので、市販のジャムと混ぜて濃度をあげてから使いました。

ジャムの上からりんごのスライスを並べ、その上に更にジャムを塗ってから焼きます。

焼き上がり~。家中がいい香りで一杯になりました。この時、もう夜の7時過ぎだったので、余計にお腹ぺこぺこ・・・。

冷めるまでしばらく待ってから、メレンゲを絞り出しました。

2個同時に作っていたので型が違います。メレンゲの上からパウダーシュガーを振り掛け、オーブンで10分焼いたら出来上がり。


Crostata Merengue

出来上がったのは8時近かったかな・・?よく冷やしてから翌日食べました。マーマレードがまだ緩すぎたみたいで切ったら流れ出してしまいました・・・が、やっぱりマーマレードが美味しかったです。

次回は、イタリアのホームメイドおやつの代表であるクロスタータを一緒に作ってみる予定です。今回の物はクロスタータと名前は付いているけど、ちょっと違うらしいので。クロスタータにはプラムジャムを使うのが一般的らしく、それもパルマ在住の親戚の方お手製の物を使ってくれるそうで楽しみです。


マロンタルト

2006年11月03日 | マロンのお菓子

この前作った渋皮煮を使ってマロンタルトを焼きました。


Chestnut Tart

この時と同じパートシュクレを使い、アーモンドクリームを詰めて栗と一緒に焼きました。渋皮煮にもアーモンドクリームにもラム酒を入れたので、食べた時にほんのり香ります。ラム酒大好き。一度空焼きしてからクリームを詰めて焼いたので、生地は軽くてざっくざくになりました。普通に美味しく出来たと思うのですけど、栗の周りのクリームがぷつぷつしちゃったのは何でかな・・・。

そういえば、こういうパートシュクレにアーモンドクリームを詰めたタルトって基本ですよね?なのに学校では習わなかったです。スクールカフェ用のお菓子を作っていた時、タルトチームでは作っていましたが、私は違うチームだったし。学校に通いだす前からお菓子作りは好きだったのですが、タルト型も持っていなかったし、こういうタルトを作ったのは初めてです。アーモンドクリームは混ぜるだけだし簡単で色々応用出来るし、いいですね~。

この長方形のタルト型も、セルクルと同じで買ったばかりの物です。形が違うだけで、ちょっと素敵に見える(ような気がします笑)。

生地やクリームがちょっとずつ余ったので、アーモンドクリームの半量程のマロンクリームを混ぜ込んで小さいタルトも作ってみました。クリームの切り口がマロン色になり、味もほんのりマロン味です。栗らしくていいけど、ちょっと甘味が強かったです。