年末年始は、自分で買ってきたお酒に加え、頂き物も多かった。
まず、浅間酒造の「ぎん」と「純米 秘幻 草津節」である。
「ぎん」の製法は単式蒸留焼酎。最近の言い方で言えば本格焼酎、昔は焼酎乙類と言っていた。味は、米焼酎にしては米の臭みが少ない。でも口に含んだ時の味わいは、やはり米焼酎の独特の味がする。
「純米 秘幻 草津節」は正月に娘が草津温泉に行った際のお土産である。ネットで見てみると現地限定品とある。まだ飲んでいないが、浅間酒造の純米酒なのでそれなりの味がするに違いない。
次は、群馬県みどり市(旧大間々町)近藤酒造の特別本醸造赤城山である。本醸造とはいえ、特別が付くように精米歩合は60%となっている。これも美味そうだ。
しかし私的なことではあるが、今年は米と米麹にこだわり、純米酒でいこうと考えている。でも醸造アルコールが嫌いなわけではない。大吟醸であれ吟醸であれ、適量の醸造アルコールは使っている。
純米にこだわるのは2つ。
1つは原点復帰。若い頃はやはり気持ちが純だったせいか、酒やビールも純にこだわっていた。日本酒は純米、ビールはエビス。でもその辺のこだわりが最近やや薄れていた。ということで今年は原点に立ち返り、日本酒は純米で行きたい。
ちなみに、ドイツではビール純粋令という法律がある。1516年4月23日にバイエルン公ヴィルヘルム4世が制定した法で、「ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」という内容。現在でも有効な食品に関連する法律としては世界最古とされているらしい。
日本でも、「日本酒は、米・米麹・水のみを原料とする」と法律で決めても面白い。
2つ目の理由は、徳川宗家の後継者である徳川家広氏が純米しか飲まなかったと市長から聞いて、子々孫々と血をつながらなければならない徳川家は、体にもいい純米酒にか飲まないのかと感激したことにある。
最後の酒は、サントリーの「響(17年)」とバーボン「Jim Beam」のミニボトル(50ミリ)。義理の兄から頂いた物だ。
「響」は説明する必要はないほど有名。12年、17年、21年、31年物とあるらしいが、31年物は700ミリでなんと10万円もする。
頂いたミニボトルはまだ飲んではいないが、50ミリではいかに味わうかゆっくり考えたい。