久しぶりに本を読んだ。
最近気になっていた分子生物学者、福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」だ。3か月くらい前に読み始めてたが、読むのが遅いのでやっと読み終えた。
結論から言うと実に面白い。私には合っている本だ。推理小説を読むように理論的に核心に迫っていく。というよりは数学の証明問題を解くようにといった方が良いかもしれない。
しかし、専門的な用語や科学者が出てくるため、ある程度生化学の知識がないと読みにくい。
とは言え、巧みな文章力によって、知識の無い人にもそれなりに読める。
また著者と私は、大学の専攻や年齢が近いせいもあった親近感がわく。次は「世界は分けてもわからない」を読みたい。