12月11日に、足利で市民ミュージカル「エイブラハム・リンカーン」を観て来た。
市民の手作りのミュージカルが、元タカラジェンヌの鳳樹いちさん、和泉佑三子さんを客演に迎えて、上演されたが最高だった。
まず良かったのは、主演エイブラハム・リンカーンに元タカラジェンヌの鳳樹いちさんを起用したこと。プロが主要ポストを押さえることで劇全体が高いレベルに仕上がった。まるで宝塚歌劇団を観ているようだった。
次に良かったのは、題材と構成。リンカーンという名大統領を題材とすることで分かりやすく、ストーリーも、導入部で暗殺の最期のシーンから入り、回想する形で、彼の生涯を描き、そしてクライマックスでまた暗殺シーンに戻るという構成。よくあるパターンだが、涙を誘う感動の場面もあり良い構成だった。
このミュージカルは、芸術監督の小嶋希恵さん(元宝塚歌劇団)が書き下ろしたものだが、舞台となるスプリングフィールドは足利市の姉妹都市であることをこのときに知った。
帰りの車の中であのリンカーンの名言を思い出した。いいミュージカルだった。
and that government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth.