ちょっと前(4月8日)になるが、気になっていた太田市美術館・図書館に行って来た。
その時、開催していた企画展は「生誕90年正田譲展」。私の知っている正田氏の作品は、旧新田町で行っていたお花畑マラソンの参加賞のTシャツの絵。久しぶりに自宅に帰ってから当時のTシャツを眺めてみた。彼の作品は女性を描いたものが多く、深みがある作品というよりも平面的な感じで、ちょっと幾何学的なデザイン画である。
しかし関心があったのは企画展より美術館の構造。この美術館は1階2階3階が螺旋的につながり、太田市にあるさざえ堂(曹源寺)のようなイメージ。ただし美術館は2重螺旋になってはいない。2重螺旋であれば相互通行することなく建物を上り下りすることが出来る。太田市の美術館のモチーフにさざえ堂があったかどうかは不明であるが私にはそのように感じた。
帰りに、本家本元のさざえ堂に寄ってみた。しかし時間が遅く入館することは出来なかった。調べてみると会津のさざえ堂のように明確な二重螺旋ではないらしいが、見学する価値は十分にあるらしい。次回改めて見学してみたい。
その他に、埼玉の本庄市(旧児玉町)の成身院百体観音堂もさざえ堂と呼ばれ、これらを合わせて日本三大さざえ堂と呼ばれるらしい。