収穫の季節を迎えた。我が家の柿は今年もたわわに実をつけた。品種は富有柿と百目柿。富有柿は私が子供のころ筆柿に接木したもので昔からある。もう一本の百目柿は数年前にホームセンターで次郎柿といっしょに買ってきたものだが、次郎柿は土地改良事業の際抜かれたしまった。ともに甘くてうまい。
今年は久しぶりにサツマイモと落花生を作った。サツマイモの品種はベニアズマ。通常はふかして食べているが、少量の場合は洗って電子レンジでも簡単に調理できる。
落花生は字のごとく雌しべが地下に潜り込んで実をつける。初回は味噌ピーにしたが、簡単で意外とうまいのが茹でピー。ビールのつまみに最高だ。
ビールのつまみといえば、丹波の黒豆の水煮。コクがあって実にうまい。豆を洗って半日水に浸す。なべで煮込んで、浮いた灰汁(アク)をおたまでとる。火をとめ冷えたら煮汁をコップにあけ、豆だけをパックにつめ冷蔵庫で保管する。煮汁はそのまま飲むのだが黒い豆乳。豆が入っていないのにうまいから不思議だ。豆は砂糖も何にも入れないで食べるが信じられないほどうまい。
自宅で作る水煮はコクと甘みがあるが、スーパーで売られている水煮はまずく、そのままでは食べられない。
ところで、今お茶の木に花が咲いている。昔は屋敷周りのクネは殆どお茶の木だった。春には近所総出で茶摘をしたものだ。今では自家製のお茶は無くなり、ペットボトルで飲むようになってしまった。