今年も田植えが無事終わった。我が家では6月第2の土日を田植えと決めている。ちょっと遅いが、群馬のこの地方では、麦作の影響で6月に入ってから田植えとなる場合が多い。
田植えの前には、籾降り(種まき)を3週間前に、代掻きを2日前にしなければならない。ただし「卯の日」には籾降りは行わないと言い伝えられており、我が家では実行している。
田植えが終わると「さなぶり」となる。食事はいつもの「ぼたもち」だ。私は餡子が大好きなので「ぼたもち」も大好き。
ところで「おはぎ」と「ぼたもち」の違いは? 我が家では一年中「ぼたもち」と言っているが、本当は、春が「牡丹餅」で、秋は「御萩」と言うらしい。小豆の餡のほかに、きな粉やゴマの「ぼたもち」もある。お盆の頃はきな粉やゴマが多い。
今日は、最初、田植え機の調子が悪かった。農機具は1年に1度しか使わないものがあり、こんなことが頻繁におきる。しかし運よく(実力で?)直った。農機具は説明書(マニュアル)が無くなっている場合が多い。亡き親父から譲り受けた田植え機も同様にマニュアルが無かった。だから、具合が悪くなると、どこをどうしてよいのか分からない。そこで感で直す。もし直っていなければ、今夜は「さなぶり」どころではなかった。
「さなぶり」の語源は次回にまわし、取りあえず走ってこよう。田植えの後のランニングは辛いが、美味しい「ぼたもち」が待っている。