田植えの忙しさに気をとられていると、周りの植物はどんどん大きくなっていた。
プルーンはなんとなく色づき、ブラックベリーは収穫期となった。最初は果実酒に漬け込み、残りはジャムに。キューイは小さい実がなり始めた。また「緑のカーテン」のリュウキュウアサガオもいつの間にか上まで伸びた。
ところで、前回の「さなぶり」続きだが、関東では「早苗饗」と書き、「さなぶり」というが、関西では「さのぼり」「さなぼり」などというらしい。これは、田植えの前に神様が天から田に降り、終わると帰るといわれており、降りてくるのが「早降(さおり)」、天に帰るのが「早昇(さのぼり)」。関東や東北では「さのぼり」が「さなぶり」と変化したらしい。「さ」は稲のこと。そこで我が家では田植えの終わった日に、農作業の疲労回復、自然の恵みへの感謝、米の豊作祈願などの気持ちを込めて牡丹餅を食べている。でも神様が天に帰るとは誰も思っていない。
<2007年緑のカーテン6月>
<庭のプルーン>
<キュウイフルーツの子ども>
<ブラックベリーの赤ちゃん>