Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

出演直前

2007年11月03日 | 大学
 あと数分で板付きになるこの瞬間が、演奏者としての私が一番好きな時間です。あふれるばかりの観客が、今か今かと始まろうとする舞台を見つめます。那覇の11月の涼しい風が、キャンパスをかけぬけて、供物の横にたかれたバリの線香の香りを、会場一面に漂わせます。心地よい香りです。なんだか先週バリで見たばかりのチャロナラン劇を思い出します。あのとき私は観客の一人でしたが、やはりこの香りに酔いしれたのでした。さあ、これから私たちの舞台です。いい演奏ができますように・・・。