Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

「キョロちゃん」はヤンバルクイナだった?

2007年11月12日 | 家・わたくしごと
 日曜日、ガムランの演奏で海洋博記念公園に行ったとき、花で飾られたヤンバルクイナの像を見て、「沖縄らしい」という理由からその像をデジカメに納めた。それきり、この像のことは忘れて一回目の舞台を終えて楽屋に戻ったとき、机の上に「森永チョコボール」の箱を見つけた。私が子どもの頃にはあったこのお菓子、21世紀の今もまだ存在しているのかと感心しつつ、なんとなく箱を見つめたのだった。
 「そうだ!そうだよ!さっき撮影したヤンバルクイナと、この箱に描かれた鳥、同じじゃない?いやいや、同じだよ!」
とんでもない大発見をした気になってしまったのである。見れば見るほど鳥の姿が似ている。特にそのくちばしは、色が違うものの瓜二つである。感動的な瞬間である。
 チョコボールの鳥のキャラクターは正確には「キョロちゃん」という。このキャラは、このお菓子が販売された1960年代後半にはあったようで、どうりで私も知っているはずである。金のエンゼルと銀のエンゼルを狙って、いったいこのチョコにいくら投資したことか。
 とにかく私の世紀の大発見を誰かに話したくて、楽屋で暇をつぶすメンバーたちに鼻高々とこの話をしたのだった。ところがわがガムラングループの年長者にして知識人のI氏が一言、ポツリといったのだった。
「ヤンバルクイナの発見の方が、チョコボールのキョロちゃんより遅いんですけど・・・」
なるほど、よく考えてみるとヤンバルクイナの発見は1981年である。
「そうか、そうだよな、そんなに「発見」なんてお手軽にできるものじゃないよな・・・」
 私の発見は、その瞬間、泡と消えたのであった。
(ちなみにチョコボールの「キョロちゃん」を見たい方は、昨日アップしたブログの写真をご覧あれ。)