Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

10周年

2011年09月02日 | バリ
 私がかつて住んでいた村のサンガルとよばれる私的な芸能グループが10周年を迎えた。創設とも深くかかわった経緯から、10年間、なんとか続けられ少しずつ楽器も増えてきたことを喜ばしく思う。
 式典は夜7時開始予定だったのだが、県の要人である来賓がなかなか来ない。インドネシアでは来賓が来ないと始まらないのである。結局、副知事、郡長が村に到着したのは8時半。それから食事をしたりするので始まったのは9時。
 私たち大人はいいのだが、今日の式典のため、一生懸命練習してきた小学生から中学生の子供たちの一部はもう眠くてしかたがない。小学生低学年の子供は、演奏しながらこっり、こっくり。村の人たちは来賓そっちのけで大笑いである。なんだかちょっぴりかわいそうな気もするが、こうした芸能グループのもとで、子どもたちが伝統芸能を伝承していくことは喜ばしい。(8月24日に記す)(写真は後日)