今週は仕事の無い週なので、2階の部屋の模様替えに取り掛かりました。
主人と寝る時間帯が全く違うので、私だけがPC部屋にしている息子の部屋に引越しです。
2階の南東の角部屋で、こちらの方が日当たりも良くて暖かいのです。
そんな時、9月に隣のJR駅前の豪華マンションに引っ越して行った、ご近所仲間のノンちゃんから

が・・・
「今日これからそっちに行く用があるんだけど、ぷりんさんも誘うから一緒にランチしない?近くのイタリアンはどうかしら?」
突然の申し出にOKしたものの、ランチなら他に是非行きたい所があったのです。
それはブログ仲間の
くるみさんが紹介していた、鎌倉の「浄妙寺」の境内にある
「石窯ガーデンテラス」です。
我が住宅地からなら車で30分もかかりません。
「鎌倉?でも普段着に近い格好よ」と、二人はチョット驚いていましたが・・・
「鎌倉はハイキングスタイルの人が多いから大丈夫よ。こんなに良いお天気なんですもの。紅葉見物方々行きましょう」
「引越しの片付けで、今年はまだ紅葉を見ていないから行こう

」と即決でした。
道路も空いていて、ノンちゃんの運転であっと言う間に「浄妙寺」に到着です。
車を駐車場に入れてから、拝観料100円を払って中に入りました。
「淨妙寺」は臨済宗建長寺派の古刹。
鎌倉五山の第五位で文治四年(1188)に、源頼朝の忠臣で豪勇であった足利義兼が開創し,始めは極楽寺と称したそうです。
開山は退耕行勇と伝えられ、足利尊氏の父・貞氏が中興開基で、墓地に貞氏の墓と伝えられる宝篋印塔があります。
本尊は釈迦如来で、境内は国の指定史跡となっているとのことでした。
銅葺きのこじんまりした本堂のバックの山々が綺麗に紅葉しています


静かな境内には庭師さんが入り、手入れをしていました。
ノンビリと日向ぼっこをする猫ちゃんの姿があちこちに・・・
燃えるようなモミジが境内のあちこちに見られました



アップの写真も撮ったのですが、どうしても枯葉が混じり輝きに欠けます。
「アップに耐えられないなんて、何だか自分を見ているようで切ないわ」と三人で思わず苦笑です
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赤く染まったモミジを眺めながら山の斜面を上り、足利尊氏の父「足利氏貞」のお墓がある墓地に行きました。
左手の丘の上に洋館の屋根が見えています。
「あそこがきっと石窯ガーデンテラスよ」
山々に囲まれた中に、築80年の洋館が建っていました。
この日12月3日は雲ひとつない快晴に恵まれ、風もなく11月初めの暖かさに恵まれたようです。
青空に輝く周囲の風景に圧倒されながらカメラのシャッターを押しましたが・・・
どうも絞りの設定をミスして、ハレーションを起こしている画像ばかりになってしまいました
”浄妙寺境内の高台に、80年近い歴史を刻んだ洋館を改装して、石窯で焼くパンを提供するカフェ&レストランとして2000年5月にオープンいたしました。
ガーデンテラスでは、庭に咲く四季の花を眺めながらお食事・お茶を味わっていただいております。
また、客席からは、ガラス張りのパン工房でパンが作られていく様子をみることができます”
と紹介されていた、このお店のホームページの文章に惹かれてやってきた私・・・
この時期の鎌倉の混雑を知っていましたので、並ぶのは覚悟の上でしたが、7~8分待ちで希望のテラス席に案内されました。
目の前にはイングリッシュガーデンが広がっていて、最後のバラが咲いていました。
お庭にはお料理に使うハーブ園もあり、四季折々のお花も楽しめるようです。
久しぶりに顔を会わせた私たち三人、話が弾みました。
「マンションは収納部分が少なくて中々片付かないのよ。でも機密性が高いので暖房要らずで暖かいわ」
ノンちゃんは今回の引越しで、5kも痩せたそうです。
「この機会に荷物が整理できて良かったわよ。歳をとったら断然マンションの方が暮らしやすいかもね」
メニューはスープとパン、コヒーor紅茶の付いた「シェフのこだわり石窯パンコース」が4種類と、そしてカレー、パスタがありました。
私たちはコースの中から
・鎌倉野菜と鎌倉ハム、冷菜のサラダ仕立
・海の幸の軽い煮込み
・ローストビーフカルパッチョ仕立
この三種類を頼んで、三人で分け合って戴きました。
素材の味がそのまま生かされ、ハーブの香りがハーモニーとなって「美味しい」

暖かい太陽の下で食べるランチはとても爽やかで気持ちがいいのもでした。
鎌倉の紅葉もそろそろフィナーレを迎えていました。
今年は10月始めに「妙高・笹ヶ峰」で、10年に一度の美しさと言われる光り輝く紅葉を見ましたが・・・
あれから見ると、我が家近辺の紅葉はイマイチ鮮やかさに欠けるような気がします。
暖かさと寒さの兼ね合いがピリリと来なかったのでしょうか?
それでも私たちは満足した気分で、レストランを後にしました。
こちらは「浄妙寺」境内にある「喜泉庵」
枯山水のお庭を見ながらお抹茶がいただけます(有料)
たまには煩雑な日常を忘れて、禅の世界に浸るのも良いかもしれませんね。
ただ、私たちはまだまだ語り足りなくて・・・
鎌倉の地名の由来にもなった、お隣の「鎌足稲荷神社」に寄ってから、海辺でお茶をすることにして、湘南海岸に向かいました。