あれから一週間、季節は進み急に寒くなりました。
今朝は我が家もエアコンの暖房を入れましたわ。
防犯パトロール「道の会」の懇親会
ちょっとお話は戻りますが・・・
ホトトギスが咲きそろった今月初めの日曜の夜に、
私が属している「道の会」の親睦会が、我住宅地の自治会館で催されました。

会費は女性1000円、男性1500円



日頃お世話になっているからと、地元の酒屋さんから日本酒の一升瓶やワインなどの差し入れがあるから
この値段でできるのですが・・・
予算内でお弁当やおつまみなどを準備する幹事さんのやりくりに感嘆いたします。

庭に咲いている秋の花々を生けて、味気ない会議室を彩る幹事さんの感性にも拍手ですね

(ちなみに来年は私と、〇〇さんご夫妻が幹事と指名されましたわ)
この会に入会し二年になります。
2年前の真夏に夫が突然亡くなって、何が何だか分からない日々・・・
寸前まで仕事をし、社会生活を送っていた彼の後片付けは本当に大変でした



そんな中、寒さに向かって移りゆく秋の風情が哀しみをより深くし、
独りで黙々と夫の名前を消していく作業に、精神的に危うくなる自分を感じ・・・
この会に入れていただき私は「ウツ」にならずに済みました。

一時間の防犯パトロールで住宅街を歩いて6500歩~7000歩・・・
歩き足りなかったり、誰とも話をしなかった日は必ず参加し、お仲間と歩いて喋って私は救われています。
「医師に家に引きこもらないで、日々歩いて人とふれ合い話しなさいと言われ、この会に入れていただきました。」
「お蔭さまで元気になり、夫亡きあと6~7キロ痩せた体重が三分の二ほど戻り、この辺で止めたいと思っている昨今です」
と・・・
一人一人の挨拶の時に感謝しました。
昨年の様子は

我が家の庭の花々と、住宅地の高齢化を考える
夕方防犯パトロールで歩いていると、思いもかけない事例に出会います。
初夏の夕方、まだ明るい時間のパトロール中、道端で倒れているお爺様を見つけました。
すぐに救急車を手配し、杖に書かれていた電話番号に連絡すると、娘さんだかお嫁さんだかが駆けつけました。
大事には至らなかったようでまずは良かった!良かった!
秋バラもそろそろ終わりです。


パトロール仲間にもらったジニアは7・8・9・10月と長い間、夫の遺影の前に飾ることができました。
今最後の数輪が咲いています

2週間前、我住宅地内で火災がありました。幹線道路に面した一軒家・・・
パトロールで集合した時、消防自動車が8台も駆けつけていました。
全焼だったようです。
幸い両隣が3階建てのビルで、延焼は免れたようですが・・・
翌日の新聞のローカル版に98歳のご主人が亡くなったと記されていました。
90歳の奥様はお買い物に行っていて難を逃れたとの事
90歳と98歳の夫婦が二人で暮らしている現状が、高齢化が進む今の時代の象徴のような気がします

秋バラもジニア(百日草)も終わりに近づき、代わりに小菊が咲きだしました。
これからはこの小菊を夫の前に手向けましょう。
火災のあったお宅に子供さんが居たとしたら、さぞかし悔いて切ない思いをしている事と思います



ひと昔前までは、親が歳をとったら子供が同居するのが当たり前の時代でした。
主人の実家の場合、長兄一家が実家近くの社宅に住んでいましたが・・・
義母が72歳の頃、兄が実家を訪ねた際、(電気ポットがない時代)義母がお茶を出すために
ヤカンでお湯を沸かした時、生ガスを焚いたらしい

「働き盛りの子供が5人も居るのに、70を過ぎた老人2人住まいで万が一火を出してご近所に迷惑かけたら目も当てられない」と
「まだまだ二人で頑張れる!」という義母の阻止を振り切り、
義兄は自分の所の家具や電化製品のほとんどを処分して、強引に家族五人で実家に入り同居したらしい・・・
我が家が丁度札幌転勤で、上の姉の一家が大阪転勤で引っ越した年でした。
昔は長男教育がしっかりとなされていましたものね。
今は親の世代も子供の世代も「気を遣うのはまっぴら」という思いが強い

そうして住宅地は高齢化が進み、圧倒的に70歳以上の夫婦二人暮らしの家が増えています。

今日はお昼前から冷たい雨となり、庭の色付きだした千両も濡れていました。
もう門松を造る人も居なくなりましたが、鳥さんたちの餌になっているようで
ザクザク切ってしまうのもためらいました。
去年の秋に91歳のご主人さまを亡くし、小田急沿線に住む息子さんのお宅近くのマンションに移られていた
ご近所の88歳のお婆様が戻ってきました。
大きな病院の医院長をなさっている息子さんが、自分の家のすぐ前の駅近マンションを買ってくれて、
老後は息子さんが経営する老人ホームに入ることができる環境をとても羨ましく思いましたが・・・
「新しいマンションは知らない人ばかりで淋しくて鬱になりそう、主人との思い出がある横浜に帰りたい」と、
おばぁ~様はいつもお電話で仰っていました。
「幾ら息子宅が近くても彼は忙しい身、私の孤独死は大いにあり得る。それなら横浜の一軒家でも同じこと」
「友人も近くて、ご近所も顔なじみの横浜が良い」と、息子さんを説得して戻ってきたそうです。
私よりもずっと年上で、息子さんは病院と老人ホームを経営していて・・・
老後の心配もない状況でも、ご主人を亡くした淋しさは私と変わりません。
人間、老後どのような環境が幸せなのかは人それぞれですが、住み慣れた所で過ごすのが一番のようですね。
畑作業も終盤です
昨日今日と畑作業をしました。
茂ったゴーヤを片づけ、ホウレン草のタネを蒔きました。

4月にハイキングに行った時、100円で買える農家の無人販売所で手に入れた里芋を植えました。
それが今茂って、そろそろ採り入れ時となりました。
左右の畑の方々の里芋と茎の色が違って赤い色をしています。
これって赤目芋で茎は「ズイキ」で食べられる




9月上旬に蒔いた大根は台風の大雨に流され、中旬に蒔きなおしましたが、何とか茂ってくれました

今年は本当に雨に泣かされましたね。

昨日収穫した里いもと大根菜も使って「トン汁」を作りました。
ぽくぽくと美味しい里芋でしたわ


今日は山のように採れたゴーヤと竹輪のかき揚げを作るつもり・・・
同じ畑をやっている方からサツマイモを頂きましたから、これも天ぷらにいたしましょう。
たくさん作って、88歳で一人暮らしを始めたご近所さんにも持って行きましょうか~?
親しい友人が一週間泊まり込みで、引っ越し荷物を片づけてくれると仰っていたから、返って迷惑かしら?
高齢化が進んだ我住宅地、お互い声かけし、ベタベタしない程度に支え合いながら生きて行きましょうね。