「アース」
私は山登りやハイキングが大好きなアウトドァー派ですが、ご近所の友人に誘われて年に何回かは映画を観に行きます。
友人と一緒ですからジャンルは様々ですが、予告編を観たり新聞や本を読んだりして「これだけは一人でも観に行きたい!」と思う作品もあります。
パースに出かける前の慌しい中、そんな思いに駆られたドキュメンタリー映画「earth」を観てきました。
はるか50万年前、地球という星に巨大な隕石が衝突した。宇宙の大惨事に匹敵するこの衝突事故こそが、この星に生命が誕生する瞬間であった。そして現代。氷の地から熱帯の森、深海におよぶ壮大な自然界でたくましく生きるものたちがいる――。『ディープ・ブルー』のスタッフが再集結し、制作5年をかけ、最新の撮影技術をもって、ホッキョクグマ、象、ザトウクジラの親子たちの生命のドラマを映し出す。
NHKTVで放送された「プラネット・アース」の劇場版ですから、TVで紹介された御馴染みの場面がたくさん出てきます。
主役は地球、そしてそこに住んでいる動物達・・・
温暖化で氷が融け出し、餌をとるのも難しくなってきた「ホッキョクグマ」
乾燥が激しいアフリカの大地を水を求めて大移動する「ゾウの群れ」
世界一高いエベレスト山脈を命がけで越える「鶴の群れ」
安全な海で出産し、餌のプランクトンが豊富な南極海まで8000kmの旅をするゴンドウクジラの母子・・・
弱肉強食の世界は弱いものが食われる厳しい現実がありますが、それすらも崇高な命の営みです。
残酷なシーンは避けており、ベルリンフィルの美しい音楽がよりいっそう生命の美しさを教えてくれます。
人間だけの地球ではない事を教えてくれます。
ぷりんさんは日比谷スカラ座で英語版を観たそうですが、横浜の映画館はすべて吹き替え版のみ・・・
渡辺謙さんのナレーションも心がこもっていたから許します。
制作5年、撮影日数のべ4500日、ロケ地全世界200ヶ所以上にも及ぶ作品だけあって、動物達の神秘の姿と綺麗な地球のハイビジョン映像に酔いしれました。
このまま地球の温暖化が進めば2030年までには「ホッキョクグマ」は絶滅するといわれていますが・・・
この映画は「ストップ!温暖化」を声高に叫ぶ事無く、この美しい「地球」を美しい画像で描く事により、人々に今何をすべきかを問いかけています。
そして「今ならまだ間に合う」と・・・
「君の涙 ドナウに流れ」
仲間の中では一番の映画通ぷりんさんが選んだ作品です。
暮れに「イルミネーション巡り」をしたとき、有楽町の「シネカノン」で3人で観ました。
横浜のどの映画館もやっていなかったのです。
“ハンガリー動乱”と“メルボルンの流血戦”という史実を背景に、脅しに屈しない恋人たちの愛と悲劇をドラマティックに描いた感動の映画でした。
ソ連の弾圧支配の続く50年代のハンガリー、ブダペストを舞台に、水球のハンガリー代表選手でありながら、恋人を愛するゆえに革命運動に身を投じていく青年カルチと、先頭に立って弾圧に立ち向かう女子学生ヴィキが過酷な運命に翻弄される姿を、壮大なスケールで描く大作。重厚な物語はもちろんのこと、実在した強豪水球チームのエピソードと迫力ある試合場面にも注目です。
「ドナウの真珠」と謳われる美しい街「ブタペスト」が戦車で押しつぶされるシーンに心が痛みますね。
結局ハンガリーの民主化運動もソ連軍の圧倒的な戦車の前に鎮圧され、ベルリンの壁が崩壊されるまでの長きに渡って、ハンガリーはソ連の衛星国でした。
一昨年、この仲間と「プラハ、ウィーン、ブタペスト」を旅した時に「ハンガリー動乱」について調べましたが詳しい事は分りませんでした。
この映画を観て、今でもブタペストの人々に残る心の傷が納得できました。
ツアーの現地ガイドさんが「旧秘密警察」の建物を紹介した時、「嫌な時代でした」とはき捨てるように言っていた姿が忘れられません。
この映画はまだ有楽町「シネカノン」で上映しているようです。
以後全国展開もなされるようなので、地方の映画好きの皆様にも是非お勧めしたいと思います。
「スウィーニー・トッド」
こちらはもう一人の仲間のノンちゃんが希望して、三人で先週観に行きました。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のスパロウ船長役で一躍若い人々の人気を得たジョニー・デップ・・・
ティム・バートン監督とのコンビは毎回新たな変身が見られるようで、6度目の今回は、デップが復讐に燃える内向的な殺人鬼を演じます。
19世紀のロンドン・フリート街で理髪店を営んでいた男(デップ)は、妻に横恋慕した判事の陰謀で、無実の罪をきせられた。15年後に脱獄して、名前をスウィニー・トッドと変えて商売を再開、カミソリを手に復讐を開始する。共犯者となるのは階下でロンドン1まずいパイ店を経営するミセス・ラベット。死体をなくすことができ、パイ店も繁盛するアイデアを持ちかけた。
ノド切りカミソリに人肉パイ・・・
血みどろのホラー映画ですが、ミュージカル仕立てのせいか陰惨なおどろおどろしさはさほど感じませんでした(元々はトニー賞8部門を受賞した舞台のミュージカル作品だそうです)
むしろ暗いユーモアと切ないストーリーに胸が痛くなります。
でも・・・
モノクロームのような荒涼とした画面に大量の鮮血がほとばしり、何度も目をつむり体を硬くしていましたので
見終わった後は肩がこり、どっと疲れましたね。
観客は試験の終わった大学生の男女二人連れが目立ちましたが、ムード溢れる映画でない事だけは確かですよ。
「ナショナル・トレジャー」・リンカーン暗殺者の日記
アメリカ史最大のミステリー《リンカーン大統領暗殺事件》― このミステリーの真相が記述されているリンカーン暗殺者の日記から新たな真実が発見された。そこには冒険家にして天才歴史学者として名高いベン・ゲイツの先祖に「リンカーン大統領暗殺の真犯人」の汚名がきせられた。一族の汚名返上を胸に誓い、ベンは様々な友人たちの力を借り真相究明に乗り出すが…。
ニコラス・ケイジ扮するベン・ケイツが今回も大活躍!
自由の女神や、バッキンガム宮殿、ホワイトハウスなど有名な建造物に隠された秘密、“裏の歴史”を暴きます。
私はディズニーのこの手の謎解き冒険映画が大好きです。
ワクワクしながらの2時間・・・
それぞれが弱冠映画の好みが違う私たちですが、3人ともに揃って「面白かった!」との評価でした。
以上最近観た映画を纏めてUPいたしました。
長々とお付き合いくださいましてありがとうございます。
友人と一緒ですからジャンルは様々ですが、予告編を観たり新聞や本を読んだりして「これだけは一人でも観に行きたい!」と思う作品もあります。
パースに出かける前の慌しい中、そんな思いに駆られたドキュメンタリー映画「earth」を観てきました。
はるか50万年前、地球という星に巨大な隕石が衝突した。宇宙の大惨事に匹敵するこの衝突事故こそが、この星に生命が誕生する瞬間であった。そして現代。氷の地から熱帯の森、深海におよぶ壮大な自然界でたくましく生きるものたちがいる――。『ディープ・ブルー』のスタッフが再集結し、制作5年をかけ、最新の撮影技術をもって、ホッキョクグマ、象、ザトウクジラの親子たちの生命のドラマを映し出す。
主役は地球、そしてそこに住んでいる動物達・・・
温暖化で氷が融け出し、餌をとるのも難しくなってきた「ホッキョクグマ」
乾燥が激しいアフリカの大地を水を求めて大移動する「ゾウの群れ」
世界一高いエベレスト山脈を命がけで越える「鶴の群れ」
安全な海で出産し、餌のプランクトンが豊富な南極海まで8000kmの旅をするゴンドウクジラの母子・・・
弱肉強食の世界は弱いものが食われる厳しい現実がありますが、それすらも崇高な命の営みです。
残酷なシーンは避けており、ベルリンフィルの美しい音楽がよりいっそう生命の美しさを教えてくれます。
人間だけの地球ではない事を教えてくれます。
ぷりんさんは日比谷スカラ座で英語版を観たそうですが、横浜の映画館はすべて吹き替え版のみ・・・
渡辺謙さんのナレーションも心がこもっていたから許します。
制作5年、撮影日数のべ4500日、ロケ地全世界200ヶ所以上にも及ぶ作品だけあって、動物達の神秘の姿と綺麗な地球のハイビジョン映像に酔いしれました。
このまま地球の温暖化が進めば2030年までには「ホッキョクグマ」は絶滅するといわれていますが・・・
この映画は「ストップ!温暖化」を声高に叫ぶ事無く、この美しい「地球」を美しい画像で描く事により、人々に今何をすべきかを問いかけています。
そして「今ならまだ間に合う」と・・・
「君の涙 ドナウに流れ」
暮れに「イルミネーション巡り」をしたとき、有楽町の「シネカノン」で3人で観ました。
横浜のどの映画館もやっていなかったのです。
“ハンガリー動乱”と“メルボルンの流血戦”という史実を背景に、脅しに屈しない恋人たちの愛と悲劇をドラマティックに描いた感動の映画でした。
ソ連の弾圧支配の続く50年代のハンガリー、ブダペストを舞台に、水球のハンガリー代表選手でありながら、恋人を愛するゆえに革命運動に身を投じていく青年カルチと、先頭に立って弾圧に立ち向かう女子学生ヴィキが過酷な運命に翻弄される姿を、壮大なスケールで描く大作。重厚な物語はもちろんのこと、実在した強豪水球チームのエピソードと迫力ある試合場面にも注目です。
結局ハンガリーの民主化運動もソ連軍の圧倒的な戦車の前に鎮圧され、ベルリンの壁が崩壊されるまでの長きに渡って、ハンガリーはソ連の衛星国でした。
一昨年、この仲間と「プラハ、ウィーン、ブタペスト」を旅した時に「ハンガリー動乱」について調べましたが詳しい事は分りませんでした。
この映画を観て、今でもブタペストの人々に残る心の傷が納得できました。
ツアーの現地ガイドさんが「旧秘密警察」の建物を紹介した時、「嫌な時代でした」とはき捨てるように言っていた姿が忘れられません。
この映画はまだ有楽町「シネカノン」で上映しているようです。
以後全国展開もなされるようなので、地方の映画好きの皆様にも是非お勧めしたいと思います。
「スウィーニー・トッド」
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のスパロウ船長役で一躍若い人々の人気を得たジョニー・デップ・・・
ティム・バートン監督とのコンビは毎回新たな変身が見られるようで、6度目の今回は、デップが復讐に燃える内向的な殺人鬼を演じます。
19世紀のロンドン・フリート街で理髪店を営んでいた男(デップ)は、妻に横恋慕した判事の陰謀で、無実の罪をきせられた。15年後に脱獄して、名前をスウィニー・トッドと変えて商売を再開、カミソリを手に復讐を開始する。共犯者となるのは階下でロンドン1まずいパイ店を経営するミセス・ラベット。死体をなくすことができ、パイ店も繁盛するアイデアを持ちかけた。
ノド切りカミソリに人肉パイ・・・
血みどろのホラー映画ですが、ミュージカル仕立てのせいか陰惨なおどろおどろしさはさほど感じませんでした(元々はトニー賞8部門を受賞した舞台のミュージカル作品だそうです)
むしろ暗いユーモアと切ないストーリーに胸が痛くなります。
でも・・・
モノクロームのような荒涼とした画面に大量の鮮血がほとばしり、何度も目をつむり体を硬くしていましたので
見終わった後は肩がこり、どっと疲れましたね。
観客は試験の終わった大学生の男女二人連れが目立ちましたが、ムード溢れる映画でない事だけは確かですよ。
「ナショナル・トレジャー」・リンカーン暗殺者の日記
アメリカ史最大のミステリー《リンカーン大統領暗殺事件》― このミステリーの真相が記述されているリンカーン暗殺者の日記から新たな真実が発見された。そこには冒険家にして天才歴史学者として名高いベン・ゲイツの先祖に「リンカーン大統領暗殺の真犯人」の汚名がきせられた。一族の汚名返上を胸に誓い、ベンは様々な友人たちの力を借り真相究明に乗り出すが…。
ニコラス・ケイジ扮するベン・ケイツが今回も大活躍!
自由の女神や、バッキンガム宮殿、ホワイトハウスなど有名な建造物に隠された秘密、“裏の歴史”を暴きます。
私はディズニーのこの手の謎解き冒険映画が大好きです。
ワクワクしながらの2時間・・・
それぞれが弱冠映画の好みが違う私たちですが、3人ともに揃って「面白かった!」との評価でした。
以上最近観た映画を纏めてUPいたしました。
長々とお付き合いくださいましてありがとうございます。