23日の勤労感謝の日は、前日から降っていた冷たい雨が午前中にはあがり
午後から、青空が広がりました
「今日の夜は孫たちも一緒に皆でお食事をしよう・・・」と、主人と話していた所に
両親がお世話になってる介護施設から、母を病院へ救急搬送する旨の連絡が入りました。
熱が下がってホッとしたのもつかの間、酸素濃度が低下し、意識の反応がなくなったそうです。
母は結局肺炎を起こしていて、
全体的にも老衰の症状がひどいということで、入院となりました。
翌24日は朝から待ちに待った快晴となりました
カメラを抱えて「鎌倉」に繰り出したいところですが・・・
私は病院と施設をせわしなく行ったり来たり
その道の両側には、眩しいばかりの黄金色の「銀杏並木」が続いています。
母が入院している総合病院は、大船の1つ手前の駅近くの新興住宅地にあります。
我が家からは車で10分、私の住む住宅地の隣町と言う感じ・・・
もう一本南の道路はもう鎌倉市です。
昭和40年代中ごろに開発されたこの横浜南部の住宅地はどこも「銀杏並木」が多いのですね。
今の季節、車で走ると、ゴールドの道の中を行くような鮮やかさ
「銀杏」は横浜市の木でもありますからね。
高度成長期時代の大開発から40年以上が経ち、その銀杏の木も大きく育ちました。
母はもう食べる事もできず、ただ点滴でその命を繋いでいます。
熱が出るのは元気な証拠なのだそうです。
体力がなくなると、熱も出なくなり、物を飲み込む力はもちろん、呼吸も浅くなるようです。
母は心臓が丈夫なので「点滴で体力さえ付けば再び父のいる所へ帰れるかな~」と、
いちるの望みを持って・・・
私は毎日母の顔を見に病院に通うことになりそうです。
一昨日は点滴が効いて、母は酸素値が上がると少し元気になって、
「お母さん!」と呼びかけると「ハイ」と、か細い返事が返ってきたのですが・・・
昨日は反応がありませんでした
病院の前の銀杏並木を見上げると、青空に映えて眩しいばかりの黄金色に輝いていましたが
その明るさが逆に切なくて・・・
そして今日、朝の9時過ぎに弟から電話
「もしや母の急変」と構えたら
「オヤジが38度の熱を出して、血尿も見られるので病院に搬送するとの連絡があったんだ」
「姉貴立ち会えるかな~?」と
「ひぇ~、今度はお父さん」
洗濯物を干すのも途中でやめて、化粧もそこそこに飛び出しました。
父は意識もシッカリしていて、食慾もあるので点滴を受けて抗生物質を一週間分処方してもらい
様子見となりました。
一週間後の再診検査でも良くなってなかったら入院だそうです。
私は強力パンチを二発食らったようなショックと疲れを感じながら、今日も施設と病院を掛け持ちしました。