今年は思いがけず早くに梅雨が明け、7月初旬からの猛暑をひたすら耐え忍び・・・
それが一段落してから行ったドライブ旅行は「避暑の意味がなかったかしら」と
思ったりしましたが・・・
今考えるとゲリラ豪雨にも遭わずに
「良い時行った」と夫婦で自己満足しています。
一日目の宿は美ヶ原温泉
さて・・・
私たちは「八島湿原」の散策を終えてから美ヶ原方面に向かい
扉峠から急カーブが続くガタガタ道の、アザレアラインをどんと下りました。
この日の宿は「美ヶ原温泉」に予約を入れていました。
今回買ったガイドブックに「女性に人気のお宿」と紹介されていた
美ヶ原温泉「追分旅館」です。
1日目の宿は団体客が来ない静かな温泉旅館と決めていました。
和風モダンの落ち着いた、それでいてリーズナブルなお値段の宿でした。
美ヶ原のふもと、松本市郊外の住宅地の中にある温泉です。
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夫婦2人なら8畳の和室と廊下、バストイレ付で充分です。
お部屋は普通タイプの中ランクを指定しましたが、窓からは「北アルプス」が見えていました。
三角形の山は6年前に主人と燕岳から縦走した「常念岳」でしょうか・・・?
私たちは着いてすぐに温泉に入り、お部屋の冷蔵庫のビールを戴きました
極楽極楽
温泉も三ヶ所あり、こじんまりしているものの良い雰囲気です。
私は古木の露天風呂太古の湯が特に気に入りました。
写真は撮れないので、宿のホームぺージをご覧ください。
お食事はそれぞれ1Fの個室に案内されていただきます。
300円で好きな柄の浴衣が選べるので
私はエンジの浴衣を着てお食事処に行きました
モダン懐石料理なので、2種類の冷酒を注文です。
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お部屋に戻ったらもうバタンキュー
夜中の11時頃に目が覚めたので温泉に入り、翌朝の6時にまたまた温泉に入り
日頃の疲れを癒しました
夜中には雨の音が聞こえていましたが、翌朝の7時頃北アルプス方面に虹がかかりました
私はカメラを抱えて宿を飛び出し、7時半からの朝食まで近くの川原で撮影タイム
朝食後、中庭のデッキでコーヒーをいただいてから、8時半前に宿を出発し
上高地に向かいました。
松本で泊まる事があったら、又使ってみたいお宿でしたね
女同士、のんびりと温泉&お食事&お喋りが好いようです
7月18日(木)・松本から上高地へ
松本から上高地までは国道158号線を通り、で約1時間です。
松本市内は通勤ラッシュで道路が少々混んでいましたが、美ヶ原温泉は案外中心部に近くて
市内を抜けるのにそう時間はかかりませんでした。
国宝の「松本城」を左側の車窓から眺め、国道158号線に入りました。
2両編成の松本発新島々行きの電車が、追い越していきました。
前を走る上高地行きのバスが降りた乗客を乗せるようです。
私もOLをしていた20代の初めに同期の友人と、新宿駅を夜発ち
早朝中央線の松本駅に到着、新島々行きの松本電鉄に乗り、
更にバスに乗り換えて初めて上高地に行った時の事を思い出しました
あれから45年が過ぎ、電車も道路も格段に綺麗になりましたね。
でも、山間部を走る電車の名前が「なぎさTRAIN」とはど~ゆうこと
沢渡駐車場でバスに乗り換えます
上高地の自然保護と交通安全のため、バス、タクシー以外の一般車両の通行が規制されています。
上高地へは年間を通してマイカーでは入れません。
自家用車(自動二輪を含む)は、釜トンネルより通行禁止のため、
沢渡駐車場(松本市方面から)・平湯駐車場(高山市方面 から)に置いて、シャトルバスに乗り換えます。
詳しい情報はこちらとこちらでどうぞ。
駐車場は官民合わせて約2000台分が用意されていますから、慌てることはないのですが
最初の沢渡大橋の停留所で、手招きしながら旗を振るおじさんに導かれてしまいました
「帝国ホテル前」で下車し散策開始
私たちは終点の上高地バスセンターの一つ手前でバスを降り、歩き始めました。
帝国ホテルの赤い屋根の向こうに「明神岳」が見えていました。
左に連なる穂高の山々は
「田代橋」からは散策ロードとなります。
周囲には綺麗な公衆トイレやベンチなども設置されていました。
青空も覗いて、お天気は上々です
ここからは「焼岳」も見えていました。
橋の手前を左に行けば、田代湿原から大正池までのハイキングロードです。
私たちは橋を渡って右に折れ、梓川沿いを河童橋方面に向かいました。
地図を参考にご覧くださいこちらです。
上高地温泉ホテル(手前)と、清水屋ホテルも見えています。
昨夜の雨で梓川の色も少々濁っているかしら?
左の峰が「六百山」、右の峰が「霞沢岳」
こちらもはっきりと見えていました。
日本アルプスの父「ウエストンのレリーフ」
私にとっては5回目の上高地ですが、ここは今回初めて通りました。
5回目といっても、その内2回は「奥穂高岳」と「蝶ヶ岳」登山の通過点でしたものね。
およそ40分歩いて河童橋到着ですが、肝心の「穂高の山々」は雲の中でした