花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

第2回「鎌倉八十八カ所お寺巡り」(その4)

2020年11月23日 | 鎌倉散策
この三連休はお天気に恵まれ、穏やかな日和が続いていますね。
見上げる高さの「皇帝ダリア」が、散歩中の目を楽しませてくれてます



Go toトラベルを使っての紅葉狩り等で、日本各地の観光地の人出が凄い事になっていますね。

ただ私は床の物を拾おうとして、膝も曲げずに手を伸ばしたら腰が「ギクッ!」
コロナ感染者も急増し「我慢の三連休」と言われている事ですし、、、
大人しく過ごしていますよ



その上、PCと一眼レフカメラの調子も悪くて、ブログの更新に苦労し投げ出したくなりました。
ならば手作りマスクの作成をと思い、ミシンを取り出したら動かない

我が家は家主も精密機器もポンコツ状態です



我が家近くの公園の「ケヤキ」も色付きました
黄葉を楽しんだ「銀杏」は11/20の強い南風で、ほとんど散ってしまいましたが
ご近所仲間のお宅の「モミジ」はまだ3分の色付きです

今年の私の紅葉狩りは近場で我慢我慢

近々再開されるワンゲルの「鎌倉88カ所お寺巡り」の第三回に参加するために
まずは腰を治すことが先決ですね。

第2回「鎌倉88カ所お寺巡り」に参加(2月22日)
前回紹介した「アーチゾン美術館」に行った翌々日に参加した、ワンゲル鎌倉お寺巡り
ブログでの紹介は終わっていたと思っていましたが、実はまだでした

すでにこの日から丁度9カ月が経ちましたが、遅まきながら「万福寺」からUP致します。
今回の(その4)の前の記事(その2)(その3)もよろしかったら参考になさって下さい。

㉒龍護山医王院「万福寺」(真言宗)


天平年(744年)創建、聖武天皇の命によって疫病追放を命じられた行基が草庵、開山は伝行
ご本尊は薬師如来像です。



文治元年(1185年)源義経が腰越にあるこの寺に泊まり、対面がかなわない頼朝に
書状(腰越状)を書いて出したとされる伝承で有名なお寺です。

歴史好きな仲間のお話では「このお寺にある実存の証拠は弁慶の書だけ」と・・・
義経の書の下書きと言われているようですが・・・?



200円を払って本堂に入ります。
※コロナ禍の現在は拝観中止です。お出かけの時は調べて行くようにお勧めします。


最初に目を惹くのは義経・弁慶の襖絵義経と静御前の別れの場等を描いた三十二面の襖絵です

特に古い絵ではなさそうですね。



天井画の「龍」も力強くて見事です。



鎌倉彫に描かれた天井画も素晴らしい・・・



見学とトイレで与えられた時間は40分、ジックリ見学させていただきました。



江ノ電の脇を歩いて次のお寺に向かいます。

㉓顕證寺(本門佛立宗)
江ノ電の踏切を渡って坂を登って行くと、撮影禁止の看板が目に入りました。



お寺と言う感じがしなくて、特に見るべきものもありません。
江の島と富士山も見えると言う、目の前の海の眺めが唯一でした。



調べても歴史は分かりませんでしたが、お寺と言うよりも墓地の売り出しが目につきました。


住宅街の中の階段を登って、次のお寺を目指します古都鎌倉では日蓮の足跡を示した石碑がいたる所で見られます

今回で最終章にするつもりでしたが・・・
PCを長く使っているとシャットダウンするので、エピローグ編は次回といたします。

先週後半、高校時代の友人と「北鎌倉の紅葉とお食事」を楽しむ予定でしたが
5月に心筋梗塞で入院した彼女から、コロナ第3波襲来のニュースに「今回はパス」との電話がありました。
快気祝いをやっている場合ではありませんね

私のホームドクターの話では、我が住宅地でもついにコロナ感染者が出たらしい
その話を息子に告げると、すぐお隣の息子が住む住宅地でも40代の主婦が感染しホテルに隔離中とか

もうコロナは身近な所まで来ていて、いつ自分が感染するか分からない
コロナと言う地雷を踏むのも「運次第」と思えてきましたわ




コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナ禍の美術館事情と、2月に鑑賞した「アーチゾン美術館・開館記念展」

2020年11月14日 | 美術館&史跡巡り
一昨日は(11/12)は北風が冷たい師走の寒さでしたが、昨日今日は暖かくて穏やかな小春日和でした。



我が家の南側の花壇の小菊が満開になりました



朝の散歩の時に通る街路樹の下の花壇の小菊も色とりどりに咲いています

先日、娘時代に勤めていた美術館から令和3年1月からの「特別展中止」のハガキが届きました。
新型コロナの影響で、今年に入って何通目かの中止の案内ハガキです


朝一緒に散歩しているFさん宅の白い小菊も可愛い畑の中に咲いている色鮮やかな小菊です

私が学校を出て20歳で就職したのは石油会社でしたが、入社した年に創始者が集めた
美術コレクションを展示する美術館が本社内にできたので、私はそこの所属になりました。
こちらの美術館です。

実は私、この古巣の美術館が去年新たにエツコ&ジョー・プライス氏(プライス財団)蔵の
江戸絵画コレクション約80点を買い入れたと聞き、公開を楽しみにしていたのです。

年間スケジュールで今年の9月から12月までの特別展「江戸の華展」で
第一部と第2部に分けての展示と知り、心待ちにしていました。



コロナ禍でなかったらこの秋、伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」を鑑賞できるはずだったのです。
本当に残念です

私が「若冲(じゃくちゅう)」を知ったのは2006年の初夏、ご近所仲間と3人で上野の
国立博物館「平成館」で開催されていたプライスコレクション「若冲と江戸絵画展」に行った時でした。

江戸時代の画家がこの様に鮮やかな色彩の、個性的な絵を描いていた事が驚きでしたね。
マイブログのこちらで紹介しています。

アーチゾン美術館「開館記念展」(2月20日)
東京駅八重洲口から歩いて5分、京橋にあるブリヂストン美術館(1952年開館)が館名変更し
4年ぶりの2020年1月に、新しい美術館としてリニューアルオープンしました。

絵画好きの知人Tさんに誘われ、今年の2月に行ってきました(9カ月も前のお話です



コロナ禍を予測したわけではないでしょうが、鑑賞するには日時をネットで予約しての入館です。
これなら大混雑にならずに済みます。(入れ替え制ではありません)


「生木と枯れ木のある風景」(パブロ・ピカソ)

展示場は以前の倍の広さになったとか、天井も高くて快適な空間です
撮影OKというのも珍しい・・・



他にもピカソは数点展示されていました。

「ブリジストン美術館」には何度か来ていますが、まだ学生の頃に開催された「ピカソ展」が
一番印象に残っています。

何人かとグループで来たように思いますが、男子の一人が「ピカソは自由だ、素晴らしい
と呟いていた姿が思い出されます。

学生時代の私が最初に買った美術全集は「セザンヌ」でしたから・・・
私はピカソよりも印象派が好きだったと言えますね。今はフェルメールかな~?


「セントーフィクトウール山とシャトー・ノワール」(ポール・セザンヌ)

セザンヌはありましたが、生涯の作品数が30数点と少ないフェルメールはありませんでした。
でもマネやルノワール、マチスなども鑑賞できて満足です。


「イヴリー河岸」(アンリ・ルソー)

開会記念展では、アーティゾン美術館を運営する石橋財団のコレクション約2800点のうちの
206点を一堂に展示されました。


国の重要文化財「海の幸」(青木繁)

今回嬉しかったのは、中々見る機会がなかった近代日本人の作品も鑑賞できた事です。


国の重要文化財「わだつみの色この宮」(青木繁)「天平の面影」(藤島武治)

アーティゾン美術館は休館中も作品の収集を行っていたそうで、そのうち31点が
この開館記念展で紹介されていたとの事です。


新収蔵のヴァシリー・カンディンスキー「自らが輝く」同じく新所蔵の草間彌生「無限の網」(無題)

「自らが輝く」は入ってすぐの場所にあり、赤い斬新なポスターにも描かれていました。

他にもコンスタンティン・ブランクーシ《ポガニー嬢Ⅱ》(1925、2006鋳造)
マーク・ロスコ《無題》(1969)などが加わりました。



この開館記念展は絵画だけでなく、エジプトやギリシャの歴史ある品々や
ロダンの可愛い男の子の彫刻「立てるフォーネスト」も楽しめました。

思った以上に見応えがありました。
これでネット予約での入場料1100円はお安い(空きがあった場合の当日券は1500円)

こちらの美術館はコロナ禍でもスケジュールどうり開館しています。
11/14から1/24までは「琳派と印象派」をやっています。詳しい情報は公式ホームページをご覧ください。



一階のカフェでお茶して一休み
地方に住むTさんはもう一つ、丸の内にある私が勤めていた美術館行きを希望です。



銀座通りから有楽町に近い丸の内側まで歩いて行きました。
2月後半のこの頃はすでに得体のしれない新型コロナの不安からでしょうか?
銀座通りも人の姿は少ない

次に行った美術館は「狩野派 ―画壇を制した眼と手」をやっていましたが
撮影禁止でしたのでUPがままなりません

4月からすべてのスケジュールが中止となり、未だに閉館が続いているのが悲しいですね



私たちは狩野派の日本画を鑑賞してから、目の前の桜田門まで行き二重橋を見て皇居のお堀端を通り
Tさんのテリトリーの竹橋の「如水会館」までひたすら歩いて行きました。

この日の私は腰から足にかけて時々痛みが走りましたが(坐骨神経痛
赤ワインとビールで乾杯し、早目のデイナーに良い気持ちになりました

夕方の5時半過ぎ、レストランの店内には我々以外の姿はありませんでした。

今週に入ってコロナ感染者が全国的に再び増えだして、第三波襲来でしょうか?
私はこの2月以来、東京には出かけていません

あの日(2月20日)の帰路、混んだ東海道線の中で、座っていた私の前に立った若者が
ゴホゴホと咳をしていたのが気になりました(お互いマスクはしていましたが)

あれ以来混んだ電車に乗るのが怖くなりましたが、go to トラベルで皆さん楽しんでいるニュースを視て
私もそろそろと「近場なら・・・」と思っていた矢先での第三波

安心してお出かけできるようになるのはワクチンができるまで無理なのでしょうか~



コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八カ月ぶりのワンゲル参加・「鎌倉谷戸歩き」

2020年11月04日 | 鎌倉散策
快晴に恵まれた今朝(11月4日・AM7:30)、ラジオ体操の行われた公園南側の道路から見た富士山です。
横浜で一昨日の午後から昨日の朝まで降っていた雨が、富士山では雪だったようですね



頂上付近が雪で白くなっている富士山は右手(山梨県側)の方の雪が多くて、、、
まるで白いベレー帽を少々斜めにかぶっているような富士山の姿は、晩秋特有の姿でもあります。

プチご無沙汰しました
9月下旬から畑作業や庭仕事が忙しくて、その上PCとデジイチとコンデジカメラの調子も悪くて
半年ぶりに体操教室やコーラスも始まり、体力的にもきつくてPCから少し離れていました

コメントをくださるブログ仲間の皆様の所にも、中々ご訪問できず失礼して申し訳ないと思っています

ワンゲル鎌倉歩き「谷戸を歩く」に参加(10月31日)
9月からワンゲルも再開しましたが、我が家から遠い秩父方面や奥多摩の山が殆どでパス
まずは10月末の鎌倉歩きから参加しました。

AM10:00、大船駅に集合、快晴に恵まれたこの日の参加者は16名
モノレールに乗り、二つ目の駅「町屋」で下車し、歩いて10分の「鎌倉中央公園」を目指しました。

「鎌倉中央公園」
この自然公園には4年前の6月の半夏生が咲く時期に、写真仲間のSさんに案内され来ています。
その時見た谷戸の様子などはこちらをご覧ください。




住宅街の寺分口から入りましたが、ケヤキが黄色に色付き始めていました。
(真ん中の丸く茂った「ケヤキ」の奥の、控えめな枝ぶりの2本の木は「武蔵野ケヤキ」です)



鮮やかな朱色の「ドウダン」も目を惹きます。園内は秋を感じさせる風景が広がっていました。



私と同じカメラも趣味のOさんが「ツリフネソウ」の群落を見つけました。
殿方のH氏も交えて3人でカメラ撮影をしてから、その先のトイレのある広場に行ったが
仲間の姿が見えない、迷子になってしまった

リーダーのY氏に電話すると(今は便利ね)、手前右手の階段を登って丘の上の「疎林広場」に進んだようだ。
前回はそのまま里山と田んぼが広がる谷戸方面に進んだ覚えがありますが
山屋は上に登って行くのが習性らしい。「谷戸を歩く」と言うキャッチフレーズとは違いますわ

前回と同じ「梶原口」から公園の外に出ましたがすぐまた林の中の道に入ります

前回はSさんの案内で住宅街をそのまま登って行き、縁結びで人気の「葛原岡神社」に出ましたが
今回のリーダーさんは人出の多いコースは一切避けて、マイナーなコースを進みます。



山道を行き、その後右手の急坂をドンと下り住宅街に出ると、朽ち果てたような門が見えてきました。

この北鎌倉の山崎の地には、篆刻家 ・ 画家 ・ 陶芸家 ・ 書道家 ・ 漆芸家 ・ 料理家 ・ 美食家 などの
様々な顔を持っていた芸術家「北大路魯山人」の旧宅がありましたが・・・.

今では建物や工房などすべてが茨城県笠間市に移築され、広い敷地には何もありませんでした。



リーダーはそのまま山崎小学校方面に進み、その先の道なき道を行きます。



ハゼの葉が赤く染まっていましたよ
12時を過ぎて、皆そろそろお腹が空いてきました。ガス欠気味です



やっと普通の山道が現れて、ちょっとした広場に出ました。ここで昼食ね



食後再び登りの道を進みます。
海以外の三方を山に囲まれている鎌倉は、主要道路以外の道は山に通じます。



ガイドブックに載っているハイキングコースと違って、すれ違うハイカーも数える人のみ・・・



この辺一帯は鎌倉市の三大緑地(広町・台峯・常盤山)のうちの台峯地区の一部です。
(主に鎌倉中央公園の東側に隣接する約27.5ha)

その豊かな自然環境を保全・活用するため、平成19年度(2007年度)から都市公園としての
整備事業に取り組んでいる所のようです。



見晴らしの良い所に出ました。見えているのは「六国見山」の山並みだそうです。

雲一つない秋晴れに恵まれたこの日、モノレールの窓から綺麗な富士山がクッキリ見えましたが
残念ながら、今回のコースは富士山の見える方向ではありません

やがて「北鎌倉女子学園」のグランド裏に出て、北鎌倉駅まで歩いて行き解散でした。
昼食時間を入れておよそ4時間、歩数はこの時点で18000歩弱でした。
買い物して帰宅後の歩数は2万歩を超えましたが・・・

八カ月ぶりに参加したワンゲルですが、日々朝の散歩で40~50分歩いているとはいえ
マスクをしながら上り下りを繰り返すのはしんどいものがありましたね

手作りの布マスクとマスクガード
元々喉が弱い私、コロナ騒ぎが起こった2月からノド飴が手離せなくなりました
時々赤く炎症し、主治医から漢方薬の「キキョウトウ」を処方してもらったりしています。

特にマスクをして、人とたくさん話したりすると症状が顕著になるので
マスクが原因か?と感じています。



いつも外出時は使い捨ての不織紙マスクをしていますが、八カ月ぶりのワンゲル参加の日は
朝一緒に散歩しているご近所仲間のFさんからもらった、手作りの布マスクをしていきました。

下のピンクのマスクは着物の端切れ布で、私が真似して作った絹のマスクです。



こちらはコーラスの講師が勧める「マスクガード」
マスクをして歌うと酸素不足になるとかで、これをマスクの下に入れて歌うようにと言われました。
(2枚入って一袋300円)

今回のワンゲルの鎌倉歩きにこれも着装して行きました。
マスクと鼻や口との間に空間ができて、息苦しさが少し解消されたような気がします。

今までマスクをして人と長時間話したりすると、喉がイガイガしていた私ですが
今回は大丈夫のようです

布マスクは不織紙マスクに比べ若干効果は劣るそうですが、、、
戸外での活動時は布マスクでも良いのではないかと思うようになりました。

畑作業が一段落し暇な時間ができたら、チクチクと手を動かして「マスク作り」に励む事に致します

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする