花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

「黒斑山」残念登山記②

2005年08月31日 | 山シリーズ
トーミの頭から黒斑山頂上までは、40分のコースタイムです。
左側は樹木地帯ですが、右の浅間山方面はすっぱりと切り立った断崖で、
所々に展望できるスペースがありました。

下を覗くと、「湯の平高原」の
緑の一部が見えています。
でも、浅間は相変わらず霧の
---
一瞬霧が切れて稜線が見える
のですが---思いがけない
近さにビックリです。
「頂上で待っていれば、霧が
晴れるかも」---
淡い期待を抱いて、登り続け
ました。

浅間山を監視する「定点カメラ」の塔が見えてくると、すぐに頂上です。
わりとあっけなく頂上に到着。時計を見ると、12時半になっていました。
ゆっくり、ノンビリ、2時間半近くかけて上ってきた事になります。
頂上は思ったより狭くて、ほとんどの人々は「黒斑山・2404M」と書か
れた表示板の前で写真を撮り、戻っていきますが、我々は岩石に座って浅間の
姿を待つ事にします。

おにぎりや果物を食べて
腹ごしらえ、前に座って
いた若い女性と、「山岳
パトロール」の腕章を付けた
おじさんとの会話に私たちも、
仲間入りです。
女性は小布施の有名和菓子屋
さんにお勤めとか---
おじさんは小諸の写真屋さん
で、この日はパトロールの
当番日だったようです。


 この左の写真は、頂上から
 見たトーミの頭です。
 頂上には1時間ほどいましたが
 浅間山はついに顔を見せません
 でした。
 若い女性を先頭に、トントンと
 軽快に下ります。
 トーミの頭を過ぎるとすぐに 
 「中コース」への分岐---
  

私たちは、下りはこのコースを使うつもりでした.
「ここは森林地帯の中、沢に沿って行く道」と言うおじさんの説明で迷い,
結局4人で一緒に、登りと同じ見晴らしの良い「表コース」を下る事に
なりました。
若い女性に付いて行くのは大変でしたが、お花が現れると彼女は立ち止まり
名前を聞いてきます。おじさんより私たちの出番です。
これは「あさま山ぶどう」、こっちは「ブルーベリー」
その度に、彼女は味わってみます。「ブルーベリーの方が美味しい」
「シラタマノキ」を見つけた時は香りをかいでもらったのですが、
「ショウノウの匂い!」彼女は素直に反応していました

>
おばさんたちが答えられなかっ
たのは、このお花---
黄色のプチプチが可愛いいお花
だったけど、何ていう名前なの
かしら?もっともこの写真では
形も何も分かりませんね~~

地元のパトロールのおじさんも
色々な情報を教えてくれました。


このコースは、1年中歩けるそうで、特に晩秋の、浅間山にうっすらと雪が
かぶった時が最高だそうです
スジスジがくっきりと見えるのでしょう。

それと大事な事、登山カードに記入して山に入った人が、万が一噴火に
巻き込まれたら、最大で5000万円の補償金が、小諸市から出るそうです。
市はそれだけ「責任」を持って火山情報を出しているって事かしら
皆様、必ず「登山届」は出して登りましょうね~~~

[追記]
山で知り合った、20代後半の感じの良い女性と、人の良さそうなパトロールの
おじさん、そして私たち2人の一見奇妙な4人グループですが、一緒に下った
初秋の「黒斑山」は、「浅間山」が見えなかった悔しさはあるものの、楽しい
思い出が残りましたが---
この後、信じられない事が起きたのです。

午後2時半、2人と別れて私たちは「○○高原ホテル」の温泉に入りました。
30人近い団体(ツアーではなくて、女ばかりの山岳会?)が入浴を終える所で、
脱衣場は人で溢れていましたが、丁度入れ違いだったので、私たちはノンビリ、
ユッタリとを満喫できました。

3時50分のバスに乗るので、時間を見計らってお風呂から出てみたら、ナント!
私の新しい登山靴が片方だけ見当たらない
慌てて裸足で一階のフロントに駆けつけ、事情を話し、ロビーで休んでいた
山岳会のオバサマ達に聞いて回り~~嗚呼バスの時間だわ
ホテルのスリッパ借りて帰るしかない---覚悟を決めたその時,
「あったわよ~」山岳会のおば様の声で、我に返りました。
ロビーのソファーの底に、突っ込んであったそうな---

「なぜだぁ~~」わけの分からない出来事を体験しました。

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「黒斑山」残念登山記①

2005年08月28日 | 山シリーズ
8月27日
台風も去った、8月最後の土曜日、浅間山の外輪山「黒斑山」に行ってきました。
山仲間のYさんの都合がこの日一日しか空いていなかったので、長野新幹線に
乗って、佐久平からバスで高峰温泉まで行き、日帰りしてきました。
台風一過の晴天を期待して行ったのですが、思ったほどが少ない---
青空は出ているんだけど、霧も多くて、見晴らしはイマイチでした。

 
「黒斑山」は「浅間山」の噴火により、今年の6月までは登山禁止でした。
今はレベル2で、賽の河原まで入れます。
登山者カード入れのボックスの横に、こんなに大きな看板が---

バスで一緒になった単独行の男性は、帰りのバスまで丁度6時間の予定で
「黒斑山~蛇骨岳~仙人岳~鋸岳~賽の河原」と一回りしてくるそうです。
私たちは「黒斑山だけにして、ゆっくり温泉に入っていこう」足慣らしだもんね。


展望の良い右側の表コースを登り
ました。
最初からお花が出迎えてくれます。
ソロソロ終わりの「マツムシ草」
がいっぱい。ナント白い色もあり
ました。これは初めてです。
秋色の「ワレモコウ」「野アザミ」
そして「シラタマノキ」等などが
楽しめました。


火山岩の庭園のようなお花畑を登って行くと、やがて車坂山のピークです。
振り返れば、高峰山や篭ノ登山が見えています。
その先のガレ場の石に座って、腹ごしらえをしました。
「浅間山が見えますように」進む方向は何となくガスっている感じ
原生林の中を登り、赤く錆びたかまぼこ型の避難小屋が見えてくると、そこは
「赤ゾレの頭」。万が一噴火して石が飛んできたりしたら、この小屋の15CMの
分厚い鉄板が身を守ってくれるらしいけど、ここまで来るのも大変だ---
この辺から丸い頭の浅間山が見えると、ガイドブックには記されているけど、
いずこじゃ~~浅間が見えないよ~~~

岩がゴロゴロして、見晴らしの良い所に来ると、大勢の人々が鍋を囲んで
宴会をしていました。美味しそう、でも目の前にあるはずの「浅間山」と言う
美味しいおつまみがなくて残念ですねぇ~~~

左手に中コースの分岐を見て、少し岩を登るといよいよ「トーミの頭」です。


この絶景ポイントからも、やはり浅間山は見えません
霧の向こうに「黒斑山」の頂上(奥の山)が現れたり、隠れたり---幻想的な
風景です。さぁ~あとひと登りだ、頑張ろう---



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台風と銀竜草

2005年08月26日 | 花シリーズ
直撃かと恐れていた台風は、真夜中に横須賀辺りをかすめて行ったよう
です。
一晩中、バケツをひっくり返したような激しい雨の音がしていましたが、
風の音はあまり聞こえませんでした。
今日は台風一過の晴天、暑くなりました。
朝方は、我が家から富士山が見えていましたよ。

7月27日に「台風一過」と言う題でここにUPしましたが、今日はその続編です。
前回は我が家の上を通過して行った去年の台風22号での被害と、子供の頃に
住んでいた、新潟で体験した「第二室戸台風」の様子などを綴りましたが、
今回は「山」で体験した台風のお話です。

今から15年前、ご近所の0夫妻と「木曽駒が岳~宝剣岳」と登り、山の魅力
に目覚め始めた私に、仕事仲間のKさんが「このコースに行きたいの」と、
”蝶ヶ岳~常念岳~燕岳”のトレッキングツアーの案内を指差すのです。

彼女は50歳のご主人を、胃がんで亡くしてまだ一年目の夏でした。
昔山をやっていた友人ご夫妻に、慰めの登山に連れて行かれて「丹沢の檜洞丸」
と「会津駒ケ岳」は登ったと聞いていたのですが---
「三番目の山が、いきなり北アルプス」ヒェ~でした。

デモデモ"槍、穂高の展望コース”と書かれているキャッチコピーを見て、私も
行きたくなったのです。「行こう」と即決でした。
その話を聞いていた、同じ仕事仲間のYさんが「私も行きた~い」と合流。

Yさんは、ご主人の転勤で旭川に住んでいた時、大雪山に登って大感激した
思い出が忘れられないそうです。
こうして、さくら(勤め先)3人組「北アルプスいきなりデビュー」となりまし
た。私は娘時代から、白馬とか八ヶ岳はちょこちょこっと登っていたんですが---.

徳沢園から登った長塀山は、直登に近くてヒィ~ヒィ~でしたが、苦しくなると
休憩タイムが入って、ホッさすが、プロガイドの案内です。
この山の林の中で、生まれて初めて銀竜草を見ました。

やっとたどり着いた蝶ヵ岳ヒュッテの前からは、穂高連山の荒々しい岩峰が
目の前に望めて、3人とも、、唯唯見入っていました

翌日も晴天、一旦ド~ンと下ってから、お隣の「常念岳」に登り返すのです。
「槍ヶ岳」がだんだん近くなってきます。小槍まで見えてきて
そのうち槍にひとすじの雲がかかって---午前11時、いよいよ常念への最後の
登りに差し掛かった頃から雲行きが怪しくなりました。
「常念岳頂上」はガスの中雨具を身につけ、写真を撮って、40分下って
小屋についたとたん、カミナリが鳴り出し凄まじい雨が落ちてきました。

台風が九州方面に接近しているというニュースは知っていましたが、その後
どうやらこの中部山岳地帯に向かっているらしい

翌日は、一日中風も強くて、常念小屋に閉じ込められてしまったのです。
ウッディーなこの小屋は「生ビール」も楽しめるし、TVや無線電話もありま
した。その点では申し分なかったのですが、雨戸が閉まって酸欠状態
テント泊の人まで皆入ってきたので、布団一枚に5人という超過密状態も経験
しましたわこれって、想像できますか

そんなこんなで「北アルプス初デビュー」は台風つきのおまけまでありました。
そして何と言っても、その後の台風一過のピカピカの中の「横通岳~大天井岳
~燕岳」のコースは、全部の山々が見渡せる中でのトレッキング
あれを味わったら、もうやめられなくなりましたね

私たち3人は、その後ひたすら「山」にのめり込んで行きました。
まだ40代の前半で「若さ」もあったのでしょうね~~~
今なら、一つの布団に交互に5人と言う状況を体験したら、きっと嫌気がさして
二度と山には行かなかったかも知れません。

写真はこの時初めて見た「銀竜草」です。
雨の多い南アルプスにも多いけど、キノコというべきかお花と言うべきか
中を覗くと、青く光る目が---神秘的と言うべきか不気味と言うべきか
とにかく不思議な植物です。







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お天気が・・・

2005年08月23日 | 日常の日記
我が家のブーゲンビリアが満開です
このお花、今ごろ咲くものなのでしょうか、沖縄では自植えされている、熱帯
の植物だから、夏こそふさわしい気もしますが---
水をやりながら、首をかしげています。

本当は私、今日明日で「富士山」登山に行っているはずでした。
おっちゃんにも勧められましたしね。
ところがインターネットで天気予報を調べると、富士五湖地方はマークばかり
しばらく様子見となりました。大型の台風も接近中で,どうなりますか
私の仕事の休みの週なのに、ツイテいないわ~~

主人は泊まりのゴルフでいないし、一昨日母の施設に行って、昨日は半日かけて
父の所にも行ったし---
さぁ~今日は私一人の自由な時間と思いきや---
晴れている空を見ると、何だか落ち着かなくなるんですね。
一緒に富士山に登るはずだったYさんと、桜木町の「山の家・カモ○カ」に行って
きました。

私もいよいよ2本の杖を使用してみようと、一番軽いタイプを2本買いました。
3年前に参加したヤマケイ主催の「アルプスの集い」でも勧めていたし、以前
から使っているYさんも「2本の杖は、とても楽」と言っているし---
ヨーロッパアルプスではポピュラーなスタイルですよね。
今使っている杖が、直しに出してもすぐに調子が悪くなるので、この際2本杖に
変更です。

「ヤマケイの集い」では、ワ○ールから出ている「筋肉を補強するサポート
パンツ」も勧めていたので、その時早速買ったのですが、夏は暑くて(短パン
の下にはくと良いのでしょうが、太い足を出す勇気もなく)登山途中で脱いで
しまったりしています。
風さんのブログに、使用しているようなことが書かれていましたが、効果の
程は如何なものかと,興味はありますが---

このお店、自由にコーヒーを飲むコーナーがあり、山に関する雑誌やビデオも
揃っていて、これまた自由に見ることができるのです。
親しい山仲間と、コーヒーを飲みながらの山談義---私の「お気に入り」の
場所の一つです

「カモ○カ」を訪れたもう一つの目的は「保険」です。
私たちは毎年このお店を通して「山岳保険」に入っていました。
6月に切れたままなので、今年はどうしようか迷っていたのです。

「山岳保険はあくまでも救助費用の保険です。ヘリコプター代や、捜索費が多額
にかかるのでそのための保険です。山で死んだり怪我をしても、お金はでません」
と言う説明でした。
「怪我などの入院保証が出るのは、ハイキング保険があるけど、これは大手の
損保からたくさん出ていますよ」
このハイキング保険も、クサリ場や雪渓歩きは対象外だそうです。

ウ~~ン、どうしよう---もう危ない所に行ける体力ないしね~~で、Yさんと
ハイキング保険を調べてみる事にしました。
山に登る方たちは、皆さん一体どうしているのかしら

そもそも我々が「山岳保険」に入ったきっかけは、トレッキングツアーに
参加した時、ガイドのお兄さんが「至仏山に行った時、下山道を間違えた
2人組がいて、3日後に反対側の沢で見つかったけど、その時の捜索費が
200万円以上かかったはず」と言ったのを聞いたからです。

その年は、北アルプスの薬師岳の頂上で転んで、膝をパックリと切った
中高年の女性を、肩の小屋で介護した事があります。
小屋の人がヘリコプターを呼んで、富山の病院に搬送されて行きました。

「富山県警のヘリコプターは無料だけど、長野の場合は民間が多いから
何十万とかかるはず」本当の所は知りませんが、そんな声が聞こえていました。
それで私たちは「一年に一万円なら安いかも」と山岳保険に入ったのですが---
今年は、その「山」に、中々行けないんで~~~す


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体力の限界と「朝日岳」

2005年08月21日 | 旅日記
仕事の週が終わりました。
冷房の影響?お腹の具合がイマイチです。
一ヶ月前にひいた「夏風邪」もズルズルひきずっているのか、咳が時々でます。

主人も6月末に体調を崩して「高熱」を出し、気管支炎との診断でしたが、
未だに声の出が悪く、のどの奥が突っかかる感じがするなどと申して---
ハー君の風邪はどうなったかも気になって、心配×3
暑いのと、気分の落ち込みとで、ちょっと暗いnaoママです。

来週こそ「山」に行こうと、Yさんと日にちの調整をしていますが、都合が
良い日とお天気が合致するとも限らなくて、これまた難しい所です

40代の頃は「山」ならいつだって、どこでも行けると思い込んでいました。
ところが、コースタイムどうりに歩けなくなったと実感したのが、前回UPした
「白馬~雪倉~朝日」の山行きからです。

山仲間の3人ですが、揃って今から4年前に、同じ銀行勤務を退職しました。
私は公的施設のアルバイトスタッフになり、他の2人はヘルパーの資格を取り、
働き出しました。
3人揃って、自由な時間をとるのがとても難しくなり、泊りがけの山行きの時は、
夜行バスで行って、そのまま登ると言う、過酷な登山しか出来なくなったの
です。

この写真は、雪倉岳の頂上から見た「朝日岳」です。
奥の左手の山の稜線に、赤い屋根の「朝日小屋」が見えていますが、午後の4時
過ぎにやっとの思いでそこにたどり着いた時は、もう3人とも体力の限界でした。

小屋には地元の中学校の学校登山とかで、150人の中学生がすでに入っており、
予約も入れていない我々のスペースなどありません
外の大きなテントに案内されました。

でも部屋の中は布団一枚に3人だったそうですが、テントの中は一人一枚の
お布団があてがわれて、ちょっと寒かったけど熟睡できました

翌日はチンクルマやトラノオが咲き乱れるお花畑を満喫して、新潟県側に下山、
5時間かけて北又小屋に到着しました。
最後は足がもつれて、Yさんがすッ転びました。

3人ともヘロヘロ状態---ここでタクシーを呼んで貰って、小川温泉で汗を流した
のですが、小屋で食べた冷たい冷麦と、温泉の後に飲んだビールの味が未だに
忘れられません

毎年「夜行で行く強行軍はやめようね」と話しているのですが、相変わらず
スケジュール合せが難しくて、去年の「白山」も金沢行きの夜行バスを使わざる
を得ませんでした。
2~3時間の睡眠時間で登るのは、さすがに苦しい
風邪ですら、治りの悪いお年になったのです。
「もう若くないんだから、気を付けなくては

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北アルプス「雪倉岳」のタカネバラ

2005年08月18日 | 花シリーズ
旧盆が過ぎると、急に秋の気配が感じられるようになりますね。
ちょっと淋しい
ハー君たちと「軽井沢夏旅行」もしたし、Yさんと「乗鞍岳」も行った---
でもでも「真夏のメイン・トレッキングをしていな~い」

相変わらず、週に3日は「キッチンnaoママ」の賄いおばさんをしています。
その為には、山のような買い物があるし---トホホホの日々ですわ。

先日、主人はいつもの助手とご近所のお宅のお庭の剪定をしたのですが、
そこのご夫妻が「山登り」が趣味
前回、このブログにUPした「赤石~荒川三山」はこのFご夫妻が行って大感激し、
是非にと勧められて、我々も行った経緯があります。

「今年は白馬から雪倉~朝日と歩いたらしい。綺麗な写真をたくさん見せてもら
った。俺も絶対に行くぞ~~」と言いながら主人は食事に戻ってきました。
「私、そのコース行ってるわ」「そっか、知らなかった」「ちゃんと言ったのに、
女房が行く所は全然興味ないのね」とアルバムを見せたら「じゃあ今度連れて
行ってくれ」---だって
助手の後輩さんも「山好き人間」、しばし山談義に花が咲きました。

この「白馬~雪倉~朝日」は3年前の夏、いつもの山仲間と縦走し、お花畑の
素晴らしさに感激し体力の衰えを実感させられた私にとっては
忘れられない「山旅」なんです。
 一日目は、栂池から
 白馬大池経由で白馬
 頂上へ---
 8時間かけて,やっとこさ
 「白馬山荘」に到着した時
 は、3人ともヘロヘロ状態。
 翌日の白馬から雪倉を越
 えて朝日小屋まで行く
 コースも自信がないまま、
 出発したのです。
 
お天気にも恵まれて、次次に現れるお花畑も素晴らしく我々の足取りも、次第に軽くなってきました。

この写真は、白馬岳を下って三国境から雪倉~朝日に向かうコースに入り、3時間、
「雪倉避難小屋」で休憩してから、いよいよ雪倉岳の登りで写したものです。
「旭岳」が綺麗に見えています。この左手には「白馬岳」も望めました。

30分頑張ると、2611m
の雪倉岳の頂上です。
頂上の手前に、真っ赤な
「タカネバラ」が咲いて
いました。
山でこの花を見たのは初
めてで、心臓パクパクの
苦しい中、頑張って写真
に撮りました。

このコースは本当にお花の種類が多くて、チンクルマやイチゲ、キンバイは
モチロンの事、紫や白のシャジンもたくさん咲いていました。

雪倉岳の頂上からは、これから向かう「朝日岳」の丸い山並みが正面に
見えていましたが、まだまだ遠い道のりだわ

でも下りも又素晴らしいお花畑が続いて、疲れを忘れさせてくれました。
シモツケ草にマツムシ草、そして何と言ってもビックリしたのは、シロウマ
アサツキの群落、白馬岳ではあまり見られなくなったお花です。

女3人、元気な歓声を上げていたのもこの辺までで、水平道分岐からの
登りは、足も重くて心臓も飛び出しそう辛くて声も出ませんでした。

2時間かけてやっと「朝日岳」の頂上---思わず3人でバンザ~イです。
白馬山荘を出発してから、9時間を費やしていました。
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愛する者を案ずる気持ち

2005年08月16日 | 日常の日記
東北地方で大きな地震があったようですね。
確かtaeさんの息子さんは、仙台にいらっしゃると聞いていますが---
旧盆で実家の山形にまだ滞在なら、良いのですが---
お嫁ちゃんは臨月でしょう?怖い思いはさせたくありませんものね。
愛する者が増えるのは嬉しい事ですが、それだけ心配事も多くなります

我が家も13日から息子一家がやってきて、昨日お嫁ちゃんの実家の横須賀に
出かけていきました。
ハー君も可愛い盛りです
でも、外で花火をした時は、蚊に食われないかと心配し、熱帯夜でクーラーを
入れるべきかと悩みぬき、翌朝咳をしているのを見て後悔
若夫婦が映画に行くと言うので、夫と2人でハー君を、私の勤める地○センター
のキッズルームで遊ばせました。
たくさんの玩具と仲間達を見て、興奮状態---ミニカーをふんずけて、すってーん
横浜バ~バとジィ~ジは寿命が縮む思いでしたわ

食事をさせるのもひと騒動で、こちらが食べる暇もありゃしない。
ファミレスで、よそのおじいさんが「可愛い子だね」とハー君の頭を
撫でていきましたが,こちらはそれどころではありません。

N子さんとMさんはダイエットを初めたと、掲示板に書かれていましたが、
孫を3日も預かれば、3KGのダイエットはすぐに達成できそうですよ~

昨日、これから海で遊んでから、横須賀ジ~ジとバ~バの所に行くと
バイバイした時は淋しかったけど、同時にホッ
暫らくはグルグルと目が回っていました

仕事の週が始りましたが、風邪気味で咳をしながら夜中にグズッていた
ハー君が心配で、「海になんか行って、大丈夫だったのかしら」と、仕事にも
身が入らないnaoママでした
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南アルプスの「タカネビランジ」

2005年08月13日 | 花シリーズ
今日8月12日は、日航機の御巣鷹山事故から20年が経った日---
テレビでも追悼番組がたくさん流れていました。
あの日は、主人の転勤で4年間過ごした札幌から、実家のある横浜に戻って
初めての夏でした。
あの翌年に家を建てて---この地に住んでもう20年になるのですね

ご近所に、あの事故でご主人を亡くされたご家族がいます。
そして我が家のお隣も、斜め向かいのお宅のご主人も日航のパイロットを
していました
それぞれに重い20年が過ぎたんですね~~~
親しくしているO家の次男のT君も、日航のパイロットのタマゴ---
空の安全を祈って合掌です。

一昨年の8月初めに、主人と南アルプス「赤石岳~荒川三山」を縦走しました。
南アルプスはアプローチが長くて大変な山という印象が強いのですが、一日
の歩行時間を6時間以内と決め、ノンビリゆったり遊びながら、4泊5日で
行ったので、お花満載の「楽ちん登山」が楽しめました

車で静岡から畑薙第一ダムまで入り、専用駐車場に車を置き、それからは
東海フォレストの送迎バスに乗って、一日目の宿「サワラ島ロッジ」に入り
ます。
70%の人は千枚岳~荒川三山~赤石岳と周りますが、膝の弱い私は逆コース
を行きました。
2日目
ひたすら森林の中の登りが続いて、赤石小屋泊まり。
稜線はまだ先ですが、目の前に聖岳が望めるロケーションです。
3日目
お花畑を横切り、雪渓脇の急登を頑張ると「赤石岳」頂上
大きな南アルプスの山々が望めました
雷鳥の親子を見たりしながら、ドンと下って、荒川小屋泊まり。
4日目
大展望とお花を堪能する「空中万歩」が楽しめました。
特に荒川小屋から荒川中岳に登る登山道は、南アルプス一番のお花畑が
広がっています。

 この写真の後ろが荒川
 中岳、歩いてきた稜線
 です。
 これから東岳(悪沢岳)
 の登りに入る所です。
 ザレ場をよじ登ると、
 数え切れない種類のお花
 が迎えてくれます。
 そして、遂に悪沢岳の
 頂上
 
目の前が、塩見~白峰三山の稜線ですが、北岳は間ノ岳の陰になるのか見えま
せん。甲斐駒の独特の山容が分かりました。遠く北アルプスも望めて感激です
反対側には富士山が、逆光のシルエットで、見えていました。
ここから大きな岩を乗り越えながら、丸山までドンと下って、千枚岳の小屋を
目指します。

憧れの「タカネビランジ」は
千枚岳の手前の、ロックガー
デンのようなお花畑に咲いて
いました
ここのはすべてが白色です
すぐそばには濃いピンクの
シナノナデシコが---
私の大好きなお花が2種類


足元が危ない中、夢中でシャッターを押しました。
初めて「タカネビランジ」が咲いているところを見たのは、今から
10年位前---主人と登った「鳳凰三山」の薬師岳直下の小屋の
そばでした。
北岳を背景に、岩の間に咲いている薄いピンクの可憐なお花に、魅せられ
ました
その後、北アルプスや後ろ立山連峰の山々を歩き回りましたが、タカネ
ビランジを見ることはできませんでした。
南アルプスでしか見られない「幻のお花」だったのです
そんなお花に遇えただけでも、嬉しい山行となりました。

5日目
車ユリのお花がいっぱいの千枚小屋から、ひたすら森林の中を下り、
最初に泊まったサワラ島を目指します。
東海フォレストが経営する四つの小屋は、どこもウッディーな造りで、
トイレも綺麗なものでしたよ。
冷夏の年でしたが、奇跡的にお天気にも恵まれて、感激の山旅でした
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「加賀・白山」のコバイケイ草

2005年08月09日 | 花シリーズ
今日は突然の雨に驚かされましたが、この所ずっと真夏の暑さが続いています。
今週、私は仕事の無い週なのに、何故か?山にも行かずに家に居て、親の施設
を行ったり来たり---そしてお昼には「キッチンnaoママ」の賄いおばさんを
やったりしています。
今週末は、息子一家がやって来るというので、絨毯をはがして藤の敷物に
替えたり、ハー君の手の届く所の物をかたずけたりと、それなりに忙しい
嗚呼~~今が山のお花の美しい時行きたいな~~~

そもそも、ブログを立ち上げた目的の一つに「山とお花」を語りたい
言うのがあるんだけど---
現実は「naoママの介護日記」又は「naoママの愚痴日記」になっているような
気がしますわ
せめて「思い出の山とお花の日記」をして、気を紛らわすしかないですね。

 昨年の今ごろは、山仲間の
 Yさんと「白山」登山に行っ
 ていました。
 母が腰を痛めて入院し、退院
 したばかり---
 一週間の仕事を終えた土曜日
 の夜、横浜発、金沢行きの
 夜行バスに飛び乗り、花の
 名山「白山」に行きました。
 
登り4時間半の、一番楽な「砂防新道」コースを行きましたが、室堂の小屋に
着いた時は、ヘロヘロ状態でした。
 つくづく体力の衰えを実感
でも、翌日は好天気に恵まれて、頂上からの展望もバッチリ
槍や穂高、白馬連山はモチロンの事、「木曾の御嶽山」が雲海の向こうに、島の
ように見えました
下りは、お花の綺麗な「観光新道コース」を降りましたが、たくさんのお花に
出会えて、満足でした

この白いお花は「コバイケイ
草」---先日行った「乗鞍」に
もいっぱい咲いていました。
このお花自体は大ぶりで、さ
して魅力があるわけではない
ですが、景色の中に入れると、
絵になるのです。
風に揺れている姿は、何かを
語っているようで---

「黒部五郎岳」のカールの斜面に咲いていた風景が忘れられません。
花には当り年と裏年があって、このコバイケイ草は、それが特に顕著に出る
お花のようにも思えます。

去年の「白山」では、春のお花のナデシコから、盛夏に見られるマツムシ草
まで、一挙に堪能できて、満足でした

新しく「花シリーズ」を加えました。
忘れられない「高山植物」等をUPして、思い出に浸りたいと思います。
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映画「バットマン」と「スター・ウオーズ」

2005年08月08日 | 映画、観劇
真夏のカンカン照りが続いています暑いですね~~
話は前後しますが、7月の末にいつものご近所仲間と、映画に行って来ました。
「バットマン・ビギンズ」と「スターウオーズ・エピソード3.シスの復讐」

正直私の興味の範ちゅうには入らない作品で、過去のシリーズも一度も観て
いないのです。
それに風邪気味だったので、行くかどうか迷っていたのですが、親の事も
一段落し、気分転換を求めて、N子さんとMさんについて行ってきました。

「バットマン・ビギンズ」
いつものように、みなとみらいのワールド・ポーターズに行ったのですが、館内は
数えるほどしか人が入っていなくて、ガラガラ
水曜日の「レディースデイ」と違って、とても静かでした。
前の日にインターネットで、ちょっと調べていきましたが、前作は一本も観て
いなくて---
それでも、思いの他面白かったわ
ビギンズと言う題名どうり、如何にしてバットマンは誕生したのかと言う
人間ドラマでした

主人公のブルース・ウエイン(クリスチャン・ベール)は富豪の御曹司、少年の
頃井戸に落ちて、コウモリの襲来を受け、それがトラウマになっています。
両親とオペラに行って、コウモリが出てくるシーンにいた溜まれず、帰ろうと
する時に、目の前で両親が殺されてしまうのです。
絶望した彼は、放浪の旅に出て、チベットで武道を身に付けるのですが、その
怪しげな集団の首領が、渡辺謙---期待してはいけません
彼は最初の10分くらい出ただけで、死んでしまいます。
やはり、日本人に求められるのは「サムライ」とか「武道家」なんですかね~~

その後ブルースは故郷に帰り、父親の会社に入って、悪と戦う「バットマン」に
なるのですが---
近未来の、汚職とワイロに汚染された「ゴッサム・シテイー」が舞台です。

脇役が良いですね~~
執事役のマイケル・ケインが好みです。「ミリオンダラー・ベイビー」に
出ていた、モーガン・フリーマンが、父親の会社の技術者で窓際族---
でもバットマンの衣装や小道具、車までが彼の協力で造られるのです。
バットモービルカーはサイコーでした
それと、バットマンに協力する刑事役も良い味出していましたよ。

ヒロインは、ブルースの幼馴染---不正に立ち向かう女検事ですが、先ごろ
トム・クルーズと婚約したと言われるケティー・ホームズが演じています。
たれ目に愛嬌があるけど、前妻の二コール・キッドマンほど美人でもなく、
前恋人のペネロペ・クルスほどキュートでもないけど、その普通さが良いの
でしょうね~~

初めて観た「バットマン」ですが、けっこう楽しめましたわ


「スターウオーズ・エピソード3/シスの復讐」
こちらは全席埋まっており、若いカップルがほとんどで、中高年はまばら
でした。
ご存知、あのテーマ音楽は充分に知っておりますが、映画の内容となると
前作を一本も観ていないので、さっぱりで---
最初の三分の一くらいは訳がわからず眠くなりました

1977年から始ったジョージ・ルーカス監督の、SFXを駆使したファンタジー
映画も今回で最終だそうですが
今まで全部を観てきたN子さんは「これでやっと今までの謎や疑問が解けた」
と満足そうでした
映画評も総じてとても良いようですしスターウオーズフアンにとって
は最高の作品に仕上がっているのでしょう

「アナキンとバドメの極秘結婚から3年後、シスの暗黒卿ダース・シディアス
は、銀河系の支配を成功させるため、ジャマとなるジュダイの騎士撲滅の謀略
を巡らすとともに、アナキンの高い能力に着目、妻のハドメを失う夢を見た
アナキンの恐怖心に付け入り、ダークサイドに引き込む」
前日、インターネットで読んだ内容もチンプンカンプンで---
後半から少し分かりかけて、映画の中に入る事ができました。

妻の命を守るために、暗黒の世界に落ちていく主人公アナキン・スカイウォーカー、
その行動を絶望的に感じる妻のバドメ---男と女の双子を産んで、そのまま
息絶えます。
その子達が、やがて4部以降の主人公となっていくのでしょう。

アナキンと師であるオビ=ワンとの戦いは壮絶で(ライト・セールンでの
チャンバラが凄い)最後はアナキンスの身も砕け溶けだして、息も絶え
絶えになるのですが---ダース・シディアスによって、鉄の手足を付けられ、
崩れた顔に仮面がかぶせられて、最後のシーンでシスの暗黒卿のダース・
ベイダーが誕生するのです。
これから新たに、28年間に渡って公開された作品を観るのも良いのかも---

夜空を見上げると、無数の星が光っています
地球だけに生物が存在しているとも思えません。どこかの星でこのような戦いが
繰り広げられているかも知れませんね~~壮大なロマンだわ







コメント (4)
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