花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

色付き始めた「甲州路」

2011年10月29日 | 旅日記
10月20日「自治会バス旅行」に参加

自治会・文化部主催の「バス旅行」に、親しいご近所仲間と参加しました。
行き先は甲州・昇仙峡
朝7時過ぎに出発した時は、今にも雨が落ちてきそうな生憎のお天気でしたが、
ナント「笹子トンネル」を通り抜けると晴れていました

南アルプスは雲が多かったのですが、「八ケ岳」はご覧の通りハッキリと姿を見せていました。


出発してすぐに渋滞があり、東名・横浜町田インターに入るまで時間がかかり
現地に着いたのは11時半頃・・・
ようやく昇仙峡の主峰180mの覚円峰(かくえんぼう)が見えてきました。

国の特別名勝にも指定されている御岳昇仙峡は、紅葉の名所として知られていますが
この日はまだちょっと早かったようです。


荒川の上流となる昇仙峡は天神森から仙娥滝までの約4kmの渓谷が、名勝地といわれていますが
私達は奥の仙娥滝からバスの待つ駐車場まで、約30分ほど歩きました。


仙娥滝(せんがたき)は落差30m。日本の滝100選に選ばれています。

名瀑に虹がかかっていて、マイナスイオンがいっぱいのスポットですね。


昇仙峡は、8kmの長い渓谷で標高差があるため、10月中旬から11月下旬まで
一ヶ月以上もの間紅葉を楽しむことができます


自治会のバス旅行に参加するのも今年で3回目
一昨年は主人と参加して、浅草~旧古河庭園~六本木「サントリー美術館」と周り
去年から親しいご近所仲間と参加して国会議事堂~明治神宮と見物しました。


今回は、同じ班の方々が5人も参加しました。
たまたま「カメラ教室」で一緒になった先輩のYさんもいらっしゃって
二人で歩きながらカメラを向けました

紅葉はまだ始まったばかり今週末から文化の日頃には見頃となりそうです


散策路を歩いて行くと、昇仙峡のシンボル「覚円峰」が見えてきました。
その名は僧侶覚円が頂上で修行した事に由来するとか・・・
バスガイドさんの話しでは、頂上の広さは6畳位だそうです。

渓谷内にはこのような奇岩が至るところに見られ、
その白い岩肌と松の緑、そして赤や黄色に紅葉した木々のコントラストが絶景を作りだし
いっそう昇仙峡の魅力を深めるのでしょう。


紅葉の最盛期には真っ赤なトンネルの中の散策が楽しめそうですが
大渋滞を覚悟だとか


12時半に集合、バスで甲府の街に下ります。
雲の上に「富士山」が顔を出していました。

参加者たちと同年輩とおぼしきバスガイドさん、「綺麗ですね~」を連発しますが
「富士山」が見える住宅地に住んでいるわれ等はイマイチ乗りが良くない・・・
朝が早かった上に、1時を過ぎてお腹も空いてきたのです

甲府の街は紅葉の並木が美しい2時近く、ようやくバーベキュウの昼食です

忙しくお箸を動かしながら、「死ぬまで今の家に住むつもり」とご近所同士・・・
「お互いに宜しくね~」と語り合いました。


場所は一の宮の「ぶどう園」
窓からは葡萄畑と南アルプスが見えていました。


お腹がマンプクリンになった後に「ぶどう狩り」です。
この季節はワイン用の「ピオーネ」種が残っているだけ・・・

自分が切った1房と、仲間と分け合った四分の1房を頑張って食べました。
持ち帰りはキロ600円との事、二房で1200円くらい
ちょっと高いのでは

最後に勝沼町のワイナリーに寄りました。

最後の見学地はシャトー勝沼希望者は工場見学もできました。

ヒンヤリとした貯蔵庫試飲もイロイロ楽しめます


そして参加者全員が並んでの集合写真を撮りました。

何時も一緒に映画や歌舞伎を楽しんでいた仲間のノンチャンは、
駅前のマンションに引越して参加できず
今回一緒に行くはずだったプリンさんは「腰を痛めてドタキャン」
バスではもっぱらK子さんとお喋り三昧でしたが・・・

カメラ教室で一緒のYさん、リメーク教室の仲間のFさんも一緒に行動しました。
イザと言う時頼りになるのは「遠い親戚よりも近くの他人」

いっそう高齢化が進む我が住宅地、これからも協力し合って行きましょう。


こちらはお土産のワインです
我家用には辛口の赤ワイン、息子宅には甘いロゼ
小さな瓶は全員に配られたサービスの「ピーチワイン」
(こうしてみると私のお土産はいつも「お酒」ですわね~)

去年と同じ,顔馴染みのおっちゃんという感じの添乗員さんでした。
地元の相○観光が、○○日本ツーリストに吸収合併されたたらしい・・・
色々お世話になりました。

そして文化部の役員さん、有り難うございました



10月もいよいよ終わりですね。
今週は夏日の後に突然寒さがやって来て、秋も一層深まりました。


昨日28日の夕方、私の部屋から見えた富士山です。
まだちょっとぼやけていますが、空気の澄んだ晩秋から冬にかけてが一番綺麗です

10月は運動会を含めて孫の行事が4つ、友人達との食事会が2回
ツァー旅行が2回、オペラ鑑賞♪1回、カメラ教室の撮影会が1回

その上写真の「作品展」も始まって・・
合間に両親のところに通い、ヨガにリメイク教室とこなしたら流石に目が廻り出しました

しばらくはノンビリしたいと思います。


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夕景の「みなとみらい21」でお買い物

2011年10月25日 | 我が街・横浜

「秋の出羽三山巡り」のツァーに参加した3日前、
買い物がてら「みなとみらい21」に出かけました。

この画像は「ワールドポーターズ」の前から撮ったお馴染みの
ラウンドマークタワー(左)とコスモワールドの大観覧車(右)です。


どうせなら夕景の美しい時間に歩きたいと、我家を3時半過ぎに出ました。
東横線直通のみなとみらい線「みなとみらい駅」で下車して、目的地に向います。

幸い主人は3泊4日の仕事兼ゴルフでいません。
”亭主元気で留守がいい”
この日、お気楽主婦の私の自由時間はたっぷりとありました


こちらは「横浜美術館」
現代アートの国際展「横浜トリエンナーレ」が開催されていて
入り口には摩訶不思議な彫刻が建ち並んでいます。

会場はここ以外「日本郵船倉庫」などでも11月6日まで開催されています。

9月には「カップラーメンミュージアム」がオープンして、見所は色々在りますが
この日の私は「出羽三山旅行」を前に、登山用品を買うのが目的でした。
 

先ず行ったのが「みなとみらい駅」から歩いて7~8分の所にある「アウトドァーショップ」

観光と山登りと温泉入浴もある今回のツァーには、どのザックを持っていこうかと迷っていました。


山登りといっても、要らない物はバスの中に置いていけるので
結局私は20ℓのディザックを背負い、着替えや温泉道具はズタ袋に入れて持っていきましたが・・・

去年断捨離で、劣化した32ℓのザックを処分したのですが、一泊用にはとても便利で重宝しました。
あの大きさなら今回もザック一つでOKだったはず・・・

小屋泊まり2~3泊用の37ℓのザックがありますが、これは大きくてほとんど使っていません
最近アルプスの縦走登山はしなくなりましたものね


このお店、山ガール用のお洒落なものが並んでいて、衣類を買うには良いのですが
ザックとなるとちょっとイマイチでした。

アウトドァー用品のお店はもう一つ「ワールドポーターズ」の中にもあります。


歩いてきた道を戻り、クィーンモールを通り越し国際橋を渡ると
ちょうど綺麗な夕日が見えていました。


そしてそのまま左に目を移すと、見えているのはJR桜木町駅前の「ワシントンホテル」です。

この日の一週間前に、あのホテルの最上階(24階)の中華料理店で、男性4人、女性4人の
ミニ同窓会があり、出席しました。

たった2年でしたが、青春の思い出が詰まっている山口県の高校時代の同窓生8人と、
美味しいお料理に舌鼓を打ちながら、楽しいひと時を過ごしました。

今週末には東京で、大々的な総会&同窓会が開催されますが・・・

私参加する予定でしたが、孫の七五三や幼稚園の祖父母参観日など、
スケジュールが立て込みすぎて息切れし、パスすることにしました

熱心に誘っていただいた幹事さん、ごめんなさい

ワールドポーターズのお店では結局ザックカバーとスパッツを買っただけ

こんなに可愛い水玉模様のスパッツなんて、今までなかったですね。
これも山ガールを意識して売られているものでしょう・・・

今回の月山登山でも、山用品の様変わりを感じましたね。
私のブルーのザックは一昨年買った新しいものですが、同じ物で25Lと30Lと
大きいタイプを背負っていた人が2人いました。

私も30Lのザックを買おうと思います。


横浜駅の西口と東口にも大きな「山の店」があります。
電車に乗って行ってみようと「みなとみらい駅」に向いました。

もうすっかり日が暮れて、トワイライトの灯かりの中で、林立する高層ビルが輝いていました。

腰を痛めて以来歩き方が変わったのか?
はき慣れているはずのタウンシューズが合わず、マメが出来始めていました
「三日後に月山に登る予定の大事な足」です。

買い物は諦めて、お茶して休んでから家路に付きました。

       


実りの秋ですね、あちこちから色々戴き物があります。
写真には撮りませんでしたが、この他にも塩茹で用の生ピーナツや、栗の渋皮煮など
秋の味覚を楽しませていただいています


ただ、この様な物が届けられる状況はちょっと問題ですよね~
千○屋さんの果物ですから、私が日頃買っているスーパーの同種類の3倍の値段だと思います。

実は私が「出羽三山巡り」から帰ってきて、すれ違いのように行ったゴルフで、
主人は怪我をしたのです

カートの事故がらみで大腿部と足首打撲、足のすね10cmの裂傷で5針縫う状態・・・
ゴルフ場近くの千葉の病院で処置してもらいましたが、そのキズが感染症を起こしているようで
家の近くの病院では入院を勧められています

怪我は左足なので運転が可能と、連日病院に消毒に通い、抗生物質を飲んでいます。

モチロン仕事はズット休んでいます
10月から年末までが大忙しなのですが、顧客にすっかりご迷惑をかけてしまいました

最近の夫は、仕事の合間にゴルフか?ゴルフの合間に仕事か?
分らないくらい熱中していました

サラリーマン時代のOB仲間に小中学校の同級生仲間、今の仕事仲間に町内会のコンペ仲間
はたまた「男の料理教室の仲間」に、孫娘が通う幼稚園バスの運転手さん仲間まで
ちょっとやり過ぎでした。

バッチリとお灸をすえられた感じですね。



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秋の「出羽三山」巡り・その3「月山下山」最終章

2011年10月21日 | 山シリーズ
月山頂上はガスがかかり、強風と寒さがいっそう増してきました。

10時45分出発と聞きましたが、頂上のトイレが使えるということで、
ほとんどの女性が並んで時間がかかり、実際の出発は11時近くになりました。


夏にはあたり一面お花畑が広がる「月山頂上」を出発します。

本道寺コース、岩根沢コースを左に分けて、姥沢口に下る岩礫地の登山道を行きます。
晴れていれば正面に「朝日連峰」がドカンと見えるはず・・・

ガスの中、足元を注意しながら急斜面をズンズンと下っていきました。


ガスが晴れてきました
正面に見えるのは「姥ヶ岳」
真ん中辺りで重なるように頭だけ見えているのが「湯殿山」だそうです。


三連休の最終日、行きかう登山者もそれなりにいて、道を譲り合いながらの下りとなります。

今回の我々の団体は30名、2名登らずにバスに戻ったので28名の山行です。
私個人で山を歩いている時には、できるだけ遭遇したくない団体様ご一行ですね。

急登の中、「登り優先ですのでお先にどうぞ」と言われても、追い越すのは大変
かといって長い団体の列を待つのも辛い・・・
今回私はすれ違う人には「スイマセンね~」ともっぱら謝りながら下りました。


牛首の分岐を直進して「姥ヶ岳」経由でリフト駅まで行けますが、私たちは左手に下りました。

1996年の8月上旬に主人とはるばる車で出かけ
「鳥海山」&「月山」&「山寺」と巡った事があります。
その時は、リフトの上駅から「姥ヶ岳」に登り、それから月山頂上を目指し往復しました。


姥ヶ岳の東面はカール状に開けた広大な凹地で、8月にはまだ雪渓に豊富な雪が残り
夏スキーを楽しむ人々の姿がたくさん見られました。

今の季節、月山南側のこちらのコースでは雪は見られず、
キツネ色に輝く草紅葉が広がっています。

カメラをズーミングしてみると、目ざす「リフト上駅」の建物が見えていました


岩だらけの登山道ですが、夏には白装束のご一行様が大勢やって来る信仰の山ですから
道幅は広く整備されています。


やがて木道歩きとなり、草紅葉はいっそう濃く鮮やかに映えて見えました。
青空ものぞいています。


黄色く色ついた潅木も増えてきました。

赤く染まったチングルマの葉これは何の実でしょう?


リフトの上駅に近づくにつれ、辺りの景色はいっそう鮮やかになってきました


リフトを使ってここまでなら、登山者でなくてもハイキング気分でやって来れる
「桃源郷」のような場所ですね。


歩いてきた道を振り返ってみると、月山頂上方面は相変らず濃い霧に覆われていました。

ここから5分、斜面を僅かに登り返すと「リフトの上駅」に出ました。

月山に登らずに弥陀ヶ原を周遊するだけでバスに戻ったご夫妻が、丁度リフトで登って来て
「あらぁ~、ずいぶん早かったのですね」と驚いていました


12時40分に到着しました
7時間どころか5時間半もかかっていませんよ。
下りの急降下で若干遅れる人が出ましたが、それでも皆揃って無事にたどり着きました。

ここで添乗員さんが各々に記念写真を撮ってくれました。
寒さ対策で二人ともモコモコ姿です


なだらかな下りのリフトの両側も見事な紅葉が見られました


リフトを降りてバスが待つ駐車場までの10分の道のりが叉素晴しい紅葉でした。
強風の中を必至で歩いた我々への、ご褒美のようですね

ほら!黄金のように輝いていますね。早めの雪でシミができ、アップは難しい



「弥陀ヶ原から5時間20分で縦走できたとは、このツァーでの新記録です」と
ガイドさんはおだててくれますが
何だか最初の脅しにひっかかって、皆頑張って歩いたような気がします。
作戦だったのかも知れませんね。

それと3連休のツァーに参加した人々は、まだ現役で働いている若い方が多かったのでしょう。


こちらは「姥沢小屋」
周辺の紅葉がまさに見頃で綺麗でした。


日光を浴びると、紅葉はいっそう輝きを増しますね。

大きな駐車場に待機していたバスに乗り、温泉に向います。
強風の中で満足に食べられなかったお弁当をつつきました。

途中、ダム湖の「月山湖」に寄りました。

丁度2時、湖面の噴水の噴射が見られるのです噴射の高さは112mで日本一だそうです

我々の足が速くて、予定より大分早く下ったので時間調整らしい・・・


霧状になった水が、まるでジョーゼットのカーテンのように広がりました。

ここ西川町は、百名山の月山、朝日連峰の懐深く抱かれ、
万年雪や豊かなブナの原生林に象徴されるように清らかな水資源に恵まれています。

この大噴水はそのシンボルモニュメントとして設置され、
“水”の大切さを問い掛ける願いが込められているそうです。

ようやく案内された温泉は、この町の道の駅「にしかわ」に付属されている「水沢温泉館」
入浴時間もタップリと1時間半も与えられ、入浴後の地ビール「月山」も味わいました

4時に「山形駅」に向かってバスは出発
途中「うぅ~」と唸って一瞬意識を失った男性がいて、
娘さんらしき女性が慌てて添乗員さんを呼びました

ツァー客の中には看護婦さんも居たようで席に駆けつけました。
幸い意識はすぐに戻り、大事には至らずにすみました。
山は順調に歩けましたが、無事家に着くまで何が起こるか分りませんね。

前日新幹線で配られた予約制の昼食福島産の食材が詰まったお弁当です。

「頑張ろう!東北!」と書かれていました。

「3月の震災後、4月5月と私の仕事はほとんどありませんでした」
「初夏に一度この月山を案内しましたが、どこもガラガラでした」
「今日、月山の姥沢の駐車場に車が沢山並んでいるのを見て嬉しく思いました」
添乗員さんの挨拶に、少しシンミリしてしまいます。

「大いに東北観光を楽しみ、これからも東北にお金を落としましょうね」

帰路の新幹線で食べた米沢牛のお弁当主人へのお土産は日本酒と漬物「晩菊」

6時過ぎの新幹線に乗り、お喋りしながらお弁当を食べていると、新幹線の窓に水滴が・・・
雨が降ってきたようです。
山で降られず本当に良かった

今回の「出羽三山巡り」は、Yさんが唯一都合がつく2日間ということで
「どこに行きたい」ではなく、その日に遂行されているツァーを調べて選んだ次第です。

でも、参加者の方々も皆良い方ばかりで、添乗員さんとガイドさんも素晴しかったです。
来年も元気で東北の山の紅葉が楽しめることを願って、この「出羽三山紀行」を終了いたします。

3回に渡っての長文にお付き合いいただき、ありがとうございました



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秋の「出羽三山」巡り・その2「月山」頂上へ

2011年10月16日 | 山シリーズ
10月10日・月山頂上の「月山神社」へ
鶴岡のホテルで4時半に起床、5時20分にビュッフェスタイルの朝食
山登りにはエネルギーが必要と、私は朝からご飯をモリモリ食べました

友人のYさんはお腹を刺激しないようにとパンを少々食べただけ・・・
5時50分集合、荷物を整えてバスに乗り込みました


お天気は下り坂のようです。
なだらかな月山頂上には雲がかかっていました
鳥海山もうっすらと見えていましたが、カメラではとらえられませんでした

「当社のパンフレットではこの月山登山は初級4時間コースですが、実際のタイムは4時間40分です」
「最後のリフト上駅に2時までに到着しないと、温泉の入浴時間が削られます」
添乗員さんのお話が始まりました。

「僕が駆け足で登っても4時間ではきついです。皆さんは7時間かかると思ってください」
現地ガイドさんが脅かします

”まさか~、月山8合目の弥陀ヶ原から登るのよ。7時間もかかるはずないわ”
「昔、主人と姥沢口から登って往復した時は休憩を入れても4時間半で踏破したわよ」と
私がつぶやくと、Yさんが小声で
「きっと初級コースのツァー登山は、脚力がバラバラで揃わないのよ」と答えました。

車窓から紅葉した木々が見えていました。バスは月山八合目まで上がって行きます。

7時頃月山8合目の「弥陀ヶ原」の駐車場に到着、強風が吹いていました。
慌てて軽量のダウンを羽織ります。

皆でトイレを済ませてから、ストレッチ体操をして身体をほぐし、7時20分に出発。


今回のコースは北側の「弥陀ヶ原」から2時間40分かけて月山に登り
反対側の「姥沢口」に下る入門コースを行きます。

登りの標高差は600m、下りのスキー場のリフト上駅までの標高差は580mですが、
下りの方が道のりが短いので、その分急降下があります。
私はどちらかと言うと、登りより下りの方が苦手なのです


最初に「月山本宮」と書かれた鳥居をくぐりました。

頂上まではなだらかな道が続きます強風なので慌てて雨具の上着を羽織りました。

「寒さ対策は薄物をたくさん重ねる事、間の空気の層が大事」
添乗員さんが説明してくれます。


暫くは「弥陀ヶ原」の平坦な道を進みます。
夏には可愛い高山植物が咲き乱れている所らしい

南の奥にゆったりと盛り上がった「月山」が、柔和な表情を見せていました。


ここで、ツァーに参加の70歳前後のご夫婦が、皆と別れ、弥陀ヶ原を周遊して
乗ってきたバスが待つ駐車場に戻ることになりました。


軽い登りが始まって、振り返ると歩いてきた「弥陀ヶ原」が望めました。
地塘が点在している高層湿原ですね。

レストハウスの建物の向こうが駐車場です。

しばし紅葉のトンネルの中を行きますここから先は潅木はありません。


潅木帯が終ると、どこまでも広い草原に出ます。


”優しく・・・
それが月山である。
北の鳥海の鋭い金字塔と対比するように
それは優しい”
深田久弥が記した月山の姿です。


ここで最初の休憩です。

「この様子だと頂上は風が強くて弁当を食べる余裕はないかもです」
「休憩時間に少しづつ食べてください」
山形県の山岳連盟の副会長だというガイドさんが声を張り上げました。

「お腹がすいたわ」Yさんはパンを食べていました。
私は「ウイダー・イン・ゼリー」を飲み込むだけ・・・
休憩時間が5~6分ではとても慌しいのです

山肌の紅葉が見事でした。雲海が幻想的ですね。

鳥海山が見えるはずと、目を凝らしましたが、このお天気では無理のようです。


およそ1時間で「仏池小屋」に到着しました。
小屋もトイレも9月で閉じられたようです。

「戻るならここが最後の決心の場所です。バス待機の時間上ここから先はもう戻れません」
添乗員さんの説明に、手をあげる人はいませんでした。

ここからは少し急な登りとなるので、中のダウンを脱ぎました。
強風のため衣類調節が難しい・・・
とにかく風除けになるウインドブレーカー的な上着を重ねて、フードもかぶります。


強風で飛ばされそうになりました。
「私ってそんなに軽かったかしら?」と冗談交じりにつぶやくと
「体重ではなく、風を受ける体積が問題なのよ」とYさんが答えます


今月初めに降ったと言う「雪」が残っていました。

この冷たい強風の中、もし「雨」になったらミゾレになる事間違いなしですね~
とにかくお天気が持ってくれることを切に願いました。


やがて頂上の小屋が見えてきました。
鼻水をすすりながら登ります。


月山神社の屋根も見えています。
さして急登もなく、あっけないくらいの頂上到着でした。

時計を見るとまだ10時15分、私たち3時間弱で頂上に立てたのです。
今回のツァーメンバーは案外優秀ですわ


こちらが標高1984mの頂上に建つ「月山神社」ですが(夏は有料)
9月最後の連休で神社も頂上小屋も閉じられたそうです。

羽黒山の「出羽神社」に合祀されている月山神社もお参りしているから、まぁ~いいでしょう・・・

ホテルで配られたお弁当を頂上で食べます。8月までは雪が残る雪渓に新雪が見えている。

冷たくて硬くなった焼きオニギリは、正直食べる気になれませんでした

標高の一番高い頂上は「月山神社」ですが、「一等三角点」は別の場所に在るそうで
「ここから往復10~15分、希望者は案内します」とガイドさんに言われて着いて行きました。


添乗員さんが順番にカメラのシャッターを押してくれました。
三角点を前にYさん(左)と私(右)

今回の旅の添乗員さんは一見無愛想に見えるけど、
その実ユーモアとサービス精神に溢れたとても良い方でした


霧の晴れ間に望んだ一等三角点からの、月山頂上付近の山肌の眺めです。
寒さと強風に煽られながら、何が何だか分らない感じで写しました。

この時の登山では、あえて一眼レフカメラはバスに置いてきました。
ツァー登山では、ユックリ撮影はとても無理
すべて小さなコンデジで、歩きながら撮った記録写真です。

強風でカメラを持つ手も揺れてブレましたが、ご容赦くださいませ


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秋の「出羽三山」巡り・その1「湯殿山&羽黒山」

2011年10月12日 | 旅日記

気持ちの良い、爽やかな季節が到来しましたね。

「涼しくなったら逢いましょう」と話していた友人達との交流もいっきに集中し
孫達の運動会や幼稚園の行事も続き、その上「秋の行楽シーズン」真っ只中

私の「紅葉追っかけ旅」も始まり、ブログもすっかりご無沙汰となりました


この2枚の「紅葉画像」は10月10日、月山の麓で写したものです。

今年の東北の山の紅葉は、色付く前に雪が降り、葉がやられてイマイチだそうですが
それでもシーズン最初の鮮やかな紅葉が楽しめました

10月9日・「湯殿山神社」

山仲間のYさんと「出羽三山・湯殿山と羽黒山、秋の気配漂う紅葉ロード・月山縦走」
と銘打ったツァーに参加してきました。

朝7時過ぎの山形新幹線で東京駅を発ち、
最初の参拝地「湯殿山神社」に着いたのは11時半頃でした。

お天気に恵まれ、青い空に白い雲、真っ赤な鳥居が映えていました。


出羽三山神社とは、月山頂上に月山神社、羽黒山頂に出羽神社、
湯殿山の中腹に湯殿山神社が夫々鎮座されていますが、
この三つの神社を合わせて通称「出羽三山神社」といっています。

湯殿山神社は、この鳥居の所からシャトルバスに乗り5分(徒歩20~30分)登って行きます。


シャトルバスを降りるといよいよ湯殿山神社の本宮ですが
ここにはいわゆる本殿がありません。

湯殿山は標高1500mで月山に連なり、伊勢・熊野と並ぶ三大霊場のひとつです。
この中腹の梵字川の侵食によってできた峡谷中に、五穀豊穣・家内安全の守り神として
崇敬される湯殿山神社があります。

出羽三山の奥の院とも呼ばれ、月山・羽黒山で修行をした行者が
ここで仏の境地に至るとされています(鶴岡市観光連盟のサイトより)


ここから先は撮影禁止です。

「語るなかれ、聞くなかれ」と古くからいわれている、
神秘のヴェ-ルに包まれた神域ですから、私も詳しくは記しませんが・・・

まず靴を脱ぎ裸足になってお祓いを受け、そのまま石の道を進み
温泉のお湯が湧き出ている大きな御神体の上に登ります。
その御神体とは こちらでご覧下さい。

このような神社の参拝は初めてです。
自然崇拝の原型が残っている風景なのでしょうね。

足ツボマッサージを受けたようで良い気持ちになりました。
出発前に添乗員さんから「湯殿山は裸足で参拝しますから、足拭きタオルを持参のこと」
と言われた意味がヨ~ク分りました。


帰路は各自自由です。
私たちはモチロン、30人の参加者の三分の一くらいの人は、シャトルバスには乗らずに
歩いて下りました。


紅葉が始まり出して、暑からず寒からずの気持ちの良い道です。

色付き始めたカエデや・・・赤いナナカマドの実が美しい・・・


一見たおやかな「湯殿山」ですが、月山に至る登山路は、出羽三山参拝コースの最難所で
鉄ハシゴやクサリにすがって登らなければならないそうです。


青空の下、川が流れ、滝が落ち、その水音を聞きながら歩く道
「何て気持ちがいいのでしょう」と
山仲間のYさんが何度もつぶやいていました。

羽黒山「出羽神社」

「湯殿山」を参拝し、次ぎに向かったのが「羽黒山」です。
こちらは渋い鳥居が建っていました。

奥の赤い「総門」をくぐって杉の林の中を進みます。
樹齢1000年、樹の周囲10mの巨杉“爺杉”の先に「国宝・五重塔」がありました。


東北地方では最古の塔といわれ、平将門の創建と伝えられています。
現在の塔は、約600年前に再建されたものだそうで、高さが29.0mの三間五層柿葺素木造。

軒が深く各階の低減率が大きいため美しい姿をしています。


五重塔を過ぎると、約1.5kmの急な山道の階段を登り本殿を目ざします。

杉並木の階段をひたすら登ります階段の数はナント2440段

「この階段で根を上げたのでは明日の月山は無理」と添乗員さんに叱咤激励されました


1の坂、2の坂と頑張って登って行くと、上に建物が見えてきました。
「ようやく本殿」とホッとするのはまだ早い・・・
「お茶屋さん」でした。

ここで一休みして更に階段を登って行きます。

翌日の月山登山の足馴らしですが心臓バクバク、汗がダラダラ



3の坂を登りきると、ようやく本殿の赤い鳥居が見えてきました


ここには湯殿山、月山と羽黒山を合祀した出羽三山神社という神社があります。


出羽三山といえば、羽黒山、湯殿山、月山を言いますが、
それぞれに壮大な社殿を持つ神社が三社あるというのではありません。

湯殿山は山自体がご神体だし、月山も山頂に社殿があるだけ・・・
私たちが想像するいわゆる普通の本殿のある神社は、羽黒山だけなのです。


神仏混合の名残を残す「鐘楼」は工事中でした。
その先に、日本各地の神社がズラリと祀られていましたが・・・

「今は神無月よ、神様達は皆出雲大社に行っているのでは
知識豊かなオバサン2人は思わず叫んでしまいました。
それを言っては1時間もかけてここまでやって来た甲斐がありませんね

このすぐそばにお土産屋サンがあって、Yさんとソフトクリームを食べました。
汗ばんだ身体に、冷たくてなめらかな甘さが美味しい

そしてその横が、我々が乗るバスが待機している駐車場。
2440段の階段を登らずとも、有料道路を通って車で本殿の近くまで入れるのです。

でも古くから山岳修験の山として有名な「出羽三山」
歩いて登ることに意義があるのですよね


この日の宿は鶴岡市にあるビジネスホテル。

宿のレストランでの夕食には、山形名物の米沢牛やモッテノホカの菊料理も並びます。
あけびを焼いたお料理も珍しい・・・

一人参加の4人の女性と同じ席になり、ビールを飲みながら山の話で盛り上がりました。

シングルベッドの一人部屋は淋しい気もしますが、翌日は早朝出発の「月山登山」
気兼ねなく熟睡できて満足でした


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小出川の彼岸花・その2

2011年10月05日 | 花シリーズ
富士山と田んぼと彼岸花
10月4日(火)、朝起きると快晴の空が広がり、富士山が見えていました。

「母の病院に行く前に、再び小出川に行ってみよう・・・」
この日を逃したら、富士山と田んぼと彼岸花のショットは撮れないだろうと
家事もそこそこに我が家を飛び出しました


朝の戸塚・原宿からの国道一号線が案外混んでいて、
現地の「大黒橋」の臨時駐車場に着いたのは10時近くです

山の眺望は午前10時までが勝負、でも幸いまだ富士山は見えていました。


富士山の周りの雲が増えてきましたご注目
前回と同じ道を急ぎます


右の岸辺のお花も咲き出して、一週間前より華やかです
でも・・・
前回満開だった左側のお花はもう色あせて、アップには耐えられません


あちこちでクロアゲハが舞い蜜を吸っています。
たまたま新鮮な彼岸花に止まっていた蝶をパチリ・・・


前回より白い彼岸花が多い感じです。
台風にも負けず、地元の人々の努力が実りましたね


田んぼが見えてきましたが、既に刈られているではありませんか
富士山にも雲がかかりだしていました


慌てて200mmの望遠レンズに取り替えて写しましたが・・・
う~~ん、描いていた富士山と田んぼと彼岸花のスリーショットとはちょっと違います


でも、カメラを抱えて2度もここにやって来た自分の好奇心と行動力には満足しています。

この富士山の初冠雪の便りも既に聞きました。
昨日の冷たい雨は、きっと富士山では雪だったと思います
次ぎに見られる富士山は頭に白い帽子をかぶっていることでしょう・・・


目線を右に移すと丹沢の「大山」です。

こちらは黄金色の田んぼが残っていて、彼岸花とのスリーショットが可能でしたが
赤いもうせんが敷かれて優雅にお抹茶を飲んだ「彼岸花祭り」の会場跡の
プレハブ小屋の数々がちょっと興醒め

自然相手ではなかなかすべてがピッタリと揃うのは難しいですね。


田んぼではせっせと稲刈り作業が行われていました。
昨年観たのは大きなコンバインでしたが、ここでは手押しの稲刈り機が使われているようです。


女性達は刈った稲を干しています。
一家総出での作業ですね。

日本の正しい秋の風景に触れることが出来ました


保育園の子供たちが真っ赤な彼岸花の路を歩いていました。
残念ながら富士山は雲の中に隠れてしまいましたね。

時計を見ると11時近くになっていました。


秋の空が大きく広がっていました。

帰路はもっぱら「小出川」に写り込む「雲」と「彼岸花」を意識して
シャッターを押しました。


両岸が真っ赤に染まった秋の「小出川」
巾着田のような燃えるようなインパクトはありませんが、
しみじみとした懐かしさが感じられる好いところでした。

若さの秘訣は好奇心と信じて、
これからも足腰が動く内は機会をとらえて、あちこちに出かけようと思っています。

いえいえ足腰が衰えても何とか出かけられるように、
もっと一人での車の運転に慣れなくてはと感じた次第です。

彼岸花が終ったら、今度は紅葉の追っかけが待っていますね

         

先日久しぶりにご近所仲間のK子さん宅で「茶話会」を楽しみました。

老齢化が進む我が住宅地の震災時の対応などが話題になりましたが・・・
60代の女性達が4人も集まると、健康問題から食べ物のお話しまでが姦しく語られます。

K子さんのご主人特製の「ゴーヤジュース」が振舞われました。
これが思いがけずに美味しい

綺麗なペパーミントグリーンのゴーヤジュース梅酒の梅を使った梅ジャムも作りました

ゴーヤとバナナを同量ミキサーに入れ、牛乳を加えてミキサーをかけるだけ
ゴーヤの苦味が消えています。
これで山のように採れたゴーヤも使いこなせそうですね。

それともう一つ持て余している物がありました。
飲み干した梅酒や梅ジュースの残った梅をどうすべきかと?

「簡単に梅ジャムが出来るわよ」と、Fさんが教えてくれました。

なるほど冷たい雨が降り続いた昨日、私はコトコトとジャム作りをしました。
梅酒に漬かっていた二瓶分の梅に砂糖を一カップの8分目程度入れ、
1時間煮ると簡単にジャムが出来ました(甘いのが好きな方はお砂糖を1カップ強)

ブログから得る情報も大いに参考になりますが
こうしたご近所同士の情報も時々必要と感じた一日でした。


コメント (37)
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小出川の彼岸花

2011年10月02日 | 花シリーズ
10月に入り急に寒くなりましたね。
北国からはの便りも届いているようで
去年より20日以上も早い初冠雪だそうです

ワタクシ、前回予告したように「小出川」の彼岸花を、富士山と黄金色に色付いた田んぼとの
スリーショットで撮りたくて秋晴れを期待して待っていましたが、
その後、私が空いている時間に中々澄み切った青空は広がりませんでした

昨日今日が彼岸花もタイムリミットでしょうか・・・
稲も刈り取られてしまったことでしょう
残念ですが諦めて、先週の27日に行ってみてきた時の画像をアップいたします

9月27日「小出川の彼岸花」

クルリンパッと伸びた長いまつげが魅力的な「彼岸花」
お彼岸の頃に咲くからこの名が付いたようですが・・・
今年は遅れて咲きだし、この日はまだ蕾みもたくさんありました。

去年初めて行った神奈川の彼岸花の名所「小出川」に今年も行ってきました
去年のブログで、この場所の詳しい内容などご紹介しましたのでこちらをご覧下さい。


まるで赤いリボンをたくさん集めたような艶やかさですが
このお花自体は毒花です。

田んぼの畦道に植えるとモグラよけになるそうで、その毒を利用した赤い花の風景は
実りの秋の風物詩のように見られますが
お墓の周りにも多く咲いていたので、昔は忌み嫌われていたお花のようですね。


藤沢・茅ヶ崎・寒川町を流れる「小出川」
2003年頃までは雑草が茂り、ゴミの山だったとか・・・
「自然を守ろう」と流域の人々が立ち上がったそうです。

川の中の粗大ゴミを一掃し「綺麗な花を植えれば、ゴミは捨てないだろう」と
近くに自生する彼岸花を植えたそうです。

年々お花は増えて、今では紅い彼岸花の帯が3キロも続きます


蝶や赤とんぼもたくさん飛んでいました。


近年、この明るいモダンな色が現代人に好まれるのか?
このお花を求めて観光客が集まるようになりました。


紅白揃って咲いていましたが、地元の人々がせっせと育てて植えた白い彼岸花
イタチゴッコのように盗まれて、すっかり数が減ってしまい、植える気力も失せたと
この近くにお住まいのブログ仲間のyukikoさんが記していました。

「彼岸花祭り」に備えて、草取りなどの並々ならぬ苦労もあるようです。

山の高山植物も然りですが、ここまで育つのにどれだけの方々の協力を必要としたのか
花泥棒は許せないですね


去年私は26日の日曜日に電車とバスを乗り継いでここまで来ました。
丁度満開の見事な彼岸花の赤い帯の中を歩いて感激しました。

今年は台風の影響もあり、ちぎれた蕾も多いらしくて
ちょっと残念ですが「赤い帯」と言うより「赤い三尺帯」といった方が好いかもしれません


母を見舞ってから、ナビに「慶応大学湘南キャンパス」とインプットすると
現地まで8KM、20分と出ました。

病院を出た時間は3時を過ぎていましたが、この日はお天気も良く富士山も見えていたので
車で初めてここまで来て見ました。

ガラガラの臨時駐車場に車を停めて、大黒橋から小出橋まで写真を撮りながら歩きました。

小出橋の向うに田んぼが見えています富士山も見えていましたが、上手く撮れません

夕方の富士山は完全に逆光になります。
富士山とのコラボを狙うなら午前中でないと難しい・・・

そして黄金色の稲とのコラボは
田んぼのある「新道橋」を目指して来るべきと思いましたよ。

でも、稲も彼岸花も待ってはくれないし・・・


時計を見ると4時を大きく廻っていました。
この日は「小出橋」でUターンして、反対側の路を歩いて戻りました。

残念ながら田んぼの畦道に咲いている「彼岸花」の処までは、時間がなくて行けませんでしたが・・・

道端には柿が実り・・・コスモスが揺れていて、もうスッカリ秋の風情



去年に比べるとちょっと寂しい感じでしたが、今年も綺麗な「彼岸花」が見られました
去年も記しましたが、お花は待ってはくれません。
友人とのスケジュール合わせをしていたら見逃してしまいます。

度胸がなくて、車の運転はあまり好きではありませんが
少しづつ距離を延ばし、一人で好きな所に行けるよう挑戦してみようと思っています


別名「曼珠沙華」(マンジュシャゲ)
またはサンスクリット語のマンジュシャカとも呼ばれます。
お寺に咲く彼岸花は、こちらの名前の方が合いますね。

晩年の母の不幸は父に頼りすぎていて、その父に気力&知力がなくなると、
今度は同居していた息子にベッタリと寄りかかって行ったところに原因があります。

私にはそんな母が反面教師になっています。
現代のおばぁ~は自立すべきですね。

我が家の夫は今の所、仕事とゴルフしか頭にありません。
仕事を辞めた私は今、自分で熱中できるものを見つけなくてはと

ブログが多くの好奇心を駆り立ててくれますから、やっていて良かったと思っています。
そんなことを考えながら駐車場に戻り、初めての道を運転して戻りました。

10月3日「我が家近くの田んぼ」

私がほんの少々の畑を借りているすぐ横の、
地主さんの田んぼがまだ刈り取られずに、稲が実っていました。

そしてその脇にたった1本だけ「彼岸花」がありました。
赤ではなくて白ですが・・・


厳重なスズメよけの網の囲いがちょっと興醒めですが
お隣の畑から撮りました。

こういうのを「灯台元暗し」と言うのでしょうか・・・


コメント (23)
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