花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

「明月院」のナツロウバイ

2012年05月28日 | 鎌倉散策
ゴールデンウィーク明けから梅雨入りまでの3~4週間は、緑がいっそう濃くなり
晴れると爽やかな風が気持ち良い初夏のような陽気が続きます。

私は1年中でこの季節が一番好きなのですが、今の怪我をしている身では中々遠出もままならず・・・
でも昨日の日曜日は紫陽花寺で有名な北鎌倉の「明月院」に行ってきました。


「明月院」と言えばこの丸窓ですね。


あちらの「庭園」側にピントを合わせて見ましょう。
6月の花菖蒲と11月の紅葉の時期には有料で開放され、今年も6月1日から入園できるそうですが
まだ花菖蒲の鮮やかな色は全然見られませんね。


今度はレンズを引いて、畳にピントを合わせて写してみました。
こちらのお座敷側と、あちらの庭園側が同じように明るくハッキリと写すには
どうしたらよいのか?と、迷いました


すぐ後ろ側、本堂の前にある庭園・・・
禅寺らしい趣です。

この日は日曜日でしたが、まだ「紫陽花」が咲いていないので、人出もさほど多くなく
カメラ撮影もラクでしたね。


茅葺屋根の「開山堂」の右手には鎌倉十井の「瓶の井」があり
そして左側には「明月院やぐら」と呼ばれる、鎌倉最大のやぐらがあります。

詳しい事はこちらでどうぞ
雪の「明月院」が見られ、丸窓からの風景も綺麗です。

おそろいのバンダナを首に巻いた、賑やかな子供達のグループがやって来ましたが
足早に戻って行きました。


私がまだ紫陽花も咲いていない「明月院」にやって来たのは、このお花を見るのが目的です。
今年も「夏ロウバイ」に逢うことができました


このお花を知って6年になります。

最初はご近所仲間の3人で、6年前の5月22日に「鎌倉お寺巡り&お食事会」と称して
この明月院を訪ねた時でした。

静かな境内でこの白いお花を見つけ、作業中の庭師さんに何のお花か聞きました。
そうしたら和尚様を連れてきてくれて・・・
和尚様みずから教えてくださいました。


「竹林」の周りにたくさんの「夏ロウバイ」の木があり咲いていました。


陽の当たる側で咲いている「夏ロウバイ」を写してみます。
花びらのフチがピンク色


蕾はもっと濃いサーモンピンク

例年は「東慶寺のイワタバコ」が咲きだす頃に合わせて、このお花を見に来ていましたが
その頃ではちょっと遅くて、最後の「夏ロウバイ」が辛うじて残っているだけで・・・
蕾は初めて撮影しました。


6年前の和尚様のお話では
「私が京都から持ってきて植えました。鎌倉ではこの明月院にあるだけです」
「ここには冬に咲くロウバイ、5月中旬に咲く黒いアメリカロウバイ、そしてこの夏ロウバイの三種類があります」
とのことでした。

黒いアメリカロウバイを探してみましたが、もう終ったようでした。


逆光気味に撮ると、このお花の優雅さがいっそう引き立つ感じですね。
竹林の近くが工事中で、余計人の姿も少なくて心行くまで撮影ができました。

山門前の紫陽花の奥にも数本の「夏ロウバイ」が咲いていましたが、訪れる人は殆んど気がつかない・・・

「紫陽花はまだ全然咲いていなくて残念ね」という言葉ばかりが聞こえてきました。


入り口のそばの、お茶席の前にも「夏ロウバイ」は咲いていました。


カメラを向けていると、「ナツツバキですね」という声がたくさん聞かれました。
「いえいえ葉っぱが全然違いますよ。これはロウバイ科のお花です」
「冬のロウバイとは全然違いますね」と・・・

まだまだ知られていないようですが、私はこのお花に会いに毎年のように通っています。
今年も片手を骨折して不自由ながらも、元気に逢いにこれて嬉しい限りですね

今はまだ静かな「明月院」ですが、あと2~3週間もすれば駅前からの行列が始まることでしょう・・・


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「港の見える丘公園」のバラと「外人墓地」

2012年05月25日 | 我が街・横浜

我が家のバラ「クィーン・エリザベス」が咲きだしました

今の家を建てた時、母が愛した実家のバラを挿し木して我が家にも植えました。
白や真紅のバラは駄目になったけど、このバラだけはもう25年近くも咲き続けています


ちょっと小ぶりのバラですが、カエルちゃんのお布団がわりになっているようです
朝の八時半、起しちゃってゴメンナサイ・・・

バラを愛した実家の母も、今では藤沢の病院で寝たきり状態・・・
鼻に通した管からの栄養注入だけで、もう1年半も口から食事や水分は摂取していません

先日NHKTVの「クローズアップ現代」に、突然母がお世話になっている病院と
院長先生が登場しビックリ
題して「どう迎える人生の最期・問われる延命医療」

一緒にTVを見ていた主人が
「俺には一切管やイロウなどの処置はしなでくれ」
「葬式も墓も要らないからな
と言い出しました。

おっと今回はそんな深刻なお話には似つかわしくない、バラの美しい横浜山手地区のご案内です。

「港の見える丘公園」
前々回にご紹介したましたが、横浜の市花が「バラ」
そしてここ「港の見える丘公園」には、2009年に横浜開港150周年を記念してつくられた
大輪のバラ「はまみらい」がたくさん咲いていました。


その横には紅白のバラ「ラブ」が、「ベイブリッジ」を背景に咲き乱れていました。
横浜らしいショットですね


でも、バラにピントを合わせるとベイブリッジがボケ、橋にピントを合わせるとバラがボケる
被写界深度が問題なのでしょうが・・・

両方にピントを合わせるにはどうしたら良いのかしら
カメラ教室をお休み中の浪人の一人撮影は、教わる人がいなくてお手上げです


「ラブ」はアメリカ産のバラです。


公園内にある「イギリス館」の反対側に廻りました。

ローズガーデンの薔薇に包まれるようにして横浜市のイギリス館が建っています。
かつて英国総領事公邸として建てられたもので、横浜市指定文化財にもなっている建物です。

コンサートホールや会議室として利用されてきましたが、2002年(平成14年)からは一般公開もなされています。


英国産の「ウィンチェスター・カセドラル」

こちらは姉妹のように並ぶフランス産のマチルダ
ふんわりとした美しさの中、母娘の違いも感じられます

同じフランス産、真紅のビクトル・ユーゴ
こちらは日本産の「正雪」・・・


「万葉」は日本の万葉時代の、朝焼けの色でしょうか・・・
私のお気に入りの「茜色」「曙色」です。


1962年にオープンした「港の見える丘公園」

目の前に「横浜港」の倉庫群と「ベイブリッジ」が見渡せますが
近年はMM21に観光客をとられ、この公園も淋しい限り・・・
でも、バラの季節は賑わいますね。


園内には「イギリス館」の他に「大仏次郎館」もあります。

バラが横浜市の花として制定され、その制定記念として1991年(平成3年)5月にバラ園がオープン。
以来約70種、1500株ものバラが咲き誇って公園を彩ってきました。


「外人墓地」
港の見える丘公園から2~3分歩くと、元町に通じる斜面に
洋風の墓石が建ち並ぶ「墓地」が右手に見えてきます。


19世紀から20世紀半ばまでの間、40ヶ国・4400名の人々が眠っているそうです。
今はビルが建ち並ぶ風景が広がりますが、昔はここから渡ってきた故郷が忍ばれる青い海が見えたのでしょう。


基本的には関係者以外立ち入り禁止です。
でも最近は運営資金集めのため、夏場などの休日昼間に一部を公開していることがあるそうで
そういう日に当たれば、\200~300 の募金で中を散策することが出来ます。


外人墓地の向かい側のあるのが、横浜の老舗レストラン「山手十番館」
ティールームもありますので、ここでお茶するのも良いですね。

MM21が新しい横浜なら、この山手界隈は異国情緒たっぷりの古い横浜が味わえます。

こちらの地図を参考に、教会や西洋館巡りもお薦めで
特に12月入ると、華やかな「世界のクリスマス」を無料で見て回れます。
このブログでも紹介していますので参考にして下さいこちらこちらです。

こうして私の横浜散策も終わりました。
汗をかいても片手では満足にシャンプーも洗顔もできません
翌日は美容院、その次にはエステに行ってサッパリしました。

包丁も握れませんのでお食事もお刺身やら出来合いのお惣菜が増え、
しばらくは散財が続きます
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速報!「我が家から見た金環日食」

2012年05月21日 | 日常の日記
5月21日は「金環日食」が見られる日
速報版でUP致します。



7時27分

朝6時頃起きると曇っていて、その内小雨が降りだしました
金環日食を直接見るのは無理と諦めて、TV中継を見ていましたが・・・

7時20分頃、様子を見に外に出てみると、雲の隙間から光が漏れているうぅぅ~

慌ててカメラに300mmのレンズをつけ、日食メガネを取り出し玄関先へ出ました。


7時33分

太陽は出たり隠れたり・・・
でも辛うじて写真に収めることができました

薄雲の向う側に、金環と言うよりプラチナ環と言う感じの輪が見えました
多分私にとっては最初で最後の「金環日食」です。


7時44分

まるで三日月のようです。
思い切り絞り、露出補正も最大限のマイナスにしましたので、モノクロ写真のように写りました。

片手では三脚を立てる暇もなく、骨折した左手をかばいながらの手動撮影でしたが
辛うじて撮れていました


パンダの日食グラスも二人で一つ
メガネ式でないとカメラ撮影は難しいですね

幸い雲が多くて、太陽をファインダー内に入れるのも眩しくなくて助かりましたが・・・
木漏れ日の影も輪になると聞いていましたが、影を探す余裕もありませんでした


主人がこの冬に全部床を張り替えて新しくした、玄関ポーチからつながるデッキでの
30分間の撮影でした。
彼はコンデジカメラで撮りましたが、私が撮った太陽より小さく白っぽく写っていましたね。

そして今日21日は、私たちの42回目の結婚記念日です。
金婚式ではありませんが、
あの日、教会で贈られたプラチナの結婚指輪とそっくりな太陽を見たのも
何かの縁でしょう・・・

今日はこれからお食事に出かけてきます



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バラを求めて横浜散策1・山の店でもの思う・・・

2012年05月20日 | 我が街・横浜

「風薫る5月」
不安定なお天気も解消された19日(土)は快晴に恵まれました
こんな日は家にくすぶってはいられません。

横浜の市の花は「バラ」
そろそろ咲き出している頃と思い、一人で出かけることにしました。

トップの画像は2009年に横浜開港150周年を記念してつくられた大輪のバラ「はまみらい」
「港の見える丘公園」内のイギリス館のバラ園にたくさん咲いていました。


そういえば「ブルーライト・ヨコハマ」という歌も、昔流行りましたね。
花びらに前日に降った雨の露がまだ残っている・・・


園芸種よりも高山植物や山野草が好きですが、バラやランは別格
女なら自分の名前の付いたバラに憧れますね。


            


綺麗なバラの花の後に、無粋な登山靴の画像で恐縮です
片手を骨折した私、しばらくは山に行けませんので、これを機会に靴底を張り替える事にしました。

買って7年、底が磨り減って滑りやすくなりました。
何しろ山仲間が3回も、登山中に靴底が剥がれる事態に遭いましたから、そちらも要注意

以前に比べるとだいぶ改良され、剥がれにくくはなっているようで、
私の靴はまだひび割れなどは見えませんが、用心に越した事はありません。

期間は3~4週間かかり、費用は1万円、買った値段の4割でOKなので決めました。

娘時代に履いていたキャラバンシューズから数えて5足目のこのイタリー製の登山靴
おそらくこれが私にとっての最後の登山靴でしょうね。


靴をザックに入れて持って行ったのは、横浜駅東口から桜木町方面に歩いて7~8分、
劇団四季のキャッツシアター前の国道1号に面したビルの中にある「山の店・カモシカ」

以前は桜木町にあり、そちらで買いましたが、2~3年前に引越しして
山ガールや山ボーイを意識したお洒落なお店になりました。


うれしい事に、無料でコーヒーを飲みながら、山の雑誌やビデオが楽しめるコーナーは健在でした。

雑誌「ヤマケイ」や「岳人」が5年分以上も並んでいます。


私もコーヒーを戴きながら、2009年7月に北海道のトムラウシ山で中高年の登山ツアー客18人が遭難し、
8人の命を奪った(他にガイド1名も死亡)遭難事故に興味があったので、
ヤマケイの「トムラウシ山・大量遭難」の特集記事を読みました。

今年のGWにも、白馬岳登山中に低体温症で福岡から来た医師ら6人のパーティー全員が
遭難死する事故がありましたね。

季節の違いや、登山ツァーと個人のパーティーとの違いはありますが、
両方とも悪天候の中、戻るチャンスを逃したのと、急激に低体温症に至った経過は良く似ています。

最初にニュースになった「薄着で持ち物も不十分」というお話しはちょっと違っていて
どちらのパーティーも、皆フリースや軽量ダウン、ツェルトは持っていたそうです。
(白馬の場合もNHKのニュースで言っていました)

トムラウシの遭難から生還した人の共通点は、それらの暖房着を雨具の下に手早く着こんで、
ポケットなどに簡易食料を入れてた人
そして雨具などの手入れも良くてちゃんとした物を身に付けていた人たち。

でも最後は体力の差が出て、8名の死亡者の内7名が女性と言う惨事になりました。

休日の静かな店内で、荒れ狂う大自然に翻弄される人々を思い胸が痛みました

今回は他に買い物はナシ
山用のシャツを着て、ザックを背負い、私はMM21を目指して歩き出します。

カメラは首にぶら下げ、スイカやお金、必要な物は全部ポケットに入れて
物の出し入れは極力避けました。

ファミリーの姿が多いMM21の通り道
時々山用の衣類を買いに来るお店にも寄りました



「横浜美術館」の向うに「ラウンドマークタワー」が見えてきました。

休日には良く見られる大道芸
結構な盛況ぶりのよう・・・



右手のドックヤードガーデンからはホルンの音色が聞こえてきました。
午後4時からの演奏会に備えて、練習中のようでした。

商船用石造りドックとしては最も古い「旧横浜船渠第2号ドック」を後世に伝えるべき資産として
復元して生まれたのが「DOCKYARD GARDEN(ドックヤードガーデン)」。
この文化資産を、人々のコミュニケーションスペースとして利用できるようです。

大道芸や音楽をしばらく見聞きしながら、さてさて右に行こうか?左に行こうか?


結局左に行き橋を渡り、ワールドポーターズからレンガ館に向いました。
あの赤いバスに乗って、「港の見える丘公園」のバラを見に行こう・・・


県庁~中華街~元町入り口と廻って、20分かけて「港の見える丘公園」に到着です。
100円で乗り放題、
主な観光施設を廻る循環バスの「赤い靴号」は便利です。


「港の見える丘公園」のバラは見頃を迎えていましたが、人出も多くてビックリ


何やら人だかりの向うから音楽が聞こえてきました♪♪♪


イギリス館の前ではミニコンサートが開かれていました。

青空の下、バラの甘い香りと、オーボエ イングリッシュホルン サックス キーボードなどの
軽快な演奏で気分は満たされました。

休日の横浜の中心街は、無料でいろいろな催し物が楽しめます。

バラは17日夜半の雷雨で傷ついた花びらも多かったようですが、まだまだ蕾がたくさんあり
これからが本番
次回はバラ園の様子と「港の見える丘公園」周辺のご紹介もして行きたいと思います。






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緑の鎌倉・「海蔵寺」&「建長寺」

2012年05月15日 | 鎌倉散策

土日は五月晴れに恵まれ、我が家からも富士山が見えましたが
今日は予報どおり雨となりましたね。

我が家の「クレマチス」も雨に濡れて、そろそろ終わりでしょうか・・・

母の日だと言うのに、前日から自治会の会議が三つも重なり
プレゼントを持ってきた息子夫婦に会うことも出来ず
玄関に「花柄のエプロン」と「アロマオイル」が置いてありました。
どうもありがとうね

会議の前後は資料の作成で、PCに向う日々・・・
片手での作業ですから大変
ブログ仲間の皆様の所にもご訪問できずに失礼しております


「今年はクレマチスがたくさん咲いた」と、主人はご満悦ですが
例年必ず咲いていた5~6鉢のシンピジュウムは一輪も咲かず

ブログ仲間のラッシーママさんからもらったジャーマンアイリスも、
鉢植えながら葉っぱは元気に茂っているけど、花は咲かない

「俺に任しておけ、咲かせて見せるから」と胸を叩いていたのは、
どこのどなたさんでしたかしら

「腰痛で病院通いが続き、それどころではなかった」と言い訳するけど
月に3~4回はゴルフに行っているではないですか・・・

エエッ、昨日ゴルフだったのに、明後日も叉ゴルフなの

でも、文句タラタラ言いながらも、買物と台所仕事は仕方なく手伝ってくれるので、
愚痴はこの辺でやめておきましょう。


私は利き腕の左手の甲を2ヶ所骨折、この状態で固められています

5本の指の第二関節までは自由に動くのですが、
「濡らしちゃいけない」「力を入れちゃいけない」で、殆んど使えません。

プラスチックのギブスの表面も汚れてきたけど、「液体で拭くと中がカビます」と、脅かされています。
そういえば何となく変な臭いが

手を心臓より下にさげるとズキズキするので、外出時は三角巾で吊るしますが
電車やバスに乗ると、席を譲ってくれちゃったりするので恐縮してしまいます。
バランスも悪くて、駅の階段などの下りが怖いですね。

まだまだあと半月もこの状態が続きます。トホホホホ


          

5月8日、カメラ仲間と「寿福寺~英勝寺~海蔵寺」と歩いた日はお天気にも恵まれ、
初夏の風を受けながら心行くまでカメラを向け、そしてお喋りに興じることができて、
悶々としていた焦りも吹き飛びました。


花と水の寺「海蔵寺」

「英勝寺」から更に12~13分歩くと「海蔵寺」の山門が見えてきます。
1年中、お花が絶える事がない「花の寺」とも呼ばれ、この時期はツツジが咲いていました。

ここは初めてと言う同行のSさんが「落ち着いた良いお寺ね」と、呟きました。

このお寺のことは何度か紹介していますよろしかったらこちらもどうぞ


臨済宗建長寺派の寺で山号は扇谷山。
鎌倉公方足利氏満の命を受けた上杉氏定が応永3年 (1394)に再建、
開山は心昭空外とされています(パンフレットより)

鐘楼の横には見事なセッコク円覚寺で見たセッコクの倍以上の大株です



着生ランの「セッコク」を、こんなに見たのは初めてです。

龍護殿とよばれる本堂
薬師堂にはご本尊の薬師三尊像が安置

龍護殿には開山の心昭空外坐像が祀られています。


ツツジと石楠花がまだ見られました。


本堂の裏手には庭園がありますが、公開されていません。


池の周りにはアヤメと白いお花が見られます。
中の建物が新しく建てかえられていました。


本堂左手に進み、民家と岩壁に挟まれた小道を行くと「十六の井」があります。
岩肌の洞穴に縦横四列づつ十六の穴が並び、きれいな湧き水を湛えるこの不思議な井戸は、
決して枯れることがないという。

誰が何のために造ったのかは分からない。
正面の岩肌に彫られているのは、上方が観音様、下方が弘法大師像。


私たちは「海蔵寺」を後にし、10分くらい戻って踏み切りを渡り
小町通のお店でランチの「シラス丼」を食べました。

それから鶴岡八幡宮裏のステキなカフェでコーヒータイム
お喋りを楽しみました。

「建長寺」

帰路は北鎌倉の駅まで歩くことにして、途中「建長寺」に寄りました。

鎌倉五山第一位の臨済宗建長寺派の大本山。
建長5年(1253)北条時頼が蘭渓道隆を開山として創建した、わが国最初の禅の専門道場です。

高さ約30mの三門は 安永4年(1775)に再建した重層門で、
楼上には五百羅漢像が祀られています。


国宝の梵鐘

3時を過ぎて疲れが出だし、カメラ撮影もおざなりの単なる記録写真ばかりです

国重要文化財の仏殿重要文化財の法殿

総門、三門、仏殿と一直線に並ぶ伽藍の周囲を、10の塔頭寺院が取り囲むのが特徴の「建長寺」
流石に鎌倉五山第一位の重厚さが感じられました。


重要文化財で方丈入口の「唐門」
仏殿と同じく、芝の徳川秀忠夫人(お江さま?)崇源院霊屋から移築したもの。
関東大震災以来の大修理が2011年5月に終了し、移築当時の姿が再現されました。
(ウキペディアより)

できたてほやほや、ピカピカの「唐門」です


私たちは門の中の「方丈」に上がって、廻り廊下からお庭を眺めました。

庭園は夢窓疎石の作といわれています。

やはり日本庭園は落ち着きますね。
椅子に座ってしばしSさんと語り合いました。

今回の怪我のこと、これからの撮影会のこと・・・
「骨折して山に行けないのは残念だけど、カメラをやっていて本当に良かったわ」
「お陰でこうして貴女と一緒に鎌倉を歩く気になれるもの」

片手では物の出し入れが不自由な私、何かと気遣ってくれたSさんにひたすら感謝です。
ありがとうございました




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緑の鎌倉・「寿福寺」&「英勝寺」

2012年05月10日 | 鎌倉散策
相変らず不安定なお天気が続いています。
10日の横浜は大粒のひょうが降ったりで大変だったようですが、
我が家近辺はにわか雨程度で済みました

何だか最近の日本のお天気はずいぶん荒々しくなりましたね。
これも地球温暖化の影響でしょうか?

初夏のようなお天気に恵まれた5月8日
カメラ仲間のSさんを誘って気分転換に再び鎌倉を歩いてきました。

「カメラはモチロン荷物の出し入れは全部やってあげる」と言って付き合ってくれたSさんに感謝です


「寿福寺」

この日は鎌倉駅西口から歩いて「寿福寺~英勝寺~海蔵寺」と巡る予定
このブログでも何度か紹介していますが、Sさんは初めてとのことでした。

歩いて10分、最初に訪れるのが「寿福寺」です。
詳しくは「亀谷山・寿福金剛禅寺」といい、禅宗の鎌倉五山第3位のお寺です。


総門をくぐり緑の中を進むと、パッと目に入ったピンクのお花
「ミツバツツジ」です。


足元にはシットリとしたグリーンのビロードのような苔

主人はオージーに「日本庭園」の造園を教えましたが、
乾燥したオーストラリアには、この苔がなかった

そんな話をしながら、二人でカメラを向けました。


三々五々、静寂の中で絵を描く方々が・・・
カメラ撮影よりは、ずっと優雅ですね。


この中門から内側の境内は一般公開されていません。

境内裏手の墓地には、北条政子と源実朝の墓と伝わる五輪塔があるとか・・・

そもそもこの地は、昔、奥州征伐に向かう源頼義が勝利を祈願した云われる
源氏山を背にした源氏家ゆかりの地。
源頼朝の父・義朝の居館があった所だそうです(ウィキペディアより)

※義朝さんって、NHKの大河ドラマ「清盛」で玉木宏が演じているお方ですね。

この「寿福寺」は、頼朝が亡くなると妻・北条政子が夫の菩提を弔うために
1200年に明庵栄西を招いて創建したお寺です。


この日は修学旅行生の姿がありましたが、境内を一般公開していないので
鎌倉五山第2位の「円覚寺」と比べると、信じられないくらいひっそりと佇んでおりました。

「英勝寺」

「寿福寺」のすぐ先に、江戸時代の風情が漂うご門が現れます。
そのすぐ横にある狭い入り口を入ると「英勝寺」の受付があり、拝観料300円を払って進みます。
上の画像はご門の内側となりますね。


鎌倉唯一の尼寺である英勝寺は、開基英勝院尼の祖先であり、
扇谷上杉家の家宰であった太田道灌邸跡地に建てられました。

本堂は改築中、お庭も手入れが全然なされていなくて
「これで円覚寺と同じ300円の拝観料とはと陰口をたたいていたら・・・


ナント、突然素晴らしい「竹林」に出ました。

「こういう風景はどのように撮ったらよいか、迷うわね」
「カメラの設定はどうする?」
2人でつぶやいていると、すぐそばにいた我々と同年配の男性が話しかけてきました。

まずは目の前の竹の子を撮ったら・・・とカメラの設定も詳しく教えてくれます

横浜の二俣川のカメラ教室で教えているという、一人の生徒さんを連れた写真の先生でした


「たとえばほらこの小さな門の屋根に写る光と新緑を狙うのも面白いよ」
「この場合PLフィルターを付けるといいんだけど」


それからカメラとレンズのお話し、そしてその場でフォーカスロックの実地のお勉強・・・
Sさんは「半押ししている指が浮いているよ」と指摘されました。

「私の写真がボンヤリ写る原因はこれだわ
「僅か一瞬の指先の動きも見逃さないなんて凄い
Sさんは驚いたように声を上げました。

1年半もカメラ教室に通って分らなかったことが、
この「英勝寺」の竹林の中での30~40分で開眼しただなんて


2人とも、今まで通っていた「カメラ教室」をお休みして、
ちょっと写真に対する気持ちが枯渇していたところだったのです。

「是非習いに行きたいけど、二俣川から更にバスは遠すぎる・・・」
取り合えず電話番号とお名前を聞いて、お別れしました。


竹寺で有名な「報国寺」まで行かなくても、ここで十分「竹林」は堪能出来ました。

撮影実習のお勉強までできて、300円の拝観料では安い感じの「英勝寺」でしたね。

私はどうしても骨折した左手の押さえが弱くてブレがち、傾きがち
まずは骨折した手を治す事が先決です


           

昨日、ギブスをはめて以来初めて病院で診察を受けました。
「うんうん、我ながらとても上手にピッタリと仕上がったギブスだ」
と先生はご満悦・・・
「ギブスが取れるのは6月第一週目」
「それからリハビリです。頑張りましょうね」と・・・


私はせっせと圧力鍋で小豆粥を作ることにしました。
ヨガの先生も、ブログにコメントを書き込んでくれた324さんもお薦めの「小豆」を食べて
シッカリと治しますわ

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GWも終わりです。明日から私は・・・

2012年05月06日 | 

ゴールデンウィークの後半は豪雨で始まりましたが、最後の二日間だけはようやく晴れました。

北アルプスからは多くの「遭難事故」のニュースが入り、北関東は竜巻に落雷の被害
自然が牙を向いたような一週間でしたね。

それでも、我が家の庭の木々もあっと言う間に茂り、緑も深くなってきました。

我が街は「つつじヶ丘」と言われるくらいに、幹線道路も公園もツツジが多く
それらがこの連休で鮮やかに咲き出しました

画像は2枚とも我が家の庭の紅白のツツジです。


私が手を骨折してから一週間が過ぎました。
三度三度の食事の後に消炎鎮痛剤を飲んでいますから、痛くて辛いという事はありませんが
片手での生活が想像以上に大変です


こちらは「サラサドウダン」
購入時の名前は「満天星ツツジ」と書かれていました。

朝起きてすぐの洗面&着替えからして一苦労・・・
チャックやカギホックのたぐいが片手ではまず無理
トイレも毎度大変なので、私はスカートの女に変身しましたよ。

紫のスミレが鉢いっぱいに増えました。白も所構わず咲いていますが、そろそろ終わりですね

ホウチャク草も増えて増えて・・・タツナミ草も白ばかりとなりました。青は何処に



オダマキも咲き出しましたが、
はあっと言う間に終り、写真を撮りそこないました。
カメラは辛うじて使えるので、楽しみが残っていて良かったです

月2回の針やミシンを使うリメーク教室も、ヨガ教室も、お休みせざるを得ませんもの


こちらはお隣の家の「モッコウバラ」、今年も見事に咲きました。

私の腕に固定されたギブスは、濡らすとカビが生えるとか・・・
入浴には細心の注意が必要ですね。

ですから台所仕事も洗い物と包丁でのカッティングは主人の役目です。


こちらはお隣との境目のフェンスに植えた白い「モッコウバラ」・・・
お花の大きさも雰囲気も全然違いますね。

車の運転は禁止、何だか身動きがとれずに心身ともにになりそうで恐ろしいです。


5月5日「端午のお節句&ハー君の誕生祝」

この一週間の唯一のお楽しみは「子供の日」
3月の菜々ちゃんのお節句と誕生会を祝って以来、再び両家のジ~ジとバ~バが
息子宅に招待されました。
今回はお嫁ちゃんの妹のYお姉ちゃんも参加です。


今月で八歳になるハー君は去年まで「仮面ライダーのケーキ」でしたが
今年はもう卒業したらしい・・・
「サーティー○」のアイスクリーム・ケーキでした

「サッカー少年団」に入り、忙しくてTVを見る暇もないらしい・・・
その上、家族みんなでテニスクラブにも所属、週に一回のプール通い
勉強する暇もないようなスポーツ少年のハー君です。

はウィーのソフト、家にいてもゲームでスポーツ。皆で飲んで食べて遊んで、楽しい一日でした

翌日は荒れる天気予報でしたが、風はあるもののうす曇り
私は散歩がてらハー君のサッカーの練習を見に行きました。


「長男はどうしてもディフェンスタイプが多い」と、オカータンは言うけど
緑の芝生を駆け巡って、元気な少年にな~れ

帰り道、丹沢や富士山の展望が良い里山を通りましたが、黒い雲が広がって何も見えません。
その時、大山に登り新緑の美しい林道経由で広沢寺温泉まで降りてきたという
山仲間からメールが入りました。
「バスに乗ったとたん、凄い雷雨になった」と・・・
「次回は是非3人で滝子山に行きましょう」と・・・


その内我が家周辺もにわか雨が降り出しましたが、すぐにやみ、
夕方には晴れて富士山が見えました。

骨折の痛みが薬で緩和され一段落したら、膝や大腿部に青アザを見つけ
転んだ衝撃で肩も腰も痛い
ペタペタと膏薬貼って、ウツウツと過ごした連休ですが
最後に孫達と遊んで気分も晴れました。

明日から私も大いに緑の中を歩いて、足腰を鍛えよう


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新緑の「鎌倉・円覚寺」と、私の災難

2012年05月01日 | 鎌倉散策
ゴールデンウィーク前半の三連休はお天気に恵まれましたね

我が家の夫はサラリーマンを辞めたときから
「何も混雑している中、外出する必要はない」という主義なので、
GWは孫の端午のお節句祝い以外は出かける計画はありません。

私は晴れたら鎌倉で撮影を兼ねた散策、曇ったら家庭菜園の夏野菜の植え付け
雨だったら冬物整理と決めました。

そして6日には山仲間と「滝子山登山」が決まり、楽しみでした。

4月29日「北鎌倉・円覚寺」

好天に恵まれた29日、カメラを片手に一人で北鎌倉の「円覚寺」に出向きました。

最初に「総門」をくぐって、受付で拝観料300円を支払います。
流石に連休で若い二人連れが多く、並んでいました。


こちらは「山門」です。

「円覚寺」のことはこのブログで何度も紹介していますので詳しい事は省きますが
鎌倉五山第二位のお寺で、鎌倉幕府の八代執権・北条時宗が弘安五年(1282)に創建した
臨済宗・円覚寺派総本山です。


こちらは反対側から見た「山門」
今回は新緑の美しい中を散策しながら撮影するのが目的です


山門の奥が「仏殿」
ここのご本尊様の冠をかぶっておられる「宝冠釈迦如来様」をお参りしました。

そして天井には前田青邨画伯とそのお弟子さんが描かれた「白龍の図」が見事です。


「仏殿」横の「居士林」(在家修行者の為の専門道場)は、まさに輝く新緑の中にありました。
ここは「絵」になりますね。

私のもう一つの目的は手前にある「松領院」の山野草を見ること・・・
花の咲く春と秋のみ境内を公開してくれるのです。


この日は「ボタン祭り」をやっていました。
日中の気温が25度を超え夏日になったこの日のボタンは、グッタリとしていて
少々可哀想でした。

女盛りを過ぎた華やかな美女のなれの果てを見せられるようで心が痛みます

この艶やかさに叶うお花は他にはないような?我が家の庭にはそぐわない派手なお花です。



ボタンのお隣に咲いていた珍しい春咲きの「雲南萩」


そして楽しみにしていた「ユキモチソウ」
2年前にここで初めて出合ったお花です。

私の興味はボタンよりも山野草の方に向きますね。

新緑の山々を歩くと出会う「ツクバネソウ」こちらは「アマドコロ」

松領院は山野草を大切に育てているお寺で、花の咲く春と秋のみ境内を公開してくれます。
散策路を登りつめた墓地には、田中絹代さんや、開高健さんのお墓があり
あの、坂本弁護士ご一家もここに眠っておられます

オウム真理教の凶暴の犠牲となった坂本堤さんのお住まいは、私の実家のすぐそばにありました。


ご存知、教科書にも出てくる国宝の「舎利殿」
5月3日から6日まで、一般公開されますよ~


一番奥の山懐にある「黄梅院」まで行きました。
門前に名前に相応しい見事な「雲南黄梅」が咲いていました。
(写真を撮りそこない、この画像はネットよりお借りしました)

私の三つ目の目的は、ここの「セッコク」を見ること・・・


「黄梅院」の階段を登ると、その先は萌黄色の光が降り注いでいました


ここは北条時宗の夫人・覚山尼が時宗の菩提を弔うために建立した華厳院の場所に
足利氏が文和三年(1354)に創建した夢想疎石の塔所(高僧の墓所)です。

GWの鎌倉、混雑覚悟で午前中にやってきましたが、若い人が目立つくらいで
特にひどくはありませんでした。

鎌倉はウィークデーも中高年のグループで溢れていますからね。


やっぱり咲いていましたよ。
6年ぶりに見ることが出来た「黄梅院」のセッコクです。

「セッコク」とは岩や樹木に根を張り付かせて自生する着生ランで、
水分は空気中からとるそうです。
日本、朝鮮半島、中国などに分布するランで、洋ランの「デンドロビウム」と呼ばれているものの一種とか・・・

バリ島でも見ましたが、東京周辺では「高尾山」が有名ですね。


私は鎌倉のお寺で、咲き出してまもない新鮮な「セッコク」を見ることができて満足でした

次は「東慶寺」に足を伸ばしましたが、イワガラミもイワタバコもまだまだ咲いていなくて
ジュウニヒトエのオンパレードでした。

夜には連合自治会の「夏祭り実行委員会」の第一回目の会合があるので
早めに家路につきましたが・・・
途中買い物に寄ったスーパーで、アクシデントが起きました

エレベーターがきていたので走って飛び乗ろうとしたら、
泥落とし用の敷物に足をとられ、スッコロビました

一瞬右手は肩からぶら下げていたカメラバックを抱え、
利き腕の(私はサウスポー)左手の薬指と小指の2本で50kgちょっとの身体を支え、
顔面強打を食い止めましたが・・・

2本の指がズキズキ痛みすぐにシップ薬を買って冷やしました。

包丁が持てないようなので出来合いのおかずを買い、
急いでご飯を炊きお風呂に入って会議に出席・・・

その夜から腫れあがり内出血も見られ、
翌日慌てて休日診療をやっている整形外科を探して看て貰ったら
小指に通じる手の甲の骨が折れていました


「しばらく車の運転とアルコールは禁止、今夜はお風呂も駄目よ」と・・・
私怪我してすぐに入浴し、会議のあとの懇親会でビールもコップ2杯飲んでいる

台所仕事はモチロン、家庭菜園も冬物整理もな~~んにもできない
PCは辛うじて片手でポツンポツンとやっていますが・・・

楽しみにしていた「6日の山登り」も諦めざるを得なくなり、
悶々と過ごすGWになりました

今日、改めて近くの整形外科で診察を受けたら
「全治一ヵ月の立派な大怪我ですよ」
「一ヶ月間ギブスをはめて、それがとれたらリハビリ」
「絶対に濡らさない事、荷物を持たない事
と注意を受けました。
嗚呼~~





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