花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

鎌倉の紅葉1・「長谷寺」と由比ガ浜

2012年11月26日 | 鎌倉散策
ようやく晴天に恵まれた三連休最後の11月25日(日)
カメラを抱え、一人で鎌倉に行ってきました。

私の個人的な印象ですが
鎌倉のモミジの綺麗なお寺は「長谷寺」と「円覚寺」のような気がします

まずは鎌倉駅から江ノ電に乗り、長谷寺に向いました

11月25日の「長谷寺」

まだ紅葉は始まったばかりでした。


山門からご本尊の「十一面観音」が祭られている「観音堂」や「宝物殿」に向う階段の両脇がモミジで
晩秋になると真っ赤に色付くのですが・・・


昨日の25日はこの程度でした。

それでも23日から夜のライトアップが始まりましたので、ご興味のある方は
こちらをご覧下さい。
12月9日(日)までやっているようですね。


登りきった上境内から眺めると、それなりに色付いているのが解かりますが・・・
まだまだと言う感じです。

2年前の11月20日に来た時は、それは見事な紅葉が見られたのですが
その時の様子はこちらです。


午前11時過ぎ、観光客はドンドン増えています。(正面は海が見渡せる展望台&休憩所)

逆光を意識して、太陽の光をダイヤモンドのように撮りたかったのですが
一人ではカメラの設定数値などを相談する相手もいない・・・


まだまだ満足できる写真が撮れません


少し色付き始めた木々の中に「冬さくら」が咲いていましたが
標準レンズでは花びらまでは捉えられませんでした

黄色いツワブキの花が、境内のあちこちに・・・
真っ赤なボケの花も見られました


お馴染みの心癒されるお地蔵様
初夏には紫陽花が咲き乱れる山の小径にも・・・


6月の紫陽花鑑賞、9月の鎌倉古道歩きの時の一休みと・・・
今年3回目の「長谷寺」ですが、すっかり晩秋の風景に変わっていました。


山門を入ってすぐの日本庭園のモミジも辛うじて色付いていましたが・・・
鮮やかさに欠けています。

今年は台風などの塩害で、海に面した所の紅葉に影響が出ているかもしれません。
痛んだ葉も沢山見られましたね。

真っ赤な紅葉が見られず、ちょっと残念な気持で・・・
ファミリーや恋人同士の二人連れでますます賑わってきた「長谷寺」を後にしました。

鎌倉「由比ガ浜海岸」

「長谷寺」から歩いて7~8分で由比ガ浜海岸に出ます。

好天に誘われ行って見ました。
正面に「大島」が・・・


朝方は冷えて、真冬の厚手のダウンを着てきましたが
浜辺を歩くと汗ばみました。

陽光が輝く湘南の海岸は風も優しくて暖かい・・・


子供達も砂遊びに熱中していました。


休日の海岸はファミリーと、若い男女のグループばかりです。

長谷寺から由比ガ浜経由で鎌倉駅まで歩きましたが、
運動量はタップリでも、話す相手が居ないのはやはり淋しい・・・

次回は、友人を誘っての鎌倉散策を楽しみたいと思いました。


※帰りの電車の中から見た北鎌倉の「円覚寺」入り口前の紅葉は
だいぶ赤くなっていました。
慌てて途中下車して撮影しましたが、紹介は次回と致します。



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舞岡公園のモミジとカワセミ

2012年11月22日 | 舞岡公園
「ばぁ~ば、遠足で歩いて舞岡公園に行った時、緑色の綺麗な鳥がいたよ」と
孫のハー君が教えてくれました。

「緑とオレンジの鳥なら、カワセミという鳥よ」と言うと
「お魚をキャッチして食べていた・・・」とハー君。

「カワセミさんは、水辺のハンターとも言われているのよ」
私は鎌倉のモミジを見に行く予定でしたが
”まずは舞岡公園のモミジの色付きを調べてからにしよう”と決めました。


前日に5時間かけて、父の施設・母の病院とハシゴして時間を空け・・・
お天気に恵まれた11月21日(水)
我が家から車で7~8分の所にある「舞岡公園」に行って見ました

足腰鍛錬のためにも歩いて行きたかったのですが、主人が昼食に戻ってくるので
時間的に余裕がなかったのです。


「おおなばの丘」の桜の葉は散ってしまっていましたが
「モミジ休憩所」では真っ赤に色付いたモミジが出迎えてくれました


「お花見」ならぬ紅葉狩りの家族連れが、モミジの下でくつろいでいました。
小春日和の中、小さな子供を遊ばせるには丁度良いところです。


キャンパスを広げている方もチラホラ・・・
モチロン三脚を立てているカメラマンの姿もありましたよ。


暑い夏が続いた後の急激な冷え込みに、今年のモミジは鮮やかに染まったらしいのですが
台風の影響もあり、傷ついた葉も多い感じ・・・

順光で写すよりも逆光の方が葉の痛みは目立ちませんね。


尾瀬での撮影ツァー以来カメラの調子が悪くて、ピントが合わないのです
いよいよカメラの買い替え時かも知れません


「フイルムカメラと違い、デジカメは電気製品です」
「新しいものほど性能は良く、写せる範囲が広がります」

カメラ教室の先生に言われた事は忘れません。

カメラが古ければ腕で勝負と、大見得を切りたいところですが
私の写真にはドッキリするような個性がない

「ばらの丸の丘」から「さくらなみ池」に下ると「舞岡公園」の地図はこちらです。
カワセミを写しているカメラマンがいました


「古民家近くの池の方にメスがいて、ここより近くで見られるよ」
と言われ、古民家の方まで行って見ました。

いました!いました!
300mmのレンズに取替え、三脚を立てて待つこと20分
池の脇の草むらから飛び出して、桜の木の枝に止まってくれました。


大砲のようなレンズを装備している5~6人のおじ様たちに混じって
私もシャッターを押しましたが・・・

300mmのレンズでは、カワセミの顔までははっきりと見えない
その上、半押しをするとピピピと鳴るはずのピントも定まらない

カワセミは時々池に飛び込んでいましたが、えさを咥えた姿はついにキャッチできず
私は40分ほどで退散しました。


待ち時間の長い鳥撮りですっかり身体が冷えました。

午後3時半を過ぎて陽も傾き、
モミジ広場で遊んでいたファミリーも帰り支度のようです。


駐車場近くのドウダンツツジが真っ赤に染まっていました。

次ぎはモミジの多い鎌倉のお寺を訪ねてみようと思いましたが・・・
問題はカメラです

落ち着かない中での衝動買いも気をつけなければならないし、
まして仕事とゴルフに忙しい毎日を過ごしている夫は、相談相手になりそうもなく
その上、使いだして7年以上が過ぎているPCの調子もイマイチ
八方ふさがりのような私です。



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芸術の秋

2012年11月18日 | 日常の日記
寒冷前線通過の不安定なお天気の中、自治会の「親睦バス旅行」を仕切って
心身ともに疲れ果て、翌日は起き上がれませんでしたが・・・

マッサージなどを受けて何とか回復し、2日後には友人の絵の作品展に出かけました。



優しいタッチの絵はお嬢さんと一緒に習いに行っているそうで・・・
左側の上下の2枚が友人のR子さんが描いた絵

そう思ってみると、右側のお嬢さんの絵は力強い若さが感じられ
左側のR子さんの絵は優雅さが漂っている感じです。



場所は京橋の貸しギャラリー
別館の全館を借り切っての、見応えのある作品の数々・・・



どれも爽やかで、お部屋の中が明るくなるような絵ばかりです。

もう一人の仲間のS子さんと一緒に、1時間ほど絵画を鑑賞してから
3人で銀座まで歩きました。

すると銀座のど真ん中で、偶然彼女達の故郷の洋裁グループの方々とバッタリ

急遽6人で老舗の洋食屋さんでランチです家では作れないカニクリームコロッケを頼みました

創業120年の老舗は、高級な中にレトロな雰囲気が感じられましたが
私以外は皆さん同じ故郷の方々同士、たちまちミニ同窓会と化しました。

老舗のお味はハズレがないのですが・・・
パンとブルーベリージャム&バターが付いて2900円
一つ1000円以上の高級コロッケです

お店の詳しい情報はこちらでどうぞ



新橋演舞場で歌舞伎見物と言う山梨組の方々と別れてから、
今度は3人で松屋デパート裏のカフェでお茶をしました。

お腹がいっぱいでしたが、チーズケーキがおいしそうだったので一皿だけ頼みました。
フォークは三つ・・・


「芸術の秋」ではなく、「食慾の秋」ですかね~

この日は茶系の洋服を着ていた私、20年くらい前の古いバックを
ポシェット代わりに肩からぶら下げて行きました。

それがこの日の帰宅途中、突然ベルトの部分が切れたのです



父が70歳で仕事の第一線から退いた時、
両親は「ヨーロッパ熟年の旅・13日間」に行きました。

その時のお土産に、母がパリのシャンゼリゼの本店で買って着てくれたバッグです。
その革の部分が劣化して千切れたのです

母が誤嚥性肺炎で危ない・・・と
病院から緊急の呼び出しがあったのはこの日の夜中でした。

あれから10日間は毎日病院に通い、母に呼びかけていましたが
時々目を開けて瞳が少し動くだけ

栄養剤は一切注入していないので、日に日に母の顔は小さくなる感じですが
それでも最近は酸素マスクも外れて、落ち着いています。

反対に私は緊張疲れで、何もする気が起きない日々
髪の毛が束になって脱毛した時はショックでした

「これではイカン」とヨガやカメラサークル、自治会の仕事は
普段どおり続ける事にし、
ドタキャンありで、忘年会などの予定も入れることにしました。


自治会のアート展
晴天に恵まれた今日18日(日)は、山仲間3人で富士五湖方面の山に行く予定でしたが、
流石に私は遠い山はパスして、自治会の作品展の受付をしました。



写真クラブのお仲間も何人か作品を出展しています。


自治会の皆さまの力作が並びます終始来館者が途切れない盛況ぶり・・・

この季節はやはり「芸術の秋」なのですね~



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尾瀬ヶ原の池塘と草紅葉

2012年11月11日 | カメラ教室

「蔵王・栗駒山」紅葉ハイキングを楽しんだ3日後の10月12日、
今度はカメラ仲間のSさんと撮影ツァーに参加して尾瀬に行きました。

山とカメラを趣味とする者、深山が紅色に染まる10月中旬はジッとしていられませんね。

鳩待峠から尾瀬ヶ原へ
横浜駅から小型バスを2台連ねて、鳩待峠まで直行
そこから山ノ鼻まで3,3kmの軽い下りを行きます。


鳩待峠の標高は1591m、山ノ鼻までの林の中では紅葉がすでに始まっていました。
太陽の光が差し込むと、鮮やかな色が浮かび上がりますね


今回の写真の講師は若いお兄さん。
ユニークな木にカメラを向けるようにと勧めてくれます

キノコの生えている場所にも詳しい・・・若者に人気のキノコだけど、私は初トライです。


普通に歩けば山ノ鼻まで45分ですが・・・
撮影しながら、1時間15分かけて下りました。


ビジターセンターや山小屋のある山ノ鼻の先の「尾瀬ヶ原研究見本園」から
「至仏山」がドカンと見えていました。

12~13年前、山仲間のYさんと2人で「至仏山」に登ったとき、
あの真ん中に見えている登山道でカミナリに遭遇し
蛇紋岩の滑りやすい道を、命からがら転がるように降りてきた


早朝の横浜は晴れていたのに、群馬県・新潟県・福島県の3県にまたがる尾瀬は
イマイチのお天気・・・

でも、時々スポットライトが当たったように風景のどこかが輝きます
それを逃さないようにと講師のお兄さんは言いますが、それが案外難しい


写真で大事なのは光りの取り入れ方かもしれない・・・
ちょっと解かったような気がしたけど、肝心のカメラの調子がおかしくなった

半押しをしてピントが合うとピピっという音がしていたのに、その音が出なくなり
ピント合わせが難しい

使いだして丸4年、そろそろ私のカメラも限界かしら


「至仏山」の反対側に見えているのは「燧ケ岳」(2,356m)
東北の山の中では一番標高の高い山です。

こちらもご近所仲間のK子さんご夫妻と、10月中旬に登ったことがありますが、
うっすらと雪が積もっていた覚えがありますね。


尾瀬ヶ原は標高1400m、南北2km、東西6km、面積7.6平方km。
中心部は高層湿原で、ミズゴケ等が主体の酸性度の強い土壌です。


大小数多くの池塘(ちとう)があり、池塘のひとつひとつが空や雲
周囲の木々や山影などを水面に映し、たとえようもなく美しい・・・


池塘は湿原の窪地などに水が溜まってできた池。
深さが1.5m以上になると藻以外の植物は育たないそうです。

草紅葉の中に唯一咲いていたお花枯れ花も風情があって美しい・・・


私は同じカメラ会社のカメラを抱えた講師のお兄さんにぴったりついて行きました。


木道の間に顔を見せていた赤い葉
目の付け所を学びます。


私にとっては8回目の尾瀬です。

5年前には主人と福島県側の沼山峠から尾瀬沼を歩き、
7年前には鳩待峠からアヤメ平経由で尾瀬ヶ原に下り、竜宮小屋に泊まりました。
あの時は私のお腹に虫が食い込み、病院に走ったオマケまでがつきましたよ


平日だからかもしれませんが、昔に比べると人が少ない・・・
放射能の影響もあるのでしょうか


ボッカさんの荷物の高さは昔と同じですが・・・


骨折後の初登りも、「栗駒山」で無事に果たせて少し自信を得、
尾瀬ならこれからもまだまだ歩けそうと、ヤル気満々だった私・・・

この日から一ヶ月が過ぎて、危篤に陥った母の容態が気になり落ち着かない日々
当分山はモチロン、遠出も無理と諦めました。



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みちのくの紅葉を訪ねて3・「栗駒山」その2

2012年11月06日 | 山シリーズ

「栗駒山」の頂上から見晴らしの良い尾根を10分ほど下ると、
少し広い台地の「天狗平」に出ます。


更に20分くらい下って、天狗岩が見えてきた所で撮影タイム

ガイドさんの説明によると
見えている天狗岩は2008年の岩手・宮城内陸地震で倒れて
形が変わった
そうです。

あの地震の事は今でもハッキリと覚えています。
岩手・宮城県境に聳える栗駒火山の北東域が震源でした。

周辺には須川、駒ノ湯、温湯、湯ノ倉、湯浜等の温泉が点在しますが・・・
土石流に巻き込まれた駒ノ湯の惨事は、TV画像を見て心を痛めたものです


コンデジをズーミングして写しました。
あの時の地震で栗駒山周辺はあちこちで崩落したようです。



北側に見えているのが、頂上付近に雲が広がる日本二百名山の「焼石岳」(1548m)
ネットで調べると、11/3(土)現在、銀明水付近で膝ぐらいの雪があるそうです。


青空が見えてきました。
太陽の光がスポットライトのように、紅葉をいっそう鮮やかに照らしていました


須川温泉に下るコースは足元がグチャグチャで滑りやすくなっています
ここで転んだら大変
滑らないようにお腹に力を入れて、足を出来るだけ上げるようにして下ります。

そんな中、ポケットに入れたコンデジを取り出し歩きながら撮りますが
これが一番危険と反省しました


やがて潅木地帯に入り、黄葉のトンネルの中を歩きます。


そして現れたのが青みがかった白濁の「昭和湖」
昭和19年に栗駒山の噴火によってできた火山湖です。

山田ガイドさんが「僕と同じ歳です」と・・・


「昭和湖」でトイレタイムを取り、更に黄葉のトンネルを進みます。


登ってきた「栗駒山」がクッキリと見えてきました。

奥羽山脈の秀峰・栗駒山。
岩手・宮城・秋田の三県に跨がる標高1,628mの火山で、
古来、岩手県では須川岳 (酸川岳) 、秋田県では大日岳とも呼ばれてきたようです。 


ミニ尾瀬のような木道が続く「名残ヶ原」に出ました。


標高1115mの所に広がる「名残ヶ原」
正面に栗駒山の主峰が見える湿原の中央を木歩道が伸びています。

タテヤマリンドウやワタスゲ、シロバナトウウチソウなど、
春から秋までさまざまな高山植物が湿原を彩るとか・・・


岩の間から湯気が湧き出る中を通り過ぎると、やがて
「須川温泉」の建物が見えてきました。


各温泉施設に送るパイプが並ぶ豊富な源泉の横を通り、
2時半過ぎにバスが待つ大駐車に到着です。

バスにザックを置いて、目の前の「日本秘湯を守る会」の提灯がぶら下がった
「須川高原温泉」に向いました。

白濁した強酸性の湯が人気の温泉です。詳しい様子はこちらをご覧下さい。

(画像はネットよりお借りしました)
秘湯の温泉を堪能してから、バスで前日泊まった宿のある「厳美渓」に戻りました。
ここでガイドの山田さんともお別れです

レストハウスでのお土産購入タイムに、
私とYさんは前日歩いた厳美渓を再び散策しました。

栗駒山を源とする磐井川両岸に、約2kmにわたって奇岩の連なる渓谷が続きます。
険しい灰色の岩と清流の織りなす風景が素晴しいのですが・・・
すでに夕闇が迫り、名物の郭公だんごも品切れでした。

最後は「一ノ関」駅に出て新幹線で帰りますが、待ち時間がたっぷりあったので
オプションで予約したギュータン弁当は夫へのお土産にして
Yさんと駅前のラーメン屋さんで生ビールと昔風ラーメンで乾杯

お天気に恵まれ紅葉が美しかった「蔵王・栗駒山ハイキング」に満足していました。


@ @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ 

YさんとこのKツーリストのツァー登山に参加したのは
去年の「出羽三山巡り」に続いて3度目です。

同じ頃、29,800円で北海道二泊三日の旅に出かけた高校時代の友人に比べると
一泊なのに1,5倍もする割高のお値段ですが・・・

去年も今年も経験豊かなベテランのガイドさんに案内され、
添乗員さんも良い方で、ほぼ満足できる山行でした。

一番最初にこの旅行社の登山ツァーに参加した20年位前はひどいものでした
「カタクリの咲く御前山」に登った時、
奥多摩湖畔の登山道を登りだしたのがお昼近く
更に下りのルートを間違えて、日没寸前にバスの待つ場所に辿り着きました。

それ以来ここの山岳ツァーは避けていた私たち

去年、日にちの折り合いがつくのがここのツァー以外に見つからなかったので、
仕方なく選んだのですが・・・
あれから20年が経ち、安心して参加できる内容になっていた

中国の「万里の長城」付近でトレッキングを楽しんでいた中高年の日本人旅行者らに
記録的な大雪が襲い、悲惨な遭難事故が起きましたね。

この秘境ツァーを企画催行したのは、あの「アミューズトラベル」
3年前に大雪山系「トムラウシ山」で、8人もの遭難者を出したツァー会社です。

初コースなのに現地の様子を直接下調べもせずに、
参加者を募集したとは驚きました。

今回も叉、トムラウシの時と同じように「想定外のお天気だった」と
旅行会社側は言っています。
山のお天気に「想定外」はないはず

私が4年連続して行っている10月10日前後の東北の山でも、
岩木山の頂上には雪があったし
八甲田山も月山も北風が強くて冷たかった

まして11月の中国内陸の北緯40度の地の山は、もう冬に近いはず・・・
どうしてこんな時期に設定したのか、不可解です。

今回参加者の中で唯一助かった女性は、
ちゃんと冬用のダウンもフリースも持っていたそうです。

山は自己責任の世界ですが、ツァーに入るなら、
信頼のおける会社を選ぶ事が大切と、つくづく思った次第です。



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みちのくの紅葉を訪ねて2・「栗駒山」その1

2012年11月01日 | 山シリーズ
慌しかった10月もあっと言う間に終わり、今日から11月がスタートしました。

誤嚥性肺炎で血圧が急低下して危篤状態に陥った母も、抗生物質が効いて
血圧は100まで戻り、取りあえずは落ち着きました。

ただ、今まで鼻からの管で注入していた高カロリーの栄養も、
もう体が受け付けないということで止められ・・・

スポーツ飲料水と似たような成分の点滴のみで、母の命は維持されています。
今後はそれすらも受け付けなくなるので、「治療は難しい」
医者から言われました。
家族としては「苦しまないで、穏かに天寿を全うしてくれれば」と願っています

私は毎日、30~40分かけて車で藤沢の病院に通い、母に呼びかけていますが・・・
時折目を開けて、何かを言いたげな表情をするだけで声は出ません
母の声が聞かれなくなってもう1年半以上になるような気がします。

点滴だけで2ヵ月半頑張った人もいると聞きますが・・・
無事お正月が迎えられるかどうか
私も覚悟をしないといけないようです。

「今はあなたの健康が一番大事」と、周りのみんなから言われます。
この一週間、家事もロクに手につきませんでしたが・・・
今日は久しぶりに布団を干しました。

午後は姪が母の様子を見に行ってくれるので、
私は写真の準備が済んでいた「紅葉の栗駒山」の模様をUP致します。


          

10月9日「栗駒山登山」
晴天の中「蔵王・熊野岳」を軽く歩いた後は、「厳美渓温泉」に泊まりました。

アルカリ性のトロンとしたお湯がとても気持よく、美味しいお食事の後は
午後9時前にストン!と眠りに入りました


翌朝はユックリと8時半出発、50分ほどバスに乗り、
宮城県側登山口のいわかがみ平から栗駒山に登る「中央コース」を行きました。

登山口には売店や食堂があるレストハウスがあり
整備された石畳の登山道が山頂まで続いているので、初心者でも歩きやすいコースです。


登るにしたがって、綺麗な紅葉が目につくようになりました。

総勢40人近い登山ツァーです。
現地ガイドさんが2人着いて、1班2班と分かれました。

私と友人のYさんは1班ですが、このガイドさんが地元では有名な方らしい・・・
すれ違う人が握手を求めたりしていました。


青空も見えてはいるのですが、「栗駒山」の頂上にはガスが・・・


それでも、赤や黄色に色付いた頂上付近の斜面が望めるようになりました
ヤマドウダンが多い栗駒山は真っ赤な紅葉が有名ですね。


右手には「東栗駒山」が見えています。

いわかがみ平からこの中央コースを登って「栗駒山」頂上に立ち
「東栗駒山」経由でいわかがみ平に戻るのが、
車で来た人には一般的なコースかと思います。

15年位前の夏に、ご近所仲間のK子さんご夫妻と我が夫婦で
この「東栗駒コース」を廻りました。

あの時は車にテントを積んでの山行きで、オートキャンプ場などに泊まり、
「早池峰山」~「秋田駒ケ岳」~「栗駒山」と登りました。
懐かしい思い出です。

ところでこのガイドさん、現在NHKのBSで流れている
「にっぽん百名山」のシリーズで、「早池峰山」と「岩手山」を案内していた
山田孝男さんでした。

私もTVの「岩手山」版で見た覚えが・・・一緒に記念撮影をお願いしました。


次ぎは10月27日の「早池峰山」に出ますから観て下さいと言われましたが
母のことでバタバタしていて見逃しました。
再放送を探してみる事に致します。


ガスが晴れて、頂上が見えてきました。


「最後に階段が続く急な登りがありますが、頑張って行きましょう」と・・・
撮影タイムを終えて歩き出します。

この時の私は、骨折した方の利き手で杖もどうにか持てるし
「これから少しづつ、簡単な山からトライして行こう」と浮き浮きしていました。


最後のザラザラ登りの階段もさほどキツイとも思わず、11時半過ぎに無事頂上に到着
「寒い

標高差600mをユックリと、休憩時間を入れて1時間40分かけて登ってきた事になります。
ここまでならお子様と一緒に登れるファミリー向けのコースといえますね。

お天気がよければ西に鳥海山,北に焼石岳,南には船形山を見ることができるそうですが
残念ながら頂上は再びガスに閉じ込められてしまいました。

宿で作ってもらったお結び弁当が美味しい・・・実がなっているドウダンの横で昼食です


上着を羽織って食べたお弁当、ポットに入れた熱いお茶も身体にしみて美味しかったです。

30分後に集合・・・
下りは北の岩手県側の登山口、「須川温泉」に下ります。


天狗平から、中央左手に見えている「昭和湖」を目指し、最後は右端に見えている
赤い屋根の「須川温泉」まで下って入浴です

ガスは中々晴れませんでした。

あれから3週間以上が経ち、東北の山々はもう紅葉も終わり、
白い雪が舞う季節でしょうか・・・


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