我が家で取っている「毎日新聞」(4月24日版)の一面に、カラー写真で紹介された「丘に弧描くシバザクラ」の記事を読んで、主人が叫びました。
「これを見に行こう」と・・・
埼玉県秩父市の郊外に広がる羊山公園内の「芝桜の丘」の写真でした。
「ここを見てから、まだ通った事がない雁坂トンネルを抜けて山梨県側に出て、武田信玄ゆかりの恵林寺の庭園を見たい」庭師の主人の希望でした。パースで頼まれた仕事の参考にしたいらしい。
早速、お天気と仕事の兼ね合いを見て、26日の水曜日に車で行ってきました。
目の前に「武甲山」を望む1万6000平方メートルの丘には、モスレッドやリトルドットなど11種類35万株のシバザクラが植えられています。
開花は昨年より一週間遅れていて、私たちが行った時は八分咲きでした。
ゴールデンウイークの期間中楽しめるようです。
去年の「三春の滝桜」もそうでしたが、混雑が予想されたので、横浜の我が家を朝の5時半に出ました。
第3京浜から環状八号を通り、関越道の花園インターまでが丁度100km・・・
(オーストラリアではほんの隣町、一時間で行ける距離ですが、こちらでは2時間以上もかかりました)
そこから秩父市に入り現地に着いたのが8時半過ぎ。駐車場は一番近い所に止めることが出来ました
シバザクラは北海道の「東藻琴村」が有名で、あちらの方が断然規模は大きいそうですが、羊山公園はピンクの濃淡の模様が綺麗で「造園家の苦労が感じられる」と・・・両方を見た主人の感想です。
一面にピンクの絨毯を敷き詰めたような美しさです。
その模様は、秩父夜祭の屋台や笹鉾の囃し手の襦袢模様と躍動感をデザイン化したものとか・・・
シバザクラは北アメリカ原産の多年草。
ハナノシノブ科、フロックス属。
別名「ハナツメクサ」
芝生のように地面を低く覆い、乾燥に強く、耐寒性もあります。
こちらは爽やかな色をした「オーキット・ブルー」
清楚な白の「リトル・ドット」
朝の9時前に行ったので、人はまだ少なくて、写真も自由に撮れました。
こちらは情熱的な色の「マックダニエル・クッション」
白にピンクの線が入った「多摩の流れ」
シバザクラも色々な色があるんですね~
丘の入り口には出店もたくさん出ていて、秩父の名産品も並べられていました。
モチロン食べ物屋さんもありますよ。
私たちが出る頃にはどんどん人が増えてきて、大型観光バスも見えました。
な~~んにもなかったオーストラリアの観光地との違いに、ちょっとビックリですが、これはこれで如何にも日本的で楽しめました。
でも造園師の主人は参考になったかもしれませんが、自然のお花が大好きな私には、シバザクラだけではちょっと物足りない
もらったパンフレットの秩父の地図に、「三つ葉ツツジ」「山ツツジ」「カタクリ」等の紹介がある所にも行ってみる事にしました
尚「芝桜の丘」については http://www.chichibuji.gr.jp/shiba-img/06shiba.htm
リアルタイムのカメラが設置されています。
入園料は無料ですが、協力費100円、駐車場は500円でした。