でも三連休最後の今日は午前中に時々雨が降ったりで、こちら横浜はだいぶ涼しくなりました。
(9月14日・ラジオ体操会場の公園にて撮影)
連休初日の土曜日はピカピカお天気になりました。
ラジオ体操の行われる公園の草原に、今年もたくさんの「ツルボ」が咲いています
昨年初めて知ったお花ですが、山男だったフクシマさんは「美ヶ原にいっぱい咲いていたよ」と言う
昨年の9月16日に私は写真を撮っていますから、今年も同じ時期に咲き出しましたね。
「どんどん増えて、今年は倍以上の花が咲いたね」とフクシマサンは嬉しそうでした。
小さな球根で増えるお花だとか
ラジオ体操に行く時は住宅地の中を通る幹線道路を渡るのですが
この日は富士山がクッキリと見えていて、爽やかな風が吹いていました。
孫娘の愛犬「黒柴・小太郎君」の見守り
今年6歳の小太郎君はお腹の弱い子で、食べ過ぎるとすぐに下痢をするので
エサは子犬の頃と同じ少しづつの一日3回です。
私は週に3回、お留守番の小太郎君にお昼ご飯を与え下痢の時はトイレ散歩をするために
息子宅に通っています
毎月第2週目は「ストレッチ体操」と「コーラス」の趣味の会もあり
先週は暑い中を連日出かけて大忙しでした
映画「ラストマイル」鑑賞(9月13日)
この3連休の前日の金曜日も、お昼過ぎには電動自転車で5分の息子宅に出かけるつもりが
お嫁ちゃんの仕事が急遽午後からの出勤で、小太郎の世話はキャンセルとなり・・・
突然時間が空いて出かけたのは上大岡の「東宝シネマ」、物流の世界を舞台にした映画を見に行きました。
私は脚本家の「野木亜紀子さん」の作品が大好きだから、是非見たいと思っていたのです。
今テレビで盛んに宣伝されていますね映画「ラストマイル」
監督「塚原あゆ子」・脚本「野木亜紀子」・制作「新井順子(TBSスパークル)」・主演「満島ひかり」
”11月のブラックフライデー前夜を発端とする連続爆破事件に立ち向かう
物流センターのリーダー達をはじめとする人々を描くサスペンス映画”です(Wikipediaより)
『ラストマイル』では、大手外資ショッピングサイトからの理不尽とも思えるほどの過度な要求を
突きつけられて疲弊する下請け配送会社のスタッフ達の姿が描かれています。
彼らの鬱屈と反発はやがて行動になる。同時に外資ショッピングサイト社内でも本国アメリカからの
苛烈なプレッシャーをかけられる日本の幹部や、その幹部と現場との間で板挟みになる配送会社の
管理職の苦悩も映し出されています(実在の「アマゾン」と「黒ネコヤマト」が頭に浮かびますね)
資本主義の世界では仕方のない事ですが、末端の業者ほど虐げらるシステムになっていて
配送会社の更に下請けのドライバー父子の「荷物一個が150円、それを一日配って200個がせいぜい」
と言う言葉が深く耳に残ります。
野木さんの脚本はエンターティメント性も充分ありながら、現代社会におけるさまざまな課題や社会問題を
弱者側の視点から彼らに寄り添うようにすくい上げていて・・・
権力者など強者側から差別を受け、抑圧されて苦しむ人々の胸の内の苦しみや言葉にできない叫びを
ドラマのなかで生々しく切実に描がかれているのが魅力です。
現実社会では必死に耐え忍ぶ彼らの思いをセリフや行動で示し、見る者にぶつけて訴えてきて圧倒されます。
この映画、封切り3週間で30億円以上の売り上げとかで、今の所動員数もベストワンの人気ですが
平日の猛暑の中の13時20分の回は、シニアと学生さん達などの3割程度の観客で空いていました。
同じ野木亜紀子さん脚本、塚原あゆ子監督、新井順子プロディースのオリジナル作品「アンナチョラル」が
2018年のTBS冬期の金曜ドラマで放送されていました。
米津玄師の歌う主題歌「Lemon」が大ヒットしましたね
私は当時ライブで見ていなかったので、体調を崩した先月末にNetflixで全10回を一気に観賞
一話から「コロナウィルスのパンデミック」を予言していて驚かされました。
主役の石原さとみが演じるのは架空の半官半民の[不自然死究明研究所(通称UDIラボ)]の法医解剖医
物言わぬ死体から「事件を解決していく」というとても面白い作品でした。
同じく脚本・監督・制作と同じ女性3人がタッグを組んだ2020年TBS金曜ドラマ「MIU404」
こちらはコロナ禍で春ドラマが夏ドラマとなったりの中、私も楽しみにライブで見ていましたが
同じく今回全11回を再度一気見しました。
事件が起きて24時間以内の初動捜査を担当する「機動捜査隊」が舞台の刑事ドラマです。
あおり運転・青少年の薬物問題・農業実習生と言う名の元に労働搾取される貧しい国からの出稼ぎ達
等など社会問題化した事件の数々・・・
主役は綾野剛さんと星野源さんの性格が違う2人の刑事のバディードラマです。
この二つのドラマの出演者たちが、今回の映画「ラストマイル」と同じ世界線という事で
少しだけ参加しているのも嬉しい事でした。
「ラストマイル」の上映時間は2時間、ダレることなくスクリーンに魅入りました。
尚、10月から始まるTBSの日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」も、同じ野木亜紀子さん脚本で
神木隆之介主演のドラマだそうです。監督&プロデューサーも塚原あゆ子さんと新井順子さんで
とても楽しみです。
映画の帰路自転車を置いていたスーパーに寄ると、いつも空だったお米の棚に5kg入りの袋が
2種類だけ並んでいたので早速買いました。
普段お米は「生協宅配」で頼んでいるのですが、8月から抽選となり届かない日が続いていたのです
我が家は丘の上、電動自転車とはいえ5kgのお米はペタルも重い
私は今の所アマゾンなどのネット通販は利用していなくて、ポチるのは生協のサイトだけです。
一応食料品や生活必需品から園芸用品まで揃っているのですが、届くのは週に一回のみ
いずれ歩けなくなったら、ネット通販の利用をせねば生きていけないと思っています。
ふと見てきた映画の「ラストマイル」=「末端の個人宅に届けるドライバー」の父子役の
日野正平さんと宇野祥平さんの顔が浮かびました。
犯人がこの不条理なシステムの流れを「爆弾を使って」止め、身を挺して訴えたかったのでしょうが
「結局配達の品物の一個の値段がこの事件で20円上がっただけ」という二人の会話が胸に刺さりましたね。