私が住む関東南部の天気予報はマークとマーク、そしてマークも混じります。
本来なら西高東低の冬型の気圧配置で、冷たい北風と乾燥した晴れマークが続く日々ですが
今年の冬は雨が多く、晴れればダウンが邪魔なくらいの暖かさ
リビングの東南のコーナー出窓に置いたシンピジュームも次々に咲き、
夫の一周忌にOL時代の仲間から送られてきた「胡蝶蘭」も6個の蕾を持ち、その内の三輪が咲き出した
来年は二本立てになって欲しいなぁ~
津軽三味線鑑賞(1月18日)
新年の幕の内明けから、ストレッチ&筋トレ体操やコーラスなどの趣味の会も始まりました。
毎週1~2回は4人のご近所仲間と(講座の内容でメンバーは少し替わりますが)歩いて15分の公的施設に通います。
一人が興味のあるイベントを見つけると他のメンバーも「聴いてみよう!」「観てみよう!」となり・・・
雪のチラつく土曜日に、5人で迫力ある津軽三味線を聴いてきましたよ
予約を任された私はご近所LINEに「人気のようだから、PM1時半の開場に間に合うように1時15分出発」と記しました。
「雪でキャンセル多数出そうだから、もっと遅く出発でも」という返事もありましたが初心貫徹です。
我が街の方々は皆さんご熱心で、雪でもキャンセルなど殆どなくて満員の盛況
残念ながら、5人並びの前の席は取れませんでしたわ。
雨の日のデパートはワンダーランド(1月23日)
ご近所仲間のK子さんが「横浜そごうでやっている樹木希林展を見てきたけどお勧めよ」と言い残して
今年も暖かいタイのチェンマイで、テニス三昧の一か月を過ごすためにご夫妻で出かけました
冷たい雨の降る日に、残りの4人で行ってきましたよ。
11時半にそごうデパートに到着し、まずは腹ごしらえです
10Fのレストラン街で「何を食べましょうか・・・」としばし迷い各お店を覗きましたが
「お肉が食べたい」というのんちゃんの一声で「山形牛のお店」に入りました。
そごう美術館「樹木希林展」へ
2時間弱ほどお食事しながらお喋りを楽しみ、6Fで開催されている樹木希林展に行きました。
チケット売り場は10分も並ぶ混雑で、思った以上の大人気
「国民的女優として活躍した樹木希林さんが天に召されて早一年。
梁塵秘抄から引用の”遊びをせんと生まれけむ”は、樹木さんが生前愛した言葉でした。
時を忘れ無邪気に遊ぶ童のように、生きることを楽しみ、ご本人は今なお夢の途中」(パンフレットより)
会場内は「日本アカデミー賞の部屋」「映画女優の部屋」「一個人の部屋」「日常の部屋」
「言葉の部屋」と区切られています。
我々の中では一番の映画通のプリンさんが「私は日本映画を殆ど観ないから、この人の映画も知らないわ」と呟きました。
私も同じです。
樹木希林さんはTVドラマの「時間ですよ~」のおばぁ~さん役が強烈だった。
(あの時はまだ30歳を過ぎて間もなくだったそうな)
ずっと個性的な女優さんという認識で、特別ファンでもなかったが・・・
近年はTBSの「ぴったんこカンカン」という番組で、安住アナウンサーとの絡みが面白くてよく観ていた。
(ちなみに今月初めのぴったんこカンカンではこの催し会場内で、娘さんの也哉子さんがお母さんの思い出を安住アナに語っていた)
着物の留袖をリフォームしたドレス | 受賞のトロフィーはスタンドに・・・ |
私は安住さんの番組内の自宅紹介時の独特のインテリアに感心し、家具や着物に対する思いに興味を持った
家具も着物も処分される寸前の時代物を自分流にリフォームをしていたらしい
自宅は娘さんご一家(モッ君ご夫婦と孫たち)との二世帯住宅で
近代的なコンクリート打ちっぱなしの建物の中に、古い建具や家具が妙にマッチしていて素敵でした。
次の「言葉の部屋」で感じたことは、樹木希林さんの飄々とした含蓄ある言葉が
人々の心を打つようになったのは乳がんを患った事に関係すると思いました。
私たち4人が一番興味を持ったのはそごう美術館・限定ピースの「着物の部屋」
希林さんの着物姿が見事なのは、たくさん持っているわけではなく、あるものに工夫を重ね
着物の価値を蘇らせる「意志」があるから。
手間ひまかけ遊び心を加えることで、時代に動じない年齢にとらわれない希林スタイルが完成した(パンフレットより)
古い着物も斬新に見えて・・・ | 粋な着物の数々に見惚れました |
私とノンちゃんと元スッチーのFさんは着付け教室に通い・・・
手の器用なノンちゃんとFさんは「着物のリメイク教室」にも通っています。
思い切り着物の裏地に凝っている作品の数々に刺激を受けました。
こちらは七夕に結婚した娘さんの結婚式に着た絽の留袖 | 足元は草履ではなく靴!固定概念に捕らわれないチョイス |
会場は圧倒的に我々世代の女性が多く(男女比は女20:男1?)、希林さん風の着物姿も見られました。
こうして1時間半かけて鑑賞し、ブランド品のバーゲンをやってるお店を見て回り
喉が渇いたので「資生堂パーラー」でクリームソーダーを飲みながらしばしお喋りを楽しみました。
一軒おいてお隣のK子さんと向い側三軒先のFさん宅は我が家から20秒~30秒あれば行ける距離・・・
ノンちゃんとプリンさん宅は一本南側の道路のお宅で、40~50秒で行けます。
元パイロットとスッチーさん同士のFさんご夫妻は別として、K子さん・ノンちゃん・ぷりんさんは
一緒に海外旅行も8回行った仲・・・
この地に住んで33年間、日常生活はあまりベッタリせず、映画・歌舞伎・食事会・イルミネーション巡りなど
まさに「遊びをせんとや」を楽しんだ仲間です。
夫婦単位で温泉やお花見、ハイキングなども楽しみました。ですから夫亡き後は心強い存在です。
そんなこんなの思い出話に花が咲きました。
昨年末は「お寿司屋さんで忘年会」(2019年12月18日))
夫亡き後一人で家に居ると孤独感にさいなまれ、外に出ないと「鬱」になりそうで
私は必死に興味あるサークルを探して参加しました。
写真とワンゲルと防犯パトロールは別として、月一のコーラスと週一のストレッチ体操にご近所仲間が加わり
今では着付け教室も一緒に参加し、5人で毎週あれやこれやで出かけています。
今年の防犯パトロールの「女子会新年会」は私が単独幹事、年末からお店探しでバタバタしていました。
そんな話をするとすぐにFさんが近くのお寿司屋さんの女子会用のランチメニューのチラシを届けてくれました。
忘年会を兼ねて、ご近所仲間4人に下見に付き合ってもらいましたよ
二次会のお茶&お喋りは、この日ご主人も忘年会でいないというK子さん宅です。
各自お菓子や果物を持ちより集まりました。
こんな日々を過ごしている私・・・
40坪の戸建てでの独り住まいは防犯的にも不安で、経済的にも無駄ですが
私が元気で生活できる内はこの地で暮らそうと思っている所存です。