花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

秋風を感じながら・・・

2007年08月29日 | 日常の日記
今年の夏は35度を越す日々も珍しくない猛暑が続きましたね。
流石にグッタリですが、今日は雨の朝を迎え涼しい日和でした。
夏はもう終わってしまったのでしょうか?
少し淋しい気もしますが・・・


2週間前に、ご近所仲間のOご夫妻が長期滞在をしているタイから一時帰国しました。
こちらはお土産に頂いたタイのトロピカル・フルーツです
こんな風にカットして食べましたが、netで調べるとちゃんとした食べ方がありましたね


白い果肉に黒いゴマみたいな粒粒が混じっていてるのは「ドラゴンフルーツ」です
リンゴとナシとバナナをミックスしてサッパリさせたような味でした。
こちらは半分に切って、スプーンですくって食べるのが正統派のようですね。






赤い毛の、小型のウニのような何とも奇怪な姿の果物は「ランプータン」です。
レイシをサッパリさせたような味がしますが・・・
私のように半分に切ってしまったのでは、タネの存在が大きくて充分に味わえませんでしたね~





柿のようなヘタが特徴の赤い果実は「マンゴスチン」です。
こちらも甘酸っぱい味がして美味しかったです
これらの果物はこのように丸ごと食べないと、本当の美味しさはわからないのかも知れませんね。
(以上の三枚の画像は、南国の果物をネット販売しているnetのチラシからお借りしました)


Oご夫妻の事はこのブログでも何度か紹介しましたが、ご夫婦が共に定年退職した去年の初めから、タイのチェンマイに家を借りてロングスティしています。
ただ・・・
奥様のK子さんのご両親が老齢のため、三ヶ月に一回は日本に帰ってくる生活が続いています。

前回、5月に帰国した時はあの果物の王様といわれる「ドリアン」を手荷物で持って帰ってきて、その日の夜に仲間4夫婦、8人が招待されて戴きました。
聞きしに勝る凄い匂いでしたが、何ともクセになりそうな美味しさでした

同じ住宅地の同じブロックに住んでいる同世代の4夫婦・・・
夫同士も親しいけれど、奥様同士もお稽古事やお遊びを共に楽しんでもう20年になりました。
去年の「中欧旅行」は奥様同士4人で一緒に行った5回目の海外旅行でしたね。



今回は仲間のノンちゃん宅のお庭で、午後から男同士の囲碁会が開かれました。
お嬢さんが初孫ちゃんを出産したばかりのぷりんさんご夫婦は欠席でしたが、夜には私たち女性群も加わり、持ち寄ったお料理とお酒での飲み会です


私はビールとワインの他に、トマトとホタテのサラダに鯵のお刺身を持参しましたが、ノンちゃんが頑張って山のようなお料理作ったので、もう並びきれません。
大きなテーブルと椅子が用意されているのに、縁台式の座卓の方が落ち着くのか?
6人が車座になって共に食べ、飲み、語り合いました。




隅にはキャベツが山盛りになったお皿がありましたが、ノンちゃん夫妻がトライしている「キャベツダイエット」の話が凄い!
ご主人は体重6kg減、毎度引っかかっていた肝臓の数値も正常になり大成功と聞きました。普通にお酒も飲んでおかずも食べての結果だそうです
ノンちゃんは間食の甘いお菓子がたたったのか?効果ナシ


秋の風の中で60代の夫婦が三組、お酒を飲みながら話題になるのはやはり年金と成人病のお話が圧倒的に多かったですね。
それとOご夫妻からはタイでの生活のお話も伺いました。
病院事情やその場での支払い方法も聞いて、我が家も毎年で出かけるパースでの参考にしました。
中高年の海外スティもそれが一番気になるところですね。


南東の空には14夜のお月様が輝いていました。
昨日の15夜の皆既月食は雲が多くて残念ながら見られませんでしたが、一昨日は綺麗に晴れて気持ちの良い夜空でした。








ノンちゃんが一人で作ったリビング前の8畳ほどの広さのデッキには、心地よい秋の風が吹き渡っていました。
ご主人は一切ノータッチだったとの事ですが、信じられない位のステキな出来栄えです
囲いと日よけの屋根と照明まで付いているのですよ。
女一人で造った「デッキ」とは思えません
半分仕事にしている我が家の主人も完全に脱帽です。





虫の音を聞きながら、秋の気配の感じられる中でのご近所同士の語り合いは、夜がふけるまで続けられました。


Oご夫妻は9月早々又チェンマイに向かいます。
その前に、北海道能取湖のサンゴ草と知床のカムイワッカの滝を見に行くとのことでした。
このお二人のフットワークの良さを拝見していると、我が家の行動などは大人しいものだといつも思い知らされます。

でも、もう若くはないのですから、体に充分気をつけて、そして好奇心を地球規模に広げての行動力をいつまでも持ち続けてくださいね。
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燕岳の登山基地・「中房温泉」

2007年08月27日 | 山シリーズ
日中はまだまだ残暑が続いていますが、朝夕の風にどことなく秋の気配が感じられる今日この頃です。
今年の夏は、主人との北アルプス「燕岳~常念岳」登山は楽しんだものの、友人との夏山が台風のために流れて・・・
イマイチ消化不良気味で、往く夏を惜しむ気持ちでいっぱいです。


こちらは燕岳登山の前日に泊まった「中房温泉」です。
この入り口の大きな提灯は「日本秘湯を守る会」の会員旅館の象徴ですね。

ここに泊まって、北アルプスの縦走をしてからもう一ヶ月が過ぎました。
夏の終わりと共にちょっと感傷的に思い出していますが・・・

7月25日、私たちは穂高の駅から小型のバスに乗り、1時間弱揺られて山奥へと辿り着きました。
バスはまず「有明温泉」で停車し、ザックを担いだ5~6人の登山者が降りていきました。

ウッディーな建物の「有明温泉・有明荘」は安曇野市営の国民宿舎で、燕山荘か経営を委託されているそうです。
詳しい情報はこちらです。

バスは更に坂道を5分ほど登って、終点の「中房温泉」でした。
この間、三箇所に無料の公営駐車場があり120台の駐車が可能だそうです。
早朝車でやって来て、そのまま「燕岳」に登る人が多かったけど、この駐車場の存在が大きいでしょうね

モチロン中房温泉にお泊りの方は、専用の駐車場がちゃんとありますが・・・

こちらは中房温泉で咲いていた「ウバユリ」です
スタッフさんが教えてくれました

受付を済ませて部屋に行き、荷物を置いてから視察に出てみました。
温泉施設が広い敷地内に14箇所もあってびっくりです
そのほとんどが混浴ですが・・・

15年前に「燕岳」から下ってきた時にここの立ち寄り湯を利用しましたが、その時の鄙びた印象とは全然違っています。
皇太子殿下が登山の時に泊まられたからかな・・・?

感心していると、従業員さんから「今なら貸切露天風呂が空いています。ぜひご利用下さい」と鍵を渡されました。
んん?
若い頃、夫婦で一緒にお風呂なぞは入った事なかったけど、最近はこの貸しきり露天風呂が流行っているのでしょうか・・・
時々出くわします
去年の秋には「猿ヶ京」で入りましたね~


「途中にある樽の中にキュウリが冷やしてありますので、ご自由にお食べ下さい。」と・・・
こちらにちゃんとありました
お味噌をつけて、主人は貸しきり露天風呂の中で美味しそうに食べていましたよ。

中房温泉で実際に入ったを、non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい。
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中房温泉の湯
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フロントでは胸を張って「源泉掛け流しの混じり気無しです」と説明してくれましたが・・・
無色透明の温泉でした

貸しきり露天風呂には洗い場がなかったので、早々に引き上げてPM9時までが女性専用になっている「岩風呂」に入りました。
女性専用はもう一つ、内風呂がありますが、こちらは狭くて魅力はありません

主人は本館の混浴風呂「不老の泉」に行ったようです。
霧雨のような細かい雨が降り出していました・・・


夕食はお部屋で戴きました。
いなごや鯉のエラの塩漬など、珍しいものもありますが、6月に泊まった桧枝岐の宿の方がローカル色は豊かで楽しめましたね。

温泉は断然こちらの方が豊富ですが・・・








こちらはシシ鍋です。
ビールを飲み清酒を飲み、流石にお腹がいっぱいになりました。









ご飯まではとても入らず・・・
翌日のお昼のお弁当にしたいくらいです。


食後ひと寝入りしてから、今度は「大浴場」に入りました。
9時から女性専用になっているのです。


湯船の窓の外は雨・・・
「明日の登山はどうなるかしら?」
雨ならキッパリと諦めて、ここのたくさんある温泉を楽しんで、安曇野見学をして帰れば良いと決めました。

そこに20代の若い女性が入ってきました。
「今日は日帰りで燕岳に登ってきたんですよ。お天気がイマイチで槍は見えなかったけど、行って良かったです」と、嬉しそうに語ってくれました


ここまで来たならやはり登りたいけど・・・
すべては明日の朝考えよう
沢の音に混じる雨音を聞きながら眠りにつきました。

中房温泉の詳しい情報はこちらをご覧下さい。

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「パルマ・イタリア美術、もう一つの都」展

2007年08月24日 | 美術館&史跡巡り
暑さが一段落した昨日の23日・・・
上野にある国立西洋美術館で開催されている「パルマ展」に、中学時代の友人のtomokoさんを誘って行ってきました。

一年の半分を、歳老いたご主人のお母様がいらっしゃる島根に、ご夫婦で通っているtomokoさんの「田舎は周囲に親戚がたくさんいて、毎日のように採りたて野菜などが届く人情味豊かな所だけど、文化や芸術的な刺激がないのが辛い!」という言葉を聞いていたので、この美術展の招待券が手に入った時、真っ先に彼女を誘おうと思いました。

上野駅の公園口で待ち合わせ。
島根から帰ったばかりのtomokoさんは、余りの人の多さに驚いていました。
親子連れのほとんどは「上野動物園」に行くのでしょう。
まだ夏休みの最中ですものね。



上野の森に入ってすぐの所にある「国立西洋美術館」は行列を作るほど混んではいませんでしたが、会期が8月26日までと迫っていたので、それなりに人が入っていましたね。
有名画家の超有名な絵画が展示されているわけではなく・・・
でも「見応えたっぷり!、行って良かった!」と言うのが私の印象です。




「16世紀から17世紀にかけてイタリアの北中部の都市パルマに花開いた美術を紹介。コレッジオやパルミジャニーノといった優れた芸術家が活躍したルネッサンス期から、独特の文化がファルネーゼ家の庇護の下に栄えたバロックの初期までを視野に入れながら、パルマの芸術文化を絵画、素描などの約100点の作品が並んでいます」とチラシに書かれていました。




この展覧会は一応、六つのセクションに分かれています。
 1 15世紀から16世紀のパルマ-「地方」の画家と地元の反応
 2 コレッジョとパルミジャニーノの季節
 3 ファルネーゼ家の公爵たち
 4 聖と俗の絵画-「マニエーラ」の勝利
 5 バロックへ-カラッチ、スケドーニ、ランフランコ
 6 素描および版画

こちらのチラシにも紹介されていますが、六つのセクションの絵画はそれぞれに興味深いものでした。

特に一番上の右端の「キリストの墓の前のマリアたち」(スケドーニ)は、作品が目に入った瞬間tomokoさんと2人で声を上げてしまいました。
光と影の手法が1613年に描かれたものとは思えないほど新鮮で強烈でした


布地に当たる光の鮮烈な明暗が、イエスが墓から甦ったことを告げ、知らされたマリアたちの驚きを効果的に表現しています。
ほぼ同じ時期に活躍したガラヴァッジョの画風を連想しますね。








個人的に一番好きな作品はこちらの「幼児キリストを礼拝する聖母」(コレッジョ)です。
何ともいえず優美で気高い作品です。
フィレンツェのピッティー宮・パラティーナ美術館で、ラファエロの「大公の聖母」を見て大感激した時と似たような感情が湧きました。

このコレッジョの作品は、フレンツェのウフィッツィー美術館所蔵だそうです








「載冠の聖母」(コレッジョのフレスコ画の模写)
アンニーバレ・カラッチ&アゴスティーノ・カラッチ

こちらも気に入った作品で絵葉書を買いましたが、優雅な柔らかい色彩が絵葉書ではちょっと失われていて残念です。

この作品は、もともとコレッジョが1522年パルマのサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂のフレスコ画の聖母を模写したものを、カラッチ兄弟によって複製されたものだといいます。







もう一つ印象的だったのが、パルミジャニーノ作「ルクレティア」です。

貴族出身の女性ルクレティアはローマ王タルクイニウスの息子セクストゥスに乱暴され辱めから逃れるために父と夫の前で剣を自らさして自害します。

パルミジャニーノのルクレティアは凛とした表情と上に向けられた視線、そして優美な宝石で飾られた髪形と赤い頬がとても印象的です。
女性の尊厳と意思の強さが感じられますね。




第3章の「ファルネーゼ家」の公爵たちも興味を惹かれました。
1545年にパルマの領主となったファルネーゼ家の歴代君主たちの肖像が紹介されています。

イタリアが国家として統一されたのは19世紀に入ってからです。
それまでは都市国家として栄えてきた各地方はそれぞれに個性が強く特色がありますが、このパルマは「ファルネーゼ家」の隆盛により、芸術文化が花開いたのでしょう。

特に三代目のアレッサンドロ・ファルネーゼは、人質として忠誠を誓っていたスペインで頭角を現し、その肖像画もたくさんありました。
後に后となるのがハプスブルグ家の姫・・・
ヨーロッパの歴史をもう一度ひも解きたくなるような宮廷婚姻図ですね。

又、キリスト教の宗教画は旧約聖書などの題材が多く、それらを理解していないと難解ですが、それでも1時間半以上を費やしてジックリと堪能しました。
招待券を送ってくださった昔の美術館仲間のTさん、ありがとうございました
一足早い芸術の秋を味わいましたが、この催しも明後日の26日(日)で終わりです。

テノール歌手の錦織健さんの音声ガイド(500円)も、分かりやすく音楽も入って良かったですね。お薦めです。

パルメザンチーズが有名で、サッカーのナカタが最初に移籍したのがこのパルマでしたね。
その街をノンビリ訪ねてみたくなるような美術展でした



朝降っていた雨も午前中にやんで、お昼過ぎには太陽が顔をだしました。
美術館前にある文化会館2階のレストランで食事をし、その後オープンカフェでお茶しながらもっぱらお喋り・・・

「島根に住み着いてしまえば体は楽かもしれないけど、70歳を過ぎている一人者の義兄も取りあえずはまだ元気だし、義母も施設にお世話になっているし・・・、だからこうして1年の半分は、東京の自宅に戻ってきて気持ちの切り替えをしているの」
年老いた親や兄弟の問題、そして定年後はどこでどう過ごすか・・・?
どのご家庭も深刻ですよね
去年の秋に、越後湯沢に一緒に旅をして以来の再会に、話はつきませんでした。

何ていったって、12歳の時からのお付き合いですもの
tomokoさん、又機会を作って会いましょうね。



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信州「安曇野」散策

2007年08月20日 | 旅日記

順序が逆になりましたが、私たちは北アルプス「燕岳~常念岳」登山の前の日に、大糸線乗り入れの特急「スーパーあずさ11号」で12時54分「穂高駅」に降り立ちました。

その日の宿の「中房温泉」行きのバスの時間は14時40分・・・
1時間40分余りの待ち時間、貸し自転車を借りて(1時間150円)、安曇野を回ることにしました。

最初に行ったのが、駅のすぐ近くにある「碌山美術館」です。
このツタの絡まるレンガ作りの建物は、訪れた事のない人でも一度は写真などで見ている場合が多いですよね。




日本の近代彫刻の扉を開いた荻原守衛(碌山)の作品と資料を保存し、昭和33年4月に一般公開された碌山美術館は、碌山の生地である北アルプスの麓・安曇野にあります。

入ってすぐの所に建つ「労働者」
贅肉のない、鍛え上げられた初老の労働者の肉体は躍動感に溢れていますね

その他にも碌山と交流のあった作家達の作品も合わせて拝観できますので、時間があったらお勧めの場所です。
高村光太郎の「手」が印象的でしたよ。






この美術館の様子をnon_nonさんのソースをお借りして纏めましたので、ご覧下さい。
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「碌山美術館」のホームページはこちらです。

美術館見学の後は、駅前通りを真っ直ぐに行ったところにある「穂高神社」にお参りをしました。


檜の大樹に囲まれた「穂高神社」は、思いがけず大きくて立派な神社でした。
日本アルプスを鎮守するこの神社の奥の宮は上高地にあり、又嶺宮は穂高連峰の主峰「奥穂高岳」の頂上に祀られているそうです。

私たちも「安全な登山」を祈願しました。


参集殿では赤ちゃんのお宮参りのご祈祷が行われていました。
太鼓が鳴り響き、見ているだけで厳粛な気持ちになりますね。


古い大きな旗を掲げるだけでも5人がかりのようです。
「船祭り」で有名な神社ですが、お祭りが近いのでしょうか・・・

出来れば2km先の「わさび園」まで行きたかったのですが、コンビニを探して山登り用のパンや飲み物を買ったら、もう時間切れとなりました。


こちらが北アルプス登山の玄関口の一つ「穂高駅」です。
中房温泉行きの小型バスはこの前から出ますが、2時を過ぎたらもう停まっていました。
この日は温泉三昧をして、翌日が雨だったら、又この町に戻ってきてゆっくり「安曇野巡り」をしようと割り切って、一人1610円を払って乗り込みました。
中房温泉まで狭い山道を1時間揺られて行きました。



こうして私たちの北アルプス「燕岳~常念岳」登山はここから始まりましたが、帰ってきてからブログ閲覧数を見たら(gooは毎日アクセス数と閲覧数がでますが、閲覧数の方です)、日々1000を越える数でした。

見てくれている皆様は、梅雨も明けないうちから出かけた無鉄砲な私たち夫婦の登山の様子にとても関心を持って(雨なのに無理して登ったのかな?とか、ヘロヘロになって、去年同様頂上を踏まずに戻ってきたんではないのかな?とか?)、1日に何度も訪ねて下さったのですね。
ありがたいことです。
私も背中を押されるように登山記を優先してUPしました。

ですから順序が逆になり、第一日目の「安曇野」と、泊まった「中房温泉」のご紹介が後になりました事をご了承願います。
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湘南の海でランチ

2007年08月18日 | ランチ情報

猛暑の続く日本を飛び出して、南欧に行ってきました~~
と言うのはウソで・・・
ここは逗子マリーナにあるレストラン「グランブルー・オチアイ」です。


店内からは、マリーナ越しに湘南の海と江ノ島が望める絶好のロケーションです

ハー君と海水浴に行った際、どこで昼食をしようかと悩みました。
「お盆の湘南海岸はどこも混んでいて、駐車場は満杯だし、子連れで食事ができる所なんてファミレスくらいしかないぞ~」と主人に脅かされていました。

そこで思い出したのが去年の今頃、ご近所仲間と行ったこの逗子マリーナのお店です(マイブログでは去年の9月11日にUPしています)
夏休み企画で、アノ有名な落合シェフ監修の元にイタリアンのビュッフェ料理をやっているはず・・・
ネットで調べて前日に予約を入れました。
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シーフード中心のメニューを、non_nonさんのソースをお借りして纏めました。
(non_nonさん、いつもありがとうございます)
友人同士お喋りを楽しむにはちょっと落ち着きませんが、小さな子供がいる場合は、このようなビュッフェ料理が一番です
スパゲッティーもメニューが豊富で、次々に出来立てが並びます。
息子が熱々をゲットしてくるので、前回と違って美味しくいただきました

ハー君は大好きなエビとハムをむしゃむしゃ食べていましたが、中でも一番気に入ったのが右端の写真の「白魚の唐揚げ」でした。

黒いお目目が付いていて、よくもまぁ平気で食べられるものだと感心します。
お子様ランチ的なものよりも、居酒屋料理的なものが大好きで、子供なのに変わった嗜好でビックリです

ホテルの夕食は和風会席だからいいだろうと・・・
みんなで満腹するほど食べました。(あとで胃薬を飲んだのはだ~れ?)

「悪阻で何も食べられないお嫁ちゃんに申し訳ないわね」と言ったら、「元気になったら彼女を是非ここに連れてきたい」と、息子は呟いておりました

これで値段は1人3150円(去年は2800円と記してありますね)
四歳未満は無料でした。
詳しい情報はこちらでどうぞ


駐車場はレストラン利用者は無料になりますが、歩いて5分くらい離れています。
陽射しも、そして建ち並ぶリゾートマンションも、ここが日本とは思えません。
この日はハワイよりもグアムよりも暑い日だったようですね







そして逗子マリーナの駐車場前の広場では野外ステージが設置されていて、この日は一日中、オレンジレンジなどが出演する野外ライブが催されていました
湘南の夏はギンギンに輝いていましたが、この暑い中、若さとパワーがなければとても参加できませんわ




一日目に昼食を食べた「グランブルー・オチアイ」が南仏のリビエラなら、翌日に寄ったお店は南イタリアの「カプリ島」とでも申しましょうか?
(私はどちらも行った事がありませんが・・・)


2日目の昼食は息子がご馳走してくれました。
秋谷海岸の前にある「レストラン・DON]です。
横須賀で生まれ育ったお嫁ちゃんには地元のようなこのレストラン、2人でよく利用した場所のようです。


オープンデッキの付いた1Fは軽食&バーで、2Fがレストランです。
2Fの窓から湘南の海が良く見えていて、こちらも絶好のロケーションですね






























この日もやっぱりパスタを食べました
他にダイコンのサラダに、シーフードピザもとって皆で分け合いましたが、ハー君は遊び疲れて眠ったまま・・・
お猿の親子みたいに、ずっとオトータンの腕の中でした。



こちらが「レストラン・DON」の外観です。
駐車場は5~6台入れられる程度ですが、目の前が県立の「立石駐車場」(無料)ですので便利です。

私たち夫婦はどちらかと言うと和食党で、たまに「活き魚料理」を食べに城ヶ島などに出向きますが・・・
何故か?
夏の湘南海岸にはイタリアンが似合いますよね。

「レストラン・DON」の詳しい情報はこちらです


こちらがレストランの目の前に広がる「秋谷海岸」です。
南欧なら、ビキニ姿の金髪の美女が胸をはだけて日光浴をしているかもしれませんが・・・
グループ同士、テントの中でのバーベキューと酒盛りは、やはり日本的と言わざるを得ませんね



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盛夏の湘南海岸

2007年08月16日 | 日常の日記

群馬県の館林では、最高気温が40度を超えたようですね
北海道の方が沖縄より暑かったと、TVのニュースで見ました。
日本列島は猛暑でうだっているようですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか・・・

そんな暑い中、お盆休みに入った息子と孫のハー君が我が家にやってきました。

オカ~タンと離れて寝るのが生まれて初めてのハー君。
一緒にうんと遊んで、疲れさせてから寝せないと
と考えたジ~ジとバ~バは、一泊の海水浴を決行しましたよ
我が家からでも車で30分で湘南の海に行けますが・・・
ハー君とたくさんたくさん遊びたいからね。
葉山の「長者ヶ崎海岸」に一泊どまりで行きました。

オーストラリアのパースに行って以来、浜辺のお砂遊びが大好きになったハー君はご機嫌です。
が・・・
カンカン照りの中で、ハー君に付き合った私はもうヘロヘロで・・・
思わず「山歩き」の方が涼しくて楽だわと、感じてしまいましたよ。






上の2枚の写真は昨日の午前中の写真です。
風もそこそこあって、空も澄んでいましたが、太陽の光が半端でなくて・・・
この日はハワイよりもグアムよりも暑かったそうな

父から譲られた会員制のホテルが、この海岸から歩いて3~4分のところにあり、空いていたのでそこに一泊しました。


こちらは一昨日の午後の長者ヶ崎の海岸です。
西オーストラリアのホワイト・パウダー状の白い砂浜から見ると、灰色の石混じりの湘南海岸はアチャーですが・・・
何てったって我が家から近いのが取り柄です。

海の水も濁っていてイマイチで・・・
オトータンもジ~ジも多少ナリとも水の綺麗な、沖の岩場の周辺で泳いでいました。

オトウタンが呼んでいるのに、海に入るのを躊躇しているハー君の後姿が分かりますか?


UPの写真がこちらです
腰が引けていますね~
君もオトータンと同じような湘南ボーイになるんでしょ。
海なんてヘッチャラにならなくてはね。

家族揃っての海水浴なんて・・・
札幌から戻ってきた夏に、私の両親と弟一家とそして飼い始めた柴犬ジュン(三ヶ月)も一緒に出かけた伊豆下田の海以来でしょうか・・・
あの時息子が中学2年生でしたね。



主人と息子はその後も朝早く、ちょくちょくと鎌倉の海に泳ぎに出かけていたようです。
父子の濃密な時間が持てた湘南の海なんでしょう・・・

我が家の男三代、揃いました
昔とあまり変わらない海の家で、かき氷を食べたり、磯でカニさんを探したり・・・





この後、ホテルで夕食後、15畳の部屋でハー君と、枕投げなどでバッチリ3時間以上も遊びましたよ。
前の日は「オカ~タンと寝るの~」と3分泣いたハー君ですが、この日は10秒でコトンと眠りに落ちました

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マウスオンでご覧下さい

海以外にも、プールにバーベキューにビールに枝豆
そして花火にスイカ

ハー君とたくさんの夏の思い出を作って・・・
バイバイしました。
もうすぐお兄ちゃんになるんだから、もうママがいなくても大丈夫よね
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北アルプス「燕岳~常念岳」登山紀行・その7

2007年08月13日 | 山シリーズ
一の沢を下って安曇野へ


常念岳から下る(又は登る)登山道としては「一の沢コース」が一番一般的なのですが、去年7月の集中豪雨で、下の林道の何箇所かに土砂崩れが発生しました。

7月末現在では、登山口の2km先までは、指定タクシーのみ通行可能とのことで、山小屋で予約をしてから下り始めました。

ずっと沢に沿って下るコースで、登山道は良く整備されており、集中豪雨の被害の形跡はほとんど見られませんでした。


最初から一気に300mを下ります。
早々にウサギギクやミヤマカラマツのお出迎えを受けて・・・
カメラの出番の多いコースでした

こちらの写真はミヤマカラマツ










白いセンジュガンビの群落が現れた時は少々興奮気味で・・・
何枚もの写真を撮りました。
その横にはイブキトラノオ、そしてヤマハハコも

主人の「オ~イ!」とせかす声が聞こえてきますが・・・
「ユックリ写真を撮りながら下りたいって言ったでしょう」





水の流れる音を聞きながら下る登山道は、時々河原に出て沢を渡ります。

今は水が少ないけど、大雨の後はちょっと危険かもしれませんね。
このような所もあって・・・
「急げ!」と言われてもね~







このコースで見られたたくさんのお花を、non_nonさんのソースで纏めましたのでご覧下さい。
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一の沢の花々
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他にもヨツバシオガマやオミナエシ・・・
名前の分からないお花も沢山目にしました。

そして日影に咲いていたこのお花は「コバノイチヤクソウ」のようですね。
とんちゃん、山小屋さん、ありがとうございました













途中2度ほど小休止して・・・
急ぎ足で下ってきましたが
土曜日のせいか、登ってくる人が多く、「こんにちわ」という挨拶と待機時間が結構ありましたね。
山道は登りが優先なんです。
水の流れも穏やかになってきました。
この辺りでは「ギンリョウソウ」が咲いていました。





午前10時半にようやく登山口に辿り着きました
標高差、およそ1100mを三時間半かけて下ってきた事になります。
登山口にはトイレが完備しており、名水と言われる湧き水が飲めます。
ここから更に林道を2km歩いた所でタクシーが待っているのですが・・・
舗装道路は酷使した「膝」には負担が大きくて、良くありませんね





山の斜面から滑り落ちた大木が林道をふさいでいます
去年7月の大雨での影響がアチコチに見られました。
これではとても車は入れません。



土砂崩れで橋が流されたようです。
大々的な工事をやっていました。












歩行者は森の中に作られた道を進みます。
どう見ても、この夏に車の通行が可能になるとは思えませんでした。







11時過ぎに、タクシー乗り場に到着しました
予約した時間の11時半までには充分余裕がありましたね。

ここの道路状況は安曇野の公式ホームページに載っていますので、これから「常念岳」登山を計画している方は調べた方が良いですね。
こちらをご覧下さい

タクシーの運転手さんに、安曇野温泉「しゃくなげ荘」に連れて行ってもらいました。
そして特急あずさの時間も教えてもらって・・・
それに合わせて迎えにきてもらうことにします。
ノンビリとに入り、で疲れを癒しました。
天ざるも美味しかった

町営「しゃくなげ荘」のホームページはこちらです

こうして私たち夫婦の北アルプス登山は無事に終わり、穂高発2時19分の特急「あずさ」で帰ってきました。

               ☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー

山から帰ってきたら嬉しい知らせが待っていました。
このお盆には、息子一家とお嫁ちゃんの両親も一緒の、恒例の夏旅行「伊豆」に行く予定でしたが、今お嫁ちゃんの悪阻がひどくて取り止めとなりました。
来春、ハー君はお兄ちゃんになる予定です

明日から息子と孫のハー君だけが我が家にやってきます
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北アルプス「燕岳~常念岳」登山紀行・その6 

2007年08月12日 | 山シリーズ
常念岳頂上と常念小屋


すでに午後三時を過ぎていました。
「常念岳頂上」からの眺望はちょっと煙っていましたが、安曇野側から押し寄せるガスも吹き飛ばして・・・
お隣の「蝶ヶ岳」、上高地の明神岳のはるか先に見える「乗鞍岳」、そして槍の向こう側の「黒部五郎岳」など、「穂高・槍」以外にも思い出いっぱいの山々が望めました。
行きそびれている「裏銀座コース」も右手のガスの狭間に広がっています。

non_nonさんのソースをお借りして纏めましたので、ご覧下さい。
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常念頂上の眺望
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標識の前で二人並んでの記念写真を、居合わせた登山者の方に撮ってもらい、方向盤で山々の名前を確認し・・・
しばし天空のアルプスの山々を堪能してから戻りました。


岩だらけの登山道を急降下しますが、中高年になると、山は登りよりも下りが危険です。
疲れがたまると膝のストッパーが効かなくなるからです

主人はさっさと降りていきましたが、私の膝は疲労のピークに達していました。
小学6年生の孫と二人で常念岳にやってきたという、70がらみのご婦人とノンビリ話しながら・・・
亀さん歩きで下りました。
小屋に到着した時はもう4時半になっていました

更衣室で全身を濡れタオルで拭き、全部着替えてから部屋に行くと、3組の夫婦がすでに入っていました。


夕食は第1陣の5時からです。
同じお部屋の人や、燕岳から一緒に歩いてきた山形の男性とテーブルに並び、山の話で盛り上がりました

そして6時前には歯も磨いて、部屋のシラフにもぐり込みましたが、まだ外は日が照っています

6畳に3組の夫婦が顔をそろえて、何とはなしに話が始まりました。
一番年長者に見える広島からやって来たご夫妻
一昨日蝶ヶ岳に登り、昨日の雨で蝶ヶ岳の小屋に二泊したとの事・・・

50代前半に見える埼玉からのご夫婦は、キャンプの楽しさを覚え、最近山にもアタックするようになったそうです。

そして60歳前後の地元長野のご夫婦が「槍ヶ岳に沈む夕日が見えるはずなんだけど、雲があってイマイチだったわ」と言いながら戻ってきました。

この日の小屋は大混雑で、一枚の布団に二人と言われています。
最後にもう一組のご夫婦がやって来ました。
見るからに精悍そうなこのご夫婦は、明朝三時半に出発して、いっきに大天井から槍まで10時間かけて行くとの事・・・
「流石に若いね~、ここから一日で槍だなんて!、60歳をとうに過ぎた身にはとても無理」と、広島のご主人がつぶやきます。
「僕たち63歳ですよ。はるばる札幌から来たのでとにかく欲張って歩きます」
ひぇ~~
「私は65歳だよ。この違いは何なんだ、付いて行く奥さんが大変じゃろー」
「彼女も若い頃から山岳会に入っていて、僕よりタフです」
「スゴ~イ!」
みんなムックリ起き上がって、どうしたらそんなに元気で居られるかと質問攻めになりました。
「しょちゅう山に行くことです」
「う~~ん、やっぱりねぇ~」

向かい側の部屋では、布団の割り振りで言い争いが始まったらしくて、怒鳴り声が聞こえていましたが、私たちの部屋は和気合いあいと山談義が続きました。

主人も私も50歳前後に見られて
何故か?お洒落とは無縁の山の方がみんなみんな若く見えるのですね。

それぞれが同じような時間に、安定剤やら睡眠導入剤を飲んで、午後の8時にはもう寝息が聞こえていました

7月28日(土)
いよいよ下ります。


翌朝も常念岳は晴れていました
安曇野側からの「ご来光」も綺麗に見えたことでしょう・・・

でも・・・
槍ヶ岳の周りには雲がいっぱいです。
広島組と札幌組のご夫婦は、4時前に出発して行ったようです。
今日は下るだけの残りの三組は、5時過ぎまで寝ていました。
6畳に10人は流石に暑くて酸欠気味・・・
夜中に何度か目が覚めましたが、睡眠時間は充分です




6時前に食堂に並び、朝食です。
去年は一泊二食で8500円だった山小屋の宿泊費、今年は9000円ですが、食事の内容はどこも良くなっていますね

食後、小屋に頼んでタクシーを予約します。





「コースタイムは下り3時間10分、タクシー乗り場までが林道歩き30分、プラス休憩時間30分あれば充分ですよ」と言われました。
「私下りは苦手だからね。ノンビリとお花を楽しみながらユックリ行きたいわ」と主張しましたが、この縦走ですっかり足に自信を持った主人・・・
「タクシーは11時半。7時出発で4時間半で下るぞ」




地元のおじさんたちが運営しているような感じの「常念小屋」
ホテル並のサービスの燕山荘に比べると素朴ですが、最後にタクシー予約の電話代とトイレ使用量、それぞれ100円づつをしっかりと請求されました。


朝7時に小屋を出発しました。
雲上の楽園ともお別れです。
辛うじて姿を見せている「槍ヶ岳」が見送ってくれているようでした。

すぐに「一の沢」の下りが始まります。
心安らぐ水の音と、高山植物がすぐに出迎えてくれて・・・
想像以上の楽しいコースでした
コメント (6)
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北アルプス「燕岳~常念岳」登山紀行・その5

2007年08月09日 | 山シリーズ
「常念岳」へ


「燕岳」からひたすら「槍ヶ岳」を追うように歩いてきましたが、「大天井岳」を過ぎてからは「穂高岳」が大きくその姿を見せてくれました


モチロン、まだまだ「槍ヶ岳」は、その存在感を示していましたが・・・
目の前に「槍・穂高」が対等に並ぶ大パノラマに圧倒されました


コースは南東に向かい、ゆるやかな起伏で高度を下げていきます。
東大天井岳を巻き気味に登って行くと、足元にお花が出迎えてくれます。
紫色のこのマメ科のお花は「オヤマノエンドウ」でしょうか・・・

大雪山を縦走した時、「北海岳」から「白雲岳」に向かう稜線に、このお花がたくさん咲いていた事を思い出しました

あの頃は元気に日本中の山々を登りまくっていましたね~





大天小屋の周りにもたくさんの黄色いお花が咲いていましたが・・・
黄色と言えば、ミヤマキンポウゲ、ミヤマダイコンソウ、シナノキンバイなどなど種類が多いのですが、こちらはミヤマキンバイでしょうか?
(ブログ仲間の山小屋さんのご指摘で「ツルキンバイ」との事でした)








こちらは「ミヤマコゴメ草」です。

晴れた中でお花を撮ると、ハレーションを起こして中々上手く写りません
私のこのブログを見て、「絞りを調整する必要があるね~」と教えてくれたeプラザの大○先生、この秋から宜しくご指導お願い致します







東大天井岳を通り抜けると標識が現れ、左に折れて雪渓を渡ります。
ここで何人かが休憩していたので、私たちも「燕山荘」で頼んだ昼食のお弁当を食べる事にしました。

「おこわのオニギリ」が2個・・・
シュウマイや漬物のおかずが付いています。
主人と半分ずつ食べました

やはり「もち米入り」が、山では効力を発揮するのでしょうかねぇ~?


標識に導かれ「常念小屋」方面に足を進め雪渓を渡ると、正面にどぉ~ん!と「横通岳」と、その奥に目指す「常念岳」が大きく現れます
道は一度ガレバを急降下してハイマツの中を抜け、横通岳の稜線を登り、頂上を巻いていきます。




花崗岩帯も横通岳まで・・・
ここから先は古成層のずしりと重厚な山々に変わっていきます。
「コマクサ」もここで見納めでした。

15年前も「コマクサ」はチラホラと見ましたが、ここまでたくさん増えているとは思ってもいませんでした。
関係者の皆様の努力に敬意を表します






「コマクサ」が見えなくなると、常念乗越に建つ赤い屋根の「常念小屋」がはるか下の方に見えてきました。
そして、その正面に日本百名山の一つ「常念岳」の大きな山容が姿を表しました


「常念小屋」到着は12時35分・・・
マップタイムよりも早く着きました。
横通岳の下りは少々きつかったけど、前半のロスを取り戻しましたね

「常念小屋」では、あてがわれた6畳の部屋にザックを置いてから、食堂で主人はお蕎麦を食べました。
そして2人でビールで乾杯です。
食堂前のデッキからは、下って来た「横通岳」が見えていました。





デッキの正面には「槍ヶ岳」が望めます。
ただ・・・
残念ながら「穂高連峰」は常念岳の影になって見えないんですね

一休みしてから・・・
晴れているこの日のうちに「常念岳」に登る事にしました。
地図を見ると登り1時間、下り50分のコースです。




2時に出発すれば5時からの食事に充分間に合うはず・・・
ディザックに水と上着を入れて出発しました。



岩場の急登で、これが非常にきつかった
ビールの影響が残っていて、心臓パクパクで足が中々上がりません
2800mの高山では、アルコールの効き目は平地とは違います。
気をつけましょう

肩まで登ると少しなだらかになりますが、まだまだ先が果てしなく遠く思えて・・・
この辺で引き返す人もけっこういましたね


1時間15分かけて、やっとの思いで辿り着いた「常念岳」(2857m)頂上
目の前に「穂高」の山々が輝いていました。


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北アルプス「燕岳~常念岳」登山紀行・その4

2007年08月06日 | 山シリーズ
「大天井岳」頂上


ガレ場の続く「大天井岳」を登って行くと、そこには目の前に「槍ヶ岳」、そしてその左手に「穂高連峰」がその姿をハッキリと見せてくれます

15年前のあの感激を再びと気持ちが焦りましたが、頂上に立つには少々の難関がまだありました。


大天井岳の手前の切通岩にかかるクサリ場を、一度ドンを下がります。
去年登った「西穂高岳」のような断崖絶壁が続く所ではないので、恐くはありませんが・・・

下り切ってから見上げると、今度は青空の先まで続いているようなハシゴが・・・
「大天井岳」はその名の通り、天までそびえている様な山でした

ハシゴの右横の岩に四角いレリーフが埋め込まれているのが分かりますか?
ここには大天井岳から槍ヶ岳までの登山道(喜作新道)を一人で切り開いた小林喜作のレリーフが刻まれています。

15年前にこのコースを歩いた後、文庫本で「喜作新道~ある北アルプス哀史」(山本茂美著)と言う本を見つけて読んだ覚えがあります。
”大正時代、このけわしい尾根道を独力で切り拓いた牧の喜作は、北アルプスに鳴りひびいた名鉄砲打ちであった。その喜作が、ある日、猟にでかけた雪の山で謎の死をとげる。事故か、謀殺か?著者一流の克明な取材と、サスペンスに満ちた推理構成で、この超人的山男の生涯を追う。”
このような解説に惹かれて・・・

我が家の本棚を探せばまだあるかも知れません。

こちらが喜作のレリーフです。
大正期を代表する北アルプスのガイド、そして喜作新道の開拓者でもある牧の喜作。
この本は喜作の死因にまつわる謎解きを中心に、なにかと噂や誹謗中傷の多い小林喜作という人物の実像を明らかにしていく内容でした。
もう一度読んでみようかしら・・・



そんな事を考えながら慎重に登って行くとやがて「槍ヶ岳」方面と「常念岳」方面の分岐に出ます。

「槍ヶ岳」方面をそのまま進むと、喜作新道から西岳ヒュッテを経て、東鎌尾根を登り槍ヶ岳頂上に到着する表銀座コースです

私たちはもっと簡単な「常念岳」に向かう左側のコースを取りました
簡単とは言うものの、200mの標高差をいっきに上がって行くこの大天井岳の登りはきつかった
一度休んでからやっとの思いで肩の「大天荘」に着きました。




ここにザックを置いて、空身で10分登ると、ようやく「大天井岳」の頂上でした


北鎌尾根を従えた「槍ヶ岳」が目の前です
槍ヶ岳の手前を横切る尾根が「喜作新道」ですね。
左側に見える「穂高連峰」の白いカールは「涸沢」でしょうか・・・

15年前と同じように、槍をバックにバンザイ写真を撮りましたが、太ももの筋肉がすっかり落ちて、迫力の無い姿にですね。

時計の針は9時15分をさしていました。
燕山荘から3時間15分かけて歩いてきた事になります(マップタイムは2時間40分)
35分のオーバーは休憩時間と写真撮影の時間?

北側に目をやると、はるばる歩いてきた「燕岳」からのトレイルが良く見えていました。
燕岳の奥の尖った山が「針の木岳」、そして左に立山、剣・・・
下に見える水面は「高瀬川」です。
あの辺りから「裏銀座コース」の烏帽子岳に登る、もう一つのアルプス三大急登「ブナたて尾根」があるのでしょうか?

右側の双耳峰の山は「鹿島槍ヶ岳」ですね。
するとその向こうが「白馬岳」
後立山連峰も良く見えていました

大天井岳頂上からの360度の大展望を、non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい。
<
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大天井岳からの眺め
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南に続くトレイルが、これから向かう常念岳への道です。
常念岳も見えていますね。

そして一番右の写真が穂高岳・・・、下の谷の流れが「梓川」です。
奥の白い窪みの辺りが「上高地」かも知れませんね。


もう一度「槍ヶ岳」をシッカリと目に焼き付けてから下ります。

「大天荘」前のベンチで、ウイダーinゼリー(エネルギーin)を補給しました。
お腹が空いていたら「この小屋でお蕎麦を食べれば良いかな~」と思いながら歩いてきましたが、食堂が開くのが10時からだそうでまだやっていませんでした。
炒りたてのコーヒーだけは飲めるようでしたが・・・




ザックの中には予備食のパンと、燕山荘で頼んだお弁当1人前が入っていますが、チーズやカルパスを食べて、これで良しとしました
山ではお腹いっぱい食べると動きがきつくなりますから、少しずつ食べるのがコツなんです

トイレに行って、丁度10時に出発しました。
さぁ~、取りあえず常念乗越に建つ「常念小屋」までの3時間を頑張って歩きましょう





しばらく歩いてから振り返って見ると、登ってきた「大天井岳」と頂上直下に建っている「大天荘」が小さく見えていました。




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