花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

紅葉を求めて③「烏帽子岳」

2005年10月31日 | 山シリーズ
黄金色に色付いたカラマツや、赤いナナカマドの実を眺めながら、樹林帯を登っていくと、30分足らずで、ポンと気持ちの良い草原状の尾根に出ます。
午後になって、少し水蒸気が上がってきましたが、それでも北アルプスの山々が見えていました。


夏の名残の枯れ尾花と
一緒に、アルプスを狙って
みましたが---







この稜線を歩いている時、一人で登ってきた男性登山者に声をかけられました。
「地元の東御市役所の者です。観光パンフレットを作るために写真を撮りに来たのですが、ご主人の格好が絵になるので、頂上をバックに写させて下さい」だって
ヒエ~~私はお呼びでないようで---
「イヤァ~、スイスアルプスで見かけるような、粋な格好でね」と褒められていましたヮ。












正面の尖った山が「烏帽子
岳」頂上です。
振り返って見た、トレイル。
本当に気持ちの良い,雲上
漫歩が楽しめました。




主人は、オーストラリアで購入したカンガルー皮のカーボーイハットをかぶり、首にはアポリィジニの絵柄のバンダナを巻いています。
そして背負っているリュックには、スイスでハイキングした時のタグがそのまま付いているのです。
街中では私の方が、主人よりセンスが良いと自負していますが山では完全に負けましたわ

みなさ~ん、東御市のパンフレットに、カーボーイハット姿で烏帽子岳に登っている登山者が写っていたら、教えてくださいね~~

それからは、主人も上機嫌で、
足元も軽く、あっという間に頂上
(2065m)に到着しました。
途中、何人かとはすれ違いまし
たが、やはり我ら2人だけしか
いない頂上です。
目の前に、赤く色付いた
「四阿山」が望めました。



写真を撮って、スポーツドリンクを飲んだだけで下山です。
登って来た道を戻ります。












午前中に登った「湯の丸山」
が良く見えています。
真ん中に見える登山道を下っ
て、樹林帯の鞍部に下りました。
下るに従って、山肌の黄葉
が見えてきます。


赤のもみじはもう終わり?この辺りは、カラマツと白樺が多いせいでしょうか---











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紅葉を求めて②「湯の丸山頂上から鞍部へ」

2005年10月30日 | 山シリーズ
標高2101mの「湯の丸山」頂上に到着です。
頂上に足を一歩踏み入れたとたん、北アルプスの山々が目に飛び込んできました。
「ウァ~凄いよ」と言ったきり言葉が続きません。

だ~れもいない---この360度の大展望を私たち2人で独占です。
主人はザックから缶ビールを取り出して、グビィ~~
私も一口だけお相伴に預かりました。

大パノラマを眺めながら
おにぎりを食べました。
どんな豪華なランチよりも贅沢
です。
その後は、2人で写真を撮り
まくりました。
パースでお馴染みの、主人の
カンガルー帽子、山でもモチ
ロン愛用です。


後立山連峰が正面にハッキリと見えていました。
一番北の朝日岳から雪倉、白馬三山、唐松、五竜と続き、写真の一番左が鹿島槍---40代から50代にかけて、頑張って歩いた山々が見えていました。
更に南に、剣~立山と続いています。











お隣の烏帽子岳の向こうに、
槍、穂高がクッキリと見えてい
ます。
さらに南に乗鞍、御岳、中央
アルプス、八ヶ岳と続きます。
南アルプスが八ヶ岳と重なっ
て、分かりませんでした。


お腹も心も大満足で、烏帽子岳との鞍部に下ります。
ザレ場の急降下なので、アルプスに見とれていると危険です

途中、初めて人に出会いました。
60代のご夫婦です。「烏帽子岳」に登って来たそうで、湯の丸山頂上を目指して頑張っていました。
「是非、烏帽子岳まで行くと良いですよ」と激励されました。
どうしよう~~私の腰はまだ痛くないけどね~~





















40分かけて、ド~ンと下った所が鞍部です。
ナナカマドやカエデの紅葉が綺麗な所でした
紅葉の向こうに「烏帽子岳」のなだらかなトレイルが続いています。

左に曲がれば、一時間ちょっとで駐車場のある地蔵峠に戻れます。
「どうする」主人が問いかけてきました。
「いつか又、烏帽子岳まで登る機会があると思う?」反対に私が聞くと「ない」と言う返事。
「じゃ~行こう
往復90分の登山道を進むことにしました。



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紅葉を求めて①「湯の丸高原から湯の丸山へ」

2005年10月27日 | 山シリーズ
腰痛が再発した息子の病院通いを手伝った私たち夫婦、心身共に疲れ果てたので、気分転換に秋の軽井沢に宿を取りました。

10日20日(木)お天気は快晴---関越道からは上毛三山、浅間山、妙義山等の山々が綺麗に見えていました。

前日、いつもの会員制のホテルに予約を入れた時に紅葉状況を聞きましたが、今年の紅葉は例年より10日遅れているとの事でした。
「妙義はまだ紅葉していないようなので、湯の丸高原に行こう」

上信越自動車道の佐久サービスエリアで軽くおうどんを食べ、おにぎりを買って、小諸インターで降りました。
この辺はナナカマドの実が赤く熟しているだけで、まだ紅葉はあまり見られません。

それが湯の丸高原に近付くに従って、山々の斜面や道の両側の木々が赤や黄色に染まっていました。先週末は標高1400~1500mあたりが見頃だったでしょうか---

湯の丸高原は標高1732m,赤いもみじは終わりに近かったのですが、唐松や白樺などの黄葉が楽しめました(上記写真)
横浜の家を朝6時半に出て、
10時過ぎに「湯の丸高原」の
地蔵峠に到着です。
早速、登山の準備をして、
スキー場横から「湯の丸山」
を目指して登ります。
30分でツツジ平、初夏には
濃いサーモンピンクのレンゲ
ツツジが見事に咲き乱れる所
です。

丸い姿の湯の丸山も見えてきました。

更に唐松や白樺の中を抜けて
行くと、あとは緑の熊笹の中の
展望の良い登山道になります。
かろうじて、イタヤカエデの
黄葉が残っていました。



















ぐんぐん登っていくと、見晴ら
しが良くなり、南に八ヶ岳
連峰が望めました。
良く見ると右端に富士山も--
去年の秋は、いつもの山仲間
3人で、天狗岳から赤岳~
阿弥陀岳と縦走した思い出が
あります。
一昨年は蓼科山だった











東側は篭ノ登山~高峰山~黒斑山と続き、一番奥に浅間山が白い噴煙を上げて、頭を見せていました。

今年の8月末に山仲間のYさんと黒斑山に登りましたが、あの時、浅間山は全然見えなかったのです
黒斑山とは目と鼻の近さなのに---

ツツジ平から丁度一時間の登りで頂上です。
そこは我ら夫婦だけの別世界でした











 

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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑰

2005年10月24日 | パース滞在記
〔オーストラリアのお土産品〕
オーストラリアのお土産と言っても、そんなに多くの種類はありません。
ブラックオパールや金製品、カンガルーの革製品、ドライでフルーティーなワイン。
先住民族アポリジニの工芸品---思いつくのはこの位です。

ブランド品のお店なんかもありませんから、フランスやイタリアに行く時みたいな「お買い物費用」もさして要りません。

息子夫婦にはいつも、サーファーショップ「クイック・○ルバー」のTシャツです。
彼は学生時代から、ここのTシャツの愛用者ですが、本社がオーストラリアと知り、もっぱらここのTシャツをお土産に買って帰ります。

駅前のデパートのすぐそばに、その「クイック・○ルバー」のお店があります。
Y夫妻とは時間を決めて別れました。
主人はベンチで待っているというので、私一人でのお買い物です。

毎度、お嫁ちゃんのTシャツの
サイズが問題なのです。
「エクストラ・スモールはない
か?」と聞くと「ノン」と言う
返事。そして、レジを打ってい
る彼女が着ているのがSサイ
ズだと言うのです。
ウ~ン、わりとボインの美女で
した。


「マイドーター、イズ、スレンダー」と答えると、ジュニア向けのコーナーに
連れて行かれました。
結局このコーナーで選びましたョ

ハー君用には、ミニカーとコアラのぬいぐるみをすでに買ったので、後は本屋さんを探して「絵本」を買いました。この中の、自動車の絵本がすっかり気に入ったみたいで、バ~バはあちこちと歩き回った甲斐がありましたわ

帰りのバス停を見つけるのが一苦労でした。
方向音痴の主人が案内するのですから---結局駅をグルリと一回りしました。

パースには2種類のバスがあります。
猫のマークが付いた市内循環バス「キャット」は無料です
路線バスも市内の中心部なら無料、郊外に行く場合は有料ですが、一時間半以内で戻る場合、レシートを見せると帰路は無料になるようです。
ライフラインが安いと、生活しやすいですよね。

パースで一番高い公共料金は「水道代」です。
パースは砂漠に造られた街、雨が少ないから仕方がないですね~

〔いよいよ帰国〕

夕食の後は、日本の「衆議院議員選挙」の話で盛り上がりました。
Yさんは鎌倉生まれの鎌倉育ち---親の代から小泉首相のお父さんを応援していたそうで、Yさん自身が自民党員なのです。
連日、朝5時半からやっているNHKニュース(前日の夜7時の番組)を見、昨夜は選挙結果を聞くために国際電話をかけていました。
「自民党大勝利!」と言う結果に、ウハウハと笑いが止まらないご様子陽気に祝杯を上げていました。
この日町で、日本の総選挙の事が大きく載った新聞を買ってきましたが、Vサインで喜ぶ小池百合子さんの写真が、共同伝で全世界に流れたようですね。

そこに大家さんからTELが入り、私が乗る予定の飛行機が2時間遅れているとの連絡です。
「う~ん、成田到着午前9時が11時になってしまう。私早速明日の夜は仕事だけど、間に合うかな~

23時に飛行場で、主人とY夫妻に見送られ、私一人で出国しました。
「出国届」はパースの家にたくさん置いてあり、主人が英語で記入してくれたので、難なく通過です。
セキュリティー・チェックも無事にOK
若い日本人の女の子たちが何人も「眉ばさみ」で引っ掛かり、化粧ポーチまで調べられていました。

70代の女性は何が原因かは分かりませんが、手荷物が乗務員預かりとなり、青い顔をしていました。
これが国内旅行と違って、海外旅行の疲れるところですね
延々搭乗案内を待ち続け、結局飛行機が日本に向けて飛び立ったのは夜中の1時近くでした。

こうして私の一週間のパース生活は終わりました。
短い期間ですが、旅行者としてではなく一生活者として見た私の拙い「パース滞在記」もこれで終わりです。
ダラダラとまとまりが無く、長いだけの記録になってしまいましたが、体験した事、感じた事を余すことなく書き込みました。
途中、励ましのコメントもたくさん頂いて続ける勇気がでました。御礼申し上げます。


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秋晴れの日曜日

2005年10月23日 | 日常の日記

今日は「超」が付くほどの秋晴れでした
朝起きてみると、2階の私の(と言うよりも旧息子の)部屋から、雪を頭にまぶした「富士山」がクッキリと見えました。

早速、掃除洗濯を済ませてから、デジカメ持って飛び出した私。
富士山が綺麗に見えるところを求めてウロウロ---住宅街は電線が邪魔をするのです


近くの里山から見た「富士山」
は、露払いのごとく、右に
丹沢山系の大山を配し、左に
箱根山系の双子山を従え堂々
とした姿です。
静岡側から眺めた富士山は、
長い裾野が優雅で「やさしい」
感じ--
山梨県側から望む富士山は、
威厳があって「逞しい」姿ですが---
さてさて、わが町から見た富士山は













我が家の周りにも、秋は
確実に訪れていました。
コスモスが風に揺れ、ケヤキ
が色付き始めております。
葉を落とし、赤い実を付けた
木も---
それにしても、眩しいばかりの
空の青さです



ハミングしながら歩きました。
昨日習ったばかりの「英語」も口から出てきます

私、昨日初めて「英会話教室」に行きました
講師は30代後半?のボブ先生、いかにもアメリカン・ボーイと言う感じです。
昨日のテーマは「IS,TODAY A BEAUTIFUL DAY?」
7人の生徒がこれに答えて行くのです。
入門コースなのに、すらすら言える人、日本語の方が多い人---様々で差がある
同時スタートではないので仕方がないかも知れないが「私ついて行けるのだろうか」と、少々不安です

でも言ってることは、1割くらいは分かったわ(恥)パースで毎日聞いた英語ですものね

昨日、確実に覚えたのは「I like my medium」
まさにパースのレスさん宅でバーベキューの時に聞かれた、お肉の焼き加減に対するお返事です。
私ときたら唯「ミディアム」と答えただけ---これではいけませんね。

それともう一つ「give me your paw」
犬に対しての「お手」です。
パースでたくさん見た、カンガルー・ポーやキャット・ポーのお花の、アノpawです。
ちなみに牛や馬などのひずめは「hoof」
ハンドではダメだそうです。
1時間習って、覚えたのはこれだけ嗚呼前途多難です。

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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑯

2005年10月22日 | パース滞在記
〔9月13日・パース中心街へ〕
私のパース滞在も、この日で最後となりました。
夜22時10分発の飛行機で、私だけ一足先に帰国します。
生活必需品ばかり買って「お土産をな~んにも買っていない」

荷物をまとめてから、Y夫妻を案内する方々バスに乗ってパースの中心街まで出ました。
バスの中で乗客の男性に「ジャパニーズか?」と話しかけられました。
自分のワイフは日本人で、京都の有名な竹の子料理屋の娘、自分も2年前まで京都に居たとのお話---息子は14歳でサッカーをやっているそうな

パースの人々は親日家が多い感じです
西オーストラリア州の輸出国の第一位が日本だからでしょうか---

バスはおよそ20分でパース駅に到着します。
上の写真がパース駅。
改札はあるようなないような切符がなくても自由にホームに入れます。電車の中で時々検札があって、その時無賃で乗って居たら高額の罰金を課せられるそうです。

駅前広場の周りに、デパートやショッピング街が広がっています。
ヘイSTモールは300mの歩行者専用道路で、中でも有名
なのが「ロンドン・コート」---左の写真がその入り口です。
1937年に、イギリスのチューダー様式を模して造られた
アーケードで、観光スポットとなっています。
真ん中にある時計はロンドンのビック・ベンを精巧に模した
物と言われていますが---
中のお店はお土産屋さんが圧倒的に多い


前回、主人と2人でパースに来た時、この中のお店で主人はカンガルー帽子を買いました。
私はオーストラリアが原産の「ブラックオパール」をいつも眺めるだけ---
「今年は結婚○○周年だから、記念に小さなペンダントヘッドでも買おうかな~」と迷っていたら、オットが横から「同じようなの、いっぱい持っているだろ」とチャチを入れてきた。
「メモリアル年は5年に一度しか来ないんだよ。女にとっては大事な物なの」ムッとしたが、結局諦めて、ワイルドフラワー図鑑や絵葉書、コアラのぬいぐるみ等を買っただけ---
Y夫妻は帽子や靴を選んでいました。


お昼になりました。
ショッピング街の隣はオフィス街です。
たくさんのビジネスマンやビジネスウーマン達が出てきました。
いつもはノンビリした街「パース」も、この時ばかりはさすが州都、人口120万人の活気の溢れる街だ---と思いました。

「気楽に食べられる所で、ビールでも飲みながらゆっくり話そう」と言いながら、男2人は皆が入っていくお店につられて入って行きました。

そこは各国のお料理のお店が並ぶ「屋台村」のような所でした。
お皿の大きさで値段が違うバイキング方式のようで、私たち夫婦は大小のお皿にそれぞれ違うタイ料理を盛り付けてもらいました。
S夫妻は中華料理を2皿です。さぁ~皆でつまみながらビールを飲もうと頼んだら、ナント扱っていな~い

〔B・Y・Oと言うシステム〕
話は前後しますが、前の日のロングドライブの夜は、以前食べてとても美味しかった、サウスパースにあるイタリアンの店「チャオ」に行ったのですが、残念ながら閉まっていました。
仕方がないので近くのジェームス・ミッチェル卿公園内の、フェリー乗り場のすぐ近くにある「ボートハウス」に入りました。日本で言えば逗子マリーナのレストランって感じ。

スワンリバー越しにパースの夜景が綺麗に望める、抜群のロケーションです。
窓辺の席に案内されて、雰囲気もバッチリ---これはビールの後にワインだね。
運転手の主人だけは可哀想だけど「ガマン」してもらわなくては---

「シェフお勧めのお料理」を注文しました。
あわせて、その後にを---と頼んだら「ノン」という返事。
「何故、周りは皆飲んでいるよ~~」

4人ともガイドブックに書いてあったことを思い出しました。
オーストラリアは、酒類の販売が認可制になっているので、レストランでもアルコールの出せるお店と出せないお店があるようです。
「BYO」(Brinng Your Own)の表示が出ているお店はアルコールを扱っていないので、「お酒持ち込みOK」のお店なんです。

持ち込み料は1~2A$くらい取られるようですが、グラスやワインクーラーなどお店のものが使えるそうです。便利なような不便なような?システムですね~

お料理はワインと一緒に食べたら、より一層美味しかったと思われる内容でしたが、残念ながら今回はジュースと一緒に食べましたので---
4人で94A$(8500円)を払いました。
次回は必ずワイン持参で行くぞ~~~

そんなこんなで「いける口」の4人ですが、パースの街ではトコトンアルコールからは見放されて、もっぱら家の中で嗜む毎日でした。




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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑮

2005年10月18日 | パース滞在記
〔ダンダラガンからピナクルズへ〕
ダンダラガンの村で、給油をしました。
ガソリンスタンドを見たら、入れておかないと不安です。

無人のスタンドの横に何でも屋さんがあり、Y夫妻がお菓子を買って、トイレを聞くと、キャンプ場にあるからそこに行くように言われました。
私が子供の頃に日本でも見られたような、懐かしささえ感じるお店です。
郵便局も兼ねているのでしょうか~~
コンビニなどはマッタク見当たりません。

主人が地図を見せて「この道に行きたいが---」と訪ねると、2km戻って左に回れとの答え、「ハァ~?そんな道あったけ?」

とりあえず少し戻ると図書館がありました。そこで尋ねてもやはり同じ答えです。
隣のオートキャンプ場でトイレを利用しました。
広くて綺麗なトイレです。やはり、シャワー室も完備されていました。
あのお店との落差は何なんでしょう

行きつ戻りつしながらやっと、牧場と牧場の間に標識を見つけました。
「こんな小さい標識では、見落とすね」
今まではまだ一号線につながる道で時々車の姿も見えましたが、この左に曲がった道は一台も車が走っていません。360度、牛と羊しか見えない世界でした。

4人はだんだん口数が少なくなってきました。
日が暮れたら標識は確実に分かりません。明るいうちにパースに戻らないと---
第一スペアータイヤも直してないんだよ~~車にトラブルがあったら大変
JAFなんて呼べないし、この時が一番ハラハラ、ドキドキしてしまいましたね~~
日本と広さの単位が違うから、地図を見ても感覚が麻痺してしまうのです。
ワイルドフラワーはたくさん見たからもう満足です。早くピナクルズに行こう












上の黄色いお花は「イエロー
バター・カップ」白いお花は
「ワックス・フラワー」?

「ワイルド・フラワー街道」と
呼ばれている道は、もっと北に
あります。


パースから北東に120kmの
街「ニュー・ノーシア」へ向かう
グレート・ノーザン・ハイウェー
を更に北に進み、ウービンの町
からムレワまでを「フラワー
ロード」と言うらしい---
海辺のジェラルトンの街で一泊
して、ゆっくり見て回りたい
次回のお楽しみですね。


上の矢車草のようなお花は「バニラリリー」です。

〔観光地・ピナクルズ〕
道を左に折れて、パースからの直行一号線「ブランドハイウェー」を渡り、いよいよピナクルズを目指します。国立公園に入って、窓からの風景も一変しました。
インド洋が見えています。












パースの北245km、ナンバン
国立公園内の「ピナクルズ」は
砂漠に柱状の奇岩が立ち並び
圧巻別名「荒野の墓標」と
呼ばれています。
9A$を払って、この中を車で
回りました。一方通行です。
Y夫妻も喜んでいました
パースから多くのツアーも
出ているようです。

どうしてこのような奇岩が出現したのかは、諸説あるようですが、ユーカリなどの木々の根が石灰岩を侵食していき、やがて削られて、木のはえていなかった部分が奇岩として残ったようです

晴れたり雨が降ったりで、めまぐるしく変化するお天気の中、帰途の一号線に入った時に大きな虹が現れました。しかもダブルです。
4人ともホッとしながら歓声を上げました。思わずオーバーザ・レインボウの歌が
このフリーウェーを真っ直ぐ行けばパースです。もう迷う不安もありません。








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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑭

2005年10月16日 | パース滞在記
幹線から外れたダンダラガンに向かう道路は、対向車もほとんどなく、そして道の両側は地平線まで続く黄色いお花畑でした。

オーストラリアの空は気
まぐれです。
雨が降ってきましたが、ちょっ
と広めの路肩を見つけて、車
を止め、主人の一眼レフの
カメラで写真に納めました。
パノラマで撮りましたが、あの
広さはとても表せません。
残念











あの黄色いお花がどんな
お花なのかは、定かではありま
せん。
でも、路肩の茂みの中にも黄色
をはじめ、たくさんのお花が咲
いていました。





地平線まで続くお花畑の中
に良く見ると、ブルーのお花が
混じっている場所があります。
よくよくみるとそれはルピナス
でした。近くにも咲いています。
まだ五分咲きくらいで
満開になったら、又違った美しい
景色が楽しめそうですね。



話は変わりますが、ルピナスと言えば、我が家に毎年届くJTBのカレンダーに、ニュージーランドの「デカポ湖」の写真がよく掲載されています。
今年の11月も湖の周りの一面のルピナスが綺麗です。いつか行って見たいですね

さらに茂みの奥の方に行っ
てみると、ありました~
典型的なワイルドフラワーの
一つ「ブルーレシュノルティア」
です。
下の写真のブルーのお花は又
違ったものです。何でしょう?


星型の白い可愛いお花は「ファン・フラワー」かしら?
いつまでも見ていたかったのですが、「お~い、行くぞ~」と言う主人の無情な声が響きました。










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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑬

2005年10月14日 | パース滞在記
〔ムーラの町〕
ムーラは560km走ったこの日のロングドライブ中、唯一の「町」と言ったところでした。
鉄道の駅舎もあるし、大きな道路も交差しています。
道を聞いた「インフォメーション&カフェ」のウエートレスさんも若くて綺麗な女の子でした。
でも人も車も少なくて、ノンビリ~、ユッタリ~とした雰囲気の町です。

駅前の公園で、家から持って
来たおむすびを食べました。
写真右の日陰のベンチコーナ
ーに写っているのが我らです。
夜はパースで外食になるから
と、主人が握ったおむすびが
美味しい事、日本から持って
きたお漬物もこれで最後です。
よく味わって食べました。


オーストラリアの公園には、こういった施設が必ずあるのが嬉しいですね。

こちらは駅前通りです。
奥に見える19世紀風の建物は
ホテル---小さくて可愛い
手前が家具屋さんで、カフェと
続きます。
公園の前には小さな教会も
ありました。
役所や、図書館は一ブロック
隣です。
こじんまりとした良い町でした。

往復560kmと言う距離は「東京~仙台」を往復するのと同じ位だそうですが、その間に町が一つだけ村が数箇所あっただけ
あとはほとんど牧場と荒野です。
西オーストラリア州の広さがイヤと言うほど分かりました。
そして「酪農の国」と言うこともね
人はあまり見なかったけど、牛と羊の数は半端じゃなかったよ~~












オーストラリアの国花はアカシア系の黄色い「ワトル」です。
ふわふわした毛玉のような花が集まって咲いています。
これも種類がたくさんあって、大小さまざまですが、この町の周囲にもたくさん見られま
した。
車窓の風景は、黄色ずくしと言ってもいいほどです。

ピンクのお花は何でしょう?ちょっと分かりません。
図鑑を見るとフェザーフラワーにも似ている感じもしますが---

食後、ウエートレスさんが勧めた道、ダンダラカンに向かって出発しました
家々はすぐに見えなくなって、又一面の牧場です。
地平線まで菜の花のような黄色に染まって、思わず4人とも声を上げてしまいました





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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑫

2005年10月12日 | パース滞在記
〔9月12日・ワイルドフラワーを求めて、一路北へ!〕
私のパース滞在もいよいよ終盤となりました。
まだ、広野一面に咲き乱れるワイルド・フラワーを見ていな~い
「運転手も増えて勇気百倍、バー○ラにも勧められた事だし、北に向かってワイルド・フラワーを見ながらピナクルスまで行って見よう」
前の晩、地図を見ながら主人がつぶやきました。バンザ~イ

お天気はイマイチでしたが、パースの空は気まぐれです。きっと青空ものぞくに違いない
「レッツゴ~」AM9時前に家を出発しました。

95号線で北に向かいます。北と言うのは日本で言う南と同じで、暖かい地方に進んでいく感じです。
パースの市街地が過ぎると早くも牧場が広がりだしました。
牛、羊、そして馬---空がヒロ~イ。ぽっかり浮かぶ雲が絵になります。
ここは青空だけど、あっちは雨ね~360度が見渡せます。

ハイウエイの1号線に入って北上すれば有名な観光地「ピナクルス」に出ますが、我々はグレートノーザーン道に入り、ワイルド・フラワーを見ながら行くことにします。

最初の町「ビンドゥーン」で
給油をしました。
オーストラリアのガソリン
スタンドはほとんどがセルフ
です。
こちらでレンタカーを借りる
計画のある方は、そのつもり
で来てください。
この小さな町には、何でも屋
さん一軒とコーヒーショップ、
そして郵便局がありました。
郵便局に付属して、綺麗な公衆トイレ、シャワー室まで完備されています。

その先は広場---炊事場などが何箇所かあったので、オートキャンプ場?かと思いましたが、看板には「酪農品評会が行われる場所」との説明が---
周囲には珍しいお花がたくさん咲いていました。早速カメラ、カメラ、
でも、デジカメの電池が切れてしまった。アチャ~

いずれにしても、綺麗なトイレが完備されているのは嬉しい事ですね。
一昨年行った「ロシア」はひどかったよ~

主人のナビで、ここから116号線に入って、次の町「ムーラ」を目指します。
運転は昨日パースにやってきたばかりの先輩のYさん。
標識どうり、町を離れたら110Kのスピードで走ります。
すぐに又、一面の牧場が---「ヤッホ~」

私はお花の写真が撮りたくてウズウズしていましたが、とても車を止められるような状況ではありません。
それでも小さな村の近くのキャンプ場が見えてきたら、一回止めてもらって、カメラを向けました。
もう周り中がお花でした


















お昼近くに「ムーラ」の町に到着しました。
パブリックオフィスがあったので、主人が道を聞きに行きましたが、首をかしげて帰ってきました。
それならと、インフォメーションマークのあるお店でコーヒーを飲みながら、若いウエートレスさんに聞きました。
主人とYさんと2人で聞いて、一人前って感じ
「さっきの図書館の人もそうなんだけど、大きな道ではなくて、ダンダラガン経由の細い道を案内するんだ。何故だろう?」主人はまたまた首をかしげています。

「地元の人が勧める道を行こう。ワイルド・フラワーが綺麗なのかも。その前に昼飯だ!」Yさんが、年長者らしくきっぱりと言いました。

〔追加〕
上段、赤い木立のお花は「ユーカリの花」
中段、黄色いお花は「カウスリップ・オーキット」
下段、紫のお花はもっか調査中です.分かる方はお知らせください。

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