花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

鎌倉の紅葉・「浄智寺」

2005年11月30日 | 鎌倉散策
鎌倉のお寺のほとんどが、三方を山で囲まれています。
幕府にとっては、その山が敵から攻め入られない絶好の砦となったようですが、方向と時間によっては太陽が翳って薄暗くなり、紅葉の鮮やかさが削がれる原因にも感じられました。

明月院の門の外
は、ハイキングコー
スにつながる道路で
すが、太陽があたっ
て色鮮やかな銀杏や
モミジが見られまし
た。





リュックを背負った人々が山に向かっていく姿も多い小春日和の日曜日でした

喉が渇いたので、
すぐ傍の古い民家
のような甘味処に
入りました。
庭先の椅子に座っ
てクリームあんみ
つを頼みました。
休日とあって、人
が多い事ずいぶ
ん待たされました。


一人で出かける時
はいつも,文庫本を
持って行きます。
急ぐわけではなし-
サービスのお茶を
飲みながら、ノン
ビリ本を読んで待
ちました。


いくら暖かいとは言え、11月末の午後---
さすがにクリームあんみつを食べ終わった時は、体がすっかり冷えてしまいました。
さぁ~又歩こう
横須賀線の線路を渡って、向かい側にある「浄智寺」に行ってみることにしました。

臨済宗円覚寺派の
浄智寺は、鎌倉五山
の第四位です。
私は若い頃から、こ
の禅寺の苔むした感
じが好きでした。
今でも変わりなく、
ますます鄙びた風情
が感じられて一安心
しました。


この「浄智寺」は、北条時頼の三男宗政が29歳の若さで没した時(1281年)
8代執権北条時宗が、弟の菩提を弔うために、その夫人と子、師時を開基として建てられたお寺だそうです。
鎌倉一の大きさのコウヤマキと、トップ写真の鐘楼まえにあるビャクシンが、市の天然記念物に指定されています。

150円払って、中に入
りました。あまり紅葉
は見られません。
予約をすれば、こちら
で、精進料理が食べ
られると聞いており
ますが---



 


やぐらの中に立
っている「布袋様」
は,とても良いお顔
をしていました。
お腹をなでると,パ
ワ-がもらえるとか,
しっかりと撫でまし
た。鎌倉七福神の一
つです。

休日の午後のひと時を、紅葉とお寺を見ながら2時間ほど歩きましたが、体がすっかり軽くなった気がします。
週に一度のアクアエクササイズだけでは、運動不足を痛感です

これからもパソコンばかりやっていないで、時間がある時は「1~2時間の歩き」を意識してやっていこう---
成人病予防に一番良いと聞きますものね。


 
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鎌倉の紅葉・「明月院」

2005年11月28日 | 鎌倉散策
小春日和だった昨日の日曜日、再び鎌倉に行ってみました。
主人が仕事でいなかったので、一人でお昼過ぎからノンビリと出かけました。
ご近所仲間にも声をかけたのですが、まだ膝などの痛みがとれないそうで---
NちゃんもMさんも早く治してね~それじゃないと中々一緒に遊べないよ~

 2週間前はまだ全然
 紅葉していなかった
 「円覚寺」門前のモ
 ミジも赤く色付いて
 いました。
 さすがに人が多い事
 
 今回はその先の「明
 月院」に行くことに
 しました。



 
 明月院はアジサイ寺
 として有名ですが、
 秋の紅葉も素晴らし
 いのです
 300円払って、中
 に入りました。
 こじんまりとした境
 内は、赤や黄色の華
 やかな色にあふれて
 いました。


 
 明月院の歴史は案外
 複雑です。
 北条時宗の父、時頼
 が建てた最明寺跡に
 建立された「禅興寺」
 の塔頭寺院だったと
 言われています。




アジサイは第二次大戦後に植えられた新しいものですが、6月~7月の見ごろの頃は、北鎌倉駅の近くまで行列が続くそうです。
私は静かな秋の「明月院」の方が好きですね














 本堂横の丸窓から
 見える景色が絵のよ
 うに美しい
 それに惹かれて、
 もう500円払って、中
 の庭園に入りました
 が、こちらの紅葉はイ
 マイチだったのでガッ
 クリです
 

日の光の当たり加減もあるのでしょうが、4~5年前に訪れた時の方が、紅葉が鮮やかだったと思います---

 別料金の庭園よりも、
本堂前の「石庭」の方
が、山側の紅葉が背景
になってずっと美しい。
帰路は山側のモミジの
トンネルの中を通って、
北条時頼の廟を見て
から門の外に出まし
た。






 



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去年の今日は「京都紅葉巡り」

2005年11月26日 | 旅日記
この所、テレビでは連日京都の紅葉の中継が見られますが、昨年の今日は(もう0時を回ったから,正確には昨日?)、私達ご近所仲間3人で京都に行っていました。

JRの50歳からの旅クラブ「50+」と言う友の会向けの京都日帰りフリーツアーを利用して、紅葉を見てきたのです。
新横浜からの新幹線往復と昼食が付いて18000円くらいだったと思います。

私達は京都駅でJR山陰本線(嵯峨野線)に乗り換えて「嵯峨嵐山駅」で下車、天龍寺~大河内山荘~常寂光寺~妓王寺と歩きました。

最初に天龍寺横の「宝
厳院」に行きました。
こじんまりとしたお庭で
すが、苔の緑とモミジ
の赤の対比が何ともい
えない美の競演です




 世界文化遺産に数え
 られる「天龍寺」は
 京都五山一位です。
 さすがに規模が大き
 くて見ごたえがあり
 ました。


後醍醐天皇冥福祈願の為に、足利尊氏が建立した臨済宗「天龍寺派」の総本山です。
先日行った鎌倉の「円覚寺」と同じ宗派ですね。
夢窓国師の作庭、池のある回遊式庭園が優美でした

 天龍寺をゆっくり見て
 から裏の竹林を通り
 抜けて「大河内山
 荘」に行きました。
 私はリアルタイムで
 は良く知りませんが、
 丹下作善で有名な時
 代劇俳優、大河内伝
 次郎の別荘で、紅葉
 も有名です
 
 小倉山に続く山腹を
 庭園とした、壮大な
 お屋敷です。 
 京都の山々が良く見
 えました。
 そして、贅を尽くした
 お庭も素晴らしい!
 の一言です。



昼食はJR指定の渡月橋近くの「京料理」のお店です。まぁまぁのお味でしたかしら?
その後、常寂光寺~妓王寺とひたすら歩きました。
 常寂光寺の門前
 にてのご近所仲間3
 人です。
 春には同じツアーを
 使って横浜から日帰
 りで「京都桜見物」も
 やりました。




フットワークの良さで、常に効率的に遊びまわるのが得意の我々ですが、今年はどうしたことでしょう
Nちゃんが膝を痛め、Mさんも腰をやられてどこにも行けませんでした(私も腰をひねったしね)

皆いつまでも「若い」つもりでいますが、体は正直なんでしょう
寂しい限りですが、来月の忘年会はパ~~っとやりましょうね



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今夜はのっぺ汁

2005年11月23日 | 日常の日記
朝夕は初冬の寒さですが、今日の勤労感謝の日、日中は風もなく穏やかな日和です。
久しぶりに畑作業をやりました。
4月末、スーパーで袋詰めになった泥付きのサトイモを買ってきて、半分食べて、残った六個を畑に植えておいたのですが、10月の雨が多かったお天気が幸いしたのか、しっかりと育ってくれました。

今日はそのサトイモの掘り起こし作業と、絹さやの種まきです。
写真のザルは、直径が60cm近くの大きなものなので、量的には少なく見えますが、サトイモは全部で6kg弱の収穫となりました
9月始めに追肥をして土をかけただけ---本当に手間いらずです。













 パースに出かける前の日に
 種を蒔いた大根も大分大き
 く育ってきました。
 お正月の紅白ナマスには
 使えそうです
 小松菜やほうれん草もこれ
 から少しずつ間引きながら
 食べていきましょう
 

ブロッコリーも育ってきていますが、日当たりが悪いので中々大きくなりません

 我が家の台所の特等席に
 鎮座しているのは「生ゴミ
 処理機」です。
 この夏、横浜市から補助が
 2万円出ると知ったので、
 5万円弱で買ってきました。
 調理しながら出たゴミは、
 どんどんこの中に入れて、
 最後にスイッチオンすると
 一時間でドライの粉末に変
 身してしまう優れものです。
 
それを畑にすき込めば、堆肥としても使えます。
問題は電気代---詳しく調べていませんが、結構かかっているのでは
ゴミの減量化と有機栽培の野菜、少々高くつくのは仕方がないことですね。

さぁ~今夜はサトイモを使って、新潟の友人から習った「のっぺ汁」でも作りましょう。
鶏肉と鮭、あとは大根、にんじん、シイタケ、油揚げ、コンニャクにネギ---
お醤油仕立てで、片栗粉でとろみをつけるのが我が家流です。
tomokoさん「正しいのっぺ汁の作り方」もう一度ちゃんと教えて下さいな~

そうそう札幌時代に覚えた鮭を入れた「石狩鍋」や「三平汁」にもサトイモが使えますね。
maruさんの故郷、山梨の「ほうとう鍋」にも入れていいのかしら?
我が家の食卓、しばらくは根菜野菜がたっぷり入った鍋料理が続きそうです。

石狩鍋は味噌味、三平汁はお醤油味ですが、taeさんの住んでいる山形で有名な「イモ煮会」の鍋料理もサトイモが主流なのかしら?
どんな味付けをすれば良いのか?今度詳しく教えてくださ~い

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お稽古ごと

2005年11月21日 | 日常の日記
話は先月にさかのぼりますが、仕事仲間だったMお姉さんの「友禅・染付け展」に、同じ仲間のKちゃんと行ってきました。

古い着物を染め直して、新しい感覚の訪問着に作り変えたり、新しく図柄を描いてタペストリーや暖簾を作ったりと、たん笥に眠っている着物をアイデアとセンスで甦させた作品が並んでしました。

このマイブログの6月13日にもUPしていますが、前回は真紅のバラで染めたシフォンのストールとか、バラの図柄のTシャツなどを購入しましたが、今回は即売会はなく、和物中心の作品展でした。
会場ではお琴の演奏も行われていて、優雅な雰囲気に溢れていました。

 私もこのような作品が
 作れるようになりたい
 な~
 パースに行った時の
 交流の場が増えそう---
 「型を使うから簡単よ」
 とMお姉さんは言うけど
 吉祥寺のお教室では、遠
 くて通いきれない
 どなたか横浜方面にある
 このようなお教室、ご存
 知ないでしょうか?

私は今、毎週金曜日にアクアエクササイズに通っています。
山登りで痛めた膝を治すのが目的でした。
幸い痛みは治まりましたが、プール通いは今でも続けていて、始めてもう5年になります。
やった後の気持ちよさ、心身ともに満足感が得られてやめられなくなりました。

土曜日は「英会話教室」です。
ボブ先生のアメリカ文化と日本文化の違いなどを聞き、結構楽しい1時間です。
お教室に通ったら、英語がペラペラになるなんて思ってもいませんが、せめて相手が何の話をしているかが分からないと,電子辞書があっても答えられませんものね~「英語に慣れる事」が目的です。

体と頭を使うことはやっていますので、これで手を使って創作するクリエーティブなお稽古事をやれば、私の老後も充実できそうです

                ☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆

昨日の日曜日、私の勤め先で「○○地区センターまつり」がありました。
ここを利用してお稽古事をやっている方々の発表会です。
油絵、水彩画、俳画、木彫り、篆刻、戸塚刺繍、パッチワークなどなどが展示され、舞台ではフラダンス、日本舞踊、マジック、ハープ演奏などが催されました。

地元に住んでいる真打の落語家さんをお呼びしての「桂歌助師匠の落語寄席」は大盛況でした。
私の仕事の担当は舞台の照明、音響、幕引きなど---ぶっつけ本番で、8時間バタバタと走り回っていました。(疲れた~

ずっと舞台の袖から見ていたのですが、フラダンスの華やかさに目を奪われてしまいました。
曲ごとに着替える色鮮やかなムームー、お花の髪飾りに大ぶりの首飾り、手足の爪には真っ赤なマニキュアにペディキュア女心を大いに満足させてくれる衣装です。体の線も隠せるしね
5~60代以上のおば様達が生き生きと踊っていました。

ロングドレスに身を包んだハープの演奏者の方々も女性らしくてステキだったけど、こちらは3~40代の若い人が多くて、私がこれからやるには無理があります。
60歳過ぎたら「ハワイアンダンス」やってみようかな~~~
(手先が不器用な私が考えることは、やはり体を動かすことなんですわ)

ご近所のK子さんもやりたいと言っていたし---
ぷりんさんにのんのんちゃん、いずれ考えてみませんか~


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北鎌倉散策「東慶寺」

2005年11月18日 | 鎌倉散策
円覚寺の向かい側にある「東慶寺」は、北条時宗夫人の覚山尼が1285年に開創した尼寺です。
ご存知「縁切り寺」として有名ですね。
女性から三行半を出すことが許されなかった時代、ここで3年修行をしたら離縁が認められたそうです。
(今の時代は女性の方から離婚を切り出す方が圧倒的に多いようですね。今夜家事をしながら見たTVドラマ「熟年離婚」は、渡哲也が定年と同時に妻から離婚を言い渡されるオットを演じていましたよ)

東慶寺は近年、新しく修理がなされたのでしょうか?
思いがけず新しい門がお出迎えです。

 ご本尊の釈迦如来坐像
 を祀る本堂「泰平殿」で
 す。
 ここのご門も新しく塗り直
 されたようでピカピカ---
 「禅寺」は古い方が風情が
 ありますが、保存の為には
 いたし方ないのかな~




こじんまりとした尼寺の境内は、山門から右手に本堂や書院、宝物殿を見ながら、梅の並木が一直線に続いて、奥の墓地へと出ます。
左側はお庭になっていて、季節季節のお花が楽しめるところです
水仙や花ショウブが有名ですが、今の時期は小菊とリンドウが咲いていました。














 
 ここでこんなにいっぱいの
 リンドウを見たのは初め
 てです。






 
 墓地の手前に桜が咲いて
 いました。
 「10月桜」と書かれて
 います。
 桜の派手さはなく、梅の
 ような清楚な感じがしま
 した。





東慶寺のお墓には、鈴木大拙の他にも、西田幾多郎、和辻哲郎、高見順、小林英雄、野上弥重子等の、多くの文人達が眠っています。
そして私が勤めていた会社の「創設者」のお墓もあります。何かと縁のあった東慶寺です。

墓地までは行かずに、手前の後醍醐天皇の皇女(ここに入寺した第5世用堂尼)の小さなお墓を見てから戻りました。
紀宮様は、公務員と結婚して「サラリーマンの妻」になりましたが、昔の天皇家の女性は「尼様」になる人が多かったのでしょうね~~



 戻る途中、ふと見上げると、
 山門右手に晩秋の太陽を
 浴びた「鐘楼」が見えま
 した。
 梅の古木の下を歩きながら、
 今度は早春の頃に来たいと
 思いました。






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北鎌倉散策「円覚寺」②

2005年11月15日 | 鎌倉散策
鎌倉五山の第二位にある「円覚寺」の境内は、周りを山に囲まれていて、奥行きが深くなっています。
「舎利殿」を見てからゆるい登りを進むと、右手に「白鹿の洞窟」が現れ、左手が1284年に没した北条時宗の廟所「佛日庵」です。(上記写真)
拝観料は別途100円。お抹茶とセットにすると600円で一服できます。

更に奥には、時宗公夫人覚山尼が時宗公の菩提のために建立した華厳塔のある「黄梅院」があります。
そこまで行ってから山門に戻り、今度は山門横の急な階段を頑張って登りました。
 

 ひと汗かいて登りきった
 所が「見晴台」です。
 北条時貞が奉納したと言
 われる国宝の「鐘楼」が
 あります。
 お堂の横にはお休み所
 が---
 喉が渇いていましたの
 で、中に入りました。















 甘酒にあべかわ、お汁粉、
 迷って私はアンミツを
 頼みました。
 そして一番前の、景色が
 良く見える席にすわりま
 した。
 昔ながらの素朴な感じの
 アンミツは、甘くて冷たく
 て、美味しかった


目の前に松が岡が広がっていました。
そして東慶寺の屋根も良く見えています。娘の頃の思い出が甦えってきました。

短大を出てすぐに勤めた所での最初の仕事は、東慶寺の裏手にある「松が岡文庫」の主、禅の大家「鈴木大拙先生」のお葬式写真の整理でした。

見晴らし茶屋から望んだ
 松が岡と東慶寺の屋根。
 大拙先生の弟子のF先生
 がその後松が岡文庫を
 引き継ぎました。
 F先生は私の勤める美術
 館の理事をしていたので、
 その後も東慶寺を訪れる
 機会がしばしばありま
 した。
 

そのF先生も4~5年前に亡くなって、東慶寺で行われた告別式に参列しましたっけ---

話は変わって、今日11月15日は、天皇家のご長女紀宮様の結婚式
朝からTVで盛んにお二人の、今までの生い立ちなどが紹介されています。

私の美術館時代の思い出に、美智子皇后様のお顔が浮かびます。
まだ皇太子ご夫妻だった頃、「特別展」にお二人がお出ましになった事がありました。
あのような立場の方の時間管理は「秒単位」でなされているようで、その日も時間がなくなり、皇居が目の前に広がる9Fのロビーからのご観覧はカットされてしまいました。

受付でお見送りをしていた私の目の前で、説明係のM先生が、ここのロビーからの眺めが如何に素晴らしいかをお話ししたら、美智子妃殿下はとても残念そうに「今度は是非拝見したい」とのお話とジェスチャーを示されました。

優雅な中にも茶目っ気が感じられました
その後すぐに「第三子ご懐妊」の発表がなされたのです。
あれからもう37年が過ぎたのですね~

黒田慶樹さんと紀宮様のご結婚を、国民の一人として心よりお祝い申し上げます。



 

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北鎌倉散策「円覚寺」①

2005年11月13日 | 鎌倉散策
昨日はこちら南関東も木枯らし一番が吹いて、冬の到来を感じさせられましたが、今日はピンカーンとは行かないまでも、風のない穏やかな日和でした。

「今度の日曜日には、鎌倉のお寺の庭園を見て歩きたい」と言っていた主人ですが、仲間からのお声がかかると、さっさとそちらの方に行ってしまいました。

マイペースなB型人間---もう慣れっこになっていますから、最初からアテにはしていません。
私一人でノンビリと出かけてきました。
北鎌倉は我が家のある駅からJRで三つ目、電車賃も160円で行ける近さです。

横須賀線の「北鎌倉駅」を降りると、目の前が「円覚寺」です。
紅葉にはまだ早く、総門の周りのモミジもまだ緑鮮やかな色をしていました(トップ写真)
拝観料200円を払って中に入ります。

円覚寺は1282年、北条
時宗が宋から招いた無学
祖元を開山として創建された、
臨済宗のお寺です。
立派な山門をくぐると、銀杏
の黄色が目を引きました。
絵を描いている人、写真を
撮っている人---
晩秋の陽光の中で、みなノン
ビリと感じられました。





山門の奥に「方丈庭園」が
ありました。
100体の石仏を外人さんが
熱心にカメラに収めていました。
私も同じ場所で---








ちょっと素敵なお庭も見られ
ます.
やっぱり主人は来るべきです























これが有名な「舎利殿」
です。
「日本史」で必ず習いますね。
実朝が中国「能仁寺」より請来
した仏舎利を奉安するお堂です。
唐様建築の典型として、国宝に
指定されています。


円覚寺は私の実家のお寺の「ご本山」です。
身代わり地蔵があって、母とよく4の付く日に来ました。
その母も、歩けなくなって施設暮らしです

お天気の良い休日なのに、珍しく人が少ない感じでした。
紅葉がまだ早いせいでしょうか---
今月末あたりは人であふれるのかも知れませんね。






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下町散策・「酉の市」

2005年11月10日 | 東京の街
昨日、11月9日は「一の酉」でした。
下町育ちのKちゃんに誘われて、気持ちの良い秋晴れの中、同じ仲間のE子ちゃんと一緒に深川まで行ってきました。

地下鉄東西線の「門前仲町」の駅を出ると、すぐに「富岡八幡宮」の鳥居をくぐります。
境内には福をかき寄せる縁起物のくま手を売る露天が並んでいました。
八幡宮の奥に「大鳥神社」があるからです。


「酉の市」と言えば浅草が
有名ですが、ここでも色鮮や
かなくま手が、所狭しと並べ
られています。
「商売繁盛」「家内安全」と
威勢の良い声も聞かれて---
でも、夜の方が断然賑やかな
んだそうです。



私達3人は「大鳥神社」の社務所で、お札のような縁起物の「くま手」を買いました。(トップの写真、1200円)
種類はマス、お多福、小判の三種類がありますが、E子ちゃんは毎日ニコニコ過ごせるようにとお多福を、私とKちゃんは「マスマス元気に健康に」とマスのくま手を買いました。

前の晩に、主人に「商売繁盛のくま手を買ってくるからね」と言ったら「これ以上忙しくなるのはしんどいから、買わなくていい」と言われてしまいました。
でも、これも一つのお守りみたいなもの---パースのJさんへのお土産にしてもいいしと、二つ買いました。


八幡様の隣には深川の
「お不動様」があります。
私は息子の腰が良くなります
ようにと、お護摩を申し込み
ました。
そして3人で中に入り、11時
からのお護摩奉修に参加して
お払いを受けました。
”ノーマクサンマーダーバ、
サラダーセンダー、マーカロ
シャー”とお経も唱えました。

主人の母と、札幌の伯母(私の母の姉)がお不動様信仰をしていたので、私も札幌と横浜の「成田山」はよく行きました。
困った時の「お不動様頼み」です。
深川のお不動様はほら貝3人、太鼓が3人で、他に比べるととても音響がにぎやかです。
もうしょっぱなから大きな和太鼓の音が、お腹にズシリと響いてきましたわ。

昨日は、七五三の可愛い子供達の姿もチラホラ
見えましたが、この二人は還暦祝いです

実はKちゃんが、今年還暦を迎えたE子ちゃんと、
来年還暦を迎える私を、合同でお祝いしてくれた
のです。
深川の路地の一角にある「酒家・華福寿」
こじんまりとした洋風中華料理のお店です。
中華独特のギロギロ感がなくて、実に爽やかな
お店の雰囲気とお料理でした


それもそのはず、銀座アスターで料理長をやっていた方が開いたお店ですものね~~
「Kちゃん、美味しかったよ~ありがとう







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オーストラリア「パース・番外編」

2005年11月08日 | パース滞在記
私の「パース滞在記」は、すでに最終回をUPして終了しましたが、主人は私より一週間ほど長くパースに滞在して、仕事をしていました。
親しくなった現地の職人さん、Jさんが手がけた「ジャパニーズ・ガーデン」の最終チェックです。

主人は2月に行って図面を書き、5月に行ってJさんと一緒に材料を選びました。
9月中旬、やっと完成間じかです。
日本では考えられないほどの時間のかけ方ですね。


施主は「パース・草月流」
の幹部の女性宅。
資金が途切れると中断---
お金の準備が出来ると
再開、これがパース流
8ヶ月かけて出来たお庭です。




「この意味のない木戸
(左端)は何なんだ」と、
取り除くよう指示したそうです.
他に駄目だしが八箇所もあって、
主人は気に入らないようですが、
欧米人の感覚は又別なの
かも知れませんね~~



主人が図面を書き監修した「日本庭園」ですが、オーストラリア人の施主さんの希望と、Jさんの感覚がふんだんに溢れた「ジャパニーズ・ガーデン」になったようです。キッチンからもリビングからも望める「ガーデン」がポリシーのようです。


これが洋風「草月流」の飾り方
バッチリ決まってる~~~
このシンプルさが何とも言
えません
我が家だって、洋風の生活を
しているんだから、見習わなく
てはと思います。




この余裕のある、広い空間
がうらやましいです。

主人は又、年が明けた2月
にパースに行くそうです。
私は3月まで仕事があるし、
ヨーロッパの古都も見たいし
どうしようかな~~


追筆
このブログを読んだ主人から「意見」がでました。
この庭の設計をしたものの、全然違う作品に仕上がって、とても不満足なんだそうです。
来年の2月に行った時に、大々的に手直しをするそうです。
こんな細かい敷石は指示していないとオカンムリ--大きな石を飛び石にするそうです。

でも施主さんとJさんが相談して創った庭です。日本人が勉強した「日本庭園」とは全然違った物になるのは仕方がないのかもしれません。
「ジャパニーズガーデン風」の庭が出来上がった、と思うしかありませんね。







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