花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

雨の合間の「青木ヶ原樹海」ハイキング

2017年08月16日 | ハイキング・散策
真夏だというのに今日も雨、クーラーを点けるどころか、Tシャツの上に薄物の長袖を羽織りました。

空梅雨気味の6月7月は暑い中日傘をさして、首に汗取り用のバンダナをまき、日焼け止め用の長手袋をして
日々歩いて12~13分のコミニティーハウスでの趣味の会に通っていましたが・・・

8月はほとんど雨用の傘が手放せなくなりました。



例年の旧盆中なら、このような風景が見られるはずなのに
近くの公園のサンフラワー(ひまわり)は雨に打たれて下を向いていました。

ニュースによると東京地方は8月1日から今日16日まで連続降雨があったそうです。
来週には暑さは戻るそうですが、果たして・・・?

上の画像は7年前に夫と車で八ヶ岳の麓経由で軽井沢に避暑に行った際に寄った、山梨県北斗市明野のひまわり畑です。
こんな風景が今年も見られると良いですね~

          

ワンゲルの会「青木ヶ原樹海と富岳風穴・鳴沢氷穴」ハイキング参加
8月10日、会が仕立てた貸し切りバスで小雨の新宿を7時過ぎに出発、中央高速で一路富士五湖方面を目指しました。

西湖野鳥の森公園から富岳風穴へ
渋滞もなく、途中談合坂のサービスエリアでトイレ休憩し、10時前に「野鳥の森公園」に到着しました。




幸い雨はやみうす曇りのお天気です。
ここは標高1000mを超す高さで、真夏とはいえ爽やかな風が感じられました。



「富士の樹海、青木ヶ原には東海自然歩道が通り、遊歩道が整備されていて安全に歩けます。」
「樹海の富岳風穴・鳴沢氷穴や竜宮洞窟を順次訪れ、暑さを忘れて涼を感じたいと思います」
という案内文に惹かれて参加した次第です。



樹海に入るといきなりこんな看板が
そう・・・
青木ヶ原樹海は自殺の名所なのです。(借金を苦にして自殺する人が多いのね~

ただ昼なお暗い樹海でもこの遊歩道は整備されていて、誰でも歩けるコースです。



富士山噴火時の溶岩で木の根も中に入らず、歩く遊歩道もゴツゴツの道、
底の浅いスニーカでは歩きづらいということで、今回は登山靴を勧められました。

溶岩樹林の中では磁石も狂うので遊歩道以外は立ち入らない方がよさそうです。
(昔、捜索に加わった経験のあるリーダーは何体もの遺体を発見したことがあるとか)



富士山噴火の跡が見られます。



11時半過ぎに「富岳風穴」に着きました。
リーダーが参加者23人分の団体割引の支払いをしてくれますので、私たちは纏まって進み
入り口でヘルメットを着装。

風穴の中の気温は0度、長袖の登山シャツを羽織りました。
総延長201m、高さは8.7mにおよぶ横穴です。、



一番奥でヒカリゴケが見られました。
所要15分の見学コースでは、夏でも溶けない氷柱や、溶岩棚、縄状溶岩なども見られます。

30分で見学を終え、、風穴の入り口近くの林の中で、皆で昼食タイムとしました
家を出たのが朝の5時45分、息子に戸塚駅まで送ってもらい、駅のコンビニでオニギリとパンを買った私です。
お仲間から鶏のから揚げやフルーツなどをいただきました。

鳴沢氷穴見学と竜宮洞窟
12時半前に次の「鳴沢氷穴」を目指して出発します。



このような看板があちこちに見られました。お役所にもひと筋の情けがあると信じたいですね。



ここは東海自然歩道になっていて、案内板もしっかりと立っています。
脇道にそれない限り不安はありません。



30分ちょっとで「鳴沢氷穴」に到着、とても混み合っていました。
今度は黒いヘルメットをかぶります。



見学者の半分は海外からのお客様でした。

今から1150年以上前の貞観6年(864)富士山の側火山長尾山の噴火の際、
古い寄生火山の間を灼熱に焼けた溶岩流(青木ヶ原丸尾)が流れ下ってできたのが、
この二つのトンネル式になった洞窟です。



鳴沢氷穴は自然の起伏に富んだ竪穴式型の洞窟なので、このようにかがまなくては進めない所もあり
これが渋滞の原因となっています。(私も必死の前進で、画像がブレました)

足元も滑りやすくチト辛い、私も腰痛が出てしまいました




昔は夏でも保たれる天然の氷が重宝されていましたが、今では人工的に作った氷が並びます。
15分で一回りできますが、渋滞待ちの時間が多かったわ。

風穴も氷穴も富士五湖観光の目玉で、駐車場完備しお土産屋さんや軽食店もあり賑わっていましたが
私にとっては40年ぶりの訪問でした。

あの時は私の両親も誘って、夫の運転でGWに富士五湖観光に来た時に立ち寄った覚えがあります。
こんなに整備されていなくて、自然のままの洞窟でした。様変わりに驚きましたわ。

竜宮洞窟へ
最後にちょっとマイナーな洞窟に向かいます。



ゴツゴツした溶岩が少なくなり、歩きやすい道となりました。

この日の参加者は23人、貸し切りバスでの移動で樹海歩きも二時間程度
高低差も殆どないハイキングなので80歳代の会員参加も多く、たくさんの刺激をいただきました。

私など若い方なのに、氷穴内での中腰歩きで痛めた腰と膝をさすりながらの歩きとなり恥ずかしい限りです



お花が咲いていました。「ボタンズル」という名前だそうです。
山小屋さん再度教えていただきありがとうございました



風穴&氷穴とは違い、竜宮洞窟は観光客の姿も見られない静かな中にありました。
「現代の乙姫様がいるよ~」と先頭を歩いていたリーダーが叫びます。



この古い石柱の横に、白いお花のカチューシャに白いヒラヒラのミニスカート姿の16~17歳の女の子が
おおきなTVカメラを抱えたカメラマンと、マネジャーらしい30代の女性と一緒に居ました。

「フェスに出ているんです」とアイドルっぽい女の子が言います。
「フェスって、フジロック」と私が聞くと
「お母さん知っているの~?、ワカ~イ」とにっこりしました。

私って案外ミーハーなんですよ。
でもあの立ちっぱなしで応援する野外フェス参加はもう体力的には無理だわ
こうしたハイキングよりも疲れそう・・・

乙姫様の写真は無理と諦めましたが「AKB?乃木坂?欅坂?」と
話のタネに名前だけでも聞いてくるべきだったと後悔しました。



「竜宮洞窟」は中に入るのではなく、鎌倉のヤグラのような感じでした。
岩でゴツゴツした足元を注意しながら下って、洞窟入り口に祭られた神様を拝んで戻ります。


その後10分歩いて、迎えに来たバスに乗り、西湖近くの日帰り温泉に向かいました。



2時45分に到着です。歩いて喋って三つの洞窟見学をして、さすがに汗をかきました

富士西湖いずみの湯、こじんまりとした静かで落ち着いた日帰り温泉でした詳しい情報はこちらででどうぞ・・・



入浴後、広間で飲んだ生ビールが美味しかった~
左右からおツマミが配られます。良い仲間と出会えて一緒に歩けて幸せです

夫と時々やっていた、車でさぁ~と出かけての高原歩きと温泉入浴
彼を失ってもうできなくなったと嘆いていましたが、この仲間たちが救ってくれた感じです。

夕方の4時にバスに乗り込んで出発し、新宿に向かって帰路となりました
中央高速道が渋滞していて、新宿着は19時半、横浜の我が家までは更にラッシュの中1時間半かかります。

電車は混んでいましたが、大船に住むリーダー夫妻と一緒でしたので、楽しい山の話であっという間
「楽しい一日をありがとうございました。リーダー夫妻は私にとっては頼りになる兄夫婦だと思っています」
とお礼を言って大船駅で別れました。


旧盆休みも終わりました。
例年なら息子一家とお嫁ちゃんのご両親と箱根旅行ですが、今夏はお嫁ちゃんの妹がご実家で出産
そして我が家の姫孫奈菜ちゃんのチァーの発表会がお盆明けにあり、連日特訓中で旅行はナシとなりました。

主人のお仲間が二人、お線香をあげに我が家に来てくれて接待したり。息子一家とみんなでお墓詣りに行って
ウナギを食べたり、お盆休み中の息子に庭の木を切ってもらったりとそれなりに忙しくしていました。

今週末は連合自治会の夏祭りです。
着付け教室で浴衣の帯結び練習をしていたら、婦人会から浴衣で盆踊りに参加してくれとの要請
さぁ~大変と、仲間3人で慌てています。







コメント (24)
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6月末に、ご近所仲間と北鎌倉へ

2017年08月05日 | 鎌倉散策


夫が残した水盤の中のスイレンが2輪咲きました。一週間後に咲いた2輪目は少々小ぶりです。

台風の影響か?、私が住む横浜の今週は戻り梅雨のような鬱陶しいお天気が続きました。
今日5日の午後からようやく青空が広がり、久しぶりにクーラーを入れた次第です。

気が付けばもう立秋、残暑見舞いの季節となりますが・・・
台風騒ぎの後はまた暑い日々が続くのでしょうね。

我が家から2分の所に借りている畑では、連日トマトとキューリが採れています。
7月前半が好天続きで暑かったので、今年は特にトマトが豊作で今日は大玉4個を収穫
ゴーヤも大きく育ち、オクラとインゲンも採れ出しました。



最近の家での昼食はもっぱら冷やし中華かソーメンです。
ソーメンの場合はモヤシではなくインゲンを一緒に茹でて、アオジソと海苔を薬味に使いますが・・・

ご近所仲間と「北鎌倉」へ(6月29日)
一ケ月以上も前のお話ですが、ご近所仲間と4人で最後のアジサイを見に行きました。



染色と織をやってるK子さんが、お仲間と年に一回この「古民家ミュージアム」で作品の展示販売会をやっているので
入館料500円が全員タダになる招待券があったのです。



昭和40年代に巨大開発された横浜南部の丘陵地帯の住宅地に住んで、もう30年以上が過ぎました。

同じ頃に家を建てた同年輩同士が親しくなり、「スミレ会」という名前を付けて毎月1万円を積み立てて、
4人で海外旅行を7回、夫たちも一緒の国内旅行もアチコチ行きましたね。満足!満足!

みな年金生活になった最近はもっぱら近くのコミニティーハウスを中心とした趣味の会や勉強会などに一緒に通い
突然夫を失った私にとっては、心強い存在のご近所仲間です。



ミュージアムの狭い敷地の中に並ぶ「ヤマアジサイ」に惹かれて、私も数年前に撮影に行っていますが
6月末はヤマアジサイはほとんど見られず、新しい種類のガクアジサイが主に咲いていました

「ロザリオ」「金平糖」
「小菊」「春うらら」

お寺のアジサイと違って、つけられたネーミングが斬新ですね。



古民家の中は小さな美術館になっていて、ここは「お雛様」が有名ですが
この日は、時代物の着物展をやっていました。

和風家庭料理のお店でランチ
6月の鎌倉の有名食事処はどこも数週間前から予約を入れないと無理
忙しいスケジュールの私たちの遊びは一週間前に決めるのがやっとなのですよ。



今回はK子さんお薦めの、北鎌倉駅のすぐそばにある(看板の奥は北鎌倉の駅のホームが写っています)
和風家庭料理のお店でランチでした

お任せランチ(五穀米とお吸い物、お刺身と野菜の煮物や前菜は共通ですが)メインはアジフライか
鳥のつくねハンバーグのどちらかを選びます。
(私とプリンさんはアジフライ、ノンちゃんとK子さんはハンバーグをチョイス)



梅雨の合間の晴れたこの日は喉が渇きました。K子さんと私はビール大好き人間

K子さんご夫妻も山人間なので、40代50代の時は我が夫婦と一緒に車にテントを積んで
長野や山梨、そして東北の山々にも登り、ふもとの温泉巡りを楽しんだものです

食後はアジサイ寺の「明月院」へ
明月院ブルーが美しい姫アジサイで有名ですが、そろそろアジサイは終わりのようで・・・
それでもツァー客であふれていました。



有名な丸窓を撮りたかったのですが、スマホを手にした観光客の列が長々と延びていて諦めました

蒸し暑い中、私たちは涼しい風が通る明月院の竹林のベンチに座ってしばしお喋り
この日も和服姿の女性が目立っていました。



明月院のアジサイは6月中旬がお薦めですが、今年はカラ梅雨だったので
お花の数が少なかったのでしょうか~?

甘味処で「クリームあんみつ」&お喋り
最後はやっぱり甘いものを食べなくては収まりませんね。



場所はいつもの「古民家ミュージアム」のすぐそばのお店です



週に2~3回は一緒に行動しているのに、まだまだお話のネタは尽きませんでした。

            

夫を突然亡くして3年が経ち、あの信じられないような経験をした8月が今年もやってきた。
去年までは常に一人が不安で・・・
毎日息子に「とりあえず今日も元気」というメールやワンギリ電話をしていた私。

今では日々会っているご近所仲間に鍵のありかを教えて、「私が連絡なしで約束の時間に現れなかったら
忘れているか?ぶっ倒れているかのどちらかだから、家の電話と携帯のどちらも出なかった時は玄関の鍵開けて
家の中を探してね」と頼んだ。

「救急車に一緒に乗ってくれて、病院が決まった時点で息子夫婦に連絡してもらえれば助かる」
というお願いもした。

息子一家は皆とても忙しい
最近の息子は札幌や博多に出張があり、お嫁さんも仕事を増やし、孫たちも毎日の部活や塾通いにお稽古

さりとて私が孤独死して何日も見つからなかった場合は、息子夫婦が非難されるに決まっている
世間とはそういうもの

今年になってご近所仲間たちにこれらを頼んだら、何だかとてもホッとして・・・
遠出をする時と息子やお嫁さんに用事がある時しか連絡をしなくなった。

今では息子の方から「元気?」と電話があり、1~2週間に一度は我が家にやってくる。
以前はそれがとても嬉しかったけど、気楽に暮らしている今の私は少々煩わしい

「アレ捨てろ、これも捨てろ」というのが息子の口癖だ。
「私、毎日何かと忙しいのよ」というのが、今の私の心境です。




コメント (18)
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