

クモタケは冬虫夏草と言われているキノコの仲間
冬虫夏草は子嚢菌が、生きているクモや昆虫類の体内に入り込み、宿主を生かしたままその体内に菌糸を蔓延させてゆく。
やがて虫の息の根が止まると、子嚢菌はキノコとなって虫の体の外に現れる 昆虫の種によって菌の種類も異なる
クモタケはキシノウエトタテグモなどに生じ、地面にあいたクモの巣穴から棍棒状のキノコを立ち上げる
右の掘り起こした写真で中央より上の少し紫がかった部分が無性の胞子
初夏から秋にかけて、湿り気の有る石垣や地上に地中の巣袋中のトタテグモから発生する
子実体は小型で棍棒状の不完全な形
頭部に粉状で紫灰色の分生子(無性的に作られた胞子)が付く
その下の柄は地中でクモにつながっている