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キンミズヒキ

2021-10-10 | 樹木 草花


黄色の可愛い花がびっしりと付くキンミズヒキ
キンミズヒキ(金水引)は花穂を金色の水引に見立てた名前

バラ科の道端や草地に生える多年草
茎は40~90cmの高さ 全体に毛が多い
葉は数対の側小葉からなる奇数羽状複葉で、小葉は5~9個で不揃いの大小があり、長楕円状披針形
裏面に腺点がある

7~10月、茎の先端で分枝して総状花序を出し、1cm弱の黄色い5弁化を多数つける
雄しべは約12個、2個の雌しべは萼筒に包まれ普通1個だけ成熟する
果実は刺のあるそう果で、そう果は萼筒と萼片に包まれて熟し、萼筒の縁に多数ある刺で、動物にくっついて運ばれる

全草に薬効があり、花の時期に、干したものを煎じて飲むと下痢や胃腸病に効く
ウルシのかぶれには同じ液で患部を湿布し、皮膚炎には温湿布するとよい
6月頃若芽、若葉を摘み採ってさっと茹でて各種あえ物、油いためなど アクもくせもなく美味しく食べられる