ムカデ
2019-08-11 | 虫類

ムカデの仲間も多く居て、日本には120種もいる
出会って草の中に隠れた奴は、顔が見えないにだがトビズムカデらしい
成虫で越冬して、4~11月頃まで見られる
5~6月頃に20~50個を産卵し、卵を長い体で抱いて乾燥しないように舐め続けて孵化させるまで1か月
その間はエサも捕らないと言う 見かけによらず健気な虫だ
2か月たつと幼虫は2回脱皮し2cm程になりやっと親離れする
その後10回ほども脱皮を繰り返してやっと成虫になる
成虫は体長10cm、足の数は21対42本で、百足と言うがもちろん100本は無い
赤色の頭と黒い体だが、体色は個体変異がある
ゴキブリ バッタ コオロギなどを捕り肉食性
強力な顎と毒腺を持ち刺されると激しく痛むので用心が必要

メハジキ(目弾き)の名は、茎を短く切り瞼に挟んで 瞼を閉じる勢いに任せて遠くまで飛ばす 子供の遊びから付けられた名前
シソ科の野原や道端に生える多年草
高さは1m程になり、根生葉は卵心形で長い柄があり花期には枯れる
茎葉は5~10cmで深く3裂し、裂片は更に羽状に切れ込む
上部の葉は小さく、披針形か線形
上部の葉腋に淡紅紫色の唇形花を数個づつ付ける
花は7~9月に咲き、花冠は1cm程
下唇は3裂し、中央裂片はさらに2裂する 赤い筋が目立つ
生薬名を益母草(やくもそう)といい、産前産後の保健薬として利用する
花の咲いている8月頃に、地上部を全部採り日干しにして、煎じて飲めば産後の止血 生理不順 めまい 腹痛に効く

今日は24節気の立秋 一年中で一番暑い時期で連日猛暑日が続き、台風も次々やって来ている
立冬(11月8日)の前日までが秋
都心の公園で可愛い花を見つけた
紫色の楚々とした花に、葉や茎を傷つけると出る白乳液が苦いのでムラサキニガナ
ニガナ属のニガナとは別属の花
本州から九州に分布しているが、地域によっては絶滅危惧種になっている
キク科アキノノゲシ属の山地の林縁に生える多年草
茎は直立して高さ1mにもなる 中空で葉や茎を傷つけると白乳液が出る
茎の下部の葉は羽裂して、上部の葉は小さくて披針形
花は6~8月に咲く
舌状花のみの頭花は直径1cm程 円錐花序に多数付きほぼ下向きに咲く
総苞は約1.2cm 内片はやや線形で7~8個ある
そう果は狭長楕円形で3cm 黒色で細肋があり先端に白い冠毛がある

岩壁に生え、葉がタバコの葉に似ていることからイワタバコの名が付いた
花の少ないこの時期に、貴重で可憐な花が目を引く
イワタバコ科の、いつも水がにじみ出ているような日陰の岩場に生える多年草
短い根茎から1~2個の大きな葉を出す
冬の間は葉を硬く巻いて休眠し、暖かくなると葉を広げる面白い動作をする
葉腋から20cm程の花茎を伸ばし、頂に散形花序を付ける
花は6~8月に咲き、1.5cmの紅紫色の花で 花冠は皿状に開き、5裂して筒部に黄橙色の斑紋がある
蒴果は1cm程の広披針形で、紡錘型の種子が多数入っている
若葉は少し苦いが美味しい山菜で、茹でておひたし、各種和え物、テンプラ、サラダも行ける
又、健胃 消化促進の胃腸薬としても利用され、葉を日干しにして煎じて飲むと良い