Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅システムのアンプ

2012年09月11日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムのプリアンプとパワーアンプが今月ようやく完成しそうです。プリアンプは自作C22モドキアンプ、パワーアンプは自作WE101Dppアンプ-2号と思っています。

C22modoki12

こちらがプリアンプ。現在内部配線交換の第2ステップを完了し、真空管アンプの「ゴッドハンド」に点検をお願いしています。帰って来次第第3ステップの配線交換に入る予定。

We101dpp2

こちらがパワーアンプのWE101Dpp-2号機。今日から内部配線の交換に入りました。今週中には完了予定です。(トラブルがなければ・・・と願っています)

We101dpp22

オリジナル状態の内部配線状態。この状態で、自宅で音質確認済。Tr型アンプの様なワイドレンジで爽やかなサウンドでした。(プリはC40で確認) これで「音の厚み」が1号機並みになればほぼ満足です。使って有るパーツ群はこちらの方が数段上です。

まだC22モドキと2号機の組み合わせではヒアリングしていませんが、分厚い音のサウンドになると予測しています。使っているSPユニット群が1950~60年代のモノですから、当時のアンプ(管球式)でドライブした方がマッチングが良いと思います。

色々とSPやアンプ遍歴をして来て感じたのは、最新機器では音の方向性が違う様で、音の好み(肌)が合わないようです。あくまでも私個人のお話です。


周波数帯域のバランス

2012年09月10日 | ピュアオーディオ

10万円のアンプでも100万円のアンプでも、「20Hz~20KHz」(可聴帯域)までの再生帯域が有る様に仕様書ではなっています。
SPの再生帯域の下限はウーハーで決まり、上限は120KHz以上まで出せる様な機種・ユニットが出て来ています。

でも実際に「20Hz~20KHzもしくは120KHz」まで出せてるシステムを持っている方はほとんどいないと思う。
「20Hz」と云う低音は地響きの様な音だと誰かが云っていましたが、私個人としてはその様な低音は聴いた事が有りません。

オリンパスシステムに2系統のCD再生を出来る様にして、この再生帯域に疑問を持つようになりました。機械として20Hz~20KHzまで出せても、それを聴く側が「心地良い」と思うかは別儀だと感じるからです。

長くオーディオをやってこられた方ほど、「好みのバランス」が出来上がって来ていると私は推測します。実際に自分に置き換えてみても「40Hz~16KHz」程出れば音楽は十分楽しめる訳で、無理して30Hzの低域は要らないと思っています。ただ高域は「空気感」みたいなものが出て来ますので、聴こえなくても100KHz程までは出る様に設定しています。

先ほど述べたCD再生の2系統は以下の様になっています。
①A730→Cello DAC→C-290プリ
②A730→WE ライントランス→C-290プリ

②のラインは①のラインに比べ、高域が出ていません。その代わり低域側に伸びています。クラシックのオーケストラやオペラ、ボーカルでは②のラインの方が断然しっくり来ます。解像度や高域の音数では①のラインの方が出ているのですが、音の厚みやステージ感と云った密度感で②のラインの方が自分の好みなのです。

周波数帯域に拘らないで「音楽が楽しめるバランス」にした方が良いのではないかと思う様になっています。


オーディオをやるなら健康が一番

2012年09月10日 | ピュアオーディオ

心身が健康でないと音楽を聴く気になりません。サラリーマン時代も風邪で寝込んだ時や、具合がおかしい時はステレオのSWを入れなくなりました。実際に具合がおかしい時に聴いた事が有りますが、精神を集中出来ないので楽しく有りません。

現在も具合がおかしい時は聴く気が起きません。何をやるにしても「健康第一」ですね。もう20年近く「毎日1万歩」を実践しています。それでも時々は風邪をひきます。風邪をひくと歩けないので辛くなります。悪循環に入らない様に気を付けています。


昨日は・・・

2012年09月09日 | ピュアオーディオ

昨日はC22モドキプリアンプの修理依頼でオーディオ道場に行って来ました。片山マスターとチョッとお話をして来ました。

お互いにオールドJBLのSPユニットを使っているので話が合います。この頃のSPユニットには管球アンプが合う様に思うと云いましたら、同感だとおっしゃっていました。そう云えば、前回来た時にマッキンMC275を復活されていました。この日の組み合わせはC29+MC275でオリンパスシステムを鳴らされていました。久しぶりにC29を聴きました。MC275との相性が良いのか豊かなサウンドがしていました。自分も20年以上C29を使っていましたので、自分が感じていた不具合な点が出ていなかったのに感心しました。

マスターも管球のプリアンプを集めて居られる様で、コンラッド・ジョンソンのプリ(2種類)が大切にしまわれていました。またサンスイの管球プリメインのAU-111が天板を開いて置かれて有ったので覗いて見ましたら、6L6Gの出力管を6CA7に変更されていました。トランス3個の巨大さにビックリしました。重そうですね。内部を見ていたら私も欲しくなりました。プリとメインが一体化していますので、設置スペースやケーブルの本数を減らせます。


C22モドキ プリアンプの内部配線他進捗状況

2012年09月08日 | ピュアオーディオ

C22modoki11

このプリアンプの音色、音数の多さ、音の厚みの素晴らしさが気に入っています。ヌケ・キレが出て、透明感が高く出来れば相当グレードの高いアンプになります。

C22modoki2

電源ラインの配線交換は完了しています。信号ラインの内部配線にはまだ手を付けていません。

C22modoki1

RCAソケットは入力5系統、出力1系統の交換が完了しています。このソケットの質を上げると透明感や音のキレ、ヌケが大幅に改善されます。また内部配線の交換でも同じ事が言えます。材質を粗悪なモノから良質なものに交換している訳で、何も難しい理屈は有りません。ただこれは何回も確認して経験している事です。

信号ラインの配線交換が終わらないと本当の真価は出てこないと考えています。何処か1ヶ所でもネックの部分が有れば、そのネックの部分の性能しか出て来ません。


自宅システムのプリ交換実験

2012年09月07日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムを自分の目指す質感にする事を狙っています。その有力候補はC22モドキプリアンプです。現在内部配線を交換中で、3段階ほどのステップで総交換を予定しています。

現在の進捗は、①リアパネルのRCAソケット交換完了、②電源部全体の配線総入れ替え完了、③出力ラインの交換完了・・・と少しづつ進捗しています。今回はここまでの予定ですがトラブルが発生していますので、その対処をしないといけません。

次のステップでは、入力ライン、MCトランス内臓、セレクター~バランス~ボリュームライン、増幅段(ここ迄来れば完了)と予定しています。

その間、自宅では手持ちの管球プリアンプを持ち込んでヒアリングをしています。現在12AU7ラインプリを試しています。他にWE310Aラインプリ、12BH7ラインプリも予定しています。

12au7pri

12AU7ラインプリ(内部配線はブルースーナー)はマランツ#7タイプの回路のもので、小さく薄くちょっと見た目が貧弱なので軽んじていましたが、なかなかどうして、素直でありながら質感の高い再生音を出してきます。

昨夜はクロックの有無の評価をしましたが、あまり変化が無く、すべて撤去することにしました。ラックのスペースも限られているので、効果の低い機器は撤去せざるを得ません。3日連続で毎夜2時までヒアリングしていますので、チョッと疲れ気味です。


612Asystem のレイアウト変更

2012年09月06日 | ピュアオーディオ

今週 月・火曜日にRCA箱システムを専務宅に持って行った関係で、事務所のモニタールームが淋しい状態になりました。ただ今までRCA箱システムが占有していたスペースが空いた事で、612Aシステムのレイアウトを見直せるようになりました。

Blog2_001

こじんまりとデジアンシステムと2セット並べています。アンプ部を壁側に近づけたので、リスニングスペースが広くなった様な感じです。

Blog2_002

正面から見るとこんな感じです。中央のラックが高いのでSPをラック前面の面位置に合わせています。

Blog2_003

612Aシステム全体を一つのラックの中に納めましたので、ラック毎移動できます。CDPにWadia#6、プリにC40、パワーアンプはGE6550pp-1号機(SuperTrail仕様)にしています。なかなかの鳴りっぷりです。気軽に音楽を楽しめる様にしています。


C22モドキ プリアンプの不具合点対策

2012年09月05日 | ピュアオーディオ

C22model2

C22モドキプリアンプを約1週間程自宅のシステムで使って、現状音質の状態もほぼ掴めたので対策に着手しました。音のキレやヌケが絶対的に不足しています。全ての音のエッジが丸くなっています。良い点は力強く、エネルギー感が有り、音の厚みが素晴らしいです。またノイズがない点も素晴らしい。

C22model3

リアパネルのソケット類の貧弱さへの対策の第一歩になります。IECインレット化とヒューズの交換は完了していますので、RCAソケットの交換になります。XLR化も検討しましたが、使うトランスの癖がそのまま出てくる点と、スペースの関係で、今回はRCA入出力のみで作りたいと思います。

現在付いているRCAソケットについての不具合点は、①材質が悪い。 ②端子間の間隔が狭く、太いケーブルが使えない。 ③RCAソケットの長さが短く、コレットチャックのプラグのかかり代が少ない点。 ④全体的に強度不足。 ⑤プラグの位置が配線がやり辛い位置にある。

今日はリアパネルの強化とリアパネルに取り付けるパーツ(RCAソケット等)を高級パーツに交換しています。これで音のキレや音数(情報量)がかなりアップします。

他にも脚部にも手を入れています。付いていた脚はSUSの削り出しの様で、本革のクッション材を貼り付け、底板には黒塗装をしました。

今回はリアパネル、底板、電源部の内部配線交換のみの予定です。他の部分の内部配線交換は次回にしたいと考えています。

このアンプは、旋盤が使えるハイアマチュアかプロの作ったアンプですね。ノイズが無いのは、スキルを持っていた方でないと作れません。配線のやり方もチェックしていますが、非常に面倒な同軸ケーブルの外側の部分を1本1本丁寧にアースに落として有ります。全ての同軸ケーブル(50~60ヶ所)のアースを取るなどと云う事は普通の方では出来ない事です。実際に自分のアンプはそうやって作っていますのでその大変さが判ります。


RCA箱システムの移動完了

2012年09月04日 | ピュアオーディオ

昨日から実施していたRCA箱システムの移動が完了しました。本日はラックとアンプ類の移動で、これで必要な機器や道具はすべて搬出を終わりました。

熱い中での作業でしたので疲れました。配線もあと少しで完了の様で、今夜には音出し確認が出来るでしょう。

その間を縫って、CelloとApogeeの16bitDACの単体の音質比較をしました。Apogeeはどちらかと云うとJAZZ向き、Celloはクラシック向きの様な感じです。低域の出方がまるで違います。エネルギー感や量感はApogeeの方が優位で、繊細感でCelloです。自分の好みはCelloの方の様で、ApogeeはRCA箱システムと共に専務宅に持って行く事にしました。

ガチッとした低域とD130の相性の良さが出ると思います。(実験済み) LE15Aは元々低域は十分出ていますので、中高音とのバランスが取れない予感を感じました。組み合わせるユニットで良くもなり悪くもなります。この辺の相性は確かに有ります。


RCA箱システムの移動

2012年09月03日 | ピュアオーディオ

専務宅のUREI 813Bの処分が完了したので、RCA箱システムを彼の家へ移動する事にしました。

Rcabox2_5

今日はSPユニットと箱、トレールを移動しました。彼の家までは片道13Kmほど有りますので、1往復に約1時間掛かります。それを午後から3往復しました。SPユニット入りのBOXは非常に重く、二人でやっと持ち上げました。

明日はアンプシステムとラック類の移動です。マルチアンプシステムですので、アンプ2台とケーブル類、パワータップ等と数が多いです。ラックは分解して運ぶ事になりますので、2セットのラックの分解・組み立てが待っています。