nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

JR全線完乗達成!

2023-11-19 17:37:41 | 日記

やっとのことでJR全線完乗を達成しました。

JR東日本、JR北海道に関しては、大人の休日俱楽部パスがあったので、2013年頃には東日本全線完乗、北海道も2017年には完乗していました。JR東海については、2016年に、名松線(復旧後)および東海道本線の美濃赤坂支線&新垂井経由を含め完乗、JR四国は、2017年の牟岐線をもって完乗、JR西日本は、中国地方のローカル線に手間取りながらも、三江線廃止1年ほど前に、相次いで乗車し、最後は2019年の小野田線(本線と本山支線)、おおさか東線で完乗していました。JR九州に関しては、2018年6月に未乗区間を一気に片付けたものの、その前年2017年に日田彦山線の添田~夜明が豪雨災害で不通になったままでしたので、この区間のみ残ってしまいました(2022年の西九州新幹線は開業取材で乗車しました)。そして、もう1線、日南線(田吉~志布志)が手つかずのままでした。日南線の南宮崎~田吉は、飛行機で九州入りした時に、宮崎空港駅から宮崎まで列車に乗りましたので、そのときに日南線経由ということで乗車済です。

 

ということで、残ったのは、日田彦山線(添田~夜明)、日南線(田吉~志布志)の2線2区間。しかし、コロナ禍だったのと、日田彦山線が復旧しないままだったので、全線完乗のための行動はストップしたまま。数年が過ぎました。結局、日田彦山線の不通区間は鉄道としての復活は叶わないままに終わりました。2023年8月28日、BRTひこぼしラインが開業、法律上は鉄道路線の廃止とはなっていないので、バスとはいえ無視できません。長大な釈迦岳トンネルの前後は線路を舗装した専用軌道になっていて、一応、列車からの車窓とほぼ同じ眺めです。

 

こうして、11月13日、この2区間を制覇するため、「のぞみ」で小倉入りし、翌11月14日、朝9時22分の列車(日田彦山線田川後藤寺行き)で旅が始まりました。田川後藤寺で添田行きに乗り換え、添田到着。ホームの反対側にBRTひこぼしラインの乗り場がありました。

このバスに乗って約1時間半の旅。やや小ぶりな車両の上、満員でしたから窮屈な乗車でしたが

予定通り日田に到着。これにて、日田彦山線は完乗です。

日田からは久大本線を走る特急「ゆふ」で大分に出て、日豊本線の特急「にちりん」で宮崎へ。

宮崎到着は夜の19時29分。この日は朝から夜まで列車(そしてBRTのバス)内で過ごしました。

駅前のホテルに投宿し、翌11月15日、いよいよ日南線に乗車します。

まずは、油津行きに乗車。2両編成で、ボックス席がすべて埋まるものの相席にはならないくらいの混み方でした。眩しいですが、進行方向左手、海側に座りました。

列車は油津行きなので終点で下車。志布志行きは、まだ入線していないので一旦外に出ます。

ここは、プロ野球・広島カーブが春先にキャンプをする場所なので、駅舎は真っ赤なカープ仕様です。ファンは喜ぶことでしょう。

折り返しの志布志行きが到着時刻になったのでホームへ。乗ってきた列車との並びを撮りました。

写真左側が志布志行き。1両(単行)です。乗り込んだのは5人ほど。空いています。

そして、乗ること1時間11分。12時18分定時に志布志駅に到着しました。

駅舎内にあった観光案内所でまちあるきのアドバイスや昼食場所について教えてもらいました。親切なおばさんだったので、ついでに記念写真も撮ってもらいました。

JR全線完乗の記念撮影です。

駅前の定食屋でお昼を食べた後、志布志だらけの看板を見に志布志随一の名所・市役所へ。まちあるきマップにも乗っている正真正銘の観光スポットです。駅前からゆっくり歩いて10分少々の距離でした。

市内でのんびり過ごした後、夕方のフェリー「さんふらわあ」で志布志を後に大阪へ。一夜をゆったりとした船内で過ごし(防犯上の観点から鍵のかかる個室を予約してありました)、翌朝、大阪南港に到着。新大阪から新幹線に乗り継いで帰路につきました。

 


拙著「にっぽんの鉄道150年」、「旅の良書」に選出

2023-07-28 21:42:03 | 作家活動

2022年9月に刊行された拙著『にっぽんの鉄道150年』(平凡社新書)が、このたび「旅の良書」に選出され、認定書が授与されました。

「旅の良書」というのは、紀行文、エッセイ、ノンフィクションのジャンルから旅にかかわる優れた著作を表彰する「斎藤茂太賞」(主催=日本旅行作家協会)と同時に発表され、「旅の持つさまざまな魅力を読者に伝えてくれる優れた書籍」を選出するものです。「斎藤茂太賞」は、日本旅行作家協会の会員ではない人が執筆したものに限られるため、旅行作家協会の会員(理事)である小生の著作は、そもそも茂太賞の対象ではなく、初めから「旅の良書」に該当するかどうかのみが審査されました。ノミネートされた書籍は100冊ほど。幸いなことに、何度かの審査を経て、「旅の良書」に選出されたとは光栄です。なお、同時受賞した本の中には、著名作家である沢木耕太郎氏の「天路の旅人」(新潮社)も含まれています。

第8回斎藤茂太賞および第5回旅の良書の詳細は、こちら

第8回 斎藤茂太賞の授賞式は、2023年7月27日に日本プレスセンタービル(東京都千代田区内幸町)10階のレストラン・アラスカで開催されました。受賞作は、デコート豊崎アリサ著「トゥアレグ自由への帰路」(イースト・プレス刊)。日本旅行作家協会の下重暁子会長からアリサさんに賞状、記念トロフィー、賞金が贈られました。

その後、第5回「旅の良書」が発表されました。全部で11冊が選出され、そのうちの1冊が拙著「にっぽんの鉄道150年」でした。会場に顔を見せていた著者は4人でしたので、その4名が壇上で、茂太賞と同じく、下重会長から認定書の盾が手渡されました。

写真提供=JTWO理事、大久保有満子さん

写真提供=JTWO理事、戸川覚氏

1993年に「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」を上梓して以来、30年。昨年(2022年)に刊行された「にっぽんの鉄道150年」(平凡社新書)まで25冊の著書を刊行してきましたが、これまで何らかの賞の対象となったことはなかっただけに、大変嬉しいできごとでした。

「にっぽんの鉄道150年」(平凡社新書)の詳細は、こちら

Amazonでの購入サイト

 

 

 


「忘れられない鉄道の本」

2023-02-16 17:49:25 | 作家活動

「忘れられない鉄道の本」という書籍が、交通新聞社新書から発売となりました(2023年2月15日)。

表紙の帯に映っている4名の有名人(政治家のお2人=石破茂氏&前原誠司氏、女子鉄アナウンサー久野知美さん、元プロ野球選手・屋舗要氏)を含め多彩な20名が、自らの思い出の鉄道書について語ったものです。

20名とは、

泉 麻人(コラムニスト)、石破 茂(政治家)、南田裕介(会社員)、久野知美(女子鉄アナウンサー)、矢野吉彦(アナウンサー)、川辺謙一(交通技術ライター)、屋鋪 要(元プロ野球選手)、土屋武之(鉄道ライター)、伊原 薫(鉄道ライター)、野田 隆(旅行作家)、小倉沙耶(鉄道アーティスト)、池口英司(鉄道ライター)、渡辺雅史(放送作家)、前原誠司(政治家)、小林しのぶ(ジャーナリスト)、蜂谷あす美(紀行文ライター)、やすこーん(漫画家)、米屋こうじ(カメラマン)、栗原 景(フォトライター)、村上悠太(写真家)

(敬称略)

 

私も10番目に登場しています。

pp137~151 

取り上げた本は、

「英国・北欧・ベネルックス 軽鉄道の旅」(堀淳一・著)

「鉄道大バザール」(ポール・セル―・著、阿川弘之・訳)

表紙の画像をアップしておきます。

どちらも古い本ですから、図書館で探すしかなさそうです。「鉄道大バザール」は文庫で出ているかもしれません。

どこが気に入ったか、どんな感想を書いているかは、新書でお確かめください。

ところで、執筆者のひとり久野知美アナウンサーは、彼女が選んだベスト10の1冊として、拙著「出張ついでのローカル線」を取り上げてくださいました(p65)。大いに活用していただいているようで、嬉しい限りです。

この本は、品切れのようですが、電子本ならすぐにでも購入できます。

 

ともあれ、「忘れられない鉄道の本」、書店で手に取っていただければ幸いです。

 

 

169 忘れられない鉄道の本 | 出版物 | 株式会社交通新聞社

「JR時刻表」「旅の手帖」「散歩の達人」「鉄道ダイヤ情報」「交通新聞」など、旅行や趣味に関する雑誌と書籍を発行。交通新聞社の169 忘れられない鉄道の本のページです。

出版物

 

 


「にっぽんの鉄道150年」、増刷

2022-12-13 16:04:13 | 作家活動

9月に発売された拙著「にっぽんの鉄道150年」(平凡社新書)は、おかげさまで好評のうちに推移し、増刷が決定。11月24日に2刷本が出来てきました。といっても、表紙や帯が変わったわけではなく、奥付に2刷と記されただけです。

もっとも、本文は1か所見つかったミスプリと写真キャプションの補足、フルムーンパスの廃止を反映させ、アップデートしています。

ご覧いただければ、幸いです。

 

<iframe sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin" style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=nodatakashi-22&language=ja_JP&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=as_ss_li_til&asins=4582860117&linkId=4144701716fc5ca07e282b21d0af114d"></iframe>


テスト投稿

2022-07-17 15:39:04 | 日記

goo に移行してからの投稿は初めてです。

テストです。