徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

日本語の変化

2008-07-11 19:56:36 | ビジネス
 脚本が遅々として進まない。「ALWAYS 三丁目の夕日」の茶川竜之介のセリフを借りるなら「俺の才能も枯れ果てた!」ってところだ。中でも悩ましいのが、昭和初期の言葉づかい。女学生といっても今どきの“じょしこーせえ”とはわけが違う。例えば、公子の書き残した文書を見ると、「楽しくありました」とか「嬉しくありました」とかいう言葉づかいがさかんに出てくる。今どきこんな言い方をするのは北林谷栄さんくらいしか聞いたことがない。映画を見ると戦時中までは兵隊さんが同じような言葉づかいをしているので、おそらく戦後になって使わなくなったものらしい。しかし、これを今風に言いかえると「楽しかったです」とか「嬉しかったです」になって、急に小学1・2年生の幼稚な言葉づかいになってしまう。かと言って「嬉しゅうございました」ではオバサンかっ!と突っ込まれそうだ。どうしたもんだか。