僕のブログでは初めての映画の話題です。僕は映画というものにあまり興味がなく、前回映画を見に行ったのも15年前ぐらいの話である。
そんな僕が昨日、「しゃべれどもしゃべれども」という映画を見に行った。正月に「大笑点」という番組でTOKIOの国分太一が落語を披露する場面を見て、この映画の存在を知り、映画が公開されたら見に行ってみようと思ったのがきっかけでした。
僕はジャニーズのアイドルに興味があるわけでもなく、落語家の名前は多少知っていても、落語そのものに興味があるわけでもないのに、何故かこの映画に僕のアンテナが働いた。僕のアンテナは、不思議とメジャー中のマイナー、マイナー中のメジャーに反応する事が多い。
映画のあらすじは、若手落語家 今昔亭三つ葉(国分太一)がひょんな事から、無愛想で話すことが苦手な女性 十河五月(香里奈)、関西から東京に転校してきて、関西弁を同級生から馬鹿にされる阪神タイガースファンの小学生 村西優(森永悠希)、元プロ野球選手で野球解説者になったものの話が下手なため解説の仕事が減っている 湯河原太一(松重豊)の3人に落語を教える事により、今昔亭三つ葉の落語にも変化が・・・〈 これ以上はネタばれになるので書きません 〉。その他、今昔亭三つ葉の師匠今昔亭小三文を伊東四朗、今昔亭三つ葉の祖母を八千草薫が演じ、脇を固めています。
映画の感想は、全体的にテンポの良い作品で、肝心の落語の部分も国分太一がうまく演じており、個人的には見に行って良かったと感じた作品でした。映画の中に出てくる東京の下町の風景・都電の映像も印象に残り、映画の主題歌 ゆずの「明日天気になれ」もGOODでした。上手に話す事とは何かについて、改めて考えさせられる映画でした。それほど多くの映画館で上映している作品ではありませんが、興味のある方は見て下さい。
映画を見た後は、映画の原作になった同名の小説「しゃべれどもしゃべれども」を書店で買いました。時間のある時に小説も読み進めようと思います。 (文中 敬称略)