甲子園球場で行われた第88回全国高校野球選手権大会は早稲田実業高校が3連覇を狙う駒大苫小牧高校を4-3で破り、夏の大会初優勝を飾った。
昨日の試合は延長15回 1-1の引き分けで再試合となり、試合が始まる前は、駒大苫小牧高校のエース田中君が3連投、早稲田実業高校のエース斎藤君が4連投である事を考えると駒大苫小牧高校のほうが少し有利ではないかと思ったが、2回戦の大阪桐蔭高校戦のピッチングを見て以来、早稲田実業の斎藤君に僕は注目していたので、早稲田実業高校を応援する事にした。
僕は大会が始まる前までは、斎藤君についてはあまりよく知らなかったのだが、大会が進むにつれて、自称 斎藤君ウオッチャーになった。顔からにじみ出る賢さ・精神力の強さ、2回戦の大阪桐蔭高校の中田君との対決・準決勝の鹿児島工業高校の今吉君との対決などここ一番で見せる集中力、昨日の駒大苫小牧高校戦の延長15回最後のバッター本間君との対決の際に140キロ後半の速球を5連続で投げた人間の限界を超えたのではないかと思わせるスタミナ等、知らないうちに早稲田実業 斎藤君が頭の中にインプットされるようになりました。また、ポケットから青いハンカチを取り出し汗を拭う所も注目して見ました(僕は、残念ながら生で見る事はなかったが)。
試合の方は、決勝戦にふさわしい好ゲームで8回を終わって4対1とリードされていた駒大苫小牧高校の3番中沢君が2ランホームランを放ち1点差にし、アウトカウントは0、ひょっとしたら逆転されるかと思ったが、後続のバッターを討ち取り、最後は田中君を三振に討ち取りゲームセット、早稲田実業の斎藤君が9回まで1人で投げぬき甲子園の優勝投手になりました(4日間連投で 500球以上を1人で投げ抜いた斉藤君に栄冠が輝きました)。早稲田実業の他の選手の皆さんもよく頑張りました。敗れた駒大苫小牧高校の選手の皆さんもよく頑張りました。テレビを通じてですがこれだけの試合を2日間続けて見させて頂いた事には感謝しなければならないと思います。
しかし、主催者である日本高等学校野球連盟には一言言いたい事があります。それは、もう少し選手の健康を考えた試合日程を組めないものかという事です。準々決勝と準決勝の間を1日空けて、3日以上連続で試合をする事を避ける(地方大会も同じ)。地方大会で参加校数の多い県の予選を6月下旬もしくは7月上旬から始める(土曜日の午後、日曜日を使えば出来るはず)などの方策を検討しなければいけないと思います。無理な日程が影響して有望な選手を故障で失ったとしたら、故障した本人にとっても不本意だし、野球界にとっても大きな損失なので、検討に値する事柄だと僕は思います。
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