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箱根駅伝

2014-01-03 23:34:50 | スポーツ

 新年おめでとうございます。本年も当ブログを宜しくお願いします。

 新年最初の記事は、1月2日・3日の2日間をかけて行われた箱根駅伝の話題です。東洋大学が歴代2位の好タイムで、2年ぶり4度目の総合優勝を果たした。以下は箱根駅伝の上位各チームの印象と雑感です。

① 東洋大学・・・設楽兄弟を3区・5区に配置した時点で、設楽兄弟が不調?で今年の箱根駅伝は厳しいのでは・・・と戦前は思っていたが、往路で主導権を握り優勝を目指すという酒井監督の作戦勝ちでした。各区間とも大きなブレーキがなく、全選手がほぼ実力を発揮したレースができたと思います。やはり駅伝は主導権を握ったチームが強いというのを再認識しました。

② 駒澤大学・・・出雲・全日本を制し本命視されていたが、1区中村・2区村山で主導権を握るはずが、両者とも期待ほどのレースができなかったのがやや誤算だった気がする。復路の6区の選手がいきなり躓いたのも、最後までレースの流れに乗れなかった駒澤大学を象徴するシーンでした(6区の選手の走り自体は悪くなかったが・・・)。

③ 日本体育大学・・・往路は1区の山中と5区の服部は良かったが、2区から4区の選手がブレーキになり、流れに乗り切れず往路は大差の4位で、復路は9区の矢野が区間賞をとり3位に上がったが、昨年と違いスピード決着になったのも災いしたかもしれない。

④ 早稲田大学・・・1区に大迫の時点で過大な期待はしていなかったが、2区から4区の選手が想像以上の頑張りで往路は3位だった。復路は優勝争いというよりも来季を考えた感じの選手起用で順位を1つ落としたが、4位でゴールした。

⑤ 青山学院大学・・・出岐の卒業で注目度がやや下がっていた感じがあるが、それなりにまとめ大学最高位タイの5位に入線した。来季も優勝争いとなると微妙だが、シード権の常連にはなりつつあるようだ。

⑥ 明治大学・・・順位としては可もなく不可もなくという結果で、6区の広瀬の区間賞以外はさほど目立つところがなく、5区と10区がブレーキになったのが、青山学院大学との差につながった気がする。こちらも来季の優勝争いは微妙だが、シード権は当分確保できそうな感じである。

⑦ 日本大学・・・例年は外国人留学生に頼るレースが続いていたが、今年は何故か5区に配置されたキトニーはパッとしなかったものの、他の選手も大幅なブレーキがなく7位と健闘した。

⑧ 帝京大学・・・往路は出遅れたものの、復路で追い上げを見せ、昨年に引き続きシード権を確保した。来季は往路でキチンと走れるかが鍵になりそうだ。

⑨ 拓殖大学・・・2区のモゼが一瞬危ないところがあったが、後半持ち直し順位を上げ、残りの選手も順位をほぼキープし9位に入線した。8区の選手がレースの途中に転倒し、やや残念な結果に終わったが、来季以降もある選手なので、頑張ってもらいたいと思う。

⑩ 大東文化大学・・・復路はシード権ギリギリの戦いが続いたが、10区で逆転し辛うじてシード権を確保した。市田兄弟が来季も走れるのは楽しみです。

⑪ 法政大学・・・昨年は5区関口の活躍でシード権を確保したが、今年は10区の失速であと1歩及ばなかった。

⑬ 東海大学・・・7区までは良かったが8区~10区が全てブレーキとなり、シード権を逃した。

⑰ 国学院大学・・・2区を走った寺田が4年で時の流れは早いな・・・という印象です。3年前の10区でゴール前のコース逸脱→ギリギリでシード権確保で一躍有名になったが、2年は5区、3年・4年は2区とチームのエースの活躍をし、実業団チームに内定が決まったようです。寺田には実業団チームでも頑張ってもらいたいものです。

途中棄権 山梨学院大学・・・2区のオムワンバが疲労骨折で途中棄権でリタイヤというのが、一番残念な結果でした。ただ、他の選手が頑張って走ったので、10月の予選会は注目していきたいと思う。

 往路は1区に大迫・中村といったスピードランナーを配したおかげで、序盤からハイペースになり、有力各校が好位置につける波乱のないレースになった。逆に実力の落ちるチーム・レースの流れに乗れなかったチームが苦戦する結果となり、2区の段階で早々と繰り上げスタートとなる異例のレース展開となった。復路は東洋vs駒澤の優勝争いとシード権の争いがメインになったが、8区で優勝争いは早々と決し、シード権の争いは道中は6校で4枠を争う展開だったが、復路が13チームの一斉スタートだった影響もあり、順位の把握が難しく意外と盛り上がらなかった気がする。

 また、下位チームの実力差が大きすぎたのもあり、90回の記念大会とはいえ、23校というのは多すぎた気がする。次の記念大会は20校+学連選抜位でいいのではないかと思う。  (文中 一部敬称略)


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