おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

爺ケ岳(ジイガタケ)から鹿島槍ヶ岳ゆっくり登頂

2013年08月29日 20時13分25秒 | トレッキング・登山
     8月25日(日)から27日(火)まで、夫と北アルプス後立山連峰の
       爺ケ岳から鹿島槍ヶ岳までの、縦走登頂をしてきました。

   ツアーを申し込んであったものの、催行人数に達せず、2人で行くことにしたのです。

      日本百名山の一つ双耳峰の鹿島槍ヶ岳、三つの峰が雄大な爺ケ岳。
     1泊2日でも歩けるコースを山小屋で2泊するゆとりのコースで実行。
     立山連峰~剣岳の大パノラマと花を眺め、ゆっくりペースで歩きました。

8月25日(日)
     朝4時起床、身支度を整え5時に車で自宅を出発。
    
     小杉ICより北陸自動車道で、糸魚川ICまで、糸魚川からは国道148号を
     長野県大町市扇沢へ向かって走りました。

        雲間から朝日が・・(5:25)
      

     途中、道の駅・小谷(オタリ)で、朝食のため休憩し、大町市扇沢には8:50到着。

      

          扇沢の無料駐車場に駐車し、登山スタイルに着替え、
        登り口の柏原新道爺ガ岳登山口へと5分ぐらい歩きました。

  1日目のコース及びタイム(6Km/5時間)

                       →45分            →25分
    柏原新道登山口(扇沢出会)(8:50)・・・八ツ見ベンチ(15分小休憩)・・・ケルン

    →20分  →40分         →30分            →30分
   ・・・駅見岬・・・一枚岩(10分休憩)・・・水平道・・・石ベンチ(20分昼食)・・・ガラバ

    →50分
   ・・・種池山荘(13:50)泊


     柏原新道は、水音が轟々と鳴り響く鹿島川にかかる、緑の扇沢橋を渡たり、
     爺ガ岳登山口(標高1,350m)から始まります。
         登山届を記入しポストへ投函し歩き出しました。
       

      

      
        樹林帯の中の登山道は、急な九十九折りの坂が延々と続きました。
      40分ほどで最初の休憩ポイント”八ツ見ベンチ”へ到着。

            扇沢駅が木々の間から見えました。

       
           水分補給をして15分後に出発。
          同じような坂道が針葉樹の樹林帯の中に続いています。
       展望がきかないので、景色を見ることもなく黙々と進みました。
     
     針葉樹の樹林帯を抜けると急斜面が現れ、慎重にあるき”ケルン”へ到着。
        
        
        ここからは、扇沢駅や針ノ木岳や蓮華岳の姿が見えてきました。
      そして、遠くかなたの稜線に、今夜の宿泊先「種池山荘」が見えました。

            針ノ木岳の雪渓と、稜線の右に小さく見える種池山荘           

     ケルンを後にしてブナ林へと進むと、眼下に扇沢駅が見える”駅見岬”に出ました。
          周辺には、針ノ木岳の大雪渓が真正面に見えます。

        

         淡々とした登りをしばらく行くと、”一枚岩”に到着。
           この付近が、柏原新道のほぼ中間点です。
       しばらくすると大きな岩が敷かれたような”石畳”の道になりました。
               
        
        ”石畳”を抜けると”水平道”に到着。展望も開けて気分も爽快。

        

        

       小休止の後、歩き出すと種池山荘が建つ稜線も近づいて見えてきました。
        やがて自然石を並べた”石ベンチ”に到着。12:10だったのでここで昼食。

               

             持参したおにぎりを食べ20分余り休憩。
        お腹が空いているのに、おにぎりは1個しか食べたくない。
          お茶や、エネルギーゼリーでお腹を満たす。
     
       再び歩き出すと、柏原新道の一番の危険個所”ガラバ”に入りました。
        ガレた斜面や2つの沢、急斜面などを横切って行きます。
      ちょうど”ガラバ”に差しかかった時、大きな音がしてびっくりしました。
          沢に残っている雪渓の一部が崩れ落ちたのです。

         雪渓の上を渡りました
       
                   鎖の道
                
         また、鎖も張ってある狭い道も通り過ぎなければなりません。
       沢側を覗くと、かなり深く、高所恐怖症の人は、鎖につかまらなければ
             怖くて歩けないかもしれません。

     ”ガラバ”を過ぎて、ダケカンバの林を、上へ上へと登って行きました。
      南アルプスの山々が見えてるはずだが、眺める余裕がありません。
              足元ばかり見つめていました。
     ダケカンバの樹林帯の中、石を敷き詰めた石畳の段々”鉄砲坂”が続きました。

       

       疲れた足には、とてもつらく、「ここを登ればあと少し・・・」と、
     自分で自分を元気づけながら足元ばかりを見つめていて、ふと見上げると
      真っ青な空とお花畑の稜線、そして種池山荘が目に飛び込んできました。

       

     登り口から約5時間、13時50分にようやく種池山荘(標高2,450m)に到着できました。

            
     
     
      
                                   ~つづく~

 

コメント (2)
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