おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

紅葉の称名滝と八郎坂トレッキング

2014年10月15日 13時16分05秒 | トレッキング・登山
  10月12日(日)

      台風19号が明日13日にも富山県に接近するという天気予報を聞きながら、
     紅葉の称名滝と八郎坂は、”今日しかない”と思い、トレッキングすることにしました。

       いつもの立山登山の時と同じように、朝5時に車で自宅を出発。
     称名滝へ行くためには、立山駅を通り越して、桂台経由、称名平まで
                  行かなければならない。
       朝が早いせいか道が空いていて、桂台には6時に到着してしまった。
          すでに2台の車がゲートの前に停まっていた。
           桂台のゲートが開いていないのです。
       
     
     よく見ると、称名道路は、7,8月は朝6時に開通するが、それ以外は7時開通となっていた。
       仕方なく、待つこと1時間、その間に朝食のおにぎりを食べ、ポットのコーヒーを飲む。
         そうこうしているうちに、車も10台ぐらい並び始めました。
     7時5分前ぐらいにようやくゲートが開かれ、称名平駐車場へと進むことができた。

       称名平駐車場には、すでに10台ぐらいの車が停まっていた。
          前日からの登山者の車だろうか?

       この場所からは称名滝は見えないが、轟々という滝の音が聞こえてき、
           周りの山々の紅葉がとても綺麗に見えます。
     
       登山準備をし7:30飛竜橋を渡って、八郎坂登山口へと向かった。
         数組の登山者がもう登山道を登っていきます。
       

        
       
       「八郎坂」は、称名滝のすぐ隣にある急な尾根につけられた急な坂道の名前。
     称名平と立山・黒部アルペンルートの弘法平を結んでいる標高差500mの登山道です。
        
       名前の由来は
       大正13年に開かれた立山への登山道で、当初は称名新道とか滝見坂と呼ばれていたが、
       芦峅寺の名ガイド佐伯八郎の名前にちなんで、八郎坂と名付けられた。

       佐伯八郎は、厳冬期の松尾峠で遭難した槇有恒らを裸になって
       自らの体温で温めて命を救ったこと
       また、槇有恒は、日本人で初めて、8000m級の山、マナスル遠征を導いた
       有名な登山家であることなどから、八郎坂と名付けられたのです。

       登山道は、称名河原一帯を見おろしながら、称名滝の轟々と響く音を聞きながら
            ジグザグの岩がゴロゴロする急な坂道を登ります。
        ブナの巨木が生い茂る森の中を歩きながら、ところどころの展望台からは、
       紅葉真っ盛りの木々の間から、白い水が流れ落ちる滝が目に飛び込んできます。
       

       
       

        称名滝の右側には、V字を作るように水のないハンノキ滝が見えます。
        左・・称名滝、右・・ハンノキ滝
              
        ハンノキ滝は、落差350mの称名滝に対して、落差500m。
           しかし、雪解けの季節と雨季にだけ現れるので、
          日本一の落差を誇る滝は称名滝となっているのです。

          最初の展望台からは、4段の滝が両岸が切り立った
        岩に挟まれた谷の大きな切れ込みから、真っ白な水の束が落ちている。
       

          登山道の岩陰にはヒカリゴケがあるとの情報もあり、苔むした岩陰を
         いくつも覗きこんでみていたら、とうとう見つけました。
       
       
       黄緑の蛍光色を発するコケが、ピカリピカリと光っているのです(右側の小さなかたまり)。
          すこし広がって光っている苔も見えましたが、
         こちらは光が弱くピカピカしていませんでした。

       その後も、いくつかの岩陰を覗いてみたが、なかなか見つかりませんでした。
       
       第2展望台に差しかかると、ここからは、滝を見下ろすような景色で、
            4段の滝と滝壺が見えるのです。
       


         周りの岩肌も木々で美しく色づき、素晴らしい眺めでした。

       やがて、地竹が生い茂り、登りもなくなると、車の音が聞こえはじめ
          アルペンルートの弘法平(標高1,580m)へ出たのです。
      

           称名平から約2時間で弘法平へ到着しました。
          そのまま弥陀ヶ原方面と書かれた標識に沿ってすすむと、
       青空のもとに、裾野が紅葉した大日岳が美しい姿を見せていました。
          左から、小さなピークの前大日岳、早乙女岳、大日岳
        

          青空に白い雲、羽を広げた鳥のようです
        

           弥陀ヶ原へ向かうという人たちもいたが、 私たちは
        アルペンルートの道路を横切り、木道が敷かれた弘法平を散策することにしました。
        

            クサモミジが広がるなだらかな弘法平、
          追分までの途中の休憩地で真っ赤に色づいたナナカマドや、
            黄色や緑が美しい木々を眺めながら昼食をとった。、
        高原バスが七曲りとよばれるアルペンルートを上っていく様子を見ながら・・。
        

         再び、もと来た登山道を下りて、称名滝の滝見台園地へと歩いた。
         下りの登山道は、大きな濡れた岩を滑り降りたり、ロープにすがって
         急な細い道を下ったりと、登る時感じなかった疲れを感じました。

       滝見台園地は、紅葉の滝を見に来た観光客でとても賑わっていました。
        
       落差350mの称名滝を、今度は下から眺めその凄さに感動を新たにしました。
          

         周りの山肌の紅葉も陽に輝き、いちだんと綺麗にみえます。
        滝の水しぶきを肌に感じながら、マイナスイオンもいっぱい吸って、
            下山の疲れも取れるようでした。

       午後2:30、称名平駐車場を後にし、帰宅の途につきました。
       途中、グリーンパーク吉峰の吉峰温泉に入ろうと寄ってみたが、
        駐車場は超満車だったので、温泉をあきらめて帰りました。
         
      
       

       

     
コメント (4)
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