どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ちょうちょ

2014年09月13日 | 絵本(自然)
ちょうちょ  

    ちょうちょ/江國香織・文 松田奈那子・絵/白泉社/2013年初版

 

 ちょうちょが、女の子の髪飾りに、ねこの頭に、ゆびわに、くつひもになったり、せかいを自由に飛翔します。

 何よりも、こんな日本語の表現にはじめて出会えた幸せ。

 きのうをとびこえ きょうをくぐりぬける
 ちょちょは せかいを あじわう
 しずかをただよい
 ちょうちょは あまい ためいきをつく
 ちょうちょは くうきを たがやす
 せかいを あそびつくす


 <くうきを たがやす>という発想はどこから生まれてくるのか不思議。
 

 なんともいえないせかいをあじわえました。

 ところで、我が家で、いつもは何匹もすだつ、山椒の木のナミアゲハ。今年はせいぜい2匹程度。
 そのかわり、にんじんをそのままにしておいたら、驚くほど大きいキアゲハの幼虫、それも4頭(蝶は頭と数えるというのは、依然みた蝶うの絵本で知った)が見つかりました。