どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

うそつきのつき

2014年09月10日 | 絵本(日本)
うそつきのつき  

     うそつきのつき/内田麟太郎 作 荒井良二 絵/文溪堂/1996年初版
 

 「このおじさんは わらいません」というのをうけて、ダジャレのオンパレード。

 絵に細かな仕掛けがあって、それを発見するのも楽しい。

 「ニワトリが 二わ トリをかっていても」

 「ラクダが、たびは らくだ」という絵では、動く歩道にのっているラクダが。おまけにピラミッドは、車輪の上にのっています。

 「ヤマアラシが やまあらしに ふきとばされてもいても」
 このおじさんは、笑わないのですが、木につかまって横になっているこのおじさんを見て、山が笑っている場面もあります。

 「カミキリが、かみきりに はさみをつかっていても」
 やっぱり、おじさんは、笑いません。なぜか舞台の上で、カミキリが照明をあびて、クワガタの絵を切り取っています。
 客席からは、「ウマイ」「ステキ」の声が。

 じつは、このおじさんの正体は?(表紙をみるとわかりますが・・・・)


 大人は、無条件に楽しめますが、子どもがダジャレに反応できるか心配なところもあります。