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ざぼんじいさんのかきのき/すとうあさえ・文 織茂恭子・絵/岩崎書店/2000年初版
桃栗三年柿八年というのは確かなようで、種から植えた8年目のわが家の柿の木、今年初めて実がなりました。
しかし残念なことに、20個以上あった実が途中ですべて落下。
ところでこの絵本では、柿はたわわになっています。
ほしそうな顔をしている子どもたちを目の前にして、ひとりでは食べきれないほど実っていても、みせびらかして食べるだけのざぼんじいさん。
意地悪おじいさん風のざぼんじいさん
そしてなんとも軽妙なまあばさん
まあばさんは、なんでも楽しんでしまう人
ざぼんじいさんのところへ、引っ越しのあいさつにいったまあばさんは、おじいさんから柿のへたをもらいます
ありがたくへたをもらったおばあさん。へたで独楽を作って子どもたちと遊びます
子どもたちがへたをもらいにきては大変と、おじいさんは柿を全部とってしまいます
まあおばさん、今度は、柿の葉をもちかえって、はっぱあそび
葉っぱをもらいにきたら大変と、おじいさんは葉っぱを全部落としてしまいます
そして、やってきた子どもとまあばさんに、葉っぱを落としたときに折れた枝をあげます
まあばあさん、今度は?
まあばさん、実は、おじいさんのすることを見破っていたのかも
最後はみんなで仲よくおいしい柿をたべる場面に、おじいさんの笑顔。
なんともいえない二人の名前です。